お持たせしました! 『スポーツひのまるキッズ通信Vol.05』ようやくできました!

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いやぁ、本当に難産でした。
2015年度2冊目の、スポーツひのまるキッズ通信。
年末に発行する予定だったのですが、
年明けどころか、気がついたらもう2月中旬。
いろいろな作業が重なり、
次から次にやらなければいけないことが舞い込み、
それとはなしに、後回しにしてしまっているうちに……。
いやぁ、時の経つのって、ホントに早いですよね。
……と、まぁ、これは言い訳なんですけどね。

お待ちになられていた皆さま、
遅くなってしまい、すみませんでした。
m(_ _)m

というわけで、ようやくでき上がった『ひのまるキッズ通信』。
内容としては、昨年の夏に行なった
『復興応援プロジェクト 親子夏合宿 in 宮城のレポート』、
そして、主要柔道衣メーカーさんにお集まりいただいた
『柔道衣を考える』座談会を二本柱に、
ひのまるキッズ応援企業のご紹介や、
2016年度のひのまるキッズの大会スケジュール等々、
盛りだくさんの内容となっています。

全国の道場、そしてひのまるキッズ会員の皆さんのお宅に、
直接送付しておりますので、ぜひご覧ください!
近畿大会以降のひのまるキッズの大会でも
参加者の皆さんに配布していきます。

スポーツひのまるキッズのホームページでも
近日、アップいたしますので、そちらもお楽しみに。

http://hinomaru-kids.jp/judo/tsushin.php

以前、『柔道衣を考える』座談会を行なった直後のブログで、
「柔道衣を洗う際に、柔軟剤はNG」というお話をお伝えしたところ、
かなりの反響があったのですが、
今回、柔道衣をテーマに座談会を行なった一番の目的は、
勝負に勝つために、相手が持ちづらい柔道衣を着るなんてことは、
絶対に考えてほしくない。
指導者はもちろんですが、選手にも、
なぜIJFが、柔道衣に関する細かなルールを決めたのか、
ということを考えてほしいと思ったからです。

IJFは、次から次に、ルールを変更しています。
たしかに、いくつかの変更点に関しては、
「やりすぎではないか」と感じるものもあります。
ルールによって、柔道自体に変容が生じていることも否めません。
下穿きを直接つかんだら「一発反則負け」なんて、
手内股(掬い投げ)を得意としていた小柄な選手にとっては、
「死活問題」と言えるほどのルール変更だったと思います。
ルール変更により、失われた技もあります。

でも、IJFがやろうとしていることは、
柔道の魅力、柔道の面白さを引き出そうということ。
そのためにどうしたらいいのかと考えた末に導き出した
ルール変更であるということは間違いありません。
柔道衣のルール変更に関しても、
目的は、柔道の魅力を引き出すこと。
それだけははっきりしています。

日本においても、
「勝つため」に、相手がつかみづらい柔道衣を、
試合で着ていたという方もいると思います。
それが当たり前だった時期もあります。
でも、その結果、どんどんエスカレートして、
組み合うこともできないような柔道衣まで出てきて、
柔道自体が変容してしまった。
ルールが柔道を変えたのではなく、
ルールがなかったために、柔道自体が変わっていってしまった
という事実もあると思います。

お互いに組み合い、技を出しあう。
持ちづらい柔道衣で、相手に技をかけさせないのではなく、
手首の使い方や体さばきといった柔道本来の技術を使い、
もっと奥の深い、もっと魅力あふれる柔道になってほしい。
『柔道衣を考える』という座談会には、
そんな思いを込めています。

ひのまるキッズ事務局 林 毅

柔道普及を考える

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

2020年の東京オリンピックに向けて、テレビCMを見ていても、日本全体でスポーツへの関心が高まっているのを感じますよね。。

それぞれの競技団体では、この東京オリンピックに合わせて挙って競技力向上に取り組んでいるのではないでしょうか。

また、競技団体だけではなく、国の政策としても、この世界的スポーツの祭典である自国開催のオリンピックを一つの大きな契機ととらえ、様々な角度から、どうオリンピックを利用すべきかということを考えています。

競技団体は、競技力向上の先には、オリンピックでメダル獲得することで、多くの人たちに対して最高のPRの機会となりますし、競技人口の増加を見込むことが出来ます。

一方、国としては、一つでも多くの競技が活躍することで、国民のスポーツへの関心が高まり、これまでスポーツに関心が薄かったような世代も含めてスポーツを通じた健康増進や地域活性化、国際貢献などを視野に入れています。

柔道普及を考えれば、東京オリンピックでメダルラッシュが実現し、スター選手が出てきてくれることで、柔道をやってみようと思う子どもが増えることは、これまでのオリンピックでも実証されていますので、間違いないことだと思います。

ただ、これだけでは、これまでのオリンピック後の現象と何も変わらないのではないかと思うのです。

なぜなら、オリンピックはきっかけでしかないからです。

柔道をやってみようと思った子どもたちが、初めて柔道を始める場所であろう道場や学校の部活で、柔道の素晴らしさや楽しさをしっかりと伝えられたとしたら、どうでしょうか?

そして、親御さんたちにとっても、我が子が柔道を通して健やかに、そして人間的にも逞しく成長していることを実感してもらえたら・・・。

柔道は、これまでのオリンピックでも結果を残し、沢山のスター選手も輩出してきました。

きっとこれまでも、オリンピックをきっかけに柔道を始めた人もたくさんいると思います。

それでも、柔道人口が減少傾向にある今、しっかりと柔道の有り方を考え、4年半後に訪れるこれ以上ない、柔道普及のきっかけの時に備えなければと感じています。

 

オリンピック代表決定まであと2カ月。代表候補の熱い戦いに注目!

原沢選手

先週末はグランドスラム・パリが行なわれ、
リオデジャネイロ五輪の代表を目指す日本の選手たちが
熱い戦いを見せてくれました。

代表を目指す選手たちにとっては、
先週末のグランドスラム・パリ、そして、
来週末19日~21日に行なわれるグランプリ・デュッセルドルフは、
本当の意味での“正念場”の大会。
その結果により、オリンピック代表の座に大きく近づくか、
あるいは、遠のいてしまうのかが、
決まると言っても過言ではないかもしれません。
当然、選手たちは、そんなことは「百も承知」だと思います。

グランドスラム・パリでは、
そのプレッシャーに打ち克ち、
自分のパフォーマンスを発揮できた選手もいれば、
逆に力を出し切れなかった選手もいました。

勝負の世界は“非情”だなぁと、
つくづく思います。
4年に一度のオリンピックイヤーには、
とくに強く感じます。

4年前のロンドン五輪が終わった時点で、
いや、もっと言えば、ロンドン五輪の日本代表が決まった時点で、
リオデジャネイロ五輪の代表争いは始まっていました。
そして、約3年かけて出揃った代表候補が、
昨年11月の講道館杯、そして、今回のグランドスラム・パリ、
そして、来週末のグランプリ・デュッセルドルフで
篩(ふるい)にかけられ、最終選考の場である、
全日本選抜体重別(男子100kg超級は、さらに全日本選手権)
に向かうわけです。

でも、選抜体重別は、最終選考の場であっても、
その結果だけで、代表が決まるわけではありません。
むしろ、それまでの大会、つまり、
このパリとデュッセルドルフ、2つの国際大会の結果で、
ほぼ代表が決まる階級も決して少なくありません。
勝てば、本当の意味での最終決戦へのキップを得られ、
負ければ、事実上、「候補からの脱落」。
いま、代表争いをする選手たちは、
そんな厳しい状況の中で戦っています。

グランドスラム・パリは、もう結果が出ました。
階級によって多少状況は違いますが、
優勝して、ほぼ代表の座を手中に収めたと思える選手もいれば、
選抜体重別でのラストチャンスを得た選手もいます。
また、負けたことで代表の座が遠のいてしまった選手もいます。

柔道は相手がいて初めて成り立つ競技ですから、
対戦相手との相性も非常に重要になります。
たとえば、組み手をとってみても、
ケンカ四つにめっぽう強く、相四つを苦手とする選手もいます。
オリンピックにおいて、初戦から決勝まで、
すべてケンカ四つの相手で、圧倒的な強さで優勝してしまう、
そんな“強運”の持ち主もいれば、
非常に高い前評判に関わらず、
唯一とも思えるような、苦手なタイプと初戦であたり、
敗れてしまうという選手もいます。
運も実力のうちとは言いますが、
「運」さえも味方につけなければ勝てないのが
オリンピックなのだと思います。

来週末のグランプリ・デュッセルドルフにも、
オリンピック代表候補が出場します。
果たしてどんな戦いを見せてくれるのか、
大いに期待し、応援したいと思います。

勝っても負けても、悔いの残らない試合を!

ひのまるキッズ事務局 林 毅

(写真は、グランドスラム・パリで見事優勝を果たした原沢久喜選手。
昨年の『復興応援プロジェクト 親子夏合宿in宮城』でのひとコマ。
「原沢選手、おめでとう!」)

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その135、『無理』撲滅運動開始します!)

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今までの人生の中で、忘れることのできない瞬間の一つがこの写真。
母校が東京学生で初優勝を決めた写真です。
その瞬間、後輩たちのことながら我が事のごとく、日本武道館の天井を突き破るかのポーズに
その喜びは写りだされています・・。
もう17年も前のことですが、この瞬間は本当に忘れられません。

そして、その翌月、もっと忘れられないことが起こりました。
それは、優勝絶対で臨んだ全日本学生でのまさかの準決勝敗退・・・。
優勝祝賀会として予約していた会場で、司会をしながら溢れ出る涙を抑えることはできませんでした。
無二の親友A君の最初で最後の涙を見たのもこの時でした。

翌年の春、卒業式を終えた後輩から歓送迎会にて言われました。

あの時、先輩に
「俺はお前らに何にもしてあげれなかった。もっともっとできることがあったのに、
自分がオリンピックやら全柔連の仕事やらで忙殺されて、言い訳をして、できることをやらなかった。
本当にごめんね。本当にごめんな」
って言われたとき、あんなに一生懸命応援してくださった先輩がまだそんなふうに思っている。俺たちは本当に感謝しているのに・・。自分自身はどうなんだ・・・。
自分は本当にもっともっとできることがあったのではないか??
どこかで、
『ここまでやったんだけど、もう無理だよね』
って妥協してたんじゃないのか?と思いまだ頑張る気力が生まれました。
ありがとうございました!

8年前、14人の仲間と会社と立ち上げた時、
7年前、ひのまるキッズを始動させた時、
6年前、開催を8か所にした時、
5年前、大きな収入源であった事業を放出し、収益構造が崩れた時、
4年前、資金がいよいよ立ち行かなくなり自分の財産のほとんどを失った時、
3年前、個人的に何もかも失った時、

不思議と、もう無理かも、と思っても無理だ辞めよう、と思わなかった。
この後輩の言葉を聞いたとき絶対にあきらめたり妥協したりはしない、と決めたから・・だから常に

できるまでやる!

って進めていき、今、何とか想いが形になり、ひのまるキッズのやるべきことが見え始めてきたように思えます。

最近、よく回りから聞こえてくることが、

人がいない、時間がない、〇〇だから・・

無理です

というコメント。

もちろん、精一杯やっているところからの発言なので、経営者として真摯に受けとめ、スタッフに無理をさせない、そう思わせないような環境を作り、気持ちよく仕事をしてもらうのが自分の役目と思っています。

ただ、

無理とは、

理を欠くこと。
道理に反すること。「―が通れば道理が引っ込む」「君が怒るのは―もない(=もっともだ)」。理由が立たないこと。 「―な願い」
行いにくいのに、押してすること。 「―をして出掛ける」

ということらしい。つまり、無理は決して不可能とか、できないといっているのではない、とも思えば・・・、

うん今は無理、でも不可能でもどうしてもやりたくないことでもなんだよね。だから、可能にし、できるようにするにはどうしたらいいか・・、
私には無理でも、我々なら無理じゃないって思えるにはどうしたらいいのか、鼻血がでるまで挑もうよ!

と、言い続けようと思っています。

無理撲滅運動

開始します。

いまから、ここから、深い絆をもって不可能を可能に!!

永瀬義規

柔道普及を考える。

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

 

ひのまるキッズでは、道場活性化を目的にひのまるキッズ小学生柔道大会を開催し始めました。今年はひのまるキッズWebでの道場紹介にも改めて力を注いでいたいと思っておりますので、引き続き、ご協力をお願いします。

道場活性化を掲げるためには、どうしても、柔道普及ということを考えなければなりません。

今回は、柔道普及のために、違う競技のことを調べてみて、何か参考になればとサッカーのことを調べてみました。

サッカーを見るのは大好きで、深夜BS1などで放送しているヨーロッパサッカーはツイツイ時間を忘れて見てしまうほどです。

サッカーは世界で最も競技人口が多い競技なので、比較にはなりませんが、改めて柔道が他の競技とは違うということを理解する上では、大変刺激になりました。

サッカーは、ボールを蹴り相手ゴールに入れるゲームですから、似たようなものは古代ローマやギリシャ時代からあったと言われていますし、その後も文明の発展とともに学校などでは、その学校の実情にあったルールで行われていたそうです。

そして、1863年に、それをイギリスのロンドンを中心にクラブの代表者が集まり、ルールを統一して、今のサッカーとなりました。

その後、イギリスに来ていた留学生や海外在住のイギリス人のネットワークで、一気に世界に拡がっていき、1900年の第二回パリ大会でオリンピック競技となり、1904年に現在の国際サッカー連盟が設立、現在は204の国と地域の加盟があり、この204の協会は、各大陸ごとのサッカー連盟に所属するかたちで、国際サッカー連盟に統括されている。したがって、街角のサッカー クラブでも、サッカー協会に加盟した時点で、世界につながるのが、サッカーの仕組みなのです。

元々、世界中で各々のルールでボール蹴りをしていたものがルール統一をきっかけに、一気に世界中に拡がり、スポーツとして、競技として、国際舞台が求められ、その要望に応じ、国際サッカー連盟の発足という流れも凄く納得できることだと思います。

サッカーがどのようにして普及していったのか?

まずはプレイヤーとして誰でも気軽に簡単に楽しく始められるという競技性。

次に見る側としても簡単で解りやすく、面白い。

だからこそ、ワールドカップをはじめ、ヨーロッパを中心に主要なクラブチームでもテレビ放映権などのビジネスが成り立ち、優秀な選手たちは多額のお金を手にすることが出来ている。

そんなスター選手たちがいる限り、、その選手たちに憧れ、その選手たちを目指すたくさんの子どもたちがサッカーを選択するでしょうから、サッカーの普及は国際サッカー連盟を中心に良い循環で回っているのだと思います。

 

柔道は、サッカーの競技性とは異なり、誰でも気軽に簡単にたのしくは始められません。

なぜなら、柔道は道で目的は社会の役に立つことです。

まず、礼法、その次に投げられても怪我をしないように受け身を学びます。

柔道普及を考えると、オリンピックで金メダルを多くとってもらえたらと考えがちですが、まずは、柔道がほかのスポーツとは違い人間教育だと理解し、そこにこそ、ほかのスポーツとの違いを見出してもらえたとしたら、柔道の価値をあげることが出来るのではないでしょうか。

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その134:なんてったって、アイドル(^^♪)

九州大会6年連続表彰

通算50回目にして、宮崎では最後の開催となってしまった第7回九州大会。
先週のここでも書きましたが、井上兄弟をはじめとする講師陣に本当に感謝しています。

そして、この50回、人生かけて7年間、一生懸命ひのまるキッズを進めていき、失ったものも本当に多いのですが、得たもの、わかったことも同じくらいありました。

当たり前のことを当たり前にする

それができた子供たちが親に、そして講師をはじめとする大人たちに認めてもらえる場、
それがひのまるキッズだということも、回を重ねることで確信をもった信念となっています。

ですが・・・

そんな大義や信念、歳月やスケールにこだわらず、いやそんなことは引き飛ばす如く
みんなの気持ちが一瞬にして一つになった瞬間が冒頭の写真です。

6年連続表彰で、6名のひのまるキッズたちが表彰され、井上康生講師と記念撮影。

上がってきた写真を見た瞬間。

いや~、まいったね。康生に一本負けだよ。

と、心の底から思える全員の笑顔がここにありました。

見てください。

表彰を受けた6名はもちろん、向かって左側の子どもたち、右側の行政、協賛社の大人たち、

全員の目、表情が見事なくらい輝いている最高のワンショットですよね!!

写真を見るたびに、私の頭の中では、あの小泉今日子さんの歌がこだまし続けています(笑)

なんてったって、アイドル、なんてったて、ヒーローなんです!

私が井上康生と会ったのは、彼が小学生の時、もちろんオーラはありましたが、
彼の特徴は強さ以上に非常に礼儀正しかったということ。

そして、これまで参加してくれたひのまるキッズの中でも彼に負けないオーラをもち、
当たり前のことを当たり前にできているたくさんの子どもたちに多くの感動をいただいています。

第二、第三の井上康生を出すために、我々ができること。

言葉にしなくても、もういいですね!!

いまから、ここから、負けませんよ!!

永瀬義規

大寒波の九州大会。参加者の皆さんお疲れ様でした。

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それにしても、先週末からの大寒波はすごかったですね。
とりわけ九州地区の皆さん、大丈夫でしたでしょうか?

皆さんご存知のように、先週末は、
スポーツひのまるキッズの九州大会ということで、
私たち、ひのまるキッズのスタッフも、
土・日と九州・宮崎に行ってきました。

先週のブログでも書きましたように、
行く前から、天気は大丈夫だろうか?
それと、ちょうどインフルエンザが流行り始めたという
ニュースもあったので、参加者の皆さんは
大丈夫だろうかと、今大会は本当に不安だらけでした。

私たちスタッフは、土曜日の朝一番6時50分の飛行機で
羽田を発ったのですが、途中少しの揺れはあったものの、
無事に宮崎ブーゲンビリア空港に到着。
宮崎は、例年に比べて「寒い」とは感じましたが、
雪が降るような気配もなく、とりあえずひと安心。
すぐに会場の、KIRISHIMAツワブキ武道館に行き、
大会の準備に取り掛かりました。

そして、3時から行なった前日練習会。
東京から駆けつけてくれた井上康生先生、兄の智和先生、
佐藤愛子先生らを中心に、豪華講師陣による練習会が始まりました。

練習会の参加人数は、ひのまるキッズ通算50回のなかで、
おそらく過去最多の220人超え!
改めて、井上康生さんの偉大さを感じるとともに、
本当に多忙ななか、子供たちのために
時間をとってくださったことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

井上先生は、多くの子供たちと乱取りをされ、
子供たちは、本当にいきいきと、嬉しそうに
先生に向かっていっていました。
子供たちにとっては、本当にかけがいのない、
貴重な体験だったと思います。
井上先生と乱取りをやった子供のなかから、
近い将来、“第二の井上康生”が生まれてほしいなぁと、
そんなことを思いながら、練習を見ていました。

今大会は、宮崎最後の九州大会ということで、
五輪メダリスト2人、世界チャンピオン2人を含む、
なんと過去最多、10人もの名立たる柔道家が
講師として駆けつけてくださいました。
講師の皆さんには、心より感謝です。

そして、大寒波のなか、
おそらく、とても無理をして参加してくださった方々も多かったと思います。
本当にありがとうございました。

私たちは、大会当日のうちに東京に無事戻ってこられましたが、
福岡から来られた方のなかには、その日のうちに家にたどり着かなかった方も
いらっしゃったと聞きます。
本当に、本当にご苦労様でした。

宮崎での、ひのまるキッズの思い出が
親子の絆をさらに深めるものになればと
心より願っております。

ひのまるキッズ事務局 林 毅

学び続ける!

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

今日は、朝起きて外を見たら一面の銀世界で、九州育ちの私は多少テンションが上がりましたが、よくよく見てみると、すでに雨に変わっており、通勤と保育園の送迎を考えると、上がったテンションもダダ下がりでした。

案の定、バス停は長蛇の列ができていて、大粒の雨の中、グチョグチョで歩きにくい道のりを5歳の息子と保育園まで歩き、ビチョビチョになりながら駅に着くも、電車は当然のごとく大幅に遅れ、会社には1時間遅刻で到着。散々な週の始まりの朝でした。

それでも今日は、地方で活躍されている志の高い柔道指導者のお話を聞かせてもらい、ダダ下がりだったテンションもグイッと正常値まで上げてもらうことができました。

今日話を聞いていて感じたのは、指導者というものは、常に向上心や探究心を持ち続けなければならないということでした。

指導者は子どもたちを教え導くための存在です。

指導者の教え方、導き方によって、子どもたちの大きな可能性を拡げたり、もしかしたら狭めることになる。

それだけの重責を理解していたら、自ずと様々なことを学ばざるを得なくなるのかもしれません。

私は自分が柔道で育ててもらったという思いがあり、恩返しの意味で、いつかは自分の道場を持ち柔道を子どもたちに教えたいと簡単に考えていました。また、親としても、子どもたちの大きな可能性を拡げられるよう、もっともっと自分が勉強しなければならないと反省させていただきました。
そして今回も講道館の今月の言葉に素晴らしい言葉を見つけましたので共有させていただきます。

http://kodokanjudoinstitute.org/words/20156/

めざすべき世界

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

先日、中学校、高校の体育系の部活動についての記事がありました。

http://lite.blogos.com/article/152815/

全体的にどの競技も人口減で減ってはいますが、柔道の減り具合はあまりに酷く、15年間でほぼ半分に迫っています。

柔道界では、近年様々な問題が明るみになりましたので、その影響が数字にあらわれているのだろうと思いますが、どういう要因と現状があるか私の主観で並べてみました。

①競技別での死亡事故の統計で、柔道は人口比での発生率が高い。              →危険なイメージで競技者が減少(他の競技へ)

②専門スキルを持った指導者不足と体育系部活の選択と集中という時代背景。        →子どもの減少に伴う教員採用の減少や学校側のリスクマネジメントによる廃部

③柔道界の様々な問題が発生したことによるイメージダウン                    →新たに柔道を始める子どもの減少

嘉納先生という教育者によって、人間教育を目的として創始された柔道が、学校という教育の現場から排除されつつあります!(思い込みであって欲しい)

これは、嘉納先生が創始した柔道を、後継者である我々が競技としての柔道だけを継承してきた結果だと感じています。

 

嘉納先生は、『講道館柔道は「精力善用」「自他共栄」を基本理念とし、競技における単なる勝利至上主義ではなく、身体・精神の鍛錬と教育を目的としている。』

また、

柔道修行の目的は、攻撃・防御の練習によって身体を鍛練して強健にし、精神の修養につとめて人格の完成をはかり、社会に貢献することである』と示されています。

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柔道を愛する一人として、競技力向上だけではなく、柔道の素晴らしさをもっと勉強しなければならないと強く感じました。

そして、今回ブログを書くにあたって、勉強になった嘉納先生の教えを共有させていただきます。

http://kodokanjudoinstitute.org/words/201406/

 

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その131:チャレンジャー~夢をつかみとる資格)

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真剣にチャレンジを続けた人しか、夢をつかみとる可能性も資格もない。

先日、ミキハウスの新年会によんでいただき、野村忠宏氏の講演を聞きました。

以前からお話をしていますが、私はアトランタ、シドニーの広報責任者だったので、
両大会において野村君が金メダルへの『軌跡』の目撃者の一人として、
彼の話に、その時の情景が走馬灯のように頭の中を駆け巡り、
不覚にも涙が溢れそうになっていました。

でも、本当にその涙がこぼれ出てしまったのは、
彼のシドニー後、特にあまり交流がなくなった
アテネ五輪後のお話でした。

その詳細は、彼の自署『戦う理由』に書いてあるので読んでください。

新年会を抜け出し、次のアポイントまでの1時間で読み切るほどに集中でき、感銘を受ける内容でした。

冒頭の言葉は、『はじめに』で彼が最後に言い切った一節です。

そして、こうもつづられていました。

とことんまで戦い抜いたという事実が、明日の自分の背中を押す力となる!

まさに、嘉納師範の言葉で私が常々口にしている

盡己

の理念そのものです。

オリンピック三連覇という大偉業を果たした彼だから言っていただけばこそ、まさに鬼に金棒!!

日ごろ、

「永瀬さんはなぜこんなこと(ひのまるキッズ)をやり続けられるのですか?」

と聞かれます。

以前のこの独り言でも書きましたが、これまでは、

一言。

できるまでやるから

で、先日から

好きなことなので

にしています。

この野村君のお話を聞いて・・・・

一度決めたことだから

も加えたいと思っています。少し欲張りですが(笑)・・

一度決めた好きなことをできるまでやる

このことを常に挑戦していくチャレンジャーとなって夢をつかみとることを
スタッフと具現化し、ほんの少しでも良いので後世に残すことができれば本望!!

夢をつかみとる資格は十二分にあると自負しています!!!

いまから、ここから、後は、不屈の精神で挑戦し続けるのみです!!

永瀬 義規