いまから、ここから~ひのまる社長の独り言(その9:信念をもつということ)

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会社を立ち上げるまで、幸いにもいくつかの事業に成功することができ、よく周りから

「永瀬さんはなんでそんなにできるのですか?成功の秘訣は?」

と聞かれ、いつも答えていた言葉が、

「できるまでやるからです」

でした。

会社を興し、ひのまるキッズを立ち上げ、もちろん初めからうまくいくとは思っていませんでしたが、まさかこんなにも苦労をするとは、正直思ってもいなく、実は二年前には心が折れかかりそうにもなりました。

そんなときに、営業先の会社の応接室に掲げてあったのがこの言葉でした。

できるまでやるだけではない。必ずできるんだという信念を持ってやる。

それには、そのやることが、やるべきこと、正しいことではなければならなく、このひのまるキッズで
『スポーツを通じて子供たちに夢を提供し、親子の絆を深めるお手伝いをする』ことはまさにそれ以外のなにものでもない。

それから現在まで、まだまだ資金的にギリギリの毎日を過ごしていますが、苦しければ苦しいほど、
なにくそ!
俺はまだまだやれる!己を尽くしきってないぞ!
と気張っています。

柔道界も大きな変革の時期が訪れました。周りから「ひのまるキッズももうすぐ日の目をみるよ」といわれます。

ありがたい気持ちで一杯ですが、我々のやるべきことは、信念を持ってそれを全うすること!

いまから、ここから、一分一秒を大切に一歩一歩です(^-^)v

永瀬義規

いまから、ここから~ひのまる社長の独り言(その8:自分のことをほめてあげたい)

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1996年、アトランタオリンピック。
当時の私は、プレスアタッシェとして全競技、ほとんどの日本人メダリストのアテンドで奔走していました。
頂点を極めた金メダリスト、あと少しで頂点に立てずに涙をのんだ銀メダリスト…。
一日睡眠二時間という過酷な毎日でしたが、それぞれが、一人一人本当に感動的なコメントをしているのを一番近いところで目の当たりにできる喜びがそんな疲れも吹っ飛ばしてくれました。
そんな中で、心に残ることばが、女子マラソンで見事銅メダルを獲得した有森選手の

『自分をほめてあげたい』

あれから17年…。

自分自身がその言葉を心の底から大声で言えるように、とことん己を尽くしていかなけばならないと思っています。

いまから、ここから、ほめられる自分を夢見て精進あるのみです(^-^)v

永瀬義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その7-盡己・つくみ)

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『俺はな、かつては教え子たちに「力必達」という言葉を残していたんだけど、それはやめたんだ。だって、どんなに努力をしても達成できないことってあるんだよね。
だから、それ以来、「盡己」にしている。
どんなときでも、とにかくとことん己を尽くす。これが柔道の教えだって思うんだよね……』

大学を卒業して社会人になったばかりの時、佐藤宣践先生から言われた言葉です。

そして、数年後、近代柔道編集長として憧れの作家・井上靖先生の取材のチャンスをいただいたときに同じことを言われました。

『四高(今の金沢大学)時代、柔道部でそれこそ朝から晩まで稽古に没頭していた私にとって、正直、それまで楽しくてしょうがなかった柔道が苦しくてたまらないものになっていた…。勝たなければならない、結果を出さなければならない…と日々追い込まれ、稽古をどんなにしても最後までその重圧には勝つことができず、非常に辛い思い出でした。
ところが、大学を卒業して新聞記者になって様々な取材をしている時、ある文献で嘉納治五郎師範の「柔道とは己を尽くすことだ」という内容の記事にめぐり合いました。その時、ガーンと衝撃が走ったんです。
なんだ、結果ではない。
自分自身をどれだけ尽くすことができたのかが大切なんだ、ってね。それで、母校の道場に『盡己』という言葉を寄贈したんです』

柔道とは己を尽くすこと。

一言で言えば簡単ですが、むしろ力必達(努力すれば必ず成功する)よりも責任が大きい言葉です。己をとことん尽くせたのかを決めるのは自分自身…。常に責任は自分にあるんですね。

2008年の会社創業以来、会社のエントランスに飾られている『盡己』の文字。
出社退社時に「私は今日己をとことん尽くすんだ!…尽くしたか??」を自問自答しています。

そして、その次にはいつも、「よ~し、いまから、ここから!」と気合を入れています(笑)

ひのまるキッズでは、数えられない感動を与えていただけます。親子の絆がこんなにも深いものとは・・と毎回勉強させられます。

受け身&打ち込みコンテスト、チャレンジマッチ、保護者の部・・・そして各種ブースやアトラクション・・まだまだ新しいことにチャレンジして親子の絆を深めていっていただきたいと思っています。

いまから、ここから、とことん己を尽くすのみです!!!

永瀬 義規

いまから、ここから~ひのまる社長の独り言(その6・『保護者の部』誕生秘話)

石村さん!!
そりゃ、ないよ!! 俺だったら絶対に出ないね・・・。
柔道は個人競技、団体競技のサッカーとは訳が違いますよ・・。
ケガが一番怖い、どうやって保障するんですか・・。
子どもの前で負ける姿を見せることを考えたら出場は考えちゃうんじゃないですか・・。

一年半前、

『スポーツをこんなふうにビジネス化している会社、あるようで無いですね。給料はどうでもいいので是非働かせてください』

と、我社の採用面接でとても55歳とは思えないキラキラした目で熱く語り入社。
自らは誰もが知っている名門高校サッカー部主将を務め、それから社会人になってブランクがあったものの、10年前からシニアの団体で先頭をきってその活動を広めていたTさんが発案した『保護者の部』

私を含めたスタッフから散々ネガティブな意見をもらいながらも、すぐにアンケートを開始し、思いがけないポジティブ回答をバックに万を持してスタートしたのが先日行われた東北大会でした。

結果は・・。

このブログでもすでにご紹介した通り、大成功!!!

見ている方々からは、我々は親子の絆がさらに深まる目撃者となった・・とたくさんの感動のお言葉をいただきました。

そして、出場者の中からは、親子の絆がさらに深まった、こんな経験は今までにない・・という内容の感謝のお言葉も承りました。

ひのまるキッズでは、この『保護者の部』を始め、さらに様々なイベントを企画実行。親子の絆を深め、参加者はもちろん、見ている人たちにも多くの感動を提供すべく、精進してまいります。

FBでも紹介しましたが、実はこの発案者Tさんこと、谷内泉さんは残念ながら東北大会終了をもって退職、新天地に踏み出しました。

でも、彼のスピリットはこれからも生き続けます。
20130731谷内さんとみんな<

いまから、ここから、親子の絆を深める企画を鼻血が出るほど考え、実行していきます!!!!

ちなみに、実は東北大会では紙芝居の後片付けをしていて『保護者の部』を観戦できませんでした・・次は是非(笑)!!

永瀬 義規

いまから、ここから~ひのまる社長の独り言(その4-ひのまるキッズ+(プラス)って?)

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それまで各地で開催されていたスポーツひのまるキッズのイベントの一つとして実施されていた『運動能力測定』を独立イベントとして開催したい、と会議で提案されたのが3年半前…。
その時、私から出した条件が
-集客をしっかりできること。
-赤字にしないこと。
そして、一番大切なことが、
ひのまるキッズとする限りは必ず親子がMUSTで参加すること!
でした。
当時の役員と事業部が中心になってプロジェクトを推進。
場所はちょうど施設の活性化と有効利用を目的にイベントを誘致していた相模原市の麻溝競技場が手を上げてくださり、スポンサーも集めることができ、うまくいきそうに見えましたが、一つ問題が…( ̄^ ̄)
親子MUST参加が、どうしても難しいとのこと。
それとなく私の顔色を見て、担当部長から「団体参加で親代わりのコーチに責任を持ってもらうということでは…。」と相談ベースで話がありましたが、もちろん、無視(笑)
どう説得するのかと様子見の私に提出されたポスター案には「スポーツひのまるキッズ+(プラス)」と入っていました(^_^;)
これには、怒るよりも「ほーぅ、そうきたか」ということで思わず了承してしまいました。
そうして3年前の7月にスタートした運動能力測定イベント。
場所も山口、神戸、福岡…と全国各地で実績を重ねて、今日、第三回の麻溝イベントを実施しています!
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会場には、相模原を中心に300名近いキッズが参加。年々、親御さんの数も増加し、測定最後の結果説明では測定士の話を真剣な表情で聞き入る親子の姿もたくさん見ることができました!
スポーツひのまるキッズ+(プラス)
親子の絆によりプラスになるイベントとして、あなたの街で開催される日も近い!かもです(笑)
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永瀬 義規

いまから、ここから~ひのまる社長の独り言(^^)v

http://www.youtube.com/watch?v=LiTklouVgI8

2011年5月GWのど真中。
私は、弊社役員の時崎と岩手県宮古にいました。

被災地から親子を招待する…。

3月の悲劇後すぐに近畿大会、さらに続いた関東大会では被災地への寄付金を会場で募りました。
でも、実際に一人でも多くの親子に何かをしたいという気持ちは大きくなるばかりでした。

まずは被災地の状況を知るべきだ、と提案した社内会議では『内容が決定してからのほうが…』『(当時たくさん見受けられた)
観光気分のボランティアと同じように迷惑になるのでは…』といった意見が大半でした。

それなら俺が行く!と宮古に。

そこは、想像を絶する状態でした。

見渡す限り瓦礫の山。車はひっくり返り、陸に突き刺さっている船もありました。

私と時崎は、そこで二つの道場で稽古をしていた親子たちと会い、結局23組、46名の親子を青森の弘前で行われる
東北大会に招待することを決めました。

当初は多くても10組、20名くらいが限度だと思っていましたが、現場に行ってそんなことはぶっ飛びました。
金は集めればいい、とにかくこの子供たちに一瞬でも良いから楽しい思い出を作って欲しい、親御さんたちには
笑顔を取り戻して欲しい…。

そして、6月12日。

青森県武道館には46名の顔がありました。

選手宣誓では、予想しなかった出来事が起こりました。

被災地を代表して選手宣誓を受けてくれた鳥居兄弟&お母さんが宣誓の前に話を始めました。

話から宣誓に移り、お母さんの感極まった声でその幕が終了するまで私は涙をこぼさないようにするのが精一杯で
天井に顔を上げていました。

そこに整列した講師、役員、ゲスト全員上を向いていました…。

それから2年…。

ひのまるキッズでは150人あまりの親子を全国各地にご招待しています。そして、今後も大会が続く限りは
復興支援の企画はやりきるつもりです。

いまから、ここから。

我々の挑戦はさらに続きます。

永瀬義規