今週末、オリンピック代表がついに決定! サクラサクのは果たして…?

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今週末(4/2~4/3)、福岡で行なわれる選抜体重別で、
ついに、リオデジャネイロオリンピックの代表が決定します。
(男子100㎏超級は全日本選手権、女子78㎏超級は皇后盃 後に決定)

最近の国内外の大会の実績、
IJFワールドランキング等から、
ほぼ確定していると言っていい階級もありますが、
それでも、選抜体重別の結果・内容次第で
どうなるかわからないという階級がほぼ半分。
この選抜体重別の結果・内容次第と思われる階級は、
とくにシ烈な争いになるのではないかと思われます。

私が、とくに注目しているのは
男子60kg級、66㎏級、73㎏級、90kg級、
女子48㎏級、70kg級。

オリンピックに出場するためには、IJFワールドランキングで
男子は22位、女子は14位以内にいないといけないという規定もあり、
それぞれの階級のオリンピック代表に関しては、
下に挙げた選手にほぼ絞られていると言っていいと思います。

60kg級:本命・髙藤直寿(WR2位)、対抗・志々目徹(WR8位)
66㎏級:本命・海老沼匡(WR7位)、対抗・高上智史(WR5位)、
73㎏級:本命・大野将平(WR7位)、対抗・秋本啓之(WR5位)、中矢力(WR8位)
90kg級:本命・ベイカー茉秋(WR4位)、対抗・西山大希(WR11位)

女子48㎏級:近藤亜美(WR6位)、浅見八瑠奈(WR9位)
女子70kg級:新井千鶴(WR7位)、田知本遥(WR11位)
※WRは3/27現在のIJFワールドランキング

毎回、選抜体重別のあとの五輪代表選考に関して、
大会で勝った選手が選ばれなかったときに、
マスコミなどから、選考基準が不透明という批判をされていますが、
選抜体重別の結果だけで決まるわけではないため、
長年、代表発表の場を見てきたり、
決定した経緯を見てきた柔道専門の記者としては、
決して、それほど不透明なことはないと思かったと思っています。
たしかに、過去にいくつかは、
「それはおかしい!」という代表選考もありましたが、
それにしても、利己的、政治的な選考というわけではなく、
「金メダルに一番近い選手」という基準で、
強化委員の方々が真剣に考えた結果だったと信じています。

今回も、昨年に引き続き、
代表選考の過程を「ガラス張り」に、ということで、
選考会議は、マスコミ公開の上で行なわれるそうです。
こういう取り組みは素晴らしいと思いますし、
世間も関係者も、たとえ思い通りでない不本意な結果であったとしても、
ある程度は納得できるのではないかと思います。

ただ、柔道はタイムレースではありませんから、
競泳や陸上のように記録で順位をつけることはできません。
ワールドランキングにしても、ひとつの基準にはなりますが、
上位10位以内くらいの差は、出場した大会、
その大会に出場していた選手の顔ぶれなどを見ていくと、
絶対的な差とは言えないのが現実です。

でも、そんな中で、代表は決めなくてはいけません。
しかも、オリンピックの代表は、各階級たった一人!

代表争いの当落線上にいる選手の皆さんも、
そうでない選手の皆さんも、最後の最後まで、自分を信じて
悔いの残らないような試合をしてほしいと思います。

かなりこじつけになりますが、
写真は、一昨日の千鳥ヶ淵の、ほぼ満開の桜です。
果たして「サクラサク」のは?

ひのまるキッズ事務局 林 毅

高校選手権で感動――「仲間との絆」で刻んだ新しい歴史の1ページ

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先週の土日は、日本武道館に
高校選手権の取材に行っていました。
男子は、昨年の高校三冠メンバーを3人残し、
大本命と言われた国士舘高校が決勝でまさかの敗退。
日体荏原高校が初優勝を果たしたのでした。

この日の日体荏原は、一人ひとりが
本当によく活躍していました。

2回戦の静岡学園戦では先鋒の百々雄弥君が4人抜き、
続く3回戦の津幡戦と、4回戦の天理戦では
次鋒・長井晃志君が2試合連続3人抜き。
準決勝の木更津総合戦では、先鋒の大吉賢君が4人抜きと、
試合毎に入れ替わりのヒーローが誕生。

準決勝の木更津総合戦に関して言えば、
73㎏の大吉君が、145kgの先鋒、110kgの次鋒、128㎏の副将に
いずれも裏投げで一本勝ちという、驚愕・圧巻の戦いぶりでした。
勢いに乗ったら手がつけられないというのは、
まさに、こんな状況を言うのでしょう。

決勝の“難攻不落”と思われた国士舘戦でも、
その勢いは止まりません。
この試合では、副将のハンガル・オドバートル君が
国士舘のエース格の2人を抜く大活躍を見せたのでした。

この日体荏原の勢いは、
前日の個人戦(81㎏級優勝)で疲労の残る
大将の藤原崇太郎君を、
できるだけ楽させてやろうと
チーム全員が一丸となったことで
生まれたのではないかと思います。
そして、その仲間の熱い気持ちに応えたのが、
キャプテンであり、大黒柱の藤原君でした。

高校選手権2連覇、インターハイ優勝の
藤原君ですが、体重は81㎏級。
決勝の相手、国士舘の飯田健太郎君は、
100kg級のインターハイチャンピオンで、
超高校級と言われる最強豪選手。
過去の対戦では、2回続けて負けていました。

でも、仲間が頑張り、決勝まで1試合もせずに
“温存”されていた藤原君は、
「ここで俺が勝たなきゃ、なんのためのキャプテンだ!」と奮起。
難攻不落の飯田君から、執念の背負い投げで「有効」を奪い、
勝利したのでした。

新しい歴史の1ページは、まさに“仲間との絆”で
生まれたと言っていいと思います。

国士舘の無念と日体荏原の歓喜。
勝負の難しさと面白さ、
あきらめない気持ちの大切さ、仲間との絆、 
いろいろなものを感じた今年の高校選手権でした。

柔道ライター 兼 ひのまるキッズ事務局 林 毅

子供の反抗期、皆さんはどうしていますか?

先日、知人から
「小6の息子が反抗期でまいっちゃって…」
という話を聞きました。

半年くらい前に、その親子に会ったときは、
そんな様子は微塵もなかったのですが、わずか半年の間に、
子供が、とくに父親の言うことをまったく聞かない。
やたらと反抗的な態度をとるようになってきたと
心底困っている様子でした。

私は「大人になるために必要なことですから、
あまり気にしなくても大丈夫じゃないですか」と答えつつ、
20歳と22歳になる自分の娘のことを考え、
うちの子って、反抗期らしい反抗期なかったけど、
逆に大丈夫なのかなぁと心配になり、
反抗期について少し調べてみました。

一般に、いわゆる「反抗期」が起きるのは
小学生から高校生くらいまでで、
統計的には、小学校時代約10%、中学校時代が約50%、
そして、高校時代が約10%だそうです。

反抗の激しさや反抗期の長さなどは人それぞれですが、
反抗期が全然なかったという人もいるようです。

反抗する理由、対象については、
母親が 約75%、父親が約50%、教師が約20%と、
母親が圧倒的に多いそうです。
やはり子供と接している時間が長いほど、
反抗の対象になりやすいということでしょう。

反抗の理由としては、
自立心の芽生え
親の性格や態度
自分自身の不安定、未熟さ
相互理解の欠如
思春期の必然性

などが挙げられ、反抗期が終わった理由としては、
自分自身の成長
感謝の心
自然消滅
親と疎遠になった
家族が親密になった
親へのあきらめ
といった理由が挙げられています。

小中学生を持つ親御さんにとっては、
子供の反抗期は、本当に悩みの種だと思います。
「まさにいま真最中」という方も
「うちはまだ」という方も、
知っておいたほうが良さそうな
「反抗期の子供との向き合い方」を
本やネットでちょっと調べてみたので、
記しておきます。

まず、親の心構えとして最も大切なことは、
「反抗期を子供の成長過程と認め、受け入れること」
だそうです。

そのうえで、子供の主張を最後までしっかりと聞いてあげること。
そして、正しい部分は認めてあげ、誤っているところは
「それは間違っている」と毅然とした態度で接することが
大切なのだそうです。

頭ごなしに怒ったり、否定したりすると反抗心を助長し、
親子の溝をさらに深めることになってしまうかもしれません。
子供の言い分にも筋が通っている場合もありますから、
まずは、子供の声に耳を傾けてみてください。

子供を従わせようとして怒鳴ったり、叩いたり、
脅すような言動は絶対にNG。
強く言って聞かない場合はあえて放っておき、
静かに見守るほうがいいかもしれません。

自立した大人への階段を上っている最中のことですから、
心配な気持ちはわかりますが、過度な干渉はせず、
子供の意思を尊重してあげるように努めることも
必要なようです。

最初にも書きましたが、
『反抗期は子供の成長過程』で、
程度の違いはあれ、自分自身も
子供の時期に通ってきた道だと思います。
少なからず子供の気持ちも
わかるところがあるのではないでしょうか。

親としては、心に余裕を持って、
しっかりと子供を見てあげること、
そして、子供の声を聞いてあげること
が最も大切なようです。

ひのまるキッズ事務局 林 毅

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その139:物心ともに豊かな人生)

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与えられた仕事を
天職と思い、その仕事を
好きになる努力をし、
さらに打ち込むことで、
物心ともに豊かな人生を
送ることができるのです
稲盛和夫(京セラ名誉会長)

先日、ひのまるキッズの協賛社社長のFBにアップされていた言葉。

社会人となって、最初の職業である編集者から始まって、いくつかの
転職を繰り返した自分ですが、すべて自分の好きなこと、思い通りの
ことをしてきました。

もちろん(特に会社を興してからは)、すべてのステージであらゆる
困難に遭遇しましたが、その時々で支えてくれた家族、仲間に助けられ
何とか切り抜けることができました。

そして、いまから、ここから、ってさらに打ち込むことができることを
本当に幸せだと感じつつあります。

今、まだまだ物的には豊かとはいえませんが、少しずつですが、心的には
豊かな日々を送れている実感があります。

物心ともに豊かな人生

それがどういう人生かまだ分かりませんが、少なくても死ぬときに
「あ~あ、俺の人生面白かったな!」
って思えるように与えられた天職、ひのまるキッズ事業にさらに打ち込み
打ち込み、打ち込みまくろうと思っています。

いまから、ここから、打ち込みコンテスト満点を目指して(笑)

永瀬 義規

お互いに礼!

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先週の土日、講道館で
「全国体育系学生柔道体重別選手権大会」が行なわれました。
この大会は、体育系の学部、学科などを有する大学の学生の大会で、
初日には、研修会があり、大学生や大学院生の研究(論文)発表が行なわれたり、
青年海外協力隊の紹介や体験談発表、
後援企業によるセミナーなども行なわれたりするほか、
大会自体の運営も主管校が中心になって行なっています。

当然、審判員も大学生や大学院生。
学生とは思えないほど、堂々と、的確な審判を行なっている学生もいれば、
慣れない審判に悪戦苦闘、見ているこちらがドキドキしてしまうような、
危なっかしい学生もいて、厳密に言うと、技の判定や「指導」のタイミングなどに
「?」がつくような場面も、多少見受けられました。
それでも、この大会は、学生にとっての「研修の場」であるということが、
応援の学生や観客、指導者の間にも浸透しているため、
大声を出しての応援やヤジはほとんどありません。
「落ち着いて試合が見られていいね」という声も
あちらこちらから聞こえてきました。

この大会は、同年度の全日本学生体重別選手権大会で
ベスト16以上に入った選手は出場できない
(一部大学は、全日本学生体重別選手権出場者は出場できない)
という規定はありますが、「全国大会」に相応しいレベルの高さで、
出場選手にとっては、「研修」でもなんでもなく、
真剣勝負の「試合」そのものです。
過去には、この大会で結果を出して自信をつけ、
世界の舞台に羽ばたいていった選手も多数います。

さて、その大会の開会式を何気なく見ていて、
「あれ?」と思ったのが、
タイトルにつけた「お互いに礼!」でした。

通常、大会の開会式の最後と言えば、
「一同、姿勢を正して、礼」だと思うのですが、
体育系学生大会の開会式の一番最後の礼は
「お互いに礼」だったのです。

皆さんも、普段の稽古では、おそらく、
正座し、姿勢をただし、
「神前(あるいは正面)に礼、先生に礼、お互いに礼」と、
練習前、練習後に行なっているのではないかと思います。

この体育系学生柔道大会は、単なる大会ではなく、
あくまで学生にとっての稽古の場、研修の場なのである
ということが、この何気ない「お互いに礼」の挨拶から感じとれて、
ささいなことかもしれませんが、
「なるほど」と妙に納得したのでした。

一緒に稽古してくれる相手を敬い、感謝する気持ちを持つ。
それは、普段の練習でも、試合でも同じ。
日常生活においても、「お互いに礼」の気持ちを持ち続けたいと
そんなことを感じたのでした。

ひのまるキッズ事務局 林 毅

(写真は、体育系学生大会で主審を務める日大のレイズ・カヨル選手。なかなか素晴らしい審判をされていました)

お持たせしました! 『スポーツひのまるキッズ通信Vol.05』ようやくできました!

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いやぁ、本当に難産でした。
2015年度2冊目の、スポーツひのまるキッズ通信。
年末に発行する予定だったのですが、
年明けどころか、気がついたらもう2月中旬。
いろいろな作業が重なり、
次から次にやらなければいけないことが舞い込み、
それとはなしに、後回しにしてしまっているうちに……。
いやぁ、時の経つのって、ホントに早いですよね。
……と、まぁ、これは言い訳なんですけどね。

お待ちになられていた皆さま、
遅くなってしまい、すみませんでした。
m(_ _)m

というわけで、ようやくでき上がった『ひのまるキッズ通信』。
内容としては、昨年の夏に行なった
『復興応援プロジェクト 親子夏合宿 in 宮城のレポート』、
そして、主要柔道衣メーカーさんにお集まりいただいた
『柔道衣を考える』座談会を二本柱に、
ひのまるキッズ応援企業のご紹介や、
2016年度のひのまるキッズの大会スケジュール等々、
盛りだくさんの内容となっています。

全国の道場、そしてひのまるキッズ会員の皆さんのお宅に、
直接送付しておりますので、ぜひご覧ください!
近畿大会以降のひのまるキッズの大会でも
参加者の皆さんに配布していきます。

スポーツひのまるキッズのホームページでも
近日、アップいたしますので、そちらもお楽しみに。

http://hinomaru-kids.jp/judo/tsushin.php

以前、『柔道衣を考える』座談会を行なった直後のブログで、
「柔道衣を洗う際に、柔軟剤はNG」というお話をお伝えしたところ、
かなりの反響があったのですが、
今回、柔道衣をテーマに座談会を行なった一番の目的は、
勝負に勝つために、相手が持ちづらい柔道衣を着るなんてことは、
絶対に考えてほしくない。
指導者はもちろんですが、選手にも、
なぜIJFが、柔道衣に関する細かなルールを決めたのか、
ということを考えてほしいと思ったからです。

IJFは、次から次に、ルールを変更しています。
たしかに、いくつかの変更点に関しては、
「やりすぎではないか」と感じるものもあります。
ルールによって、柔道自体に変容が生じていることも否めません。
下穿きを直接つかんだら「一発反則負け」なんて、
手内股(掬い投げ)を得意としていた小柄な選手にとっては、
「死活問題」と言えるほどのルール変更だったと思います。
ルール変更により、失われた技もあります。

でも、IJFがやろうとしていることは、
柔道の魅力、柔道の面白さを引き出そうということ。
そのためにどうしたらいいのかと考えた末に導き出した
ルール変更であるということは間違いありません。
柔道衣のルール変更に関しても、
目的は、柔道の魅力を引き出すこと。
それだけははっきりしています。

日本においても、
「勝つため」に、相手がつかみづらい柔道衣を、
試合で着ていたという方もいると思います。
それが当たり前だった時期もあります。
でも、その結果、どんどんエスカレートして、
組み合うこともできないような柔道衣まで出てきて、
柔道自体が変容してしまった。
ルールが柔道を変えたのではなく、
ルールがなかったために、柔道自体が変わっていってしまった
という事実もあると思います。

お互いに組み合い、技を出しあう。
持ちづらい柔道衣で、相手に技をかけさせないのではなく、
手首の使い方や体さばきといった柔道本来の技術を使い、
もっと奥の深い、もっと魅力あふれる柔道になってほしい。
『柔道衣を考える』という座談会には、
そんな思いを込めています。

ひのまるキッズ事務局 林 毅

今日は何の日?

インフルから回復して、やっとマスクを外せる…と思ってましたが、ベースに花粉症があったこと、忘れてました。。目のかゆみにくしゃみ。夏になるまで、煩わしいマスク生活は続きます(涙)

さて、今日は「建国記念の日」の祝日。2年前までは、祝日や週末の休日のほとんどが仕事だったので、あまり何の日とか気にしたことがありませんでしたが、いったいどんな意味がある祝日何だろうと調べたら、一度は廃止された祝日で、その後9回もの議案提出・廃止を経て、1966年に国民の祝日に追加されたそうです。

建国をしのび、国を愛する心を養う日として制定された国民の祝日。敗戦までは神武天皇即位を祝う祝日、紀元節。

意味をみてもあまりピンと来ないでいますが、きっと学生の頃には日本史で勉強したに違いない。歳を重ねるごとに学が無くなっていること、危機感を持たねば。脳をきたえる大人のドリルなるものもあるというので、今日はこれから本屋さんに出かけて、いい機会なのでそのドリルで脳トレに挑戦しようと思います!!

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ひのまるキッズ事務局 丸山

 

オリンピック代表決定まであと2カ月。代表候補の熱い戦いに注目!

原沢選手

先週末はグランドスラム・パリが行なわれ、
リオデジャネイロ五輪の代表を目指す日本の選手たちが
熱い戦いを見せてくれました。

代表を目指す選手たちにとっては、
先週末のグランドスラム・パリ、そして、
来週末19日~21日に行なわれるグランプリ・デュッセルドルフは、
本当の意味での“正念場”の大会。
その結果により、オリンピック代表の座に大きく近づくか、
あるいは、遠のいてしまうのかが、
決まると言っても過言ではないかもしれません。
当然、選手たちは、そんなことは「百も承知」だと思います。

グランドスラム・パリでは、
そのプレッシャーに打ち克ち、
自分のパフォーマンスを発揮できた選手もいれば、
逆に力を出し切れなかった選手もいました。

勝負の世界は“非情”だなぁと、
つくづく思います。
4年に一度のオリンピックイヤーには、
とくに強く感じます。

4年前のロンドン五輪が終わった時点で、
いや、もっと言えば、ロンドン五輪の日本代表が決まった時点で、
リオデジャネイロ五輪の代表争いは始まっていました。
そして、約3年かけて出揃った代表候補が、
昨年11月の講道館杯、そして、今回のグランドスラム・パリ、
そして、来週末のグランプリ・デュッセルドルフで
篩(ふるい)にかけられ、最終選考の場である、
全日本選抜体重別(男子100kg超級は、さらに全日本選手権)
に向かうわけです。

でも、選抜体重別は、最終選考の場であっても、
その結果だけで、代表が決まるわけではありません。
むしろ、それまでの大会、つまり、
このパリとデュッセルドルフ、2つの国際大会の結果で、
ほぼ代表が決まる階級も決して少なくありません。
勝てば、本当の意味での最終決戦へのキップを得られ、
負ければ、事実上、「候補からの脱落」。
いま、代表争いをする選手たちは、
そんな厳しい状況の中で戦っています。

グランドスラム・パリは、もう結果が出ました。
階級によって多少状況は違いますが、
優勝して、ほぼ代表の座を手中に収めたと思える選手もいれば、
選抜体重別でのラストチャンスを得た選手もいます。
また、負けたことで代表の座が遠のいてしまった選手もいます。

柔道は相手がいて初めて成り立つ競技ですから、
対戦相手との相性も非常に重要になります。
たとえば、組み手をとってみても、
ケンカ四つにめっぽう強く、相四つを苦手とする選手もいます。
オリンピックにおいて、初戦から決勝まで、
すべてケンカ四つの相手で、圧倒的な強さで優勝してしまう、
そんな“強運”の持ち主もいれば、
非常に高い前評判に関わらず、
唯一とも思えるような、苦手なタイプと初戦であたり、
敗れてしまうという選手もいます。
運も実力のうちとは言いますが、
「運」さえも味方につけなければ勝てないのが
オリンピックなのだと思います。

来週末のグランプリ・デュッセルドルフにも、
オリンピック代表候補が出場します。
果たしてどんな戦いを見せてくれるのか、
大いに期待し、応援したいと思います。

勝っても負けても、悔いの残らない試合を!

ひのまるキッズ事務局 林 毅

(写真は、グランドスラム・パリで見事優勝を果たした原沢久喜選手。
昨年の『復興応援プロジェクト 親子夏合宿in宮城』でのひとコマ。
「原沢選手、おめでとう!」)

食いしん坊、復活

こんばんは。

インフルから一週間、昨日から社会復帰しましたが、まだ病みあがってなく、まわりに感染させてはいないかと、毎日ハラハラです。何をかくそう、週末に家庭内感染させてしまったんです…隔離生活していましたが、家で1人発症したら、ほぼ感染すると医者は言ってましたが。インフルは本当に猛威をふるってます。医者が日曜日に臨時診療していたので行ってみたら、なんと2時間待ち。医師に聞いたら、8割がインフルの診察だったそうです。何をしても辛い日々でしたから、もう懲り懲りです!

さて、今日は節分♪大阪に住んでいた頃、まるかぶり寿司って言ってたかなぁ。でも、自分がこどもだったからか、まるまる一本で食卓に上がることはなく、普通に太巻きを食べていたような。

関東では毎年、お正月を過ぎると、恵方巻の予約ののぼりや宣伝を目にしていたのですが、今まで一度も買ったことがなかったんです。

今年はもう病気になりたくないので、幸運を呼び込めるよう、恵方巻買ってみました!南南東を向いて一気にかぶりくんですよね。一気に食べるにはやや大きいので、まだ食べずに眺めてますが(笑)

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ついでに、食いしん坊ネタをもう少し。

1月23・24日の九州大会、九州地方はあいにくの悪天候で会場にきていただけない方が多数出てしまいましたが、宮崎県での最終回はとても思い出深い大会になりました。

そして、夜のコンビニ探索に出かけることができまして、ご当地グルメ探してきました!

さすが宮崎と思われるチキン南蛮が具のオニギリ、そしてどこか懐かしいパッケージの乳酸飲料。

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朝ごはんでおいしくいただきましたが、ばくだんむすびと書いてある通り、大きなおむすびだったので、朝からガッツリ飯でした。

それから、これは熊本名産…と書いてあったのですが、九州ではポピュラーな食物なのでしょうか?どんな風に料理するのかなぁ~と考えてもわからないので購入しませんでしたが、写メだけ撮ってしまったので…

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それから焼酎なども知らない銘柄が豊富でしたね~飲む時間が無かったので、購入には至らず残念でした。時間も遅かったので、ゆっくり探索はできなかったのですが、コンビニも数軒近くにあったので、それぞれお宝グルメがあったに違いない!九州はうまかもんの宝庫でした(*^^*)

次は近畿大会、食い倒れの街にはまたご当地グルメの匂い。楽しみです!

ひのまるキッズ事務局 丸山

 

大寒波の九州大会。参加者の皆さんお疲れ様でした。

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それにしても、先週末からの大寒波はすごかったですね。
とりわけ九州地区の皆さん、大丈夫でしたでしょうか?

皆さんご存知のように、先週末は、
スポーツひのまるキッズの九州大会ということで、
私たち、ひのまるキッズのスタッフも、
土・日と九州・宮崎に行ってきました。

先週のブログでも書きましたように、
行く前から、天気は大丈夫だろうか?
それと、ちょうどインフルエンザが流行り始めたという
ニュースもあったので、参加者の皆さんは
大丈夫だろうかと、今大会は本当に不安だらけでした。

私たちスタッフは、土曜日の朝一番6時50分の飛行機で
羽田を発ったのですが、途中少しの揺れはあったものの、
無事に宮崎ブーゲンビリア空港に到着。
宮崎は、例年に比べて「寒い」とは感じましたが、
雪が降るような気配もなく、とりあえずひと安心。
すぐに会場の、KIRISHIMAツワブキ武道館に行き、
大会の準備に取り掛かりました。

そして、3時から行なった前日練習会。
東京から駆けつけてくれた井上康生先生、兄の智和先生、
佐藤愛子先生らを中心に、豪華講師陣による練習会が始まりました。

練習会の参加人数は、ひのまるキッズ通算50回のなかで、
おそらく過去最多の220人超え!
改めて、井上康生さんの偉大さを感じるとともに、
本当に多忙ななか、子供たちのために
時間をとってくださったことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

井上先生は、多くの子供たちと乱取りをされ、
子供たちは、本当にいきいきと、嬉しそうに
先生に向かっていっていました。
子供たちにとっては、本当にかけがいのない、
貴重な体験だったと思います。
井上先生と乱取りをやった子供のなかから、
近い将来、“第二の井上康生”が生まれてほしいなぁと、
そんなことを思いながら、練習を見ていました。

今大会は、宮崎最後の九州大会ということで、
五輪メダリスト2人、世界チャンピオン2人を含む、
なんと過去最多、10人もの名立たる柔道家が
講師として駆けつけてくださいました。
講師の皆さんには、心より感謝です。

そして、大寒波のなか、
おそらく、とても無理をして参加してくださった方々も多かったと思います。
本当にありがとうございました。

私たちは、大会当日のうちに東京に無事戻ってこられましたが、
福岡から来られた方のなかには、その日のうちに家にたどり着かなかった方も
いらっしゃったと聞きます。
本当に、本当にご苦労様でした。

宮崎での、ひのまるキッズの思い出が
親子の絆をさらに深めるものになればと
心より願っております。

ひのまるキッズ事務局 林 毅