いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その144;いいね!1000 関東大会に舞い降りたみんなのバイブル)

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本日横浜で開催された第8回スポーツひのまるキッズ関東大会では、大会史上二番目の参加数をなんとかにこなし、成功裏に終了することができました。

皆様、本当にありがとうございました!

さて、今回の大会、参加数もそうですが、駆けつけてくれたひのまるキッズ応援団の数も群を抜いており、
それも全国各地から!
大会のバタバタの中で十分な対応ができなかったことを深く反省しています。

その中で、今回、特に参加者の親御さんたちの注目を一身に集めたのが、『柔道部物語』の作者・小林まこと氏。

会場内にある『柔道部物語コーナー』で、試合さながらの真剣な表情で読んでいる子供たちを見て、本人自身も

「25年前に終了した漫画なのに、今の子供たちが読んでくれて感動しました」

というくらい、その人気ぶりは大変なものでした。

そして、気が付いたのが、この作品、決して柔道部出身の人だけではなく、むしろ当時の中学、高校生で特に他の部で活躍をしている子供たちのバイブルだったということです。

ひのまるキッズの理解者で協賛者でもあるオンズコンフィアンス・新井社長もその一人。

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「本当に念願だった」

と・・・見てくださいこの表情、本当に感無量の表情にその言葉に嘘はないと証明されています。念押しですが、新井社長は柔道部出身ではありません(笑)

それでは、柔道部物語がなぜ当時の中・高生にこのような人気が得て、前述の小林氏本人の言葉のように現代の子どもたちをもあっという間に虜にしたのでしょうか??

それは、まさしく・・

等身大の高校生の姿がありのままに描かれているから

なのではないでしょうか?

もちろん、主人公の活躍は相当のものですが、それでも、ありえないことではない、本当に届くかもしれない『夢』をものすごい取材力と妥協のない描写で漫画の中で具現化していく小林ワールドに、今も昔も読んだ者がその心をわしづかみにされていたのだと実感しました。

本物!なんです。

光栄にも私がタグ付けされた投稿「いいね!」は現時点で1050を超える勢い!
それこそが、本物の証明だと確信しています。

いまから、ここから、世の中、本物だけが残るんです!! 小林さん、本当にありがとうございました! そして、負けないぞ!!!!

永瀬 義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その143:兄弟の絆)

井上兄弟

今年の1月に宮崎で行われたひのまるキッズ九州大会に講師として参加してくださった井上兄弟。

未曽有の大寒波で凍り付くような道場でしたが、指導、講話と絶妙な呼吸で子供たちを魅了してくださいました。

兄の背中を追いかけ、最後は自ら世界のトップに立った弟・康生氏の素晴らしさはもちろん、いつもニコニコとしつつ、偉大なる弟を陰ながらしっかりと支えていた兄・智和氏のいまだ変わらない仕草に熱いものを感じていたのは私だけではなかったと思います。

兄弟で同じスポーツを行い共に成長するケースは少なくないと思います。

特に、柔道は道場に通うお兄ちゃん、お姉ちゃんを追いかけるように弟、妹が入門し、共に切磋琢磨していく環境が整っているように思えます。

現にひのまるキッズでも多くの兄弟、姉妹出場が見られます。ついこの間も、会場で試合に負けた弟にお兄ちゃんが「負けても泣くな! 泣いたらマナー賞もらえないぞ!」と自分がべそをかいて励ましている姿に感動していました・・。

多くのケースで、下の方がいい成績を上げるような気がします。でも、ある意味、上が一番身近にいたから目標設定が明確になり、時には先輩として、時にはライバルとして、切磋琢磨できる分、弟、妹の方が気が楽で伸びるのかもしれません。

昨日、今日と福岡で開催された日本柔道界の最高峰イベント・日本選抜柔道選手権大会。

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かつて井上兄弟が決勝を争ったこのステージにも兄弟・姉妹での出場が見られました。その中で、100kg級と90kg級に出場した小林兄弟。共に優勝者に敗れてしまいましたが、試合後、母校の埼玉栄高校・本松先生を中心に行った会食では息の合った会話に思わずホンワカしてしまいました。

しかし、この写真。

普段はあまり似ていないなぁ・・と思っていましたが、写真の二人の笑った口元はまさに同じ!!

そして、柔道も得意技の内またを中心に思い切った勝負をかけるパターンはうり二つ。

冒頭の井上兄弟の表情と共に、まさしく切っても切れない兄弟の絆をしっかりと実感できたと共に、これからひのまるキッズで遭遇できる兄弟姉妹の様々なシーンを想像しワクワクしています。

いまから、ここから、絆に乾杯!!

永瀬義規

今週末、オリンピック代表がついに決定! サクラサクのは果たして…?

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今週末(4/2~4/3)、福岡で行なわれる選抜体重別で、
ついに、リオデジャネイロオリンピックの代表が決定します。
(男子100㎏超級は全日本選手権、女子78㎏超級は皇后盃 後に決定)

最近の国内外の大会の実績、
IJFワールドランキング等から、
ほぼ確定していると言っていい階級もありますが、
それでも、選抜体重別の結果・内容次第で
どうなるかわからないという階級がほぼ半分。
この選抜体重別の結果・内容次第と思われる階級は、
とくにシ烈な争いになるのではないかと思われます。

私が、とくに注目しているのは
男子60kg級、66㎏級、73㎏級、90kg級、
女子48㎏級、70kg級。

オリンピックに出場するためには、IJFワールドランキングで
男子は22位、女子は14位以内にいないといけないという規定もあり、
それぞれの階級のオリンピック代表に関しては、
下に挙げた選手にほぼ絞られていると言っていいと思います。

60kg級:本命・髙藤直寿(WR2位)、対抗・志々目徹(WR8位)
66㎏級:本命・海老沼匡(WR7位)、対抗・高上智史(WR5位)、
73㎏級:本命・大野将平(WR7位)、対抗・秋本啓之(WR5位)、中矢力(WR8位)
90kg級:本命・ベイカー茉秋(WR4位)、対抗・西山大希(WR11位)

女子48㎏級:近藤亜美(WR6位)、浅見八瑠奈(WR9位)
女子70kg級:新井千鶴(WR7位)、田知本遥(WR11位)
※WRは3/27現在のIJFワールドランキング

毎回、選抜体重別のあとの五輪代表選考に関して、
大会で勝った選手が選ばれなかったときに、
マスコミなどから、選考基準が不透明という批判をされていますが、
選抜体重別の結果だけで決まるわけではないため、
長年、代表発表の場を見てきたり、
決定した経緯を見てきた柔道専門の記者としては、
決して、それほど不透明なことはないと思かったと思っています。
たしかに、過去にいくつかは、
「それはおかしい!」という代表選考もありましたが、
それにしても、利己的、政治的な選考というわけではなく、
「金メダルに一番近い選手」という基準で、
強化委員の方々が真剣に考えた結果だったと信じています。

今回も、昨年に引き続き、
代表選考の過程を「ガラス張り」に、ということで、
選考会議は、マスコミ公開の上で行なわれるそうです。
こういう取り組みは素晴らしいと思いますし、
世間も関係者も、たとえ思い通りでない不本意な結果であったとしても、
ある程度は納得できるのではないかと思います。

ただ、柔道はタイムレースではありませんから、
競泳や陸上のように記録で順位をつけることはできません。
ワールドランキングにしても、ひとつの基準にはなりますが、
上位10位以内くらいの差は、出場した大会、
その大会に出場していた選手の顔ぶれなどを見ていくと、
絶対的な差とは言えないのが現実です。

でも、そんな中で、代表は決めなくてはいけません。
しかも、オリンピックの代表は、各階級たった一人!

代表争いの当落線上にいる選手の皆さんも、
そうでない選手の皆さんも、最後の最後まで、自分を信じて
悔いの残らないような試合をしてほしいと思います。

かなりこじつけになりますが、
写真は、一昨日の千鳥ヶ淵の、ほぼ満開の桜です。
果たして「サクラサク」のは?

ひのまるキッズ事務局 林 毅

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その142:メダリストだから礼儀正しいのではない。礼儀正しいからメダリストになれたんです!)

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今日、実家に帰ってちょっと探し物をしていたら、懐かしい写真がたくさん出てきました。

その中で、思わず見入ってしまったのが、アトランタとシドニー五輪の一枚、一枚。

そして、以前も話したかもしれませんが、それぞれのショットが

確かに、そうだよね・・・。

ということを思い出させてくれました。

両大会とも私の立場は、サブプレスアタッシェといって日本選手団の広報責任者の一人、
と言ってしまえば恰好いいのですが、いわゆるすべての競技において選手のインタビューや
記者会見などを現場でハンドリングする『仕切り屋』さんでした。

その仕事の中で、まず最初の大仕事が、各競技の代表もしくは全選手を集めての記者会見の司会(右端にいます)でした。

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まずは、選手それぞれを紹介し、団長か監督に代表のあいさつ、事前にリクエストがあれば、その選手のインタビューと流れるのですが、競技によって(すみません)質問があまりでなく、こちらが選手を指名して何か話をさせることも時々ありました。

時効ということで勘弁してください・・。

柔道選手以外はあまり勉強不足の私にとってはそれが一番大変。期待の高い選手を無難に指名できれば良いのですが、正直、競技によっては全くわからないこともありました。

でも、そんな私が指名した選手。実はほとんどがメダリストとなって、大会後の記者会見で再会できたのです!!

その時の、指名した理由。

それは、二つの理由がありました。

一つは、オーラがあったこと・・。

そして、もう一つは、礼儀正しかったこと、なのです。

大会後、ありがたいことに講演なんぞに呼んでいただいた時に話すのがこのこと。

でも、その時はこう言ってました。

「私が指名した選手、メダルを取るんです。指名した理由?オーラがあって礼儀正しい、それだけですよ。やっぱり、メダルを取るくらいなんで、しっかりとした礼儀礼節をみにつけているんですよ!!」

月日が流れて、今、ひのまるキッズをやっていて今は自信を持って、胸襟を思いっきり開いて言えることがあります。51回続けてきて、参加者の成長を見守ってきたからこそ言える事実です!!

メダルを取るくらいの選手だから礼儀正しいのではないです。

礼儀礼節を重んじ、当たり前のことを当たり前にできているから、メダリストになれたのです!!

冒頭の写真はシドニー五輪の柔道金メダリストたち(とおまけの私)。
16年後の今、彼らがそれをしっかり証明してくれている・・と信じています(笑)

さあて、4月からの関東大会を皮切りにひのまるキッズが始まります!!

いまから、ここから、全国のお父さん、お母さん、真実は一つです!

永瀬 義規

ひのまるキッズ六訓

高校選手権で感動――「仲間との絆」で刻んだ新しい歴史の1ページ

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先週の土日は、日本武道館に
高校選手権の取材に行っていました。
男子は、昨年の高校三冠メンバーを3人残し、
大本命と言われた国士舘高校が決勝でまさかの敗退。
日体荏原高校が初優勝を果たしたのでした。

この日の日体荏原は、一人ひとりが
本当によく活躍していました。

2回戦の静岡学園戦では先鋒の百々雄弥君が4人抜き、
続く3回戦の津幡戦と、4回戦の天理戦では
次鋒・長井晃志君が2試合連続3人抜き。
準決勝の木更津総合戦では、先鋒の大吉賢君が4人抜きと、
試合毎に入れ替わりのヒーローが誕生。

準決勝の木更津総合戦に関して言えば、
73㎏の大吉君が、145kgの先鋒、110kgの次鋒、128㎏の副将に
いずれも裏投げで一本勝ちという、驚愕・圧巻の戦いぶりでした。
勢いに乗ったら手がつけられないというのは、
まさに、こんな状況を言うのでしょう。

決勝の“難攻不落”と思われた国士舘戦でも、
その勢いは止まりません。
この試合では、副将のハンガル・オドバートル君が
国士舘のエース格の2人を抜く大活躍を見せたのでした。

この日体荏原の勢いは、
前日の個人戦(81㎏級優勝)で疲労の残る
大将の藤原崇太郎君を、
できるだけ楽させてやろうと
チーム全員が一丸となったことで
生まれたのではないかと思います。
そして、その仲間の熱い気持ちに応えたのが、
キャプテンであり、大黒柱の藤原君でした。

高校選手権2連覇、インターハイ優勝の
藤原君ですが、体重は81㎏級。
決勝の相手、国士舘の飯田健太郎君は、
100kg級のインターハイチャンピオンで、
超高校級と言われる最強豪選手。
過去の対戦では、2回続けて負けていました。

でも、仲間が頑張り、決勝まで1試合もせずに
“温存”されていた藤原君は、
「ここで俺が勝たなきゃ、なんのためのキャプテンだ!」と奮起。
難攻不落の飯田君から、執念の背負い投げで「有効」を奪い、
勝利したのでした。

新しい歴史の1ページは、まさに“仲間との絆”で
生まれたと言っていいと思います。

国士舘の無念と日体荏原の歓喜。
勝負の難しさと面白さ、
あきらめない気持ちの大切さ、仲間との絆、 
いろいろなものを感じた今年の高校選手権でした。

柔道ライター 兼 ひのまるキッズ事務局 林 毅

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その141:終わりは、始まり~社会に羽ばたく後輩たちに贈る言葉)

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卒業式のシーズンです。

FB友達のタイムラインでも、お子さんの、教え子の、自身の、たくさんの
方々がこれまでの感謝、今後の抱負など様々な思いをアップしています。

昨日、母校・中大柔道部でも卒業生と新入生と一緒に歓送迎会を実施。

前主将の旅立ちの言葉を聞いて「こいつらにもっとできたことがあったのではないか?」
と反省し、監督の紹介を聞きながら新入生たちに「彼らが卒業するまでにはこうしないと」
と改めて思いを固め・・と恥ずかしながら毎年同じことと思っているなぁ、という気持ちと同時に
頭の中に強く浮かんだ言葉がありました。

終わりは始まり

小学校6年、中学校3年、高校3年、そして今では大学の4年を多くの人がその期間で教育を
受け、それぞれのタイミングで入学、卒業を迎えています。

始まって、終わる・・・。

いや、荒っぽい言葉で言うと(義務教育はもちろん、いまや大学も)始めさせられて、終わらせられる、ともとれます。

しかし、それは社会人になって劇的に大きく変わります。

それは、

始めるのも終わるのもすべて自分で決める。つまりすべてが自己責任ということです。

私自身、大学を卒業して社会人になってから、多くの人に恵まれたことをバックに、人生を自分の好き勝手に生きてきました。

そのことで、たくさんのことを得て、たくさんのものを失いました。

全ては自己責任。この人生に反省はありますが、後悔はありません。でも、決して人に勧められたものでもありません(苦笑)。

ただ、良くても悪くても胸を張って言い切れることは・・、

これまで、一度決めたことを妥協してやめたことはない! ということです。

つまり、終わるときには自分自身十分納得して終わり、次を始めることができた、ということです。そこに妥協はありませんし、人のせいにしたことはありません。

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~今春、社会に旅立つかわいい後輩たちに伝えたい事~

これからの人生、起きること全て責任は自分にあります。誰がどう言おうが、何をしようが、してくれなかろうが、そんなことは関係なく、全てが自己責任です。

その中で、これだけは心掛けてください。

終わるとき、辞めるとき、そう思ったとき、こう自分自身に問いかけてみてください。

おい、お前、本当にそれでいいのかい? もうちょっとやれるんじゃないのかい?? 学生時代にあんなにきつい稽古に耐えられたのに、もう終わっちゃうのかい??? お前はそんなもんじゃないよね???? いまから、ここからだよ!!!!!

頑張って人に認められることより、気張って己自身を誇りに思える人間になってください。

全ては自己責任、そして自分の評価は自分自身でしていいんです。何かあったら苦楽を共にした仲間が必ず支えになってくれます。

『はじめ!!』

学生という修行期間は終わりました。あとは、社会という畳の上に上がって目に見えないすべてのものに勇気をもって挑みましょう!

いまから、ここから! 君ならできる!!!

永瀬 義規

白抜き

お互いに礼!

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先週の土日、講道館で
「全国体育系学生柔道体重別選手権大会」が行なわれました。
この大会は、体育系の学部、学科などを有する大学の学生の大会で、
初日には、研修会があり、大学生や大学院生の研究(論文)発表が行なわれたり、
青年海外協力隊の紹介や体験談発表、
後援企業によるセミナーなども行なわれたりするほか、
大会自体の運営も主管校が中心になって行なっています。

当然、審判員も大学生や大学院生。
学生とは思えないほど、堂々と、的確な審判を行なっている学生もいれば、
慣れない審判に悪戦苦闘、見ているこちらがドキドキしてしまうような、
危なっかしい学生もいて、厳密に言うと、技の判定や「指導」のタイミングなどに
「?」がつくような場面も、多少見受けられました。
それでも、この大会は、学生にとっての「研修の場」であるということが、
応援の学生や観客、指導者の間にも浸透しているため、
大声を出しての応援やヤジはほとんどありません。
「落ち着いて試合が見られていいね」という声も
あちらこちらから聞こえてきました。

この大会は、同年度の全日本学生体重別選手権大会で
ベスト16以上に入った選手は出場できない
(一部大学は、全日本学生体重別選手権出場者は出場できない)
という規定はありますが、「全国大会」に相応しいレベルの高さで、
出場選手にとっては、「研修」でもなんでもなく、
真剣勝負の「試合」そのものです。
過去には、この大会で結果を出して自信をつけ、
世界の舞台に羽ばたいていった選手も多数います。

さて、その大会の開会式を何気なく見ていて、
「あれ?」と思ったのが、
タイトルにつけた「お互いに礼!」でした。

通常、大会の開会式の最後と言えば、
「一同、姿勢を正して、礼」だと思うのですが、
体育系学生大会の開会式の一番最後の礼は
「お互いに礼」だったのです。

皆さんも、普段の稽古では、おそらく、
正座し、姿勢をただし、
「神前(あるいは正面)に礼、先生に礼、お互いに礼」と、
練習前、練習後に行なっているのではないかと思います。

この体育系学生柔道大会は、単なる大会ではなく、
あくまで学生にとっての稽古の場、研修の場なのである
ということが、この何気ない「お互いに礼」の挨拶から感じとれて、
ささいなことかもしれませんが、
「なるほど」と妙に納得したのでした。

一緒に稽古してくれる相手を敬い、感謝する気持ちを持つ。
それは、普段の練習でも、試合でも同じ。
日常生活においても、「お互いに礼」の気持ちを持ち続けたいと
そんなことを感じたのでした。

ひのまるキッズ事務局 林 毅

(写真は、体育系学生大会で主審を務める日大のレイズ・カヨル選手。なかなか素晴らしい審判をされていました)

柔道普及を考える

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

柔道普及を目指すために、柔道の価値を改めて見直し、その価値を高めるために何ができるかを考えたいと思います。

まず、柔道人口が日本の3倍になったフランスは柔道にどのような価値を見出しているのか?

柔道の持つ『礼儀』『規律』『尊敬』といった精神が、フランスでは子供の教育によいと考えられていて、これまでフランスでは希薄だった、『礼儀』を重んじて、他人を『尊敬』する精神が新鮮で、親が子供の教育の補足するものとして柔道が重宝されているのだそうです。また、護身術として、基礎体力をつける手段としてと、子どもたちにとって、そして、親にとっても非常に効果的なアプローチだということに気づかされます。

フランスでは、どうやら、6歳~9歳までに柔道を始める子どもが多く、そのための指導マニュアルまで作成されていて、初めてスポーツに触れるであろう子どもたちへの配慮や上にある柔道を始める理由に沿った教育的要素が詰まった、子ども目線のプログラムが組まれているようです。

日本の子どもたちが柔道を始めるきっかけは何なんでしょうか?

そして、道場や学校の部活では、その目的を支援できるような環境が整っているのでしょうか。

ちなみに私は肥満児だったので、柔道をして引き締まった身体になることが目的で柔道を始めたように記憶しています。

ひのまるキッズとして出来ることは、まず大会に参加いただく方々へ柔道を始めたきっかけや親として柔道に期待していることなどをアンケートで聞かせてもらう事から始めたいと思います。

 

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その138:51回で得た宝)

入来院君最後の礼2

先週、無事成功裏に終了することができたスポーツひのまるキッズ近畿大会。

写真は、大会最終試合となった6年生男子無差別決勝の試合終了時の礼。

大会のエンディングにふさわしい、優勝した入来院君のこの礼。

観ていて、心の底から熱いものがこみ上げ、言葉では言い表せない充実感を覚えました。

話は変わって・・・、

先日、クラウドファンディングの支援者を精査していると、なんと、ひのまるキッズのスポンサー企業の役員たちが当たり前のように名を連ねているのに驚きました。みなさん、本当にありがとうございました!!

さて、そのうちの一人で、これまで、あらゆる場面で相談にのっていただいている方に先日、こう言われました。

「永瀬さん、ひのまるキッズは何回になりました? え、トータル51回。こりゃ、何事にも代えられない宝だね。私も当社でイベントをやるときには必ず『第〇回』って入れて始めるんです。そうすると続けなければならないと目標を立てる。そして続けているうちに途中でくじけそうになっても何とかやめなくてもよくなる、それはね、何事にも代えられない何かがそこに生まれるからです。

協賛社だっていつも(業績が)良いわけじゃない。でも続けてその数が増えてくると自然に悪いところが出てきたら、良いところが代わりに助けてくれる。そんなもんですよ。だから、ひのまるキッズも絶対に回りがつぶしませんよ、絶対に!」

そして、次の目標を聞かれ、

トータル100回!!
そして、全都道府県に一つの『ひのまるキッズイベント』の開催

と私が答えたとき、

そりゃ、良いですね! 絶対にできますよ!!!

と真正面から私の顔をみたその吸い寄せられるような笑顔に、グーンと自信が沸き上がってきました!!!

そして、改めてその『宝』ってなんだろう・・と考えようとしたとき、頭の中を一杯にしたのが冒頭の入来院君の礼だったのです。

入来院君最初の礼2

もちろん、彼は彼の道場で先生に

『将来、周りから敵対視されるような選手では無く、皆から愛されて応援して頂ける選手を目指そうと、また周りの人からも目標にされる選手になろう』

と指導を受けているそうです。なので、ひのまるキッズに出たからだけでそうなったわけではないと思います。

でも、彼のこの礼。

ひのまるキッズにおいては、彼の他を寄せ付けない群を抜いた強さ以上に、会場の皆さんに注目され、認めてもらっているのは周知の事実です。我々にとって何事にも代えられない宝です!

51回続けて得た宝。

いまから、ここから、これからもっともっとたくさんの宝を掘り当てるかと思うとゾクゾクします!はい。

追伸

1年生の時の入来院くんとお母さん。五年後の今を想像できたでしょうか?そして、こらからの5年後も素晴らしい未来が待っていることを祈念しております!!!

入来院君1年生

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その137:ひのまるキッズ六訓)

ひのまるキッズ六訓

今日の第6回近畿大会で、ひのまるキッズも通算51回目を迎えることとなりました。

4月の関東大会は8回目。

第1回関東、東海、九州に出場した6年生が、もう大学生となります。

嬉しいことに、各方面からの注目をいただき、その時に『未来の五輪メダリスト発掘』みたいに取り上げられることに少し違和感があることは確かですが、実際、ひのまるキッズの卒業生が活躍しているのも事実。

素直に、彼らの活躍を応援することにしています。

そんな中で、特に嬉しいことは、ひのまるキッズで入賞していなくても柔道を続け中学、高校になって会場でお会いできた時、そして、8年前にマナ-賞をとった選手が、今や、全日本ジュニアのトップにいることがわかった時・・・、本当にやっていてよかったと思います。

そこで今回・・・、

満を持して、これまでずっと温めてたことを発表します。

ひのまるキッズ六訓です。

我々が常に掲げている『当たり前のことを当たり前にできる人間育成』に大切な道場五訓に、私が毎回叫んでいる“いまから、ここから”の精神を加えたこの六訓。

何も、これを偉そうに大上段から言い続けるのではなく、我々ももっと自分自身を律し、参加する親子の目線になって、地元の行政、企業の応援をいただき、全国の道場の先生たちと共に精進していきたいと思っています。

そして、将来、ひのまるキッズに参加した子供たちが親となって、会場に戻ってきてくれる時まで・・

事業をもっと足腰の強いものとしていくためにも、愚直に己を尽くしていこうと思っています。

ひのまるキッズ六訓

かわいがってやってください!!

どうか、よろしくお願い申し上げます。

永瀬 義規

白抜き