障害者スポーツとの出会い

みなさん、こんばんは。
二日前の12日、ウィンブルドン選手権車イステニスの
女子ダブルスで上地結衣さん(21)が2連覇されたんですね。本当に素晴らしい!
障害者スポーツは、1998年に開催された長野パラリンピック冬季競技大会で、日本選手団のめざましい活躍から、マスメディアを通じて競技性の高いスポーツと認識されることになったそうです。
私の知人に、長野冬季パラリンピックやシドニーパラリンピックで日本人唯一の国際メディアカメラマンとして活躍するなど、障害者スポーツを撮り続けて35年の清水一二さんという写真家がいます。
その清水さんの薦めで車イスバスケットボールの試合を観戦しに行った事がきっかけで、障害者スポーツに注目をするようになりました。
最初に行った時は、どんな風に観たらいいのか、こわごわ会場に入りましたが、試合を観てびっくり!さながら格闘技なんです。車イスに乗ったままスピーディーなパス、車イス同士のボディコンタクトもあり、車イスから落ちても瞬時に戻る…すご~く格好いいんです!!
私はスポーツやアスリートの方と仕事をする事が多く、アテネパラリンピックにも仕事で行かせていただく機会に恵まれました。
滞在は開会式を含めて4日間だったので、沢山の競技を観ることは出来ませんでしたが、車イスバスケットボールと視覚障害者柔道を観ることができました。
視覚障害者柔道は両者が組んだ状態から試合がスタートするのですが、5分間常に組んだ状態で試合をするため、疲労度も激しいので、選手たちは一本を取りに行く柔道を目指すそうです。まるで普通に視力があるように、迫力のある競技だった事を覚えています。
民放では報道などでしか目にする機会はないですが、NHKはパラリンピックのダイジェスト番組を必ず放送していますので、オリンピック終了後に開催するパラリンピックに皆さんも注目してみてください!

ひのまるキッズ事務局 丸山

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その106;今を生きる)

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いいか。今日来た●●先輩は●●県警で柔道を頑張っている。
柔道で認められて警察官になった先輩は、今、夏休みをとって己の鍛錬のために母校に来ている。
みんなも知ってるように、奥さんと子供二人は道場の外で旦那さんの、お父さんの稽古が終わるのをじっと待っている。

何度でも言うぞ!

●●先輩は、己の鍛錬のために家族の時間を犠牲にして中大道場に来ている。だから、絶対に時間を無駄にはしない。

今日という日を、

今という時間を、

一分、一秒、絶対に無駄にしていない。

おい、お前らはどうだ!

柔道で中大に入学し、柔道を愛し、柔道をして『日本一』になりたいからこの畳の上に立っているのではないのか?

今日という一日、さっきまでの稽古ですべてを尽くして稽古できたと胸を張れるやつは、手を挙げてみろ!!!

母校の中大道場に俺たちの『兄貴』矢嶋監督のヤジーマン節(昔はこう言っていた)が響き渡った・・・。

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今日は、本当に暑かったです。

明日からの長期出張を控えて、また、昨日までの怒涛のように押し迫るタスクにかなりのプレッシャーとストレスを抱えた私は、いつもより早く起床し、大学の道場に向かい、無謀にも15年以上ぶりに道衣を着ていました。

指導だけ・・・

のつもりが、知り合いの息子を見つけて乱取りを申込み、ヘロヘロになった時に、弊社でマネジメントしているドンホンくんが道場に遊びに来て、それをキッカケにフェードアウト・・。

さて、着替えようかな・・、と思った矢先に冒頭のヤジーマン節がさく裂していました。

お話の内容はまさに一日一死。

私も常に心がけ、ブログやFBでしつこく連呼しています。

でも、今日のように、仕事ばかりではなく(結局仕事もしましたが(笑))、

稽古が終わって、ドンホン君とランチして矢嶋監督の家に呼ばれて談笑後、すぐに会社に向かい、

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デスクワークをこなして、たまっていた回数券でマッサージに行き、

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帰宅して、冷凍保存していた食材をいただき、

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風呂にゆっくりつかって、

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このブログを書いている・・。

早朝から夜まで本当に充実した時間を過ごすことができたこんな一日。数年前では全く考えられないほどリラックスできた一日。

これも、ある意味、一日一死の思いで過ごせたと、自分自身満足できたような気がします。

今を必死に生きてこそ、ここから次に行けるんですよね!!

さあて、明日からまた全国で『熱~く』語ってきます!!!

いつもながら、長い『独り言』に付き合っていただき(それも内容がなくてすみません)、ありがとうございました!!

永瀬義規

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ひのまるキッズ小学生柔道大会への想い

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

最近、雨の日が続いており、気温も下がり気候の変化が激しいので、風邪などこじらせないように体調管理にはいつも以上にお気を付けください。

 

本日は他の少年柔道大会と違う、ひのまるキッズ小学生柔道大会をどんな想いで開催しているかをお伝えしたいと思っております。

先週もご紹介させていただきましたが、スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会は「柔道の本質」と「親子の絆」をテーマに開催しております。

もともと、ひのまるキッズ柔道プロジェクトは、道場活性化を目的に立ち上げたプロジェクトです。そして、年々減少していく道場をどうすれば活性化に修正していけるかということを真剣に考えておりました。

そんな時、神奈川県柔道連盟の事務局長をされていた伊藤先生をはじめ、道場指導をされている先生方に道場の現状を教えてもらう中で、人が集まってくる道場は、保護者が道場指導者の指導方針や柔道の考え方を理解し、子供たちや道場運営をサポートしているということを聞かせてもらいました。その後、保護者に子供が学んでいる柔道の良さを知ってもらい、道場指導者の指導方針にも興味を持ってもらうきっかけ作りになるような大会にしたいという結論に至りました。

そして、実はその当時、今のひのまるキッズと同じ道場活性化を目的に、同じ親子の絆をテーマに神奈川県柔道連盟主催で、小学1年生~6年生の6名とプラスその出場している小学生のいずれかの保護者が大将で出場するという7人戦の団体戦、「関東小学生親子団体柔道大会」という大会を開催されておりましたが、保護者が必ず試合に出なければいけないというハードルが年々高くなり、継続出来るかどうかという状況でした。

そこで、ひのまるキッズで、この大会を新しい大会に生まれ変わらせるべく、色々と検討していく中で、親子の絆を具現化するために、そして、道場活性化に繋げるために。

保護者も一緒に柔道の稽古はしないまでも、子供が志す柔道を理解したうえで、子供たちを応援してもらえたら、勝ち負けだけでなく、礼がしっかり出来たとか、勇気をもって自分から技を出せたとか、試合に向かう姿勢とか、試合までの準備段階でもたくさん褒めてあげられることが増えて、子供たちはもっと柔道を頑張ろうとするだろうし、親への感謝も素直に出来るようになるのではないかと。

それで、大会案内を道場代表者あてに送り、道場指導者が、子供たちのスキルなど試合に出しても良いと判断した選手の保護者に大会案内を渡してもらい、申込みは保護者に行ってもらう。保護者は申し込むために大会要項を理解して、さらに子供の組手や得意技なども知る必要があるので、柔道を知ってもらうきっかけにしていただけたらと考えました。

また、大会では、親子で参加いただき、選手が試合のはじめと終わりに相手と礼を交わす時に保護者と道場指導者が同時に相手の保護者と指導者に礼を行っていただきますが、礼法の意味や試合の位置づけなどを道場指導者からしっかりと伝えていただきたい。

こういった一連の流れをきっかけに、柔道を知らなかった保護者が、子供のために、さらに柔道を知りたいと思ってもらい、その想いを道場の先生方に応えてもらえたら、道場活性化の一助になりえるという想いを込めております。

まだまだ、我々の考えを伝えられていない状況なので、道場の先生方の中には、ひのまるキッズによって、道場の秩序を乱されるとか、モンスターペアレンツを助長するなどのご意見を頂くいたり、他の先生を通じて耳にすることが少なくありません。

柔道の本質を親子で体験してもらうことで、保護者に柔道ファンになってもらいたい。

そんなきっかけづくりになるような大会にしたいという想いで、スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会を開催しております。

 

 

 

 

夏の風物詩「金鷲旗」まで2週間!

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昨日も雨、今日も雨……。
近年では珍しく、
いかにも“梅雨”という毎日が続いています。

それでも、傘をさしながら、問題集を開き、
最後の悪あがき(?)をしている
テスト期間中らしき高校生を見ると、
あぁ、もうじき夏休みなんだなぁと
感じる今日この頃です。

柔道界の夏の風物詩と言えば、
高校生は「金鷲旗」に「インターハイ」、
中学生なら「全中」、そして小学生なら「少年少女錬成大会」。
それぞれの大会に向け、皆さん一生懸命、
頑張っていることでしょうね。

夏の大会の先陣を切る「金鷲旗」は、
なんと、もう2週間後に迫っています。
今月初めには組み合わせも発表され、
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/judo/kinshu/2015/pdf/judo_b_combi.pdf
選手本人はもちろんですが、
親御さんたちも、ちょっとドキドキしていたり
するのではないでしょうか。

私は、今年も現地に、取材に行かせていただきます。
あくまで仕事であり、遊びではないので、
浮かれるようなことは、決してないのですが、
それでも、高校生の熱い闘いが見られること、
そして、私の好きな街ベスト3に入る博多に行けることは、
少なからず嬉しくもあります。
大会2日目、3日目の夜は、ホテルで缶詰めになり、
原稿を書かなくてはいけないので、初日の夜は、
なんとか博多の美味しいものを堪能したいと思っています。
もつ鍋か、水炊きか、魚料理か、それとも屋台にするか……。
勝負に懸ける高校生の熱い思いに比べ、
あまりにちっぽけなおじさんの野望で、
書いていて恥ずかしくなりましたが、
仕事はきっちりしますので、お許しください。

例年、金鷲旗の頃の博多は、すっかり夏で、
とても暑いという印象があるのですが、
今年も2週間後には梅雨明けしているのでしょうか?

試合後には、会場の外で
選手たちが記念撮影をするのも、
この大会の一つの名物。
屋外スポーツではないですが、
やはり晴れ上がった夏の青空の下が、
高校生には似合う気がします。

選手諸君、悔いのない試合を!
武運長久を祈る!

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ひのまるキッズ事務局 林 毅

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その105:出発点)

今、ひのまるキッズでは原事務局長を中心に、

ひのまるキッズの3年後、5年後、そして10年後を今一度描いてみよう社内キャンペーンを実施しています(笑)

親と子の絆を深める環境を構築し、子供たちの健康で健全な精神を育成するお手伝いを、地域の人たちと共に取り組んでいく。

サッカーを中心に地域に根付いてきているクラブスポーツが実践しつつある『スポーツで地方を創生し、平和に貢献する』みたいなことは、柔道界では大きな理念を持って全国の道場で100年前からやっているんだ! ひのまるキッズはまずは柔道のその理念、仕組みを再構成させることを『スポーツで飯を喰う』ということの最初のターゲットとする!そして、ほかの競技でもその理念で広げていくんだ!!!!!

これが、この6年間、45回のスポーツひのまるキッズ小学生柔道大会を続けてきた結果、私がたどりついた正直な事業理念です。

でも、始めた時の気持ちはなんだったんだろうか・・・?

前にも話した通り、自分の社会に出てからの自分の人生は、取りつかれたかのように『新しいことへの挑戦』を繰り返しでした。

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もう30年近く前のこと(ご存知の方は飛ばしてください)。

近代柔道編集部に配属された2年目の新人編集者だった私が、企画書を片手に当時の副社長の部屋にいき、当時の広告局長に『バカ野郎、柔道の中学生大会なんて儲かるわけないだろう!!』と怒鳴られながらも諦めずに提案し続け、運よく大口のスポンサーがついて趣旨を理解しいて賛同してくれた中体連の先生と立ち上げたのが、近代柔道杯でした。

きっかけは、自分自身が近代柔道に載ったことなど数えるほどしかなく、編集者になって一人でも多くの人たちに読んでもらうには・・と考えているときに、大会会場などで子供たちが近柔を手にして一番最初に見るのが最後の記録ページという姿から、

そうか! 自分が掲載されていれば買うよな。それも写真が載っていればどんなにうれしんだろう・・・。とはいっても誰もかれも載せる訳いかないし・・・、なんだ、大会をやっちゃえばいいんだ! それも(当時)、柔道部が少ない中学生柔道で学校単位で、それも5人集まればだれでも出れる全国大会にしてしまおう! ええい、だったら少しでも勝つチャンスがあるように体重別にして、少なくても2回以上試合できるように最初はリーグ戦だ!!

時期は高校選手権、規模は高校金鷲旗、ルールは高校関東大会・・みたいな、23年間で経験したものすべてをブチ込み、とにかく、一人でも多くの子供を近柔に乗せてあげたい気持ちのみで走り出したのです。

幸いにも、大会は回を追うごとに大きくなり、三年後には全国100校が参加、私は28歳で渡米してしまいました。

そして、今度は32歳で帰国し、世界柔道やオリンピックを経験させていただいているときにも、近柔杯のことは気になり、38歳で再び会社に戻ってきて最初に試みたのが、世界5各国からの招待とテレビ放送でした。

これも、海外選手と試合できれば楽しいだろうな、テレビに少しでも自分の姿が映れば嬉しいよね・・。ということだけで、当初は、柔道界からは「なんで一出版社が国際大会を?」とか、社内でも「おいおい、うちは出版社ですよ、なぜテレビなんてお金がかかることをするんですか?」なんていう非難も全く気になりませんでした。

7年前に自立し、残念ながら近柔杯とは無縁になってしまい、今の状況はわかりません。

ただ、思い出したんです。

このひのまるキッズを始めたきっかけも、

と・に・か・く、一人でも多くの子供たちに一つでも多くの機会を提供し、思い出を創ってほしい、

会社の社長あいさつにも書いてありました(笑)

http://www.japan-sc.co.jp/greeting.html

今、ひのまるキッズは過渡期に来ているということは否めません。地区によれば継続も諦めなければならないところもあります。

でも、それはすべて我々の説明不足、お願い不足です。

まだまだ、子供たちへ提供できることは山のようにあります。あきらめません!

~ベンチャーとは新技術や高度な知識を軸に、大企業では実施しにくい創造的・革新的な経営を展開する中小企業を指す~

我々は零細企業で、新技術や高度な知識もありませんが、他にはできない創造的・革新的な挑戦はできます!

今日も長い文章すみません!!!  

いまから、ここから、30年前の出発点の気持ちは全く変わっていません。青春真っ只中!です。

永瀬 義規(写真は23歳と、52歳の俺。外見は変わりましたね、さすがに(笑))

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柔道の本質とは?

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会のテーマは「柔道の本質」と「親子の絆」です。

今回はそのテーマである、「柔道の本質」についての私の想いをご紹介させていただきます!

柔道とは心身の力を、最も有効に使用する道である。 その修行は、攻撃防御の練習により、精神身体を鍛錬し、 その道の真髄を、体得する事である。そして、是によって、 己を完成し、世を補益するのが、柔道修行究極の目的である。(嘉納師範遺訓)

 

柔道の練習を大まかにいうと、、

まず受身から行います。相手に投げられたときのための準備です。

次に相手に攻撃を施すための技を習得していきます。

しっかりとの技を習得したところで、実際に相手と組んで、乱取りを行います。その乱取りの練習によって、相手を投げるため、相手に投げられないようにするための様々な創意工夫が必要になってきます。

この攻撃や防御の練習で心と体、そして実際に投げるための技(つくりと掛け)を磨いて向上させていくことになります。

そして、乱取りをするためには、相手がいなければ、その攻撃防御の練習もできません。

だからこそ、相手を敬い感謝することを学び、礼儀礼節が身に付けられていきます。

こうした練習で体得したことを、通常の生活にも応用していくことで社会に貢献出来る人間づくりに繋がるのだと思っています。

私自身、小学生から柔道をはじめ、実業団まで競技者として続けてておりましたが、柔道がなぜ人間教育なのか。具体的に柔道の練習がどのように社会に繋がっているのかを考えたこともありませんでした。

もし、子供の時から柔道の本質を何となくでも理解しながら柔道の練習を続けてもらえたら、きっと素晴らしい柔道家が育ってくれるのではないかと大きな期待を持っています。

スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会では、「柔道の本質」=人間教育だと捉え、

大好きな親と一緒に楽しみながら学べる一日を提供していきたいと考えております。

 

◆第7回スポーツひのまるキッズ東海小学生柔道大会と第6回スポーツひのまるキッズ四国小学生柔道大会は、現在、エントリー受付中です。

http://www.hinomaru-kids.jp/

たくさんのご参加をお待ちしております!!

五つの心

筑波大が初の学生日本一に。永瀬選手ってホントに凄い!

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先週のこのブログで、
全日本学生優勝大会のことを書きましたが、
今年の学生日本一、決定しました。

このブログでも別のスタッフが書いているので、
すでにご存知だと思いますが、
女子が山梨学院大、そして男子は筑波大でした。
ともに決勝戦は、代表戦にもつれる接戦。
勝利の女神がどちらの大学に微笑むのか。
最後の最後までわからない、
本当に手に汗を握る激戦でした。

とりわけ男子の決勝は壮絶でした。
「勝負は時の運」と言うと
軽く聞こえてしまうかもしれませんが、
筑波大―東海大の決勝しかり、
筑波大―日大の準決勝しかり、
(筑波大が大将戦で一本勝ちし、1-1の内容で逆転勝ち)
日大―明治大の準々決勝しかり、
(日大が2-2の内容で逆転勝ち)
いずれも、次に戦ったときには同じ結果になるのかわからない、
まさに紙一重の内容だったと思います。

でも、その接戦を制して見事、優勝を成し遂げた筑波大は、
やはり今年の大学日本一に相応しい、
実に素晴らしいチームだったと思います。

筑波大学は体重別団体での優勝は3度経験していますが、
優勝大会での優勝は初めて。
今まで筑波大と言えば、個々の選手の実績は素晴らしいものの、
例年、重量級の選手層が薄く、
優勝大会で決勝の舞台に上がったことは
一度しかありませんでした。
しかし、今年の筑波大は12人の登録選手中
なんと5人が100㎏超級、2人が100㎏級という大型揃い、
そこに、81㎏級のアスタナ世界選手権の代表であり、
昨年は全日本選手権でも3位に入るなど、
重量級が相手でもめっぽう強い、
永瀬貴規選手という主将がいる――。
「今年チャンスを逃したら、二度と優勝できない」と
増地克之監督が言うだけの、強さと気魄を持ったチームでした。

決勝を争った東海大も
優勝する実力は十分にあったと思います。
筑波大に2点を先行されながら、
同点に追いつく2点目を取った長澤憲大主将の執念には、しびれましたし、
その瞬間は、東海大のV8に大きく傾いたように感じられました。
しかし、本当に勝負は最後までわからないものです。
まさか、代表戦にもつれる展開となり、
永瀬選手とウルフアロン選手が戦うことになり、
そして、体重で言えば、2階級も下の永瀬選手が勝つことになるとは……。
東海大OBの一人が「永瀬一人にやられた」と言っていましたが、
確かに、そういう印象を持った人は多かったと思います。

永瀬選手は言うまでもなく81㎏級の選手です。
実は、今大会の筑波大のメンバーの中で最軽量でした。
でも、組み負けるシーンもなければ、力負けするシーンも
まったくと言っていいほどありませんでした。
改めて、永瀬選手の凄さを痛感しました。

試合後、東海大のベイカー茉秋選手やウルフ選手たちが
目を真っ赤にし、会場の片隅でヒザを抱えて座り込んでいました。
連覇を止めてしまった無念さと悔しさを噛み締めていたのでしょう。
この敗戦は、おそらく彼らをさらに成長させると思います。

次(の団体戦)は10月の体重別団体優勝大会。
ひと回り成長した選手、チームの戦いを楽しみにしています!

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(写真上 優勝直後、抱き合って喜ぶ筑波大の選手たち。
写真下 優勝インタビューに応える永瀬主将。思わず涙が…)

ひのまるキッズ事務局 林

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その104;52歳にして人目をはばからず流れ出た悔し涙)

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本日、全日本学生優勝大会が日本武道館で行われました。

前日から上京していたひのまるキッズスポンサー社長とのアポイントメントを午後にずらしていただき、朝一の母校の試合に駆けつけることができました。

本日初戦の相手は、鹿屋体育大学。

最近、若い監督のもと、メキメキと実力をつけている強豪で、下馬評では、中大不利との話でした。

そして・・・

結果は、2点取られて、1点取り返し、大将戦で一本勝ちすれば同点で代表戦・・、と期待がかかったものの惜しくもとりきれず1-2の惜敗。

大将戦終了のブザーが鳴り、母校の敗北が決定した瞬間に微動だにできなかった主将の姿をただただ茫然と見つめている自分がいました。

そして、控室。 たどりついた共同スペース。

外には天理、すぐ隣には東海大学のメンバーが控えている部屋の端っこで、すでに矢嶋監督の話が始まっていました。

私は、もちろん、コーチでもなんでもないので、入り口のところに立ち、選手の輪の外で監督の話に耳を傾けていました。

そして、いつもの癖で、入り口に脱ぎ捨てられていたスリッパ、靴をせっせと揃えていました。

途中から、天理大学の選手も手伝ってくれたため履物がきれいに並べられたころ、話は三矢コーチに・・。

私は再び、選手の輪の外からそれに耳を傾けるしかありませんでした。

そして、コーチの話が終わってその場は静まりました。

初めてそれぞれの後輩たちの顔をしっかりとみることができたその時、

え??

なんで俺が・・・、

涙が止まらないのです。

隣にいた東海大の学生に不思議そうに見られている。俺の親友の息子が見てる、国士舘の先生がいる・・・、おいおい、俺は一体いくつなんだ。そして、なんで涙が止まらないんだ・・・。勘弁してくれよ、一応、立場もあるし・・・。

正直、泣くくらい彼らの面倒を見た覚えはありません。彼らもそう思っているでしょう。

でも、止まらないんです。悔しくて、悔しくてたまらないんです。

そして、思い出しました。

かつてこれとおんなじ気もちになった時・・。

それは、今から18年前の同じ大会。

東京学生に初優勝し、3度目の中大日本一は絶対だと言われていたのにもかかわらず、準決勝でまさかの敗退・・。この時は反省懇親会で司会を務めながら号泣してしまいました。

親友、青井の涙を見たのもこれが最初で最後です。

でも、その3年後に念願の日本一に輝いた時には、不思議と涙を流したかどうかは定かではありません。

今日負けた学生、そして監督・コーチのほうが悔しいに決まっています。わかっています。でも、涙が止まらず、結局、後輩たちに一言も言葉をかけることなく、武道館を後にしてしまいました・・・。

私にとって中大柔道部は何事にも変えることのできないものであり、誇りです。私の人生そのものです。

なので、実際負けたのが何十歳離れている後輩であろうが、なんだろうが、悔しいのは悔しいです。

こんな終わり方も変ですが、悔しさいっぱいの独り言はここで終わりにします。

読んでもらったみなさん。失礼しました。 あ~あ、書いているうちに涙がまた出てきました(^_^;)

いまから、ここから、絶対に下記の写真(18年前の東京優勝、一番嬉しかった)の再現を後輩と勝ち取ります!!そして、写真のように右手を思いっきり突き上げます!!!!

P.S. 筑波大優勝凄いです。永瀬君、俺を抜いたな(笑)

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永瀬 義規

全日本学生柔道優勝大会1日目

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こんにちは!

今日は全日本学生柔道優勝大会が開催されている日本武道館にきております。
男子は64回、女子は24回を迎える本大会は、大学日本一を決める大会で、全国各地からたくさんの大学がこの大会を目標に日々の稽古に励んできました。

大会1日目の今日は女子5人制、3人制の全試合と男子の1回戦がおこなわれました。

男子は強豪校が順当に1回戦を突破。
明日の2回戦以降の試合に向けて各校仕上がりは順調のようです!

女子5人制は昨年準優勝で優勝候補の環太平洋大学が筑波大学に負け、ベスト16。
決勝に上がったのは、筑波大学を下した帝京大学と女子最多優勝を目指す優勝候補筆頭の山梨学院大学。
1-1で代表戦までもつれる展開。
代表戦の結果、山梨学院大学が見事連覇を達成しました!

女子3人制は昨年優勝の鹿屋体育大学と芦屋大学の決勝戦がおこなわれ、2-0で鹿屋体育大学の連覇となりました。

どの試合も熱戦となりましたが、私が注目したのは、開会式での大会会長である、佐藤宣践先生のお言葉です。

佐藤先生は、
「礼節をしない柔道は柔道ではない。」
と、おっしゃいました。
開会式での先生のお言葉を真剣な眼差しで聞く選手たち。
試合に出場した選手たちは素晴らしい礼をしていました。
そして、佐藤先生はご挨拶の最後に、
「今大会、大会運営してくださる関係者、学生のみなさんがいて大会開催できていることを心より感謝し、御礼申し上げます。」
というお言葉を残されました。
裏方で動いている学生の励みになるお言葉、とても感動しました。
佐藤先生は大会のご挨拶で毎年最後の締めくくりの言葉は運営学生への感謝のお言葉だそうです。
先生の感謝の気持ちと心遣い、本当に尊敬します。

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明日は大会2日目。
男子の優勝校が決定します!
東海大学史上初、前人未到の8連覇なるか。
他大学の猛追も見逃せません!!

そして、今日試合をした全ての選手のみなさん、本当にお疲れ様でした!

スポーツひのまるキッズ協会
村中

今週末、大学日本一が決定!

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いよいよ今週末(6月27日、28日)は、
大学日本一を決める全日本学生優勝大会。
言うまでもありませんが、大学生の大会で最も盛り上がる大会であり、
見ているほうも“血湧き肉躍る”大会です。

昨年は、東海大が決勝で日大に4-2で逆転勝ちし、
史上初となる7連覇を達成しました。

平成24年から、決勝は3年連続で東海大と日大の間で争われており、
平成24年は、東海大が3-3の代表戦、
平成25年は、東海大が6-1、
平成26年は、東海大が4-2で勝利し、
いずれも東海大学が優勝を飾っています。

※ダイジェスト映像が下記でご覧いただけます。
http://www.gakujuren.or.jp/movie.html

今年の戦力を見てみると、
東海大は、今夏の世界選手権代表のベイカー茉秋、
90kg級学生チャンピオンの長澤憲大、ウルフ・アロン、
新入生の香川大吾(インターハイ王者)など錚々たる顔ぶれで、
今年も優勝候補の筆頭と言っていいでしょう。

続くのは、前哨戦と言える東京学生優勝大会の決勝を東海大と争った明治大。
(東海大が3-2で勝利)
明治大は、高校選手権100㎏超級王者の小川雄勢、100kg級王者の川田修平、
100㎏超級インターハイ3位の田中源太と大型補強に成功。
大黒柱の上田轄麻(昨年の100㎏超級学生王者)もおり、
強力布陣で、平成13年以来の優勝を狙います。

3年連続準優勝に甘んじている日大も「今年こそ!」の決意を秘めています。
昨年までエースとしてチームを引っ張った原沢久喜が卒業し、
戦力的にはやや落ちているような気がしますが、
主将のレイズ・カヨルを中心に、昨年の100kg級学生チャンピオンの制野孝二郎、
2年生の佐藤和哉など、チーム力では昨年以上との評価もあります。
先日、T先生に話を聞いたところ、
「原沢がいなくなって、選手たちに原沢に頼る気持ちがなくなったから、
今年は日大が優勝するよ」とおっしゃっていました。

順当であれば、強力新入生の加入でガ然勢いに乗る明治大と日大は
ベスト4をかけて4回戦(準々決勝)で対決!
また、国士舘大と天理大も順当であれば準々決勝で対決します。

ルールが変わり、身体の小さい選手が勝つことが
難しくなってきているのは確かですが、それでも、
オーダー次第でまったく異なる結果となる可能性があるのが
団体戦の面白いところ。
大会を前に、まずは組み合わせを見て、
勝ち上がり予想を楽しんでみてはいかがですか。

(写真は昨年V7を達成した東海大)

http://www.gakujuren.or.jp/pdf/2015/2015b_t.pdf

ひのまるキッズ事務局 林