挑戦し続けるお父さんお母さんってカッコいい!

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ひのまるキッズ北信越大会でのお話。
試合が終わり、後片付けをしていると、
保護者の部に出場されていたお父さんが
近づいてきて、声をかけてくださいました。
「息子ともども、ありがとうございました。
息子が6年なので、私もこれでひのまるキッズ卒業です」

昨年の大会では時間いっぱい戦って引き分け。
最後は息が上がり、立っているのもやっとといった感じで、
「いやぁ、情けない」とおっしゃっていたお父さんでしたが、
今年は見事な一本勝ち。
試合後には、やりとげた感と安心感が入り混じったような、
実にいい表情を見せていました。

「子供の前でみっともない試合はできない」
そう考えて、保護者の部への出場を躊躇する方は多いと思います。
実際、もし私が同じ立場だったら、おそらく出場しない、
いや、できないだろうと思います。
だからこそ、保護者の部に出て子供の前で試合をする
お父さんお母さんは本当にカッコいいと思いますし、心から尊敬します。

以前、保護者の部に出場するお父さんに
試合前に話を聞いたことがありました。そのお父さんは、
「勝つ自信なんて全然ないですよ。
でも、勝ち負けに関係なく、挑戦する姿を
子供に見せたいんです」
と、ちょっと緊張気味に笑顔で答えてくれました。

実際、試合には負けてしまいました。
でも、そのお父さんは
「負けちゃいました! きれいに投げられましたよ」
と汗だくの顔で、爽やかに笑っていました。
そして、息子さんも、そんな父親を誇らしげに見ていたのが
とても印象的でした。

おそらく、この大会に出るために、
お父さんお母さんたちは、忙しい仕事や家事の合間に
時間を作って、一生懸命に練習をしてきたのだと思います。
その努力を子供たちが見ていて、何も感じないわけがありません。

挑戦し続けるお父さん。
私も見習わなきゃいけないなぁと、改めて痛感した次第です。

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(写真上 保護者の部の表彰。お子さんも一緒に表彰します。
 写真下 さすがはお父さんお母さん。見本のような素晴らしい礼です)

スポーツひのまるキッズ大会事務局 林

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その123:感無量の6年連続出場!)

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昨日、富山県射水市にて第6回スポーツひのまるキッズ北信越小学生柔道大会。

お陰様で大会は成功理に終了することができました。

この場をお借りしてお礼を申し上げます!! 本当にありがとうございました。

さて・・・

前回の『独り言』ですが、前回に引き続き「みとめてもらうこと」につながる話をさせていただきます。

昨年の関東大会から実施している『6年連続表彰』

今回で8回目、北信越大会では初めての表彰となりました。

そして、嬉しい結果に思わずニコニコになってしまいました。

今回の表彰は9名。

記録をたどって検証していた弊社の林が、

「なんと! 6年前に第一回大会に参加した36名の1年生のうち、9名が6年連続! 25%って
凄いじゃん!!!!」

と一人で興奮していた傍で一人、心の底からあつ~いものがマグマのように沸上がってきていました。

6年前、海のモノとも山のモノともわからない大会に出てくれて、それも6年間ずっと参加してくれた親子たち・・・涙

とにかく、感無量! となってしまい、その日の夜は会う人会う人みんなにそのことを語りまくっていました(笑)

当日、

開会式での表彰で、佐藤愛子講師に記念タオルをもらい嬉しそうにしている子供たちを見て、またまたマグマが・・、

歳をとってゆるんだ涙腺から溢れ出そうになるものを止めるため、まばたきをこらえている姿は傍から見て滑稽だったかもしれません・・。

そして巻頭の写真は、6年連続表彰、選手宣誓、6年生軽量級で見事優勝と、本当に大活躍だった松井君と

北信越大会を立ち上げから共に盛り上げてくれている塩谷建設の塩谷専務との6年連続出場三人トリオショット!!

大会終了後直後に撮ったこの瞬間。本当に感無量!! でした。

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そして、もう一人、

『俺も6年連続出場のタオルを(笑)!!!』

と講師控室で騒いでいた(失礼!)この男との2ショット。

毎度、おなじみの『ひのまる先生』(今つけました)青井講師もこの北信越大会、6年連続出場だそうです!!

親友とのこの瞬間も、悔しいけど(笑)、最高の思い出となりそうです。ありがとう!!!

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今回、「認める」ための企画で、実はほんの少しだけ己が「認められた」ような気がして
無邪気に嬉しかった、甘ったれ社長でした。失礼しました。

いまから、ここから、気を引き締めなおして踏み出します!!!

永瀬義規

気仙沼の柔道少年の思い

図1

2011年3月21日。ぼくは、小学校でそうじをしていました。
急にガタガタと大きなゆれがあり、ぼくは、怖くなって、友達みんなで
ゆれが収まるまでかたまっていました。

自分の家には戻ることができず、知り合いの家にとめてもらいました。
一週間後にようやく家に戻ることができましたが、
一階はどろだらけで、二階だけを使って生活していました。
水道も、電気も、電話も止まってしまい、一ケ月以上も、
不自由な生活をおくっていました。
しかし、今、こうして震災前と同じように、
元気に過ごすことができています。

あの時、全国のみなさんから、たくさんの支援をいただきました。
たくさんの元気と勇気をいただきました。
みなさんのおかげで、このように大きな柔道の大会にも
参加することができています。心から感謝しています。

あと何十年も復興には時間がかかると思いますが、
あの時の感謝の気持ちと、ふつうに生活することが
とても幸せなんだということをいつも忘れることなく、
これからも、勉強に柔道に、そしてぼくたちも大人のみなさんと一緒に
復興にはげんでいきたいと思います。

今日、このような素晴らしい大会に出場できることを
とてもうれしく思います。
本日はどうぞよろしくお願いします。

                  宮城県 気仙沼柔道スポーツ少年団
                           選手代表 吉田 陽春

この文は、9月20日に開催した『スポーツひのまるキッズ東海小学生柔道大会』に
ご招待させていただいた気仙沼柔道スポーツ少年団の吉田陽春君が、
大会開会式で、全選手の前で話してくれたものです。
「声が小さくて伝わっていなかったのではないか」と、
指導者の井上剛彦先生が心配され、せっかく書いたものなのでと、
東海大会の思い出をまとめて作られたオリジナルアルバムと一緒に
送ってくださったのでした。

私自身、大会当日は、持ち場を離れることができず、
吉田君の話を聞くことができなかったので、さっそく読ませていただきました。

正直、感動しました。

東日本大震災のとき、吉田君はまだ小学1年生。
親御さんと離れ離れになり、家にも帰れなかった日々は、
計り知れないほど、心細かったと思います。
小さい頃の吉田君のことを知るわけではありませんが、
震災から4年半、つらいこと、悲しいことをたくさん経験したことで、
大きく成長したのだろうと想像します。

「あと何十年も復興には時間がかかると思いますが、
あのときの感謝の気持ちと、ふつうに生活することが
とても幸せなんだということをいつも忘れることなく、
これからも、勉強に柔道に、そしてぼくたちも大人のみなさんと一緒に
復興にはげんでいきたいと思います」
吉田君のこの思いを、東海大会に出場した選手親子だけでなく、
ぜひ多くの人に聞いてほしい、知ってほしいと思い、
紹介させていただきました。

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スポーツひのまるキッズ事務局 林

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その122:『認められる』ということ①)

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先日、インターンシップ希望の学生が話を聞きに訪れた。

実はその日の午前中(FBではお伝えしましたが)、最近では久しぶりに理不尽なことがあり、
気が滅入っていました。

帰社してすぐの面談でしたので、正直、乗り気ではなかったのですが、その一見生意気そうな
学生と話をしているうちに(M君ゴメン(笑))、なにかムクムクと元気が出てきてマシンガントークさく裂!!

なんと3時間弱話を、それも一方的にしてしまいました。

M君はそんな話でも真剣に聞いてくれて(立場が逆!!!)、結局、今週末の北信越大会に自腹で来て大会のお手伝いを買って出てくれました(笑)

さて、その話で再確認したことがあります。

自分自身、人生における糧、

それは、

認められること。

だということでした。

まあ、三時間の話をここで書いたら短編小説分くらいあるので割愛しますが、この『独り言』でも散々話していること・・

とどのつまりは、なぜ、ひのまるキッズを大きな代償を払ってまでやり続けているか・・という話です。

自分のこれまでの苦労話の中で(成功事例しか言ってませんが・・)話を進めると必ず最後に、

「その成功の秘訣はなんですか?」

と聞かれます。

との時の答えは・・・

「できるまで、やるから」

です。

でも、本当は

「認めてもらえたと自分自身が納得するまでやるから」

なんだと思います。

冒頭の写真(画像悪くてすみません)学生時代。それまでの幼いころからのプライドも何も木端微塵にされた中、四年生でやっと手にしたレギュラーの座。
本来はレギュラーになって、さあ、これから!なんでしょうが、選手発表で自分の名前が呼ばれたとき、私は本当に(明日のジョー状態で)燃え尽きていました。

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30年前に始めた近代柔道杯。世界五か国を招待、テレビ放送もしてDVDと紙面に全ての参加者の名前を載せられた時、正直、意欲は潮が引くように無くなっていました。

その後の人生の中でいくつかの勝負も、自分ができたと思った時、文字通り「できるまでやる」でできたら次に行っていました。

でも、そのできる?ってなんでしょう。

それは、自分自身のなかで『認められた』と自覚できた時なんだ! とつくづく思っています。

そうです。究極のマスターベーションオヤジの『独り言』だと思います。

しかし、

私は決めたんです。

とことん、認められて、とことん認めることができる『場』を創ろうと・・・。

それがひのまるキッズ。

次回は、その認められることについて、もう少し話をさせてもらいます。

世間からは派手で華やかと思われてる企業経営も、実際は地味で地道な日々の積み重ねですね。

成功する為のモチベーションと、目標に向かう絶え間ない努力。

これらは、自分の思い通りに進まない「ジレンマ」と、理不尽な環境に対する「怒り」、そして、失敗の「恐怖」との戦いでもあります。

我々が負ける訳はない!
お互い頑張って行きましょう!! 

先日のFBの書き込み。盟友I社長ありがとう!

IをWEに変えられて初めて本当の仲間だと思っています。まだまだダメ社長です!

あ、ひのまるキッズは、「俺は認められた」と思えるには当分かかると思いますのでご心配なく・・(笑)。

いまから、ここから、勝負は始まったばかりです!!

永瀬義規

 

東京オリンピックを見据えて。

おはようございます、ひのまるキッズの原です。

先日からラグビーワールドカップで活躍した日本代表選手たちを、五郎丸選手を筆頭に、ほぼ毎日テレビやインターネットで目にしますよね~

柔道ではオリンピックや世界選手権で金メダリストになったとしても、これほどのメディアに取りざたされることはないと感じるのは、私だけでしょうか。

なぜ、柔道で結果を出しても、それほど反響が得られないのでしょうか。

それは日本の国技だから、勝つことが当たり前だという風潮があって、メディアもそこまで取り上げないのかもしれません・・・・。

それにしても、これまでのワールドカップや、たまにニュースで見る海外との対抗戦でも大差で負けていた印象だったので、今回のラグビー日本代表の躍進は、本当に驚きました。

そして、試合が終わってからのメディア露出と五郎丸選手というヒーローの誕生。

これが、もし、全て計画通りだとしたら!

最近では、テニスの錦織選手の活躍でテニスを始める子どもが4倍ほど増えたそうです。

ラグビーも、今回の反響でラグビーを始める子どもが確実に増えるでしょう。

そしてこのタイミングで、子どもたちの受け口や、入って来てくれた子どもたちを、どういうアプローチで継続的なラグビー普及に繋げていくかまで考え、準備が出来ていたとしたら!!

これと同じことを、柔道でも考えなければならないのではないかとハッとしました。。

地元開催である東京オリンピックに向け、結果を出すために全柔連でも色々な取り組みがなされているのだと思いいます。
そして、地元の応援に応え、多くのヒーローが誕生する可能性が大いにあると思っています。
そんなせっかくの大チャンスなのだから、柔道普及には繋がるような仕組みを準備しておく必要があるという事です。

ここ数年、柔道界は様々な問題が露呈して、子どもたちの柔道人口も軒並み減少傾向にあります。そして、メディアでも、柔道が取り上げられる頻度も激減しているのが現状だと思います。

だからこそ、今から柔道界全体で、ヒーローづくりから、子どもたちが集まるであろう道場の指導方法や普及方法を考え、来るであろう大チャンスに向けて、みんなが同じベクトルで準備をしていけたらと思うのです。

学生たちの熱い闘いに感謝!

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今年度の学生柔道を締めくくる
全日本学生柔道体重別団体優勝大会が、
先週末、尼崎で行なわれました。

春の優勝大会を制し、初の二冠を狙う筑波大と
優勝大会でV8を阻まれた東海大、
絶対的なエースといった存在はないものの、
満遍なく力のある選手を揃え、
久々に優勝を狙える布陣となった国士舘大。
この3校の前評判がとりわけ高かったのですが、
筑波大と東海大が、なんと準々決勝で対戦。
事実上の決勝戦と目されたこの試合は、
一戦一戦が、息詰まる接戦となりました。

今夏の世界選手権でチャンピオンになり、
春の全日本学生優勝大会でも、初優勝の立役者となった
絶対的なエース、81㎏級の永瀬貴規選手擁する筑波大。
一方の東海大は、
60㎏級に2013年世界王者の髙藤直寿選手、
66㎏級に世界選手権代表の高市賢悟選手、
90㎏級に世界3位のベイカー茉秋選手、
と現在の各階級の世界トップクラスの実力者と、
顔ぶれ的には、やや東海大が優位なように見えますが、
髙藤選手は、4日前にグランドスラムパリから帰ったばかり、
高市選手は、世界選手権の時の負傷で万全ではなく、
その他の選手もケガなどにより不安要素も多かったようです。

結果的に、東海大が4-1で筑波大を下して
準決勝へ駒を進めましたが、
点差ほどの力の差はなく、
どれも拮抗した試合でした。
ただ、「絶対に勝つんだ」という勝利への執着が、
東海大のほうが強かったように感じました。

先ほども書いたように、東海大は優勝大会の連覇を筑波大に阻まれました。
優勝大会のとき、東海大の選手たちは、
人目もはばからずに号泣し、
しばらく立ち上がることもできない様子でした。
初優勝の喜びを爆発させる筑波大の選手たちの傍らで、
泣き崩れる東海大の選手たち。
あのときの光景は、今も鮮明に覚えています。

あの悔しさが、今大会の東海大の選手たちの、
「執念」になっていたのだと思います。

7回も連続で勝つと、「常勝軍団」と言われ、
「いい選手が揃っているから、勝って当たり前」
というような声も聞こえてきます。
しかし、顔ぶれは毎年少しずつ変わっているわけですし、
高校のときに実績を残した選手が、そのまま大学でも
トップの実力を持ち続けたり、進化し続けることは
容易なことではありません。
実際、高校時代チャンピオンで、
大学で名前を聞かなくなった選手は山ほどいます。
大学で、自分を律し、質の高い練習をしているからこそ、
今があるのだと思います。弛まぬ努力を続けている選手には
頭が下がりますし、そういう環境を提供し続けている関係者にも
敬意を表したいと思います。

決勝は、東海大と国士舘大。
国士舘大は、なんと7年ぶりの決勝進出。
国士舘大としても、当然「思うところ」がたくさんあったと思います。
今年1月に斉藤仁さんが亡くなり、墓前に誓った「優勝」。
勝ちたい気持ちは非常に強かったと思います。
いまの国士舘大には、世界代表ほどの突出した選手はいないものの
66㎏級の藤阪太郎選手、81㎏級の佐藤正大選手、90㎏級の江畑丈夫選手、
3人の学生チャンピオンを中心に、精鋭が揃っています。
そして、今大会では全員が強い闘志を持って試合に臨んでいました。
三将戦までは0-0。まさに息詰まる激戦でした。
副将戦。東海大は主将の長澤憲大選手。
優勝大会で敗れ、連覇をストップさせたことに、
主将として、人一倍責任を感じていた男は、
魂の闘いを見せ、「反則勝ち」を勝ち獲り、
勝利を引き寄せました。
そして大将戦。
優勝大会の代表戦で永瀬選手に敗れ、
試合後に泣き崩れていた東海大のウルフ・アロン選手。
本来100㎏級のウルフ選手は、約40㎏重く、抜群に受けの強い
国士舘大の井上翼選手から内股で「技有」を奪って優勢勝ち。
優勝大会の雪辱を晴らしたのでした。

いい試合でした。

団体戦にはいろいろな“思い”が混じり合います。
選手一人ひとりの“思い”はもちろんですし、
大学の先輩や先生方、ご父兄の“思い”もあると思います。
そういう、いろんな“思い”がぶつかり合い、
単純な技の掛けあいではない
“勝負”が生まれているのだと思います。

選手の皆さん、今年も熱い闘いをありがとうございました。

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(写真上は優勝した東海大の皆さん 下は開会式の様子)

ひのまるキッズ事務局 林

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その120:悪魔のささやきに打ち勝ったひのまるキッズ魂!!)

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先週の青森から始まって、青森→大阪→富山、宮崎→福岡→山口→大阪と続いた出張で、大活躍をしてくれたのがレンタカー。

今回は、大阪、福岡以外のすべての場所で柔道部でも有名なTレンタカーにて偶然(必然)にも5台のワゴンRを乗り継ぎました(笑)

そして、その悲劇が起こったのが最終日。

福岡から新山口駅を降りて、いつものように事務所を出て手慣れた作業でレンタカーし、ピピっとナビをSETしてさあ出発・・。

最初の目的地はそこからほんの10分程度・・ナビ通りの指示で立派な自社ビルを目視してほんの目の前に来たとき、

『左折です』『右折です』

に合わせて行くと一方通行の先はどう見ても行き止まり・・

「おいおい、勘弁してくれよ!」と止まって、道路に隣接していた民家の駐車場スペースでグイっとUターンをして出る瞬間

ガリガリ!!!!

ラジオの音量を少し上げていたので、その後ろのほうから出た異音をあまり気にせずそのまま走り去り、すぐに目的地について
「ひのまるキッズ中国大会」のご協賛の書類を渡して、よし、次の目的地へ・・・

と乗車して発進したら・・

あれれ、

後ろから違和感があり、ハンドルを取られ・・、

車を降りて確認したら、左後ろのタイヤが思いっきりパンクし、ホイールキャップも外れていました。。

しまった! ということで、先ほどの駐車場に戻ったらホイールキャップがあり、そして・・よく見ると出口の縁石の壁ががっぽり欠けていたんです・・。

すぐにTレンタカーに連絡して、近いということで代車を回してもらうことになり、そばの図書館の駐車場で待っていたその時です。

恥ずかしながら私の脳裏には、

『おいおい、次のアポイントメント間に合わないぞ!! 現場は誰もいなかったし、見られていないんだからレンタカー会社には適当に言って免責以外の保証金を払えばいいよ。ここで謝罪や手続きで時間を取られたら、せっかく何度も調整してやっと会ってもらう社長に申し訳ない。縁石が欠けたくらいなら大丈夫だよ・・。そのまま黙って行っちゃおうぜ・・』

という悪魔のささやきがグルグルと回っていました。

そして、一方で。

『何を言ってるんだ! お前は当たり前のことを当たり前にやる!ってことを人生をすべてかけて今まで全国を回ってきたんだろ! そんなお前が子供たちに顔向けできないことをしてどうするんだ! 今すぐに民家に言って謝罪し、誠意をもって対応するのが当たり前だ!!』

という声・・。

数分後、

代車を運転してきてくれたレンタカー会社の社員さんとその民家の前に立ち、呼び鈴を鳴らす自分がいました。

幸い(?)にも不在で、

「あとはこちらで対応しますから、次のアポイントメントに向かってください」という社員さんのお言葉に甘えてその場を後にし、次のアポイントメントにも無事間に合い、有意義なプレゼンを終えて(実は心の中は動揺で一杯でしたが)、そのあとの仕事も終えて何度かレンタカー会社と連絡をとり、翌朝、

「先方と連絡が取れ、あとは保険会社とのお話で無事に話が付きました」との電話をもらった時には安堵の気持ちで一杯でした。

そして、

「正直、あの状況ではそのまま立ち去るお客様がいないとは言えません。でも、ちゃんと対応する永瀬さんは立派です。さすがに柔道家ですよね!うちももっと柔道部を応援しないと・・」

と返却の時に言われたとき、悪魔のささやきに少しでも惑わされた自分の未熟さを反省させられました・・・。

またまた長文になってしまい失礼しました。

でも、当たり前のことを当たり前にやることに対し、何を隠そう、自分自身がひのまるキッズで成長させられているんだと痛感した出来事。53歳のスタートでした!!

いまから、ここから、まだまだ修行中です!!

永瀬義規

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力みなぎり 満願成就のとき!?

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先日、打ち合わせで赤坂近辺に行った際に、
豊川稲荷に立ち寄り、家族のこと、仕事のこと等
お参りしてきました。
数か月にいっぺん、近くに来るたびにお参りをし、
ついでに「男みくじ」なる「おみくじ」を引くのですが、
久々に「大吉」が出ました。

「大吉」はやはり、嬉しいものです。
「何かいいことあるかも」という期待感は
「小吉」や「吉」「末吉」とは比べものになりません。、

おみくじを見てみると、

仕事:実力が評価される。
「おお、いいぞ!」(以下、心の声)

金運:上昇する。
「よしよし、今日、宝くじを買おう」

家庭:仕事の話題は控えること。
「はい、わかりました。しませんとも!」

対人:何かと頼られることに
「まぁ、いいでしょう。どんと来い!」

勝負:弱気は禁物
「強気で攻めますよ~!」

健康:快調そのもの
「そう、絶好調!」

と、意気揚々と神社を後にしました。
まずは腕試しと思って買った宝くじ(スクラッチくじ)は、
2000円分(10枚)買って、5等200円一枚。(あれ?)
翌日からは、風邪をひいてしまい、
全身ダルダルで体調最悪。(あれあれ?)

「力みなぎり 満願成就のとき」のはずなのだが、
いったいどうしてしまったのだ、俺の「大吉」は……。

ちなみに、このおみくじには、
漢字一文字が書かれた開運お守り(?)が入っているのですが、
今回は「翔」の文字でした。

「翔」は、空高く飛ぶという意味の他に、
「振り返る」という意味もあり、
自らの行ないを省みる謙虚さを持ち続けられますように
という願いが込められているそうです。
財布の中に入れて、肝に銘じたいと思います。

あとは、スクラッチくじと一緒に買った
「ロト6」に望みを託すのみ。頼むぜ、俺の大吉!

ひのまるキッズ事務局 林

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その118:満を持して・・三つの出来事に乾杯!!)

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満を持して・・・。

『事の実行に絶好の機会となる、充分な用意をして待っていた機会が訪れる、といった意味で用いられる 「満を持す」の語に、接続助詞て(して)を付け、後に続く動作を補足する表現。その行いが強く望まれていた、最良のタイミングで行われた、というような意味合いで用いられる。「満を持して登場」の言い回しが特に多く用いられるといえる』

このところ、まさに満を持して登場した良い話が三つ!!

まずは、少し前ですが、8月の夏合宿。

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震災後から今まで、250名の親子を被災地からひのまるキッズの開催地
にご招待して我々がまさに満を持して被災地で思いっきり展開したこのイベント。

被災地よりご招待した49名の子供とその親たちが、稽古、セミナー、イベントで
たくさんの夏の良き思い出ができたと満足しています。

詳細動画はこちら!

そして、9月に発売された『雑誌武道10月号』に弊社執行役員・林が特別寄稿。

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全6ページに渡ってひのまるキッズの理念をわかりやすく説明しました。
7年間、積み上げてきたものを満を持しての力作投稿でした!

さらに、昨日の10月11日。

スポーツひのまるキッズ協会理事・イケメン実業家&柔道家の藤田博臣が、

これぞまさに、満を持しての結婚式を挙げました。

乾杯の発声を任され、しっかりとひのまるキッズの宣伝もしてきました(笑)!

合宿で親子、雑誌で仲間、そして結婚式で家族の『絆』を確信できたこの三つの出来事。

正直、まだまだ山あり谷ありのこの人生ですが、やり続ければ必ず訪れるその『時』を
信じ、愚直に己を尽くしていく勇気を与えてくれた最高の瞬間でした。

あらためて『絆』を持つ皆様の幸せを願っています。

そうそう・・、巻頭の写真!!!
日本期待のこの柔道家たちの『満を持して』のひのまるキッズ登場も近い!! かも(笑)

いまから、ここから、その時を信じ、ただひたすら走ります!!

永瀬 義規

P.S.タブレットの調子が悪く、アップが一日遅れて失礼しました(^_^;)

暴力は柔道を滅ぼす!?

教養講座1003

先週末、全日本学生体重別選手権大会が開催され、
日本武道館で、大学生たちが熱い試合を繰り広げましたが、
大会前日には、筑波大学の菊幸一教授の教養講座が講道館で行なわれ、
各大学の監督を中心に多くの方が聴講しました。

「暴力は柔道を滅ぼす!?」というテーマで、
約1時間にわたって行なわれましたが、
講座の内容は、指導者にとって非常にためになる、
絶対に知っておきたい内容だったこともあり、
受講した皆さんは、メモを取りながら真剣な表情で聞いていました。

私が聞いていて印象に残ったことをまとめてみました。

1)人間は、暴力を振るう存在であることを認め、
 その上で、人間が持っている暴力性を
 「飼いならさなければならない」。

2)柔道の「投げる、倒す、絞める」といった行為は
 本来“暴力”といえるような行為だが、
 嘉納治五郎先生が、「技(わざ)」化し、
 言語化して指導できるようにしたことで非暴力行為となった。

3)本来、柔道の修行は「形、乱取り、講義、問答」だが、
 最近は、最も大切な「問答」がなくなってきてしまっている。
 嘉納先生が柔道の修行の一環として行なっていた
 「講義」=言語化して相手に伝えること
 「問答」=相手に意見を聞くこと
 をもっと大切にしなくてはいけない。

4)暴力かどうかを判断するのは、
 個人ではなく、周り(世間)。
 以前はよかったから大丈夫というのは、今は通用しない。
 世の中の動きを見ておくことが重要。
 外を見て、外の世界を知ることで、
 いま、世間が暴力について、あるいは柔道について、
 どんな見方をしているのかを知ることが大切。

柔道は、激しく投げあったり、相手の首を絞めたり、
暴力行為と思われるようなことをしながらも、
試合が終われば、お互いに礼をし、尊重しあうからこそ、
世界中の人が信頼し、熱中するわけで、
その柔道をやっている人が、
暴力を振るうようになってしまったら、
社会の信頼を失うことになります。

講座のテーマ、「暴力は柔道を滅ぼす!?」は
決して大袈裟なことではないと思います。
柔道に関わるすべての人たちが、いま一度、
しっかりとこのことを考えなくてはいけないと感じました。
信頼は、自らの襟を正すことから生まれます。

ひのまるキッズ事務局 林