なるほど、これは面白い。大丈夫だ! まずはやってみようじゃないか!!!
2009年、4月の横浜での関東大会を皮切りに、東海、九州と第1回大会を開催できたスポーツひのまるキッズ小学生柔道大会。
2010年は残りの5地区・・・
と全国東西奔走している中、東北は、とある事情でどなたも手を上げてくださらないだろうと半分あきらめかけていました。
そんな中、青森県出身の藤田博臣氏を介して初めて会い、いつもの通り、とにかく全力でひのまるキッズの内容をお話をさせていただきました。
とにかく、屈強な外見と苦虫を噛み潰したような『ザ・強面』のスタンスは全く崩さず、ジーっと私の顔を凝視し、話が終わると、腹の底から湧き上がるような力強い太い声で開口一番、真正面から私の眼を見て放った第一声、それが冒頭の言葉でした。
そして、記念すべき第1回を2010年6月に無事開催。
大会を終えて、一言
うん。やっぱりいい大会だったな。来年はもっと盛り上げるぞ!!
その後も、こちらから投げかけた無理難題にも、
うん、大丈夫だ! やってみようじゃないか!!
で全て受け入れてくださり、守ってくださいました。
そして、今、第1回から10回の写真を見返して、改めて気が付きました。
そうなんです。開会式、試合中、表彰式・・・。写っている写真は全て笑顔。見ているこちらをホンワカと包み込むような・・・。
7月21日早朝、69歳の人生に幕を下ろした青森県柔道連盟理事長、
福田昌由先生
コロナ禍で中止になった今年の高段者大会で、その雄姿が見られなかったのは残念ですが、最後の最後まで柔道一筋。本当に柔道家の中の柔道家でした。
そして、
昨年の第10回大会の閉会宣言を終えた後の眼をつぶった安堵の表情。
手持ちで唯一笑顔ではなかったこの写真。しかしながら、10回の節目、その大任終えた漢のこの表情が、これまでで最高の笑顔に見えるのは私だけではないでしょう。
先生。本当にありがとうございました。ゆっくりお休みください。そして、これからも天国からしっかりと見守ってください。
やってみようじゃないか!!!!
生涯忘れません。
合掌。
永瀬義規