柔道あるある②~坊主頭~

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柔道選手で最も多い髪型、それは『坊主頭』なのではないでしょうか。

ひのまるキッズに参加している子供達の中でも坊主頭率はかなり高いです!

今回の柔道あるあるは、中学、高校の柔道部新入生はほぼ坊主であるということです!

新しい環境で心を引き締めるために率先して坊主にした人、部内の決まりで坊主にした人理由はどうあれ、中高生は柔道家=坊主というイメージがとても強いと思います。

坊主頭が似合う人は柔道家の中にたくさんいます。

現在、世界選手権3連覇中の海老沼匡選手。

見た目はすっきりとした坊主頭ですが、心は常に向上心を持ち、試合ではまさに侍のように勝ちにこだわり信念を持って戦っています。

海老沼選手の坊主姿、とても似合っています!

今週末のひのまるキッズ東北大会のときにも坊主頭の侍キッズたちに注目したいと思います。

スポーツひのまるキッズ協会
村中

柔道をはじめた歳

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みなさんは何歳から柔道をはじめましたか?
または、
お子さんは何歳から柔道をはじめましたか?

大会プログラムの選手名簿の柔道歴のところに小学1年生なのに柔道歴が2年、3年の子がいるのでビックリしました。
物心つく前から柔道をしているのかな?と思います。

一流選手は何歳から柔道を始めたのでしょうか。

ロンドン五輪で日本人唯一金メダルに輝いた松本薫選手は6歳、
お父さんが新田高校の柔道部監督である48kg級の浅見八瑠奈選手は3歳、
世界選手権3連覇中の海老沼匡選手は5歳から柔道をはじめたそうです。

幼少期から柔道をはじめている選手は多いですが、昨年世界選手権70kg級で銀メダルを獲得したヌンイラ華蓮選手は中学校から柔道をはじめたそうです。
中学3年生のときに全国中学校柔道大会70kg級で優勝したヌンイラ選手!
柔道をはじめて3年目に全国大会で優勝するとは、本当にすごいです!!!

柔道と出会えた年齢は人それぞれですが、出会えたことに感謝し、子供達には日々稽古に励んでいただきたいと思います。

柔道あるある①~耳がわく~

「耳がわく」

柔道、レスリング、ボクシング、ラグビーなど格闘技をしていて耳が腫れている人がいます。

なぜ腫れるかというと、耳介という外耳道と外耳で構成している部分があります。その皮膚と軟骨の間に血液がたまって腫れることを耳介血腫といいます。
この耳介血腫が耳が腫れる、俗にいう「耳がわく」ことです。
その形から「餃子耳」や「カリフラワー耳」とも言いますね。

格闘技系の競技をしている人は畳に耳が擦れたり、相手の頭がぶつかったりして耳の耳介の部分に内出血を起こします。
こういうことを繰り返し起こしてそのまま放っておくと血腫が固まって耳が変形します。

では、どうして「耳がわく」のでしょうか。
格闘技系の競技をしている人は畳に耳が擦れたり、相手の頭がぶつかったりして耳介の部分に内出血を起こします。
こういうことを繰り返し起こしてそのまま放っておくと血腫が固まって耳が変形し、「耳がわく」状態になります。
現在の世界選手権に出場したり、全日本トップクラスで戦っている柔道選手も耳がわいている選手はとても多いです。

私が高校1年生のときに男子部員と女子部員が別々に夏合宿をして、夏休み残り1週間で久しぶりに学校の道場で男子部員と再会したときに、同学年の子が真っ赤に大きく腫れた耳をしていたことを今でも覚えています。
自分が歩くだけでもその振動で痛い!と言っていました。
2週間ほどのハードな練習と合宿で見事に耳がわいてしまったわけです。
中学の頃は耳がわいている人は凄く練習をしていてなんだか強さの象徴のようで、かっこいいな~と呑気なことを思っていましたが、いざ耳がわいたらとんでもなく痛く、「別になりたくてなったわけじゃない」「こんなに痛いのなりたくない」という気持ちの人もいるようです。
ちなみに、耳の軟骨が柔らかい人などは耳がわきにくいそうです。

ここで柔道あるある!

街をすれ違ったり、電車で隣に座った人が耳がわいていたら、格闘技系をしている人はその人に対して親近感を覚えませんか??

なんのスポーツしているのかな?
柔道かな?

など、私はチラチラその人のことを見てしまいます(笑)。

ちなみに、初対面の人と話をするときに顔よりも先に耳を見てしまう傾向があります。
柔道関係の仕事をしているので、尚更耳がわいているかどうか意識してしまいます…(笑)。

この柔道あるあるに共感持てる方は是非「いいね!」をお願いします(^^)!

スポーツひのまるキッズ協会
村中

全日本実業柔道団体対抗大会

おはようございます、ひのまるキッズ事務局の原です。先週末は秋田県立武道館に全日本実業柔道団体対抗大会の競技役員としてお手伝いに行って参りました。
この大会は実業団の選手にとって、唯一の団体対抗の大会です。
企業スポーツとして取り組んでいる会社の期待度は高く、選手たちも一致団結し、それぞれの看板を背負って戦うため、個人戦以上に盛り上がります。
試合を観る側の楽しみとしては、個人戦とは違いチームとしての勝負になるので、その場面場面でお互いの役割に応じた試合をしなければならず、時には勝率の高い相手との試合でも負けない試合に徹したり、何としても勝たなければならない場面では、個人戦以上の集中力を発揮する選手を発見することがあります。また、一部の試合では、一流選手の無差別の戦いをみることも出来るのも、この大会の楽しみだと感じています。

そんな魅力的な全日本実業団体対抗大会ですが、地元秋田県内での認知度の低さが非常に残念でした。
せっかく、一流選手が参加して、全日本クラスの試合を観ることが出来る機会と言うのに、観客席には、ほぼ、各企業の応援団やクラブチームの応援団だけで、道場で観戦に来ているような子供たちの姿も全く見ることはありません。

今、柔道界では、子供たちの柔道はなれが深刻な問題となっています。それは、ひのまるキッズで各地の先生方と話をしていて明らかです。
全日本実業団体対抗大会は、毎年、全国各地をまわって大会を開催しているので、是非とも、せめて、同県の柔道連盟が主導権を持って、道場への告知や大会内でのイベントなども検討していただければと希望します。

受け身をもっともっと大切に!

こんばんは、ひのまるキッズ事務局の原です。
先週は柔道界にとって、辛い悲しい出来事が起こりました。。

2012年以降3年間は死亡事故”0”を続けていただけに、今回の事故は関係者に大きな衝撃と与えることになったのではないでしょうか。。
そして、その事故内容は、報道で知る限りでは、ここ数年全柔連が、注意喚起を続けてきた典型的な内容と同じ内容の事故であるため、その衝撃はより大きいものと感じております。

『柔道の安全指導〔2011年第3版〕』の最初のページにも、「特に、若年の初心者が頭部や頸部を負傷し、重大事故になるケースが顕著です。」と記載され、その内容を見ても、中・高生の初心者に事故が多く、死亡事故の一番の原因として頭部外傷があり、その原因となった技は大外刈りが多いこともしっかりと書かれています。

http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2013/08/print-shidou.pdf

柔道指導の現場では、充分に認識されているはずのことが、こうやって事故として、結果となって報道される。
心の叫びとして、たくさん言いたいことはあるが、柔道に携わらせてもらっている一人の人間としては、今後、このようなことが起きないよう務められることをやっていくしかない。

スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会では、受け身コンテストを必ず実施しています!
講師の先生が、受け身の大事さをしっかりと説明してから、子供たち全員に受け身を講師の前で披露してもらいますが、前回り受け身が上手くできない子供も少なくありません。

まずは、ご指導されている先生方が柔道が危険なスポーツであることを認識して、二度と今回のような事故が起きないよう、今一度、受け身を習得させることの大切さを肝に銘じていただきたく、心よりお願い申し上げます。

https://www.youtube.com/watch?v=EzCwsK41rCU&feature=youtu.be

ライバルの存在

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みなさんにはライバルはいますか?

勉学でもそうですが、スポーツ分野では特にライバルの存在は大切だと私は思います。

あの子には負けたくない、この子には負けたくないという気持ちは、互いに切磋琢磨し、向上し続けます。
ライバルよりも上へ、強くなるために日々の稽古に精進することはとても良いことです。
それは自分自身のモチベーションアップにもつながりますので、良いライバルがいることはとても幸せなことだと思います。

斉藤仁先生の追悼記念大会を東北大会で行いますが、斉藤先生のライバルといえば、山下泰裕先生です。
山下先生自身も斉藤先生のことを「人生で最大で、最高のライバルだった。」とおっしゃっています。
あの全日本選手権での名勝負はお互いが最高のライバルと認めたことによって生まれた名勝負なのではないでしょうか。

山下先生と斉藤先生のように自分を奮い立たせてくれるライバルが今のみなさんにはいますか?
もしいるならば、そのライバルに感謝し、日々の稽古に励んでいくことが大切だと思います。

他の武道から学ぶ

こんばんは、ひのまるキッズ事務局の原です。

今後、道場をやっていく上で、他の武道のことを学ぶことで、柔道にも当てはめられることが発見出来るかもしれないと剣道のことを知りたいと思い、ちょっとだけ調べてみます。

小中学生時代は武道館の1階が柔道、2階が剣道、高校時代は手前が剣道、奥が柔道と常に踏み込みの足音とともに竹刀のぶつかる音や大きな掛け声、そして、小手や袴の半端ない汗臭さに親しみを覚えておりましたが、私も学生時代は柔道ですら、スポーツとしてしか考えておらず、剣道の理念や心構えなど知る由もありませんでした。

1.剣道の理念

剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である

2.剣道修錬の心構え
剣道を正しく真剣に学び
心身を錬磨して旺盛なる気力を養い
剣道の特性を通じて礼節をとうとび
信義を重んじ誠を尽して
常に自己の修養に努め
以って国家社会を愛して
広く人類の平和繁栄に
寄与せんとするものである

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剣道は、剣の理法の修練。

修練の目的は人間形成だという事だと思います。

そして、剣の理法というのは、「剣」を扱う上で、「当然の結果を生み出す法則」

なので、剣道では、フェイントという技術は評価されないようです。

フェイントというのは、色んなスポーツや柔道でもよく使われる技術ですが、剣道では、当然の結果を生み出す法則を修練しているので、フェイントを使っての成功は、偶然な結果でしかないとみなされるからだそうです・・・・。

そして、剣道修練の心構えについては、昇段審査の学科試験に出るようで、それぞれの解釈を答案用紙に書いてもらうそうです。

(回答例)心身両方の充実を目指す、人間形成の道である。相手に勝つことよりも相手を重んじることが優先され、そうであるからこそ、技やテクニックだけではなく、礼節についての指導にも重きを置かれる。これらは剣道を離れた生活のあらゆる場面においても活かされるものである。剣道を通じて人間としての成長を目指すものであり、これは尽きる事無く永遠にさらなる向上を追い求めるべきものである。

柔道でも昇段審査で、こんな学科試験があれば、もっともっと柔道の価値が高まるのではないでしょうか!

ただ、そんな剣道の世界でも、剣道の理念や剣の理法について、語れない指導者が増えていっているそうです。

柔道の目的や技の理念というものを、しっかりと子供たちに伝えられている道場がどのぐらいあるのだろう??

講道館のホームページでは、「嘉納治五郎師範の教え」として、柔道家として知っておくべき情報が掲載されています。まだ見ていない方は是非ともご覧ください!

http://kodokanjudoinstitute.org/doctrine/

 

 

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その98;事を成す)

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先日、偶然に千葉の君津のコンビニで手にした(トイレ休憩の時に)雑誌。

田中角栄という生き方・

人によっては、もちろん千差万別。

私も個人的には、好き、嫌いでは・・・。

そんなに好きではない・・・。

だったと思いますが、その気持ちは一瞬で吹っ飛びました。

内容は、読んでください。

でも、経営者の端くれとして、今、その生き方、言動には本当に感銘を覚えます。

その中で一番は

『政治とは、事を為す』ことだ!

ということ。

最近、会社存続の会議で『ひのまるキッズとは??』を社員に解いて、一喜一憂していましたが、
とどのつまり、政治も事業も同じことだと感じています。

角栄さんは、

政治とは事を為す。

といっていました。

私にとって、ひのまるキッズ事業とは??と聞かれれば、これからは

事業とは事を成す。

と答えようと思っています。

成し遂げるべきことを、社員と一緒にやり遂げます。

会社としての形より、志・ビジョンの『容(かたち)』を共に追求する仲間と共に・・・。

何事にも負けるわけにはいきませんよね(笑)!!

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いまから、ここから、事を成します!!!

永瀬義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その97;本物の証)

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出張が続いて未確認だった郵便物をチェックしている時に目についた一通の手紙。

我がひのまるキッズの主任講師(勝手にそう言わせていただいている)朝飛大先生の道場会報誌でした。

その中で、私の目をくぎ付けにしたのが、道場生徒の高校進学先報告でした。

個人情報なので、お名前は控えさせていただきますが、見てください。
柔道強豪校に交じって、超一流校の名前が何校も挙がっているではありませんか!!!

かつて、今は無き『講道学舎』も、その何割かは医者や省庁入りを果たす子供たちを輩出していました。

これは、まさに我々が『ひのまるキッズ』で求めているものに通じると確信します。

つまり、

柔道を通じて、健康で健全な心身を育成していけば、柔道だけではなく、学力も向上し立派な大人になることができる!!

当たり前のことを、当たり前にやり続ければ『向上』という二文字は必ずついてくる!!

ということの『本物の証』がそこにはありました。

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現在、ひのまるキッズの真の姿と、今後の進むべき方向を再検証しています。

この一通の手紙にどれだけ励まされたかは言うに及びません。

いまから、ここから、当たり前のことを当たり前にやる! もっと愚直に!!!

永瀬 義規

柔道の修行に必要な4つのこと。

こんばんは、ひのまるキッズ事務局の原です。

私が柔道場を開く時のために、興味を持って知りたいと思っていること、考えなければならないと思っていることが、柔道が持つ社会性です。

柔道場で何をどう子供たちに伝えていくかということを、私自身がしっかりと理解して、自分自身の根っことして持っていなければならないと感じているからです。
そんな中、特定非営利活動法人スポーツネットワークジャパンから発行されているスポーツゴジラ第27号で嘉納治五郎先生の特集がありました。
大変興味深い内容が多く、とても全てを解釈してまとめご紹介することはできませんが、今の私が一番参考になった箇所を共有させていただきます。
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「嘉納治五郎の魅力」 -その現代性と先見性- と題したテーマで、筑波大学体育系教授の菊幸一氏の講演の内容が記されているものです。
テーマを3つに分け、オリンピック、体育、そして柔道とそれぞれに対する嘉納先生の想いや考えを、その時代の社会的状況も踏まえ考察されており、一人の柔道経験者として、ますます柔道への意欲や嘉納先生への興味が膨らむ内容でした。
嘉納先生は、柔道では、4つのことが重要だと言っています。
まず「形」。そして「乱取り」をして試す。つまり試合です。ただここでの試合はあくまで自分の「形」と「乱取り」を試す場であって、結果を求める場ではなく。その試合を通して、いかに反省し疑問や問いを見出すことが出来るかが大事で、そこに必要なのが、「講義」と「問答」だと言います。
そして、その「講義」や「問答」を忘れた柔道の姿を常に憂慮されていたそうです。
嘉納先生が憂慮されていたとされる、「講義」や「問答」の衰退は、指導者の責任であるところが大きいと感じました。
講義や問答をするためには、相手が子供であれば、柔道に限らず、子供が興味を持っていることなども知ることも必要でしょうし、子供たちと目線を合わせ議題を考えなければなりませんから、片手間では続けられません。
しかし、この「講義」と「問答」の効果が、柔道が持つ社会性に大きく繋がっていくのだと認識しましたので、今後のひのまるキッズの中でも出来ることを企画していきたいと思っております。
そして、この講義や問答が一つでも多くの道場で実践されるようになれば、柔道の価値がもっともっと上がっていくのだと、道場の現場も知らず、勝手に希望に胸を膨らませる深夜のひと時でした。