いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その416:TOKYO2020③~公平、公正、敬意~)

空手形金メダリスト

初めて目の当たりにした空手競技。

そもそも、柔道界に恩返し・・という気持ちで受けた今回のミッションだっただけに、正直、続く空手に関してそこまでの想いをもって挑んではいませんでした。

ところが、オリンピック終了後、振り返って残るシーンは空手競技でのものばかり。

もちろん、時系列的に考えるとそのイメージは後のものの方が残るのかもしれませんが、それ以上に、空手スタッフ、競技者、関係者の一挙一動に心を惹かれました。

空手競技が、初めてのオリンピック競技として認められ、絶対に成功させなければならないというスタッフの義務感

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メダルを取らなければならないということよりも、競技としての『高み』を自分たちが知らせなければならないという使命感

コーチに座例

自らの競技がワールドワイドなスポーツであると認められるために、それころ一挙手、一投足に注意を払って行動する緊張感

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スタッフは、事前準備から当日の仕切りに至るまで、何度も何度もシュミレーションを起こし、幾度となく確認、確認を実施。

選手たちは相手方のコーチに座例で敬意を表した試合後の挨拶をし、記者会見において、我がことよりもまずは空手の素晴らしさをしっかりと自分の言葉でメディアに伝えました。

関係者においては、空手がおかれた立ち位置をしっかりと理解し、常に武道家としてあるべき姿を基盤に、スポーツとしていかに世界的に通用するかと自らの言葉、行動で示していました。

公平、公正、敬意

柔道から空手に移行するときの日本武道館チームマネージャー会議において、スポーツマネージャーの村田氏が掲げた空手チームのスローガン。

大会が終わって、その意味が腹落ちしなかったスタッフはいなかったと思います。

残念ながらパリ大会では採用されないと聞いていますが、近い将来、必ず再び世界中の人々に感動を与えてくれると信じています。

そして・・・

スポーツひのまるキッズ空手大会、近い将来必ず開催いたします!!

いまから、ここから、新たな扉は開かれました!!

永瀬義規

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いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その415:TOKYO2020②~人は心で動く~)

オリンピック武道館チーム②

TOKYO2020オリンピックが幕を閉じます。

今回、私にとっては、柔道界への恩返しと思って引き受けたことでした。

今は、

柔道、空手共に日本発祥の文化を、世界中の人々に少しでも多く発信するお手伝いができたこと、

MY INFO 70kg

この歳になって、知力、気力、体力を限界まで振り絞る経験ができたこと

そして、新たに多くの仲間ができたこと

JUDYさん
信田組

空手PRSチーム

に心から感謝しています。

とにかく・・

コロナ禍で、これまでのマニュアルに無い突発的な出来事に対峙し続けた日々でした。

そんな中、何とか形にできたのは、

何としてでもやり切るというスタッフの意志、これだけでした。

池田組

人は心で動く

いまから、ここから、このままパラリンピックまで突っ走ります!

永瀬義規

 

 

 

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その414:TOKYO2020①~再会~)

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昨日、そのすべてが終了した東京オリンピック柔道競技。

日本武道館のメディア担当責任者として、朝から晩まで・・

20年前のシドニー五輪を最後に、国際大会の現場から身を引いていた私にとって、久しぶりにどっぷりとその身を置き、様々な貴重な体験をすることができました。

感謝です。

今回、楽しみだったのが、本当に久しぶりに出会う関係者との再会。

国内外選手団のコーチ陣、IJF(国際柔道連盟役員)、メディアの方々、そして、以前、様々な会場で一緒に汗を流していた仲間たち・・・。

ほとんどの人が20年ぶりくらいの再会で、

まさに『浦島太郎』状態を楽しんでいました。

日本代表メンバーも、記者会見で司会をしている私を見て『どっかで見たことある人だなぁ・・』という表情を見せ、後に、『あああ!ひのまるキッズの!!』とあいさつをいただいた時の喜びはひとしおでした(笑)

オリンピックでの出来事は、明日からの空手、月末のパラリンピックが終わってからじっくり書かせてもらいます。

さて、冒頭の写真、

100キロ超級メダリスト記者会見でのワンショットです。

実は、みなさんご存知の柔道界のスーパースター、リネール選手(フランスとの17年ぶりの再会シーンです。

今から、17年前、古巣に戻り最初に近代柔道杯のパワーアップ計画で手掛けたのが、海外選手の招待。その時、フランス代表として来日したのが彼でした。

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14歳ながらすでに200センチ110キロ。

大将としてすべて一本勝ちでチームをベスト16まで押し上げました。

大きな体躯ながら、中身は子供そのもので、宿泊・輸送担当のJTB・羽染さんが降りまわれていたことを思い出します。

その彼が、今や押しも押される柔道界のスーパースターとなり、今回、武道館で再会。

今回、100キロ超級銅メダリスト、さらに団体戦優勝の立役者として、会見会場に現れましたが、とにかく、気さくで誰にでも笑顔で話かけ、おごることなく、とっても礼儀ただしく、常に周りを気遣う柔道家でした。

実は冒頭の写真、私が司会進行中にズボンのポケットに入れていた携帯電話のバイブ音に気付いた彼が、膝でポンポンと私に教えてくれた瞬間を捉えられたもの。

さらに、団体戦会見でマスクを外してしまうメンバーに大慌てのスタッフを見て、大きな声で『マスク、プリーズ!』と言ってくれるなど、

短い時間に見せたたくさんの彼の気遣いは、会場の雰囲気を一瞬で和ませ、その行動に周りを虜にさせたのは言うまでもありません。

会見終了直後、少し会話をしたときに近代柔道杯のことを聞きました。

彼はビックリして、

『本当か!!もちろん、覚えている。素晴らし経験をありがとう!』

といって離席するときにバシッと握手をしてくれました。

疲れが吹っ飛ぶ瞬間でした。

感謝です。

いまから、ここから、縁を絆に!

永瀬義規

 

 

 

 

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その413;One Team!)

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本日、今年度第2弾の『スポーツひのまるキッズオンライン練習会&セミナー』が開催。特別講師に志々目愛選手を迎え大成功でした。

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もうトータルすると8回目のこの企画。メイン講師の朝飛大先生の好リードに、受けの平沼大和君、そして我々スタッフの息はばっちり!

まさに

One Team

移動時間がなく、リモートで参加した私なんか付録的な存在で、少し悲しくなるほどのチームワーク。

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さらに、参加者の中には、アテネ五輪銀メダルの横澤由貴さんがお子さん二人とカナダから参加(2回目)してくれたり、ロンドン銅メダルの西山将士さんが飛び入りでメッセージをくれたり。

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西山

様々な親子が『柔道』の元に大集合し、互いを高め、一つのことに没頭する。

 

自他共栄

コロナ禍で生活様式が変わっても、できることをできる限り有効に活用する

精力善用

教える人、教わる人、場を作る人、応援する人

み~んなで、一緒に助け合い、譲り合う

共助共譲

これぞ、まさしく柔道そのもの!だと感じました。

もっともっと良いものにしていこうと己を尽くします。

いまから、ここから、盡己ですね!

永瀬義規

 

 

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その412;誰が為に鐘は鳴る)

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月曜日からの緊急事態宣言を受けて、都内ほか、オリンピック会場での無観客試合が決定しました。

6月24日から組織委員会入りした私でさえ、何とも言えない虚無感に襲われていますので、大会決定から今日まで言葉では表せられない苦労をし、ようやくここまでたどり着いたスタッフの気持ちを思うと心が痛みます。

お、も、て、な、し

を前面に押し出して勝ち取ったTOKYO2020

まさか、こんなことになるとは誰もが予想していなかったことでしょう。

未だ武道館に立ててある看板や、エントランスを見るたびに何とも言えない憤りを感じています。

対応、対応、対応・・・

この二年間、このことに人生を費やしてきた組織委員会の皆さんの努力を決して無駄にしないように、

日本武道館に集まった選りすぐりのスタッフたちと力を合わせて、

メディアの人々に最高の取材をしていただく環境を整備し、一つでも多くの感動をテレビの前の世界中の人々に送り届けるお手伝いをさせていただきます。

誰が為に鐘は鳴る

いまから、ここから、奏でる音だけは決して消しませんよ!

永瀬義規

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その411;天命~やらなければならないこと)

大野将平①

今週も様々なオリンピックがらみの記事を目にしました。

中身の多くがコロナ禍の中での開催の可否。

どちらにスポットを当てても、連日の同じような『べき論』に正直少しばかり嫌気がさしてきていた矢先、バタバタっと、多くのFB友達が自身のタイムラインでシェアをした記事、それが冒頭のこれでした(写真をクリック!)。

柔道73キロ級 大野将平選手

わたしには、やらなければいけないことがある

わりと長文でしたが、一読して、さらになんどもなんども読み返してしまいました。

一番最初に読みながら浮かんできた文字、それは、

天命

大野選手に天から与えられた命令、柔道という武道に対峙して、彼がまさにやらなければいけないこと、いや、彼だからできること、それが表現されているのだ・・と。

そして、もう一度読み返した時、次に浮かんだ言葉が

宿命

でも、それはすぐに、

運命

にかわりました。

以前、宿命と運命の違いを考えたことがあり、その時にいきついたのが、

前世から持って生まれた、生まれながらにもっているのが宿命。その宿命を人生の出発点にしているものの、自分の心次第、努力次第で切り開いていけるのが運命ということ・・・。

今、誰もいないオフィスである映像を見返してそれは確信に変わりました。

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いまから14年前の『近代柔道杯全国中学生柔道大会』のDVD。

以前にも紹介しましたが、そこには、今、世界で活躍する柔道家たちの中学生時代の姿がありました。

その中で、ナビゲーターの故・古賀稔彦氏が「体は小さいけど、光るものを持っている」と言って大野選手のことを紹介。「夢は兄より強くなること」と言い切る大野選手に「弟の方が強くなるから大丈夫。私もそうでした(笑)」と返す古賀氏

さらにそこには、試合に負けて監督の話を聞きながら号泣する大野選手を支えるように側に立つ先輩・海老沼匠選手・・・。

この時、まさかこの二人が日本代表をかけて雌雄を決する大一番を展開するとは思いもしませんでした。

宿命(大野と海老沼)

でも、記事を読んだ今は、それは偶然ではなく、必然だったと強く思います。

彼らが講道学舎で出会ったのは宿命。道は違えど人並み以上の努力をして頂点に駆け上って相対したのは運命。そして『人事を尽くして天命を待つ』に至ったのです。

わたしにも、やらなければいけないことがある

オリンピックまであと20日。

これまで、数多くの関係者が心が折れそうになってもくじけず作り上げてきた『やらなければならないこと』の大舞台、四の五の言わず、しっかりと仕上げていこうと思っています。

いまから、ここから、さあ、もうすぐです‼️

永瀬義規

 

 

 

 

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その410;20年!)

佐藤先生とシドニー開会式

永瀬はいくつになった?

56歳?

うん、俺がシドニー五輪で総監督をやった歳だな。永瀬もやっと年齢に役職が追い付いてきたじゃないか(笑) 引き受けなさい!!

いまから2年前、東京五輪を手伝ってくれないかとオファーがあり、

①ひのまるキッズに10年、なんとかここまでやったので、今更・・・

②年齢的にもう表にでる歳ではないので、今更・・・

と悩んでいました。

①に関しては、スタッフからの強い推しがあり、

そして、②に関しては人生の師匠である佐藤宣践先生に相談したところ、巻頭のお言葉。

即決しました(笑)

そして、1年後の2020年は延期。

今年に入って、いったいどうなっているんだ・・とモヤモヤしていましたが、24日、25日と着任セミナーに出席し、本番ムードは全開となりました。

と言っても20年です。

正直、浦島太郎状態とは、このことを言うのでしょうね!

でも、一度引き受けた限りは、

見せてあげましょう。老人パワー!!!

これで、少しは先生にも褒めてもらえるかもしれません。

コロナ禍の開催。若きスタッフたちの足を引っ張らないように、

オリンピックの父、嘉納治五郎師範が掲げた

精力善用、自他共栄

そして、共助共譲の精神で己を尽くします。

あ、ちなみにお仕事は日本武道館の競技(柔道、空手、パラリンピック柔道)のメディア対応責任者です。

冒頭のシドニー五輪開会式の写真。

来たる大会で、佐藤先生の位置で、誰と写真を撮るか(開会式には参加しませんが)、いまから楽しみです!!

英語、思い出さないとぅ!!!

永瀬義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その409;10年!)

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え~!!! ホント!!! 大きくなったなぁ!!!!

今年度最初のオンライン練習会&セミナーの撮影会場・朝飛道場で朝飛先生がビックリして大声をあげました。

講師の得意技講習の受けの学生を紹介した時です。

10年まえの6月12日。

未曽有の大震災直後のひのまるキッズ東北大会で、会場にいた全ての人たちに感動させた選手宣誓を行った鳥居兄弟。

選手宣誓をする前に感謝の気持ちを伝えたいと思います・・

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と切り出した弟(上記写真向かって右端)小学4年生が、大学2年生になって再びひのまるキッズ関係者の前に元気な(信じられないくらい大きくなって(笑))姿で現れました。

あの時、野村忠宏氏のサプライズ訪問を受けたテレビ番組で満面の笑顔を見せたあのはにかみ屋さん姿は変わりませんでしたが・・・。

何はともあれ、柔道を続けてくれていることに感動。

親御さんの苦労は並大抵ではなかったと思います。感謝ですね!

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本当にありがとうございました。勉強になる面が多々あり、有意義な時間となりました。

と、セミナー後に力強いメッセージを送ってくれた彼が、今度は親になって自分の子どもとひのまるキッズに戻ってきてくれるその日まで…、

やめられませんね。朝飛先生!!!

いまから、ここから、たかが10年、されど10年。

永瀬義規

 

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その408:祝!!初陣)

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6月6日から8日間。

ハンガリーブタペストで行われた

2021世界柔道選手権大会

も今日で幕が降ろされます。

この一週間、

『ひのまるキッズから羽ばたいた選手たち』として

かつてひのまるキッズに参加した6人の日本代表をクローズアップ(∔2名が講師として参加いただいた選手たち)させていただき、応援しました。

結果はそれぞれ、

改めて、彼らの晴れ舞台をテレビで応援ができて感無量でした。

そして、

今後、間違いなくこういった場面に年々遭遇することができることにワクワクするとともに、いつも言っていますが、彼らを初め、かつて参加した子供たちが大人になり、今度は自分の子どもとひのまるキッズの舞台に親子で立つ姿を見るその日まで、責任をもってこれを続けていかないというミッションに武者震いしています。

それでは、ここで改めてご紹介しましょう!写真をクリックして動画をどうぞ!!

女子48キロ級・古賀若菜&男子60キロ級・古賀玄暉

古賀若菜&玄輝

男子81キロ級・藤原宗太郎

藤原宗太郎

男子90キロ級・村尾三四郎

村尾三四郎

男子100キロ級・飯田健太郎

飯田健太郎

団体戦男子73キロ級・原田健士&女子63キロ級・船久保遥香

原田&船久保

みなさん、お疲れ様でした!!!

そして、まさしく・・

いまから、ここから!!!

永瀬義規

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その407:ひのまる育ち)

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20日のスポーツひのまるキッズ東北大会は残念ながら延期となりましたが(必ず開催します)、コロナ禍の中、全国各地でインターハイに向けて地区大会開催が実現しています。

関係者の皆様のご努力には本当に敬意を表します。

数々上がってくる、結果のお知らせや、ご父兄からのメッセージで一喜一憂しているなか、

グッときてしまうのが、度々、言っていただくこの言葉

ひのまる育ち

嬉しいですね。本当に、嬉しいです。

もちろん、我々が育てているわけではなく、また、マルちゃん杯のように、歴史のある大会は沢山ありますので、子供たちにとっては単なる通過点かもしれません。

ただ、ひのまるキッズにとってもう一人の主人公であるご父兄がそう思ってくださっていることに・・

まさに、主催者冥利に尽きます。

これからも、今度は、この子供たちが親になってご自身のお子さんと大会に出席してもらえるまで、何としてでも、そして少しでも価値ある『テーマパーク』作りに精進していきたいと思っています。

そして、今日から始まる2021世界柔道選手権ブタペスト大会

なんと、参加選手のうち6名は、小学生時代、ひのまるキッズに参加してくださっています。本人無承諾ですが、『ひのまる育ち』です(笑)

彼らの応援動画を作らせていただきましたので、是非ともご覧ください(巻頭写真をクリック!!)

そして、今夜から大会の模様はジェイ・スポーツで放送されます。寝不足間違いないですね(笑)

https://www.jsports.co.jp/pickup/judo/

いまから、ここから、がんばれ、ニッポン!!

永瀬義規