物事には全て、そこに至る、そうなる理由(わけ)があります。
もちろん、偶然そうなった場合もある、けど、だいたいは時が経つとそれが必然だった気付くことも少なくない。
このところ、
その理由を聞いて(話して)、その意義に痛烈に感銘することが二度ありました。
まず、一つ目は、
盟友、村上晃一氏の著書『ノーサイド 勝敗の先にあるもの』を読んだとき。
実社会で活躍しているスポーツ選手で、ラガーマンが非常に多い理由(わけ)を納得させられました(悔しいですが・・・)。
ベースボール・マガジン社時代、一つ下で入ってきた彼とは、当時では極・珍しいバリバリの『体育会』出身者ということで気が合い、本当に濃~い数年間を過ごさせていただいた仲。
お互い、退職し、それぞれの道を歩んでいる今もちょこちょこ連絡は取り合っている盟友です。
彼の作品が、神奈川県の「第39回夏のすいせん図書」小学5年生、6年生の部に選ばれたということで、さっそく買い求め読ませていただきました。
正直、
もし、還暦間近で、そこそこの人生経験を積ませていただいた私に今、幼い子供がいたら(あ、孫でも良いのですね(笑))、間違いなく、ラグビーをやらせる!
と思ってしまうほどの、ラグビーというスポーツに関わっている人たちの素晴らしさが真っ向からドーンと伝わってくる逸品でした。
まあ、これ以上褒めて村上が調子に乗ってしまうと腹が立つのでここまでにしておきますが(笑)、とにかく、読んでみてください。
特に
全国の柔道指導者の皆さん、ご父兄の方々・・・
勝利至上主義が云々いう人、言わない人、みなさん!
読みましょう!! 読んでください。絶対に無駄ではありません!!!
本の内容はただただ・・
高校ラグビーには引き分けがあり、引き分けたら次の進出はくじ引きで決める。
にまつわるお話です。
詳細は読んでいただくとして・・・、
作品の最後はこう締めくくられています。
勝敗を争うからこそ、感動的な引き分けがある。勝利を目指すのは必要なことだ。しかし、スポーツの価値はそれだけではない。なんのためにスポーツがあるのか、なんのためにスポーツをするのか、スポーツをする人、見る人、支える人が大切にしなければいけないことは何なのか。
東福岡と東海大大阪仰星の引き分けが、それを教えてくれた。
悔しいけど、最高です! あと10回は読み返すつもりです!
あ、二つ目・・・、ですが、
それは、
なぜ、中央大学柔道部の胸には大学の名前がないのか??
我々の誇りの話。初耳の学生には響いたと確信しています。
理由を知りたい方は、コメントで(笑)!!
いまから、ここから、学びはまだまだ続きます。
永瀬義規