いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その163:再会)

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今月10~11日で開催されたスポーツひのまるキッズ親子夏合宿。

詳細は、このブログでも浅野マネージャーがアップしていますが、たくさんの指導者やゲストと約50組の東北の親子が多くの思い出を作ってくださいました。

そして、私もこの合宿で良い思い出を得ることができました。

再会

そもそも、スポーツひのまるキッズがこれまで愚直に『東北復興支援』を続けることになるきっかけは、震災直後の第2回東北大会の選手宣誓です。

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このことに関しては、当時、多くのテレビ番組やマスコミで取り上げられたので覚えてらっしゃる方も多いと思いますし、この『独り言』でも2年前に振り返っています。
http://www.hinomaru-kids.jp/kizuna/?p=1430

これがその選手宣誓です。

そうなんです。

この選手宣誓の主人公である兄弟とお母さん、そしてこの家族を命がけで守っているお父さん、鳥居一家が、夏合宿に来てくださっていたんです。

それが冒頭の写真~5年ぶりの再会

実は、当時5年生だった瑞材君が現在、会場である盛岡中央高校に入学してると聞いていたので、内心少し期待はしていたのですが、当日の朝、そこには中学3年生の裕成君とお父さん、お母さんの姿も・・・。

もちろん、ご両親はお会いしてすぐにわかったのですが、兄弟の成長ぶりに・・まさに驚愕!! いや感動の再会でした。

二人ともお母さんの身長はとっくに超えて(笑)、もう長身のお父さんと同等。

体の成長ぶりもさることながら、その礼儀正しさも変わっていなかったことが一番の感動でした。

柔道の方も・・・

合宿中の王子谷先生5人掛けのメンバーとして、全日本チャンピオンの胸を借りて思いっきり挑んでいる姿に将来への期待も膨らみました!

王子谷

そして、もう一つ嬉しかったこと・・・

盛岡中央高校の学生たちと初対面の時に「ひのまるキッズ出たことある人?」の問いに、多くの子供たちが手を上げてくれたこと!!

そうなんです。

たくさんのひのまるキッズたちが、今も全国各地で柔道を続けてくれているんです!!

いまから、ここから、今も夢を追うひのまるキッズたちのためにも!

永瀬義規

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その162:夢は想い続けるもの~10年で約束を果たした男たち)

大野敗退の涙(後に海老沼)

熱烈開催中のリオ五輪。日本選手団の活躍に、寝不足でフラフラの人も多いことでしょう(笑)

全ての階級でメダル獲得を果たした日本男子。最終日の原沢選手の決勝戦は非常に残念でしたが、監督の井上康生氏の目に涙を浮かべてインタビューに応えていた姿に、4年間という期間、かかわる全ての人々の努力が実った結果だと感銘し、心から敬意を表します。

我々も、7月末から四国・愛媛の『道場わっしょい!』、群馬の『月刊バスケットボールカップ』、そして、岩手・盛岡での親子夏合宿といつもにも増しての全力疾走で走り抜けました。

そして、この週末、溜まりに溜まったデスクワークを家で、会社でサクサクとこなしていて、もの凄く感動することが起きました。

夏合宿に参加した王子谷選手。一昨年に続き、今年の全日本選手権を制した日本一の柔道家です。

2016全日本チャンプ王子谷

正直、今まで直接話したこともなかったのですが、会って話すととんでもない好青年。昨年の原沢選手、道場わっしょい!に参加してくださった七戸選手と共に、本当に将来の日本重量級は将来が楽しみと、一人ほくそ笑んでいました。

その、王子谷選手が、合宿参加者に自分自身の人生のあるシーンをお話くださった時、実は私との接点が浮きぼりになり、今から10年前の時の思い出が鮮明に思い出されました。

今から、10年前。第19回近代柔道杯・・・。

彼のチーム・東海大相模中は、準決勝まで進出したものの、なんと4-0の大敗に屈したのでした。相手は優勝した大成中学。その中で、彼は副将戦でものの見事に体落としでぶち投げられ、試合後は周りをはばかることなく大泣きしていたんです。

負けて泣く王子谷(近柔)

とにかく、その時の悔しさは一生忘れません。でも、あれが無かったら、監督に「試合で泣くなら、稽古で泣け!」と言われてそれから死に物狂いで稽古したことが無ければ、日本一になることが無かった。夢を叶えることはできなかったんです・・

と語る王子谷選手。
そのスピーチを聞いて、帰宅し、当時の大会が放映されたDVDを見て驚きました。

そこに次から次へと登場する子供たちは今は顔見知りの選手たち。彼らが繰り出すドラマに涙が止まらず、自分たちがやってきた事が、10年後の今、本当に実を結んだと何とも言えない感動に鳥肌が立ちました。

その中で、一番感動したのが、冒頭の写真です。

そう、リオ五輪で見事金メダルを獲得した73㎏級の大野将平選手です。

2016リオ五輪73㎏優勝の大野

10年前のここでの彼は、講道学舎で柔道に明け暮れる少年でしたが、かつての古賀や吉田のような注目は受けていませんでした。

そのDVDでの彼は、チームの主将として全身全霊をもってチームの勝利に貢献していました。

残念ながら準々決勝敗退というかつてない屈辱を受け、監督の話を大粒の涙を流しながらも目をそらさず聞いている大野選手。

でも彼はこのとき、別のインタビューで、インタビュアーの古賀稔彦氏にはっきりと『勝利の夢はオリンピックの金メダル』と言い切っていました。そして、その夢は見事に実現するのです・・・。

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番組のタイトル
『未来のゴールドメダリストはキミだ!』

やってくれていたんです。10年後に、やってくれたんです!!!

たぶん、このDVDには、今、活躍するたくさんの選手の秘蔵映像があることでしょう。現に、その大会の数年前にはあのリネール選手もフランス代表で出場、活躍しています・・・。

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でも、そんなことより、彼らが夢をあきらめずに続け、それを具現化したこと。そのステージを作った一人として心の底から申し上げます。

ありがとう!

いまから、ここから、これからの十年後に向けて己を尽くします!!!

永瀬義規

追伸 冒頭の写真、泣き崩れそうな大野選手を陰でしっかり支えていた先輩の姿が亡霊のように(失礼)写っています。

そうです。 海老沼選手です(彼もメダルの色は違いましたが、我々に最高の感動を与えてくれました)。これも感動ですね。絆です。

大野敗退の涙(後に海老沼)

道場わっしょい!を終えて。

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

7月30日(土)、31日(日)と愛媛県松山市にて第7回スポーツひのまるキッズ四国小学生柔道大会 道場わっしょい!を開催し、何とか無事に終了することが出来ました。。。

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まずは、参加していただいた道場の方々へ通常の試合とは異なる内容で、どのようなものかもわからない状況でご出場いただいたことに心からお礼申し上げます。

 そして、初めての試みにも拘わらず、大会運営側として、審判員、競技役員、補助係員としてご協力くださった、愛媛県柔道協会の皆さまへ心から感謝申し上げます。
開会式後の競技説明で観てもらうはずだった映像が、こちらの準備不足で観てもらうことが出来なくなってしまい、大きなアドバンテージを背負ってのスタートとなりました。

審判員の先生も初めての内容をジャッジしなければならない。参加選手も礼法の後にどうやって競技を行なっていいかわからない中、予定では一試合15分で終わるタイムスケジュールで考えていたのですが、第一試合に掛かった時間は43分・・・。

審判員の先生方は手引きを見ながら、考えながら試合を進行してくださいました。

 参加選手も審判員に言われるがまま、礼法の後に赤→白の順番に受け身や打ち込みをとったり、対戦相手と畳の場内外の境界線にたってダッシュのスタートをしたりと馴れない流れに戸惑いながらも一所懸命やるべき競技を取り組んでくださいました。
 初めての試みで会場の全員が初めての試合を手探り状態で進めてくださいましたが、正直、最初はどうなることかと不安しかありませんでした。
 しかし、二巡目になって、試合の流れも順調に流れだした頃、盛り上がっている応援の声や勝ち負けに歓喜したり、逆にため息や笑い声が聞こえてきたり。どのチームも試合を楽しんでる様子が見えてくるようになりました。

それは、いつもの柔道の試合や、これまでのひのまるキッズの会場では決して見たことのないような風景でした。もちろん、個人戦と団体戦の違いで一人の選手をチームみんなで応援して、勝ち負けにみんなで一喜一憂している姿もそうですが、柔道の試合と比べて単純に勝負が決まるせいか、負けた時の悔しさや悲しさがちょっと楽観的に受け止められるのだろうと感じました。

 だから、勝てばみんなで勝った選手を称え、負けても、そこまで悲観的な雰囲気にならずに負けた選手に対して、普通にドンマイと声を掛けられるし負けた本人も次は勝てるかもと前向きになれるのだろうという感じがしています。

こんな道場わっしょい!は愛媛県柔道協会の道場の先生方と一緒に作り上げた大会です。

 ひのまるキッズのテーマである「親子の絆」、「柔道の本質」に「道場の発展」を追加し、柔道の普及を目的に大会の内容を検討しました。
今日からオリンピックも始まり、これからの選手たちの活躍が一番の柔道普及に繋がることでしょう。
しかし、これから来るであろう柔道人気を一過性で終わらせないためにも、道場わっしょい!のようなみんなで柔道を楽しめるレクリエーションのような大会があると、柔道普及に拍車が掛かり、東京オリンピックに向けてこれまで以上に柔道を盛り上げていけるのではないでしょうか。
そして、道場同士の練習試合などでもこの道場わっしょい!の内容で試合が行われるぐらい、ポピュラーなものになっていければ、柔道の未来も明るいものになるではないかと一人で想像しております。。

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その159:ありがとう!ありがとう!ありがとうございます!!)

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今年もやってきました暑い夏の熱い高校柔道の祭典、金鷲旗。

今回は、ひのまるキッズを8年間続けてきて良かったと思える出来事が立て続けに起こった3日間でもありました。

初日

福岡に到着し、ホテルにチェックイン。約束の会合に出かけようと着替えてエレベーターに向かったとき。すでにエレベーターホールには一組の初老のご夫婦が待っていました。

降りてきたエレベーターが開いた時、そこには坊主頭の高校生で満員。ところがその高校生。目が合った瞬間、すぐに降りてそのご夫婦をご案内したんです。

あまりの素早い出来事に、自分も乗り込むのも忘れていた私。ふと我に返ってそこで再び次のエレベーターをそこに残った学生たちと待っている時、おもわず・・

「君たちどこの学校??」と聞くと、

「はい、M高校です」との返事。

おもわず、

「ひのまるキッズ出たことある」と聞くと、

「はい、2回戦で負けちゃいましたけどずっと出てました」と笑顔で答えてくださいました。

つい出た言葉が、

「ありがとう!」

キョトンとしていました・・・。

二日目

朝、会場について、さあて! と入場すると、立て続けに

「おはようございます!」とご挨拶をしてくるご父兄たち。

少し戸惑っている私にニコニコして、

「お陰様でうちのは〇〇高校で出てるんです!」「うちにはまだ補欠ですけど!」とひのまるキッズに参加してくださった親御さんたちでした。

それから2時間くらいしか会場にはいませんでしたが、トータル30人以上にお声がけいただきました。

「あの時、3位で悔しがっていた子供でしたが、表彰台でメダルをかけてくださったときに『中学で目標ができたね!』って言ってくださり、表彰状を渡すときに私にも 『次(中学)に上がってもしっかり見守ってくださいね』と永瀬さんが言ってくださったことは忘れられません」

なんて言われた時には、舞い上がってしまって・・一言

「ありがとうございます!」

しか言えませんでした。

そして、最終日

ベスト16に勝ち上がった選手たちを見て弊社・林が

「○○は、第2回関東大会で・・、××は第3回の近畿大会で・・」と説明。本当にたくさんのひのまるキッズOBが会場で大活躍。感無量でした。

そして、帰り際、惜しくも敗れたT学園の選手たちとすれ違った時に、

ひときわ体の大きな選手が近寄ってきて、

「こんにちは!」としっかりと礼。よく見ると、近畿大会で活躍し、何度か表彰式で顔を合わせた見覚えのある顔でした。

その時、出てしまった言葉も、

「ありがとう!」

やっぱりキョトンとしていました(笑)

今年で100周年を迎えた金鷲旗にはまだまだ及びませんが、ひのまるキッズも今年で8年。卒業生たちとの再会で、ここまで育ててくださった中学~高校の先生はもちろん、親御さんたちに改めて申し上げたい一言。

ありがとうございます! これからも精一杯続けさせていただきます。

いまから、ここから、さあて、まだまだやりますよ!!!

永瀬義規

ひのまるキッズ六訓

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その158:中大魂③・合計1000歳超の絆)

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夏の3日連休真っ只中!皆さん、海へ山へ、そして道場へ楽しんでいることと思います。

私は・・、

わが柔道部師範の岡野功先生が来られるということと、柔道部常任理事会もあり中大道場に朝から伺っていました。

常任理事会が終わり、13時からの稽古の準備を学生がしだした頃、

続々と現れたのが(失礼)

岡野師範の前後のOBたち・・・。

その数、15名。全員のご年齢を足すと、な、な、なんと1000歳は超えていました!!!

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用意していたパイプ椅子が足りなく、もちろん私を含めたそれ以下の年齢のOBは座る暇もなく先輩方のお世話に奔走していました(笑)

さて、稽古が始まり、柔軟が終了したあたりで、岡野師範より

「せっかくだから、自己紹介でもお願いします」

の一言。

自分たちが現役の時に今の私の年齢だった先輩たちのお言葉を興味津々に聞き入っていましたが、とにかく奥が深い・・・。

内容はここでは書ききれませんが、一番心に響いたのは、最も多かった昭和37年卒業(ちなみに私が生まれた年)の代の主将だった先輩のお言葉でした。

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「私たちみたいな老人が君たちにとやかく言えることはない。ですが、ここにいる同期たちとは卒業後今までず~とつながっています。たぶん、それは普通に中央大学にいっていたらないことでしょう。柔道部で過ごした4年間があってこそこの絆があるんです。君たちもそれを心に刻んでおいてください。君たちの宝はこの『絆』なんです」

まさに、心の底からしみわたる言霊に、学生たちの目つきは今までとは違っていたと思ったのは私だけではないでしょう。

学生時代を入れたら50年以上続いている『絆』。

まさしく、これが中大魂の根源。

用事があって中座をしてしまいましたが、その日の稽古はいつも以上に熱かったに違いありません!!

いまから、ここから、何も言えなくて夏!全員未だ青春真っただ中です!!

永瀬義規

 

道場わっしょい!参加申込(最終)のお願い!

おはようございます、ひのまるキッズ事務局の原です。

今日はいよいよ7月31日(日)に開催する、第7回スポーツひのまるキッズ四国小学生柔道大会 道場わっしょい!のエントリー締切日となりました。

イベントというものは、出場いただく参加者に喜んでもらわなければ、意味がありません。

そして、我々のような企業がスポーツイベントを行う上で、大会の趣旨や考え方に賛同くださる、たくさんの協賛企業をはじめ、地元の方々に支えてもらわなければ、大会が成り立ちません。

今回の道場わっしょい!は、地元の道場の先生方と共同で、ひのまるキッズのテーマである『親子の絆』と『柔道の本質』に、道場わっしょい!というタイトルにもあるように『道場の発展』をもっとも強い想い入れとして取り入れ、大会を作り上げました!!

1964年東京オリンピックで正式種目になり、日本柔道は競技力向上に向かわざるを得なかった。柔道発祥国としての意地、そして、何より日本国民の期待に応えるために。

そして強いことが最重要とされ続け、それぞれの組織でも強かった選手が力を持つようになり、徐々に柔道本来の考え方は薄まっていき、学校でも道場でも勝つことを目的に指導することが増えていったのだと思います。

道場わっしょい!には、柔道の原点に立ち返り、柔道の出発点である道場から、改めて柔道の魅力を模索して作り上げていきたいと言う想いがあります!

初めての取り組みということもあり、しっかりとした形を作れていないので、初開催記念として、参加費を無料とさせていただきました!

そして、子供たちに憧れの選手との触れあう機会になればと、世界で活躍している七戸龍選手と小林大輔選手にも講師として来場していただきます!

是非とも、道場わっしょい!にご参加いただきますよう、今一度、お願い致しますm(__)m

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その156;中大魂②4戦4敗で胸を張れる理由)

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先週末、よもやの全日本学生初戦敗退に屈した中大柔道部の後輩たち。

ひのまるキッズ東北大会のため、応援に行けなかったこともあり、とにかく彼らに何か伝えなければ、と、朝一で道場に行ってきました。

とは言え、一番悔しいのは当の本人たち。

一体、なんて言ってよいかと昨夜からずっと考えていました。

そして、2時間の稽古を見て、選手一人ひとりに声をかけたものの、最後に監督がみんなを集めてくださり、さあ一言・・

となっても選手の心を打つような気の利いた言葉をかけることはできませんでした。

職業柄、話すことは得意なほうだと思っているのですが、どうしても母校の道場で彼らに話すときにはなぜか納得のいくしゃべりはできないのです・・。

とにかく言えることは、一つ。

自分を尽くしなさい。

それだけになってしまいます。

たぶん、それは、自分自身がこの道場でそれだけをただひたすら行っていたからだと思います。

思い起こすと、私の大学時代の公式戦は4戦4敗。

なんとも情けない結果です。

でも、この道場で学んだこと、得た親友、先輩、後輩、すべての『絆』が自分自身の体の細胞
一つ一つに刻み込まれ、それがとんでもないパワーを生み、根拠のない(いや、それが根拠?)自信につながっています。

そんな結果しか残していなくても、自分でもわかりませんが、自分の人生の基盤を作ってくれたこの4年間、この道場での思い出のおかげで今までやっていくことができ、それどころか毎日毎日、自信満々で生きていけていると思います。

今まで話した通り、俺は4年生でやっとレギュラーになることができ、それで自分自身の柔道に満足してしまった。振り返れば、公式戦4戦4敗。最低の成績だった。

でも、レギュラーになるため自分の人生をとことん費やしそれを手にした時に燃え尽きることができたこと。まわりからしてみれば本当にちっぽけなことかもしれない。でも、実際、このことがあったから今まで様々なことに挑むことができ、心が折れるかけても折れることがなかった、あきらめずに続けることができた、と胸を張れる。

だから、

まずは目標を掲げ、それを達成するために自分の全てをかけてください。この間も言った通り、それは他人が評価するのではなく、自分自身が評価するのです。審判は自分なんだよ。

お前らみんなの心に手を当てて、毎日毎日、自分判定をしてみてください。何度も言います。判定は自分自身。自分で決めればいい。

ここまでは、今日の言葉、

でも帰路でこうつぶやいていました。

ただ、忘れないでほしい。その夢を持った仲間が周りにいるということ。

それは、決して、同じ内容・レベルの夢でないかもしれない。

でも、夢を叶えようと己を尽くしているということでは、同じベクトルを向いている同士なんだ。そして、その夢が同じ内容になったとき、とんでもないことが起こる・・と俺は信じている。君たちの先輩が達成した『偉業』がその証拠だ!!

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これは次回に取っておこうと思います。でも、ここで言っちゃったら仕方がないのですけど(笑)

いまから、ここから、自分の『夢』への道のりはまだまだ長そうです!

永瀬義規

【会員限定】特別募集! スポーツひのまるキッズ柔道親子夏合宿2016

昨年に引き続き、『東北復興支援スポーツひのまるキッズ柔道親子夏合宿』を8月10~11日に今年は岩手県盛岡市にて開催いたします。
昨年の原沢選手に続いて現役ゲストは全日本王者の王子谷選手。
そして、指導陣、ゲストも大大大充実!!!
貼付案内をじっくり見てください。

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基本的に被災地からご招待のみの企画ですが、今回は、スポーツひのまるキッズ会員に限り❝5組❞の参加を募集いたします。

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締め切りは7月15日。参加希望の方は下記の申込書に必要事項を記載の上、事務局までFAXをお願いいたします。
なお、定員をオーバーした場合は厳正なる抽選にて選出させていただきますのでご容赦ください!

合宿申込用紙(スポーツひのまるキッズ会員専用)

スポーツひのまるキッズ事務局

全国優勝や強い事の意味って・・・

みなさんこんにちわスポーツひのまるキッズの浅野です。

いよいよ今週末は、東北大会です!我々スタッフも本日から弘前入りです。

どんな「絆」に出会えるか今から楽しみでなりません。

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小学生の時期、熱心な親からすれば「末は、金メダリストか大臣か!」などと、勝手な妄想で楽しめる時期でもありますねww

ですが、親がどんなに期待しても、自分の人生を決めるのは親ではなくその子自身ですから、楽しんで子どもの成長を見守る程度がちょうど良いのではないかと思います。

小学生の時期に全国大会で優勝したとか強いとかは、その後の人生にほとんど意味をなしません。(ただしこれが、中学や高校になると大いに意味をなしてきますが。)

もちろん勝つにこしたことはありませんし、勝利を目指すのが悪いと言っているのではありません。あくまで、学ぶべき事は他にあるのが小学生の時期だと思ってます。

全国優勝することは素晴らしいことですし、心より拍手を送ってあげたいのはもちろんです。 ただ、それだけのために子どもの大切な成長時期を無駄にして「勝つ事」に徹するは愚の骨頂だと思います。

 ここは冷静に子どもの将来に目を向けて、今の子どもの成長を見守る。すなわち、小学生の間は負けてもその競技や仲間を好きでいられる環境を親としてサポートしてあげて欲しいです。 これから中学・高校と進学していくにつれて競争や激しい練習が待っているのですから小学生の間に勝利至上主義で、精神も体もボロボロにしてしまうのはかわいそうだと思います。 

小学生の時期に大切なことは、親が子どもとともにその競技を楽しみ、負けても子どを責めない、ミスしても叱らない、仲間との共同作業や挨拶をする事、感謝の気持を持つ事が大切であるということを教えてあげる事です。 

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親は強いチームの我が子が好きなのではなく、自分で選んだ競技に一生懸命打ち込んでいる我が子が大好きなはずです。ミスしても元気にがんばる我が子。素敵ですね!

 もし、思った通りにならなくても最後まで自分が納得するまで続けていくことで人間として得るものは無限にあり、より良い人生の道が拓けるものでは無いでしょうか。

 

今は泣いてばかりでも、人生最後に笑うのはあなたのお子様なのですから・・・

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その154:中大魂~君たちの人生は22年で終わるんじゃない!!)

 

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本日、日曜の朝、監督に『手短にね』と念押しされて稽古後に後輩たちに一生懸命語りました。

君たちの中で自分で学費を払っている人はいますか?
いないということは、少なくてもみんなはご両親、もしくはどなたかに学費を払ってもらってきている。

では、その学費を払っている人(ご両親)は、なぜ君たちを中大に入れたと思いますか?

そこそこの学歴をもってもらいたい?
柔道でもっと実績だしてもらいたい?
卒業していい会社に就職してもらいたい?

全て正解かもしれません。でも、俺が思うに一番は、

それは、

立派な人間になってほしい

ということでないでしょうか???

人生は大学卒業までの22年間で終わるわけではない。

むしろ、大学卒業してからの方が倍以上ある。

だから、ご両親は大学を卒業して、立派な社会人になり、
いい家庭を築き、子どもを育てていくという人生~普通~をしっかり、
そして、できれば少しだけ周りより良い環境を手にしてほしいから
中大を選んでくれたのだと思います。

立派な人間が目的。

ならば、その目的を達成するために中大柔道部に入っての君たちの目標とはなんだろう。

個人差はあるのは、当たり前。そして、誰もが努力してその目標を達成するわけではない。

そして、その努力をしたかしなかったかは、本人が一番よく分かっているし、それがわからなければ、話にもならない。

今日、言いたいことは、わが校で柔道をやる限り、自分の目標に向かって常に最大限の努力をしてほしいということです。

毎回、寝る前に、「今日の俺はとことん己を尽くせたか」と自問自答をしてください。

判定は自分自身でしてください。

我々OBは、君たちのその姿で元気をもらっています。

結果はついてくるものです。

俺が母校に来る理由。応援する理由は、

今の自分があの時に負けていないかどうかを確認し、今一度自信を再確認するためでもあるんです。

目的→立派な人間
目標→日本一
立派な人間とは→当たり前のことを当たり前にできるということ。

日本一になるということが素晴らしいのではない、
日本一という目標に己の力を最善活用するということが素晴らしい。

そして、その努力が自分自身の自信につながり、その内部からにじみ出る自信がオーラとなるのです。

来週の全日本学生の時、私はひのまるキッズ東北大会で弘前にいます。

自分自身が納得する試合をしてください。
OBたちを感動させてくれる試合をしてください。

そして、何度も言います。

君たちの人生はこれからです。
その荒波を乗り越えるべく、まさに今、努力をし続ける稽古に己を尽くして尽くして尽くしまくってください。

弘前で親友としっかり応援しています。

白抜き

どこまで響いたかはわかりませんが、約20分間、彼らの目の輝きは私にとって誇れるものでした。

いまから、ここから、私も帯を締めなおします.

永瀬義規