いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その52;鶏が先か、卵が先か・・、勝利の方程式とは?)

柔道の本質(年間②)

以前にも書いたように、ひのまるキッズの参加選手の柔道のレベルは年々グングン上がり、
正直、『競技力向上の大会ではない!!』と言い切っている手前、少し戸惑っています。

でも、これにはしっかりした訳があったということも、以前、古賀先生の言葉を紹介した通り、

強い選手は、当たり前のことを当たり前にやれる人間。

当たり前とは・・

はい、ありがとう、をきちんと言えて、お年寄りに席を譲り、靴を揃えること。

つまり、ひのまるキッズで徹底的にやっていただいていること・・ということで証明されました・・・。

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今日、全日本学生柔道優勝大会が日本武道館で開催され、全日本学生柔道連盟の広告総代理店の弊社スタッフは大忙しだったのを横目に、私は母校の応援に集中させていただいていました。

残念ながら、母校・中大はベスト8をかけて、ライバル明治大学と対戦、小差で敗れてしまいました。

そして、決勝戦。

東海大学と日本大学の試合はとって取られての好勝負が展開され、結果、東海大学が見事に7連覇を達成しました。

この決勝戦を見て、心底、感じました。

両校ともに、礼儀礼節がしっかりしている。

もちろん、今どきの子供ですから、勝って自分の応援団席に向けてガッツポーズをする選手もいましたが、どの選手も、試合の始まりと終わりの礼は本当にしっかりとしており、まさに勇者の風格を感じました。

そして、思いました。

この子たちは、当たり前のことをちゃんとできるから強いのか、
はたまた、強いから当たり前のことがちゃんとできているのか・・・・。

以前だったら、頭のなかは???だったのですが、今は、胸を張って言い切れます!!

当たり前のことを、しっかりできるから、強いんです!!

そして、彼らは格好いいです・・・・。

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大会が終了して、懇親会の会場で、私を含めて選手にOBが一言いうシーンがありました。

会長の後に、自ら話をさせてくださいとお願いし、先陣を切って話をしました。

正直、その時の感想は、

こいつら、本当にわかっているのかな・・という感じでした。なぜか・・、語り掛けても
返事がないのです・・。

でも、時間が過ぎ、何人かが話す毎に、次第に選手の顔つきが変わってきて、最後の矢嶋先輩が、

今日は、初めてお前らの試合前の円陣に入れてもらった。その時、本当に勝ちたいと思った。
今日は残念な結果だったけど、次は絶対に勝ちたいよな。勝たせたいよ。
お前らなら絶対にできる、絶対にあきらめずにやりきろうな!

って言葉に、最初は返事がなかった選手も、OBから『返事!』って言われて、せきを切ったようにバカでかい声で顔を上げて返事をし出しました。

あとで、聞いたら『いつもはいつ返事をしていいのかわからなくて・・」と頭をかく、選手たち。

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この子たちにとって、返事をすることが、当たり前だということはわかっていても、そのタイミングも教えなければならなく、ってことは、当たり前を子供のころからしっかりやらせていれば、そのタイミングも必然的に覚え、そして前述の方程式通り、強くもなる。

実感しました。

礼儀礼節

いまから、ここから、日々、勉強です!!  気張れ! 中大!!!

永瀬 義規

GWの次は……!

GW、皆さんはどう過ごされました?
4月29日には全日本選手権大会があり、
前日の28日には高段者大会があり、さらに、
5月5日「子供の日」には全国少年柔道大会がありと、
毎年のことではありますが、
柔道界はイベント盛りだくさんでしたね。

子供の日の全国少年柔道大会、
出場された選手、指導者の皆さんお疲れ様でした。
優勝は朝飛道場だったとのこと、
選手・関係者の皆さんおめでとうございます。

また、個人戦では、和歌山・九度山柔道クラブの入来院大樹君(5年生)と、
神奈川・朝飛道場の工藤海人君(6年生)が優勝したそうで、
こちらもおめでとうございます。

優勝選手以外でも、湯川魁君(県立富山武道館)や
海堀陽弥君(九度山柔道クラブ)、野村陽光君(舟川柔道塾)、
松澤佑栞さん(白根柔道連盟鳳雛塾)と上位進出選手のほとんどが
スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会でも
活躍している選手たちなので、
「みんな頑張ったなぁ」と、とても嬉しくなりました。

今回、活躍した選手はもちろん、
残念ながら、力を出し切れなかった選手たちも、
次は、全国各地の「スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会」が
お待ちしてます!

スポーツひのまるキッズ大会事務局 林

全日本選手権を前に、優勝候補が講道館に集結!

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先週に引き続き、全日本柔道選手権大会ネタです。

柔道を習う子供たちにとっても憧れの大舞台、
全日本柔道選手権大会が約2週間後に迫ってきました。
当然、出場選手は、本番に向けて調整に余念がありません。

昨日は、大会プログラムに掲載する
有力選手のインタビュー取材のために、
講道館に行ってきました。

毎週水曜日は、実業団の練習日ということで、
社会人はもちろん、学生たちもたくさん練習しているのですが、
昨日はなんと、今年の大会の優勝候補と言われている
七戸龍選手、上川大樹選手、原沢久喜選手をはじめ
錚々たる顔ぶれが集まっていたのです。

それぞれの練習を見ているだけでもワクワクなのに、
福岡から東京に、約1週間出稽古に来たという七戸選手は、
原沢選手や熊代佑輔選手とも果敢に乱取りするなど、
練習を見ているだけでもとても得した気分になるとともに、
本番への期待感もさらに大きく膨らみました。

七戸選手、上川選手、原沢選手、さらに熊代選手も
ケガなく調子はかなり良さそう。
全日本選手権当日は、柔道ファンが熱狂するような、
素晴らしい試合が見られそうです。
う~ん、大会が待ち遠しい!!

制作担当 林

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その40:日本柔道体重別の頂点、全日本選抜体重別)

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日本柔道体重別の頂点の大会、全日本選抜柔道体重別選手権大会。

現役時代は雲の上のビッグイベントでしたので、テレビでしか見たことはありませんでした。

初めて大会を生で見たのは、今から26年前。社会人となり、近代柔道編集部に所属し記者としてこの大舞台に臨みました。

当時、特に男子で自分の同期たちが社会人一年生ながら活躍してる姿に本当に刺激を受け、

『俺もこいつらに負けないような仕事をしないと』

と自らを奮い立たせていたことを、昨日のように覚えています。

そして、学生時代までは全く縁がなかった女子柔道にもこの大会から関わりました。

男女ともに、その時に活躍していた柔道家が今回の全柔連の改革の中、その中心的存在になり、これから様々な

改革をしてくれると信じ、期待しています。

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今回の優勝者たちが世界の舞台で十分な活躍ができるよう、また、これを見てる子供たちが『柔道っていいな』
と思えるよう、彼らと同世代の一柔道家として、微力ながらお手伝いが出来れば幸せです。

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まず、自分が出来ることにとことん己を尽くす!

皆さん、ひのまるキッズで待ってます!

いまから、ここから、精力善用、自他共栄、今こそ力を結集して子供たちにしっかりとした未来を!

永瀬義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その39:原点『近代柔道杯』)

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何でもいいから、企画書を持ってきなさい!! 新入社員だからと言っても遠慮することはないぞ。

大学を卒業して、ベースボールマガジン社に入社し、近代柔道編集部に配属。毎日毎日、慣れない編集作業で
フラフラになっているときに、当時の副社長から言われたこの言葉に、それまで思っていることを爆発させた。

近代柔道編集部に所属したときに最初に思ったこと、
それは、『あれ、俺ってこの雑誌に何回載ったことがあるんだろう??』

正直、片手で数えるくらいしか、それも記録のページにちょこっと、写真は学校訪問と『ちょっといい顔』の観客として・・(笑)

まあ、正直、ほとんどの人がその程度(以下)と気が付いてから、ことあるごとにみんなはどこのページから読んでいるのかな・・と
注意するようになり、また、できる限りの読者に「どのページを見ますか?」って聞きまくりました。

答えは、記録のページがダントツ。じゃあ、どうすれば一人でも多くの人を掲載できるのだろう・・・・、

そこで確信した私が出した企画が『お父さんは子供のころに全国大会で〇〇選手と同じステージに立ったんだよ』と言って近代柔道を子供に
みせてもらうための゛誰もが出れる全国大会” それも、その当時、一番選手層が薄かった中学生にターゲットを絞りました。

企画書を持ち込んだ時には、当時の広告局長に『馬鹿野郎、柔道のイベントなんて儲かるわけないだろ!!』と言われたものの、起死回生の大逆転で
東洋水産から協賛をいただき資金を確保。そこから、東京都中体連や全柔連に当時の編集長・根本氏(故人)と何度も通い、体重別の団体戦も
認めてもらい、なんとか1988年3月27日、(当時は関東大会として)51チームの参加で講道館にて開催された『近代柔道杯』

補助係員は中大の後輩。
アナウンサーはのちの嫁さん、
弁当運びは『ひのまるキッズ講師』でお世話になっている青井先生(笑)・・・・・!!!

閉会式で、当時の池田社長に『おまえ、よくやったな。うん、うん。これは我社の看板大会だ。今後、役員は必ず出席するように!!』と褒められた時の
感動は昨日の時のように思えています。

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それから、5年後に渡米するまで全国大会に育て上げ、そのあとは、もっとも信頼する後輩を始めとする広告局スタッフを中心に続けていただき、帰国後は、全柔連の
立場でバックアップ。2001年に再び古巣に戻ってからは、主体事業として大会規模拡大をめざし、その集大成が独立する前の年の2007年大会。
テレビを入れ、協賛を増やし、そして世界の大陸代表として6か国から参加を得るところまで発展させることができました。

独立してからは、残念ながら携わることができず、毎年、思い出を振り返るだけですが、今の自分の考え方、ビジネス手法、そしてネットワークを構築できたのは
この大会のおかげだと思って感謝しています。

『誰もが出れる全国大会』で呼んで輝く舞台を提供する近代柔道杯に負けないよう、
『一人でも多くの子供に夢を提供し、親子の絆を深める』イベントとしてひのまるキッズを地方の方々と広げていきたいと思います。

そして、いつかは ひのまるキッズ⇒近代柔道杯⇒金鷲旗⇒学生柔道⇒実業団⇒ひのまるキッズ(保護者の部)⇒マスターズ と、民間企業がしっかりと『柔道界』を
バックアップできるパイプを一気通貫でいけるようになればと望んでいます。

それには、『ひのまるキッズ』もっともっと盤石な事業にしないといけませんね!!

いまから、ここまら、温故知新でさらにパワーアップです!!

最後に、本日の第27回近代柔道杯、スタッフの皆様お疲れ様です。大会の成功をお祈りしております!

http://www.judo.or.jp/p/32634

永瀬 義規

スポーツひのまるキッズ近畿大会に被災地の親子をご招待して、改めて感じたこと

IMG_05642月9日(日)、大阪で開催したスポーツひのまるキッズ近畿小学生柔道大会。
宮城県から来ていただきやすいということもあり、この大会には、3年連続で東日本大震災の被災地である宮城県から親子をご招待させていただいております。
2012年は女川町と七ヶ浜町から32名、2013年は山元町から14名、そして今年は、石巻市から19名。いずれも被害がとても甚大だった地域です。

東日本大震災からまもなく3年が経ちます。
近畿大会の第1回大会は、震災直後の2011年3月20日(日)で、東北地方はまだ大混乱のさなか。関東地方もお米をはじめとする食糧不足の状態で、ほとんど影響のなかった近畿地区とはかなりの温度差を感じたものでした。時の経つのは本当に早いもので、あれからもう3年です。

スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会では、2011年6月の東北大会以降、岩手県、宮城県、福島県の被災地の親子を大会にご招待させていただき、延べの人数は200名を越えました。

ご招待させていただいた選手、お父さんお母さん、そして指導者の先生方にお会いして、震災のお話をお聞きすると、本当につらい思いをされたんだなぁとつくづく思います。あの頃、毎日のようにテレビに映し出されていた悲惨な状況を、目の前で見た子供たちは、あの光景を一生忘れることはないと思いますし、震災前と震災後では、被災された皆さんの心に大きな違いが生じているのは間違いないことだと思います。

「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」という言葉は軽すぎますが、震災への意識は着実に、そして急速に薄まっているように感じます。

「子供が元気に柔道をやっている姿が見られて、本当にうれしい」
2011年6月の東北大会で、ご招待した山田柔道スポーツ少年団の子供のお母さんが、なにげなく発した言葉は、今も心に残っています。

震災から3年が経ち、状況は大きく変わってきています。でも、あの時の、親御さんたちの子供への思いと、子供たちの親御さんへの思いは、今も、そしてこれからも永遠に変わらないものだと思います。

「親子の絆」を改めて確認していただくためにも、スポーツひのまるキッズでは、東日本大震災復興支援プロジェクトをこれからも続けていきたいと考えています。

スポーツひのまるキッズ事務局 林

謹賀新年!

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あけましておめでとうございます。
2014年のスタートです!

昨年は、柔道界は波乱の年でした。
少年柔道界にとっても、ターニングポイントとなる
重要な1年だったと思います。

今までごく普通にやっていたことも、
「それが常識だろう」とか「前からそうだから当たり前」とか、
「周りがやっているから正しい」という価値基準で考えるのでなく、
その都度、自分自身の頭でしっかりと考え、見直し、修正する。
場合によっては、それまでやっていたことと正反対になったとしても、
あるいは、それまでやってきたことを全否定することになるとしても、
変えなければいけないことがあると、そんなことを考える機会になりました。

このブログは「親子の絆」をテーマにしていますが、
子育てに関しても、どんな育て方が正解かなんて誰にもわかりません。
年末にテレビでやっていた「ビッグダディ」にしても、
あの両親の子育てについては、賛否両論あるでしょう。
他人の親子関係を見て、「素晴らしい」と思うこともあれば、
正直、「ひどいなぁ」と思うこともあります。
ひのまるキッズの大会会場で見る親子関係も千差万別、
親の愛情のかけ方も、子供の愛情の捉え方も十人十色です。
どの親子も、それぞれ「オンリーワン」の親子の形を作っているんだと思います。

スポーツひのまるキッズ柔道プロジェクトは、
柔道の大会を運営していますが、
目的は「柔道の強い選手を作ること」ではありません。
あくまで「親子の絆」を確かめたり、強めたりすることのできる場を
提供することだと思っています。

皆さんの意見や感想もどんどんお聞かせいただければ幸いです。
本年も宜しくお願い申し上げます。

スポーツひのまるキッズ事務局 林

近畿小学生柔道大会、エントリー受付中!

人気のてもみんブース、今大会も出展します!

人気のてもみんブース、今大会も出展します!

こんにちは。
九州大会の次は近畿大会です。
九州大会の2週間後に行われますこの大会、エントリーは1/5までです。
この大会でも保護者の部を開催。
現在15名の保護者様にご応募いただいております。
人気のブースもいろいろ決まってきました。
てもみんのマッサージブースも展開されます。
ぜひ出場ください。

http://www.sportsentry.ne.jp/event/t/39185

柔道を通して広がる人と人との「輪」

ひのまるキッズ中国大会保護者の部に出場された高村さんと遠藤さん(前は息子の航汰君)

ひのまるキッズ中国大会保護者の部に出場された高村さんと遠藤さん(前は息子の航汰君)

12月8日のひのまるキッズ中国大会でも、お母さんがとても頑張っていました。

保護者の部に出場した遠藤珠央さん(右)と高村裕望子さんです。

吉備(岡山)から出場してくださった遠藤さんは柔道歴8年、高校時代は山口県代表としてインターハイにも出場経験があるというなかなかの強豪。
とはいえ、大学を出てからはほとんどやっておらず、子供が始めるようになって少し道衣を着る機会は出てきたものの、試合となると随分久しぶりということで、試合後に感想をお聞きすると「いやぁ、緊張しましたよ」と第一声。
「高校や大学の頃の試合は、いつも勝たなきゃいけないという気持ちでしたが、今回は、子供と一緒に、勝ち負けよりも、礼儀や挑戦する気持ちを大切にしようと思って出場しました。結果は負けてしまって、息子はちょっと不満そうですが、私はいい経験ができて本当によかったと思っていますし、息子も、こんなに大きな大会に今まで出たことがなかったので、勇気を出して出場して、いい経験になったと思います」
大会前の練習で肩を痛め、不安も相当あったそうで、「今日はケガをしないことを目標にしていたので、とりあえず良かったです。実は主人に、試合に出ること話してないんですよ」とにっこり。
自分の柔道衣は、こっそりと荷物に忍び込ませてきたそうです。たぶん、バレバレのような気がしますが……(笑)。

一方の高村さんは、なんと30代半ばから柔道を始めてキャリア3年。これが人生4度目の試合だったそうです。週3回、子供たちと一緒に柔道の練習をしているという高村さんも、柔道を本当に楽しんでいる様子でした。

試合後に話しているお二人は、まるで旧知の仲のような雰囲気で、柔道を通して、人と人の「輪」がどんどん広がっていくような、そんな気がしました。

スポーツひのまるキッズ事務局 林

ナイス一本!

昨年の近畿大会・5年生無差別決勝

皆さん、こんにちは。
九州大会の次は近畿大会。
今日はスタッフが事前打ち合わせで大阪に来ています。
今日の写真は、昨年の5年生無差別の決勝。
斉藤立選手と下橋颯斗選手の一戦です。
この試合は斉藤立選手の一本勝ちとなりました。
斉藤選手は見事、6年生を差し置いて大会最優秀選手賞である、
大阪市長賞を獲得しました。
今年の再戦はあるでしょうか。

近畿大会のエントリーは下記より行っています。1/5までですのでお早めにお申し込みください。
http://www.sportsentry.ne.jp/event/t/39185