優勝は誰!? 今年の全日本柔道選手権はかなり面白くなりそう!

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私にとっての4月のビッグイベントと言えば、
12日に終わったスポーツひのまるキッズ関東大会と、
29日に行なわれる全日本柔道選手権大会。

全日本選手権に関しては、かれこれ10数年、
プログラムを制作させていただいており、
今年も、ひのまるキッズと並行して作業をしてきて、
ようやく本日、編集作業がすべて終了しました。
あとは印刷屋さんに頑張っていただき、
大会前日に、無事に出来上がるのを待つばかりというところです。

それにしても、今年の全日本選手権は
面白い大会になりそうですね。

優勝候補として名前が挙げられているのが、
昨年のチャンピオン・王子谷剛志選手(22歳)はじめ、
昨年2位の上川大樹選手(25歳)、
世界選手権2位の七戸龍選手(26歳)、
一昨年2位の原沢久喜選手(22歳)、
昨年3位の西潟健太選手(27歳)
と、なんと5人もいるのです。

ちなみに、身長体重は、
王子谷選手が186cm140kg!
上川選手が185cm160kg!
七戸選手が193cm121kg!
原沢選手が191cm122kg!
西潟選手が193cm130kg!
みんなデカ!!

当日、会場で販売される
大会の公式プログラムでは、
この5選手の直前インタビューが掲載されていますが、
このインタビューが、正直、非常に面白いです。
(自画自賛ですみませんが、たぶん、面白いです……)
一人ひとりに、もっと長い時間お話をうかがえればよかったのですが、
大会前ということで、短時間でさらっとお聞きしています。とはいえ、
選手たちの強さの秘密や今大会への熱い思いは、
十分に伝わるのではないかと思います。

プログラムでは、松井勲先生、金野潤先生、井上康生先生による
予想座談会も掲載されています。
(こちらは講道館発行の雑誌『柔道』5月号でも見られます)

座談会の予想が毎年当たらず、
座談会参加者の先生方が、
試合が進むにつれて
頭を抱えてしまうことでも有名で(先生方、すみません)、
それゆえ、「魔物が棲む」とまで言われる全日本選手権大会。

ちなみに、ここ3年の決勝カード&優勝者予想と
実際の決勝カード・優勝者を比べると、
●平成24年
【予想】決勝/鈴木桂治vs上川大樹 優勝/鈴木
【実際】決勝/加藤博剛vs石井竜太 優勝/加藤
●平成25年
【予想】決勝/七戸 龍vs石井竜太 優勝/七戸
【実際】決勝/穴井隆将vs原沢久喜 優勝/穴井
●平成26年
【予想】決勝/七戸 龍vs原沢久喜 優勝/七戸
【実際】決勝/王子谷剛志vs上川大樹 優勝/王子谷
と、決勝進出者さえも、当たっていないのです。
う~ん、たしかに魔物が棲んでいるかも……。

例年にも増して予想が難しいだけに、
絶対に面白くなりそうな今年の全日本選手権。
お近くの方は、ぜひ会場の日本武道館に。
遠くの方は、ぜひテレビでご観戦ください。
なんか、番宣みたいになってしまいましたが、
今年の全日本は本当に、
かなり面白い大会になる気がします。

全日本選手権プログラム職人 林 毅

4年生女子の堂々とした話っぷりとその内容に感動

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日曜日の絆ブログ(ひのまる社長の独り言)にもあったように、
今回のひのまるキッズ関東大会には、
宮城県亘理郡山元町の親子をご招待させていただきました。

いつもは、大会に参加した子供たちに、
震災のことや被災地の現状を少しでも知っていただき、震災の記憶を
風化させないようにしたいという思いから、
開会式で、ご招待させていただいた選手の代表者に、
東日本大震災のことを少し話していただいているのですが、
今回、ご招待した選手は一番上が4年生の女の子ということで、
みんなの前で話すのはちょっと荷が重いかなと、
指導者の南條幸夫先生とも話して、今回はお話はやめて、
招待チームのご紹介だけにしようということになりました。
ところが、大会直前になって南條先生からお電話があり、
せっかくの機会なので、ぜひやらせてほしいと言っていただき、
急きょ、実現することになったのです。

ご招待チームの皆さんは、大会前日の午前中に神奈川入り。
発表する4年生の岩渕ひかりちゃんは、おっとりとした、
ちょっと内気な女の子という感じ。
「大丈夫かなぁ」と、我が子のことのように
心配になってしまいました。

そして大会当日、開会式。ひかりちゃんの出番。
いやぁ、驚きました。
堂々とした話しっぷり、そして、話の内容も感動的でした。
選手だけで約650人、ご父兄、観客、関係者、合わせれば
ゆうに2000人は超える人の前でのあの落ち着きよう、
ひかりちゃんのお母さんも、驚くとともに
とても嬉しかったそうです。

試合は、残念ながら1回戦で負けてしまいました。
今まで、試合で負けてもあまり悔しがったり、
感情を出すことがなかったそうですが、
今回ははじめて号泣していたそうです。
ひかりちゃんの中で、
きっと大きな成長があったのだと思います。

ご招待させていただいた選手が初戦で負けてしまうと、
なんか、逆に申し訳ないような気になってしまいます。
でも、指導者や保護者の皆さんに
「本当にいい経験をさせていただきました」
という言葉をいただいたり、
大会からしばらく経ったあとに、「県大会で優勝しました」とか、
「中学に入っても柔道頑張っています」
というようなお話を聞くと、本当に嬉しくなります。

今回の関東大会には、以前に、別の大会でご招待した
岩手県の時習館道場の親子も、はるばる大船渡から参加してくれました。
前日の練習会から参加し、ひのまるキッズの大会を通じて、
友達もできたという話も聞き、
心がほっこりと暖かくなると同時に、
改めて、柔道の素晴らしさを実感したのでした。

スポーツひのまるキッズ大会事務局 林

道場に神棚がある理由

こんばんは、ひのまるキッズ事務局の原です。

私は、いつか道場を開いて、子供たちに柔道を教えられたらと思っています。

そして、ひのまるキッズ事務局業務の傍ら、柔道が持っている力で子供たちの可能性を拡げるお手伝いをしていければと日々妄想だけはしております。

まだまだ長い道のりになりそうですが、道場を始めるために知っておきたいことを調べたり聞いたりして、こちらでたまに紹介していけたら、同じ志を持つ若者にも少しは役に立てるのではないかと思いまして、一つやってみようと思います。

第1回目は道場に神棚がある理由です。

柔道を小学生から始め、中学、高校、大学と柔道を続けてきましたが、どの道場にも神棚が祀られていて、稽古の始まりと終わりには必ず神前にも礼をしていました。

しかし、大学生の時に初めて講道館に稽古に行ったときに神前ではなく、嘉納先生のお写真に礼と言われ、何の知識もなく、何の考えも持たない私は、ここでは嘉納先生が神なのだろうと認識していました。(私だけでないことを祈る)

○道場に神棚がある理由は?

スポーツ化された現代武道においても、必ずと言っていいほど道場に神棚があります。練習前にはその神前において礼を行い、終わればまた神前で礼をすると いうことが、(「武道は礼に始まり礼に終わる」と云われること等も含めて) 当たり前のようになされています。

しかしこれは本来、古代において武に対する真義が、護国(神々が創った国の守護) の為であったことに由来し、道場に神を祀ることが行われてきたものです。
それが現在では、形式や習慣として残り、真摯な心で武道に相対する為の、 礼法として続けられているようです。

○そして講道館嘉納治五郎師範は,「礼は他人に対して敬意を表する形式であるから,形・乱取の練習や試合の前 後には必ず行うべきである。形も乱取もその事柄が争いであるから,始める時にも終わって後別れる時に も敬意を表し,争いは技術を練る目的でするが,相互の間には尊敬し合って居るという心持を示すのである)」ということを前提に、神棚の設置について、どうやら神道を宗教と捉えるかどうかが論点となり、講道館では宗教ととらえ、これから離れることを適当としていることから、戦後は神棚の設置は行っていません。

というこで、神棚は必ずしも必要という事ではないようですが、日本の文化を継承するという意味ではあったほうが自然なのかもしれませんね!

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その90:8年目の想い~共助、共譲)

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先週の水曜日。3月18日は弊社・ジャパンスポーツコミッションの7周年記念日でした。

実際は、社員が全員集合した4月3日より営業スタートとなるのですが、
私としては、7年前の今日。事務所契約を済ませ登記したこの日のことは今でも鮮明に覚えています。

7年間で立ち上げメンバーは私を含めて三人しか残っていませんが、その代わりと言ってはなんですが、
今では、3000余りの道場、2万人を越す参加者、そして、160社以上の協賛企業が財産として残りました。

そして、何より『当たり前に事を当たり前にやる』ことの大切さ、それが親子の絆を深める最大の糧となるということを継続することによって実証できたという事実をしっかりと噛みしめることができました。

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盡己(つくみ)
己を尽くす・・・・。

この7年間。毎日毎日心に刻んで生きてきました。

もちろん、この精神は、これからも私、弊社の基本となるものです。

でも、この7年間の様々な経験をさせていただいて、これからの人生で必要なこと。それを先日、母校の先輩より教えられ、心の底から感銘しました。

それは、
共助共譲ということです。

山口で先輩と二人で焼き肉を食べた時のことです。

あの山下泰裕先生を最後に破った柔道家である先輩にこう言われました。

「永瀬、ひのまるキッズでこれから教えていかなければならないこと。それは、柔よく剛を制す、でも自他共栄でもない。もちろん、これも大事なことだけど、俺は共助共譲という言葉を捧げたい」

共に助け、共に譲る

助ける・・はわかりますが、譲る・・とは??

それは、辞書を引くとこうあります。

『場所をあけてわりこませる。 自分をあとにして人を先にする。ひかえめな。ひかえめな態度や行い。理屈で相手をせめたてる。なじる。 本人の希望どおりにさせてあげる。また、させてもらう』

ん?? なんか全く180度違った解釈の内容もあるような・・。ますますわからなくなりそうな私に先輩はこう言いました。

共に助け合って、共に許し合うんだよ。つまり認め合うんだ。それが世の中すべての関係をよくすることなんだ!!
(すみません、酔っぱらっていたので違ったら申し訳ありませんが、私の心にはそう響きました!!)

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本日、我が母校の歓送迎会でした。

共に泣き、共に笑い、共に苦しみ、共に喜びを分かち合ったあの学生時代・・。

その中に、共に助け合い、共に許し合って、最後は共に認め合ったからこそ、真の友情が生まれたことを思い出しながら、

8年目の想いは、『共助共譲』をスローガンに一歩一歩踏み出していきたいと思います!

いまから、ここから、7年間、本当にありがとうございました!そして、まだまだ発展途上の我々をどうぞよろしくお願い申し上げます。

永瀬 義規

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人生の分岐点

先日ネットのある記事を読みました。

「これまでの人生において分岐点はありましたか?」

この質問に83%の人が「ある」と答えたそうです。
分岐点を迎えた年齢は「18歳」と答えた方が1番多く、次いで「24歳」、「26歳」と続きました。

分岐点の内容はそのアンケートに答えた方によって多々ありました。
仕事のこと、私生活のこと、学業のことなどなど。。

分岐点にたって、
「きっぱり決断したからこそ、得られたことや気づいたことがあった」との声が多くあったみたいです。
「あのときの選択に間違いはなかった」と胸を張って言える人生を歩んでいるのはなんだか素敵に思えました。

私は今26歳で多くの人が分岐点と考えている年齢にいます。
卒業式や入学式が終わり、自分の人生の道を決めた人たちがそれぞれ歩んでいく時期になります。
いままで柔道中心の人生でしたが、私も今一度自分自身を見直し、これから訪れてくるであろう人生の分岐点を後悔しないように選択するために、日々考え過ごしていきたいと思います。

スポーツひのまるキッズ協会
村中

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その89:52歳、剛毅、そして青春)

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先日、京都に住んでいる後輩から「永瀬さん、良い記事が掲載されていますよ!」とラインで送られた新聞コラム。

スポーツひのまるキッズ近畿大会を取材してくださった朝日新聞の安藤さんの記事に本当にありがたい気持ちで一杯になりました。

ただ、その気持ちとは裏腹に、私の心に深く突き刺さった文字・・・それは、

・・と大会副会長の永瀬義規さん(52)は言う。

というくだりでした。

刺さったのは、52・・。

52、うん52、大会副会長で52・・俺って本当に年取ったなぁ・・。

と本当にグッサリと感じてしまいました。

もちろん、友人には孫持ちもちらほら・・、話題では定年後のこと・・、
確かに年寄りの仲間入りです。

ということで、改めてみたその文字に一瞬暗い気持ちになったのは本音でした。

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ところが、今日、その気持ちが一瞬のうちにすっ飛びました。

東京プリンスで行われた『斉藤仁』お別れ会。

1000人以上も集まったその会場。周りでは「まだ54歳なのに・・」という声が多く聞こえてきました。そうです、54歳はまだまだ若いのです。

最後に参会者に配られたタオル(文頭の写真)に書かれていた文字は、

『剛毅朴訥(ごうきぼくとつ)』

これは、恩師の川野先生が「意志がしっかりしていて飾り気がないのは道徳の理想である『仁』に近い」ということで、斉藤先輩に贈られた言葉で、先輩はこれを座右の銘としていたということでした。

そして、喪主からの御礼文には、

・・足跡の輝きを偲べば、還暦も迎えずに世を去ったとはいえ、その人生は生きた歳月以上に色濃い実りあるものだった・・
とありました。

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そして、会社に帰って目に入った額に飾られたサムエル・ウルマンさんの『青春の詩』に掲げてあった文字の中に
『物事や思想に対する剛毅な挑戦』をし続けているものが、青春という期間を謳歌できるという内容を改めて見つめなおし、

斉藤先輩の人生は決して長くはなかったけど、それは青春そのものだったんだ!と確信しました。

前にも書きましたが、

「永瀬、お前のやっていることは間違っていない。俺は応援し続けるから絶対に負けるなよ」

と言ってくだっさった斉藤先輩の言葉を胸に刻み込んで、これからの人生、しっかりした意志を持って、とことん己を尽くし、青春を謳歌したいと思っています。

いまから、ここから、我が青春の道のりはガッツリ長い一本道です!!!

永瀬 義規

素直さ。

こんばんは、ひのまるキッズ事務局の原です。

今日は「素直さ」がテーマです。

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私は3年間ある実業団チームの監督をさせていただきました。

そこで選手たちを見て感じたことが、今日のテーマである「素直さ」です。

選手たちは、ほとんどが柔道エリートたちです。小学生や中学生から柔道を始め、高校や大学を柔道推薦で入学し、実業団の会社へも柔道で入社しているからです。

そんな柔道エリート集団であっても、社会人になり仕事もし、柔道もしなければならないという状況になると、今後の人生を考えると、仕事もおろそかには出来ませんから、どうしても柔道だけに集中することが難しいのが現実だと思います。

また、高校や大学までは、強制的に練習をせざるを得ない環境が用意されており、練習メニューもそれぞれの選手の課題も指導者から指摘してもらえるので、考えることなく、言われることをこなすことで、実力も付いていた選手が少なくありません。

それが、社会人になると、完全に自己管理のもとに柔道の練習をしなければならない状況になるため、ほとんどの選手の実力は現状維持、もしくは右肩下がりなってしまうことが多いのではないかと感じています。

そんな中、社会人になってから実力をつけ結果を残せる選手は稀であり、その一つの大きな理由が「素直さ」ではないかと選手に教えてもらいました。

最近、企業が採用したい人物像として、素直な人を求めているという話しを聞いたことがありますが、まさに同様の理由だと思います。

素直さといっても、さまざまな捉え方があるようですが、私が感じている素直さというのは、まずは、自分の現実を素直に受け入れられることです。

私もそうでしたが、練習をしばらくサボっても、また練習すれば直ぐに取り戻せると思い込んでしまっていたり、試合に負けてもその時は悔しさを感じて、一時的にモチベーションもあがりますが、直ぐに現実を遠ざけ流されてしまっていました。

そして、次は素直に環境や変化を受け入れて柔軟に対応できること。

社会人になると自己管理をして、空いた時間に効率的な練習方法を取り入れたり、その時々で課題解決方法を自分で考えて実行しなければ、練習をすることさえ難しくなります。

普通の人間であれば、環境が変わったことを出来ない言い訳にするでしょう。

仕事でも柔道でも同じだと思います。

目的に向け、自分の現状や環境の変化を素直に受け入れなければ、本質を見ることも出来ず、対処することなど到底できるはずがありません。

私のチームでも素直に自分の現実を受け入れ、その時々の環境や変化を楽しみながら、目標に突き進む人間は、着実に自信と結果に結びついています。

私はそんな選手たちの成長を見ることが出来て、本当に良い経験をさせていただきました。

自分で言うのもなんですが、どちらが監督だったかわかりゃしません・・・

3年間、ありがとうございました。

これからも素直さを忘れずに成長し続けて欲しいものです。

 

あれから7年。第1回大会で6年生だったあの子たちは今…

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3月20日、21日に開催される全国高校柔道選手権大会。
柔道界の『春の風物詩』とも言えるこの大会は、
高校生に限らず、多くの柔道ファンが楽しみにしている大会であり、
当然、私もその一人です。
すでに団体戦も個人戦も組み合わせが発表されているので、
それを見て、本番を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

http://www.jhs-judo.jp/combi/index.html

今年の個人戦の組み合わせを見ていて、
気付いたことがありました。
それは、今年の主軸になってくる高校2年生は、
スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会の第1回大会の時に
6年生だった子供たちだということ。

無差別で第一シードになっている太田彪雅君は、
記念すべき『スポーツひのまるキッズ』の第1回大会、
6年生の部のチャンピオン。
軽量級ながら、無差別のトーナメントで奮闘し、
惜しくも入賞には手が届かなかった古賀颯人君は
73㎏級の第一シード選手。

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そして、女子で唯一ベスト8入賞を果たした
畠石香花さんは70kg級で第二シードになっています。
その他にも、第1回大会に出場していた選手が
高校選手権の大舞台に出場することになっており、
その成長ぶりに、嬉しさがこみ上げてきました。

第1回大会から7年。いま思うと、あっという間でした。
でもその間に、子供たちはたくましく成長していました。
4月12日(日)開催のスポーツひのまるキッズ関東大会は、
7回目を迎えます。
第6回大会まで体重・性別ともに無差別の、
学年別トーナメントで行なってきた関東大会も
ついに体重別、さらに高学年は男女別になり、
ちょっと大袈裟かもしれませんが、
スポーツひのまるキッズ第2章の始まりです。
たくさんの親子に、様々な足跡を残していただければと思います。
エントリーお待ちしています!

さ来週の高校選手権、あの時の6年生たちの成長を見るために、
日本武道館に行ってきたいと思います。

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(写真上から 第1回スポーツひのまるキッズ関東小学生柔道大会での太田彪雅君、古賀颯人君、畠石香花さん)

スポーツひのまるキッズ事務局 林 毅

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その87:いいのもは、いい。)

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実家で荷物を整理していたら出てきたサイン色紙。

柔道部物語、YAWARA!

共に、私にとってはとても思い出深い作品で、
二人の作者ともにいまだにお付き合いさせていただいております。

この二作品が爆発的大ヒットとなった時代(微妙にずれてはいますが)、
私は近代柔道の編集長としてラッキーにもとても深く関わっていました。

共に、柔道普及に繋がるのなら
ということで軽い気持ちで相談にのっていたのですが、そのうちどんどんその魅力にはまり、
最後は大ファンの一人となってしまいました。

作品としては、

自らの体験を忠実に再現し、そこに柔道大好き人間としてとんでもなく深くこだわった小林先生

『国民栄誉賞をとる少女』という題材から女子柔道に注目し、そこに田村亮子というとんでもないリアルスターとリンクしてしまったことにより、柔道描写も加速度を増した浦沢先生

と、男女の違いのみならず、全く違うシチュエーションでしたが、共に同じ時代に柔道を通じて様々な『絆』を描いたことにより、私を始め、読者すべての心をわしづかみにしたと言っても過言ではありません。

そして、その魅力は決してそのときだけのものではないということを証明する出来事がひのまるキッズ会場で展開されています。

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ご存知の人も多いと思いますが、昨年より会場内に設置された『柔道部物語』ブース。

最初こそ、懐かしがって立ち寄るお父さんたちがパラパラでしたが、今では、椅子の数が足りないほどの人気ぶり。

もちろん、ひのまるキッズたちの年代では初お目見え。
にも関わらず、一人、二人と増える読者の目は真剣そのもの!

そうです。

時代は関係なく、いいものは、いい。

我々も自分達のやっているこの『スポーツを通じて親子の絆を深める』事業を信じて、軸をぶらさず前に進もうと思っています!

いまから、ここから、いいものは、いいんです(^-^)v 気張ります!

永瀬義規

全国体育系学生柔道大会の取り組みがすばらしい!

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先週の土日、講道館において
全国体育系学生柔道体重別選手権大会が行なわれました。
この大会は、平成元年から行なわれており、今回が27回目。
体育学部や体育学科など、
いわゆる「体育系」の学部や学科のある大学の学生たちの大会で、
前年の全日本学生体重別選手権大会でベスト16に入っていない、
といった条件を満たした選手が出場しています。

全日本学生体重別でベスト16に入っていない選手とはいえ、
レベル的にはかなり高く、
1、2年生でこの大会に出て実績を作り、
大学3、4年で全日本学生体重別で優勝、
その後、世界に羽ばたいた選手もたくさんいます。

今大会も好勝負がたくさんあり、
近い将来、講道館杯や全日本選抜体重別など、
“全日本”クラスでの活躍が期待される選手が何人もいました。

全国体育系学生柔道体重別選手権大会は、
試合自体、注目に値する大会ですが、
大会運営、審判などを学生たちが行なっており、
さらに、大会初日の試合後には、
学生の卒論発表など研修会が行なわれるなど、
試合以外の点でも非常に興味深い大会です。

今回の研修会では、学生に交じって、
現在、奈良教育大学の大学院に通いながら天理大学の監督を務める
穴井隆将先生も論文発表を行ないました。
自ら率先してそういった場で発表を行なうということは
本当に素晴らしいことだと思いますし、学生の範ともなり、
他大学の先生方からも、多くの賛辞が聞かれました。
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今回の研修会では、穴井先生のほか、2人の学生が卒論を発表しました。
発表後には、聴講者からの鋭い質問に、発表者がタジタジになる場面もあり、
緊張感のある素晴らしい発表会だったと思います。
また、論文発表の他に、青年海外協力隊の紹介や
水分補給セミナーなども行なわれ、
学生たちは、ここでも積極的に質問をしており、
非常に有意義な研修会だったと思います。

以前にも書きましたが、全日本学生柔道連盟では、
「単位が足りなければ、試合には出られない」という制度を導入し、
2016年より施行することを発表しています。
本来であれば、学生が勉強することは当たり前のことですが、
一部の大学や学生たちの間で、「柔道だけやっていればいい」というような
悪しき風習が巣食ってしまっていたことも事実です。

勉強は習慣です。
子供の頃に「学ぶ」習慣、「考える」習慣を身につけることが大切です。
短時間でも、集中して学んだり、考えたりすることのできる子は、
きっと柔道も強くなるはずです。
ひのまるキッズの大会に出場してくれる子供たちは、
勉強においても、一生懸命頑張れる子であってほしいと願っています。

簡単なことではないかもしれませんが、
柔道が強いだけじゃなく、勉強もできたらカッコいいですよね。

(写真上:体育系学生柔道大会試合の様子 写真下:研修会で論文発表をする穴井先生)

スポーツひのまるキッズ事務局 林