いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その133:最後の宮崎大会に花を添えてくれた兄弟の絆)

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2017年1月24日。7回続いたスポーツひのまるキッズ九州大会in宮崎は幕を下ろしました。

その日、九州は何十年ぶりの極寒に見舞われ交通がマヒ状態になり、
福岡や熊本からの参加者が出場を断念するということになったものの、
会場に集まったひのまるキッズたちにとっては、生涯忘れることのできない
一日になったと思います。

それは、

史上最多の講師陣の中に、地元のスーパースター・井上康生の姿があったからです。

いや、子供たちというよりも・・・

親御さんたちにとっても、生涯忘れることができない一日になったかもしれません。

前日の練習会からいつもとは全くちがう会場の雰囲気。

まず、普段は

『ご父兄の皆さん! 明日の本番ではもちろん、今日も道場のそばでお子さんたちの
応援をしてください!!!』

といっても観客席から降りてくる人はほんの数人。

でも、今回はとにかく近くで康生先生の姿をみようと(笑)、本当にたくさんのご父兄で
道場の回りは囲まれ、

最後の記念撮影の時のシャッターを押す表情には鬼神のごとく迫力を感じました(失礼)

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でも、私が今回、何よりも印象に残ったのは、いつでも、どこでも、兄を慕う康生、
弟を立てる智和という構図でした。

兄の技の説明に自ら受けに立ち、何度も投げられる弟。

弟のインタビュー時には自ら仕切って弟が話しやすい状況を作り出す兄。

そして、共に両親への愛情を惜しみなく語っている姿に思わずウルっときてしまいました。

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親子の、兄弟の、家族の固い絆をいるだけで感じさせてくれた二人。

昨年、天国に旅立った『ひのまるキッズ九州大会の生みの親』故・岩田勝彦氏もきっと
空の上から、

『うん、うん、よかよか!!』

と言ってくださっていると思います(合掌)

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そして、この二人・・・

翌日のお礼のメールがほぼ同じタイミング!!

もちろん、兄・智和のほうが先だったことをご報告いたします(笑)

いまから、ここから、絆絆絆!!! です。

永瀬 義規

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学び続ける!

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

今日は、朝起きて外を見たら一面の銀世界で、九州育ちの私は多少テンションが上がりましたが、よくよく見てみると、すでに雨に変わっており、通勤と保育園の送迎を考えると、上がったテンションもダダ下がりでした。

案の定、バス停は長蛇の列ができていて、大粒の雨の中、グチョグチョで歩きにくい道のりを5歳の息子と保育園まで歩き、ビチョビチョになりながら駅に着くも、電車は当然のごとく大幅に遅れ、会社には1時間遅刻で到着。散々な週の始まりの朝でした。

それでも今日は、地方で活躍されている志の高い柔道指導者のお話を聞かせてもらい、ダダ下がりだったテンションもグイッと正常値まで上げてもらうことができました。

今日話を聞いていて感じたのは、指導者というものは、常に向上心や探究心を持ち続けなければならないということでした。

指導者は子どもたちを教え導くための存在です。

指導者の教え方、導き方によって、子どもたちの大きな可能性を拡げたり、もしかしたら狭めることになる。

それだけの重責を理解していたら、自ずと様々なことを学ばざるを得なくなるのかもしれません。

私は自分が柔道で育ててもらったという思いがあり、恩返しの意味で、いつかは自分の道場を持ち柔道を子どもたちに教えたいと簡単に考えていました。また、親としても、子どもたちの大きな可能性を拡げられるよう、もっともっと自分が勉強しなければならないと反省させていただきました。
そして今回も講道館の今月の言葉に素晴らしい言葉を見つけましたので共有させていただきます。

http://kodokanjudoinstitute.org/words/20156/

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その132:残すべきこと)

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自惚れるのもいい加減にしろ!
ひのまるキッズは素晴らしい大会だよ。でも、参加者の親にとって
それが本当になくてはならないことではない。
今日、ひのまるキッズが無くなったら、彼らはなんていうと思う。

『ひのまるキッズ、なくなっちゃったね~。
さあて、明日のマルちゃん杯の準備しないと・・・』

こうなるんだ。

だからな、永瀬。他人がやるべきなんて思っているなら他人にやってもらえば
良いんだよ。

自分ができなくなったら、それでおしまいなんだ。
大丈夫、お前はまだまだやれる!!

以前、このブログで書いたご紹介したと思いますが、ひのまるキッズを
立ちあげたものの、資金繰りがどうにもならなく、人生の師匠である方に

そもそも、こんなことは全柔連がやるべきことでしょう!!

と八つ当たりしてしまった時ガツンと言われたことが一昨日の夢で再現されました。

ただ、最後の行の自分ができなくなったら・・の部分は、その時は言われていません。
そして、その夢は、この言葉が終わった瞬間、冒頭の宴会会場(一昨日の新年会の場面)に
スリップし、そこでは、ただただ幸せを噛み締めている自分がいました。

師匠に叱咤された時には、

正直、言い返せない自分に腹が立っていただけです。

そして、その後、事は深刻になり2年前には本当になにもかも失いスッカラカン(笑)になってしまったのですが、それでも、必死になってやり続けました。

そして、今があります。

その今、人生の全てを投げ打ってきて続けている事業・『ひのまるキッズ』ってなんでしょうか?

一応、回るようになってきたイベント。
柔道界で少しずつ認めてもらえるようになってきたイベント

といったところでしょうか?

では、なぜそうなったのでしょうか?

もちろん、あきらめずに続けてきたから、だと思います。

でも、まだまだ、今、無くなったら残念ながら師匠の言葉通りになってしまうイベント
になる可能性は大です。悔しいですが・・。

そして、夢には続きがありました。

そこにいる一人一人の顔を見て、号泣している自分がいました。その泣いている自分を
見て、もらい泣きしているスタッフの姿がありました。

そして、最後に乾杯を何度もして

プファ~、この一杯のために仕事してるんだよね!!!

って大声で言った瞬間、目が覚めました。

私は正直、お酒(の味)が好きではなく、できることなら牛乳で接待できればと常々思っている
人間ですので、この世の中のお父さんたちがよくおっしゃるこの言葉はあまり理解できません。

ですが、その時は本当に幸せで心底そう思っていました。

それでは、現実に戻り、この事業をひのまるキッズがどうなればその幸せをつかめるのでしょう。

答えはまだまだ整理し切れてないですが、少なくても、一人でも多くの人に「これは、絶対に無くなってはならないこと。残すべきこと」と思っていただけるものにしていくことが、我々が幸せを掴む上でなさねばならないことと心に刻んでいます。

さあて、いきますか!!

いつもながら、熱いだけの長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!

いまから、ここから、思い出のアルバムはあの世での楽しみにします(笑)!!!!

永瀬義規null

柔道衣を洗濯する際、柔軟剤はNGです!

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いま、ひのまるキッズ通信Vol.05を鋭意制作中なのですが、
今回は、昨今、著しく変更しているルールのなかで、
柔道衣はどう変わってきているのか?
現在の柔道衣事情を探るとともに、
新規格の柔道衣は少年柔道にとってどうなのか?
「柔道衣を考える」特集を組んでみました。

柔道衣のことは、やはり柔道衣メーカーさんに聞こう!
ということで、お集まりいただいたのが、
柔道衣の老舗、九櫻印で有名な早川繊維の早川さん、
日本代表が着ているミズノの慶徳さん、
そして、ひのまるキッズの講師でもお馴染、
ナイスガイの須貝さんの御三方。

座談会の詳細については、今月発行予定の
「スポーツひのまるキッズ通信Vol.05」
(全国の道場に発送させていただき、後日、
ひのまるキッズのホームページにもアップします)
をご覧いただきたいのですが、
そこでお聞きした内容について少し紹介しましょう。

昨年よりシニアで導入され、すでに施行されている柔道衣の新規格で、
もっとも大きな違いは、柔道衣の生地(素材)に関するものです。
それまで1㎡あたり700g~1000gだったものが、
650g~750gに変更されました。
普段、柔道衣を着たりしない人はあまりピンとこないと思いますが、
この変更により、できた新しい柔道衣は、
着た感じ、持った感じなど、まったく違うものになりました。
柔道を実際にやっている方ならおわかりになると思いますが、
それこそ、子供の頃に使っていた薄くて柔らかい柔道衣に
近づいたような感覚のようです。

素材も今までの日本製柔道衣は、綿100%にこだわっていましたが、
綿100%では、この重さで求められる強度を出すことはできず、
どのメーカーさんもポリエステルなどの、いわゆる化学繊維を
30%混ぜたものになっているそうです。
ポリエステルを混ぜること自体は、決して悪いことではなく、
それにより、柔道衣が軽くなっても強度が保てる上に、
洗濯をした際、乾きが良いということで、
お母さん方にとっては、むしろいいことかもしれません。

そもそも、今回のルール変更も、とりわけヨーロッパを中心に、
どんどん厚くなり、相手が持ちづらい柔道衣が横行してきたことに対し、
あくまで、しっかりと組み合って行なう柔道を目指してのことであり、
そういった意味で考えると、決して悪い変更ではありません。

メーカーの皆さんのお話では、すでに担当の方々は、
現在の規格のものにすっかり慣れて、
以前の柔道衣を触ると厚くて堅く、違和感を感じるようになったそうで、
実際に使用すれば、慣れるのにそう時間はかからないだろうと言います。

今回、お話をお聞きしていて「なるほど」と思ったのが、
指導者の柔道衣に関してのこと。
指導者、いわゆる「先生」というと、昔ながらのちょっと威厳のある、
重厚な柔道衣を着ている方が多い印象がありますが、
なかには、「子供と組んで練習するのだから、これがいいんです」と、
あえて薄くて軽い、初心者が着るような柔道衣を
着ている指導者がいるというお話でした。
指導者によっていろいろな指導スタイルや考え方があると思いますが、
少なくともこういった考え方をし、
実践している指導者は素晴らしいと、私は思います。

ちなみに、少年柔道に関しては、いまのところ、
新規格が適用されることはないようです。
子供たちは、そこまで厚くて重くて堅い柔道衣を着ていないと
思いますので、その必要はないという判断なのでしょう。

それともう一つ、知っておいてほしい話を。
柔道衣を洗濯する際、柔軟剤の使用はNGです!
これは柔道衣メーカーの皆さんが口を揃えていましたが、
柔軟剤は、フワフワになると思われがちですが、
実際には生地を傷めてしまい、使い続けると、
逆にバリバリになり、道衣が長持ちしないそうです。

あと、乾燥機はなるべく使用しないこと。
使用する際は、半乾きくらいで出し、
あとは自然乾燥させるのがいいそうです。

以上、知って得する(?)情報でした(笑)。

ひのまるキッズ通信Vol.05の発行は、もうしばらくお待ちください。m(__)m

(写真は座談会の様子。左からナイスガイの須貝さん、ミズノの慶徳さん、
早川繊維の早川さん。皆さま、ありがとうございました)

ひのまるキッズ事務局 林 毅

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その130:初日の出に誓う~夢はでっかく、根はふかく!!)

2016初日の出②

新年明けましておめでとうござます!!

本来は日曜の投稿ですが、タイトルを決めていたのでウズウズし、正月休みということでの投稿です(笑)!

二年前から天王洲アイルに引っ越し、公私ともに仕事に没頭する環境を得ています。

初日の出も昨年から近くの羽田空港のそばにある『城南島公園』というナイススポットを発見し
今年は天気も良く、元旦から気持ちの良いスタートを切ることができました。

さて・・、

昨年末のこのブログでご紹介したように、今年は新たな三年間に向けての抱負を胸に前に進みたいと思っています。

以下、FBでの元旦のご挨拶でもさせていただいたように・・

【ひのまるキッズのやるべきこと】
当たり前のことを当たり前にできる子供たちの育成を、
地域の行政、自治体、そして企業の人たちと共に、
『親子の絆』を深めることのお手伝いをすることによって、
具現化する。

これをとことん深く考えた三年を土台に、2018年の会社創立10周年までに、より高く飛ぶための根っこをさらにぶっとくしていこうと決意しています。

まさに、
夢はでっかく、根はふかく

まずは、会社、組織、そしてスタッフ一同、それぞれの

当たり前なこと
を再確認し、

当たり前にする
努力を惜しまず

すべての『絆』を
よりふかくする

このことを心に刻み込み、固い決意で臨むつもりです。

20160102_トレーニング記録

そして、この三年間で続けていることの継続・・。

一日150回の腕立て伏せ

尊敬するアイオー精密・鬼柳社長を真似て掲げた日課。
2013年は209日
2014年も209日
そして、
2015年は210日
を一人自宅にて続けています。

もちろん、日課ですので本来は365日やらなければならないのですが、とにかく日々の生活の中で
これでも最優先で行っています(鬼柳社長には笑われること必至ですが(;´・ω・))

これをまずは2016年は220日を目指していこうと思っています。

公私ともに、毎日、毎日、こつこつ必死にやっていかないと手に入れることができない目標ですが、
とにかく、いつも言っているように、とことん己を尽くすのみ!! です!

皆様のご指導、ご鞭撻のほど、なにとぞ、なにとぞ、よろしくお願い申し上げます!!

いまから、ここから、ぶっとい根っこで、でっかい夢を!!

永瀬義規

2016元旦①

2015年の私のビッグニュース!

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今年も残すところあと2日。
2015年も公私にわたり、いろいろなことがありました。
今日は、プライベートなことはとりあえず置いといて、
仕事上での、2015年の私のビッグニュースを2つ挙げてみたいと思います。

まず一つ目は、
ひのまるキッズ夏合宿を宮城県仙台市で開催。(2015年8月22日、23日)

今年の『ひのまるキッズ夏合宿』は、
復興応援プロジェクトとして、
宮城県の被災地域の親子を対象に実施させていただき、
約50組の親子に、柔道の練習だけでなく、
和尚さんによる説法や栄養セミナー、親子ヨガ、バーベキューなど、
盛りだくさんの内容を楽しんでいただきました。
合宿には、少年指導の第一人者である朝飛大先生はじめ、
今年度の全日本選手権王者の原沢久喜選手や、
2011年世界王者の佐藤愛子先生も講師として参加してくださり、
とても充実した、素晴らしい合宿となったと思います。
詳しくは、↓
http://hinomaru-kids.jp/camp/

参加してくださった宮城の皆さん、ありがとうございました。
おそらく、今は、とっても寒い毎日が続いていると思いますが、
身体には十分に気をつけてくださいね!

続いて二つ目は、
BSフジ『The GAME 震えた日』に出演。(2015年2月1日)

同番組は「人々の心に深く刻まれた伝説の名勝負を、
実際に闘ったアスリートや、彼らを支えた裏方、
ジャーナリストたちが徹底的に掘り下げ、
語り尽くす」というコンセプトのトーク番組で、
この回では、1992年バルセロナ五輪での、
古賀稔彦選手と吉田秀彦選手の金メダルストーリーが取り上げられ、
当事者である古賀、吉田両選手と一緒に、
当時を知るジャーナリストとして私、林が出演させていただきました。
ちなみに、本日2015年12月30日12:00~13:55で再放送があるそうです。
見逃した方は、ぜひご覧ください。
http://www.bsfuji.tv/the_game/contents0201.html

他にも、いろいろなことがあった2015年ですが、
特に印象に残っているできごととして、二つだけ挙げさせていただきました。

2015年も大変お世話になりました。
私のブログは、これが今年最後となります。
本当に、ありがとうございました。

2016年も、よろしくお願い申し上げます! m(_ _)m

ひのまるキッズ事務局 林 毅

ひのまるキッズの魅力のひとつ

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9月以降、ほぼ毎月どこかの地域で
ひのまるキッズ小学生大会を開催しているわけですが、
6~7年間も続けて開催地に通っているにも関わらず、
大会前日に現地入りし、大会当日の夜もしくは翌日早朝に
そそくさと東京に帰ってしまい、地元の名物的なものを
ほとんど食べたこともありませんし、
もちろん、観光なんてしたこともありません。
しかも、私の大会当日の役割が、
開会式までの総合受付と、その後は記録確認と表彰準備ということで、
出場者の皆さんと入場時のあいさつをしたあとは、
大会本部に籠ってしまうため、試合もイベントも、
ほとんど見ることはできません。
唯一できることが、参加してくれた子供たちや親御さん、
そして、大会運営をしてくれる中学生、高校生、学校の先生方との
わずかな時間の会話です。

実は、その会話を通して、ああ今回は弘前に来ているんだなぁとか、
周南に来ているんだなぁというのを実感します。
なぜか? そう方言です。
私自身、生まれも育ちも(高校までですが)信州なので、
信州に帰り、「~だに」とか「~ずら」といった方言を聞くと、
落ち着くような感覚があるのですが、
ひのまるキッズで訪れる街でも、
顔見知りの道場の先生、役員・係員の学校の先生や学生たちと会話することで、
どこか懐かしいような、郷愁に近い感覚を覚えるのです。
(ときどき、何を言っているのかわからないこともありますが)
それが唯一できることであり、楽しみでもあります。

空港あるいは駅から会場に直行し、
会場からホテル、ホテルから会場、
そして、会場から空港か駅への繰り返し。

年間8ヵ所、いろいろなところに行きながら、
お恥ずかしい話、その土地のことは、
駅や空港、ホテルに置かれたパンフレットに
書かれていることを見聞きしているだけで、
他には何も知らないというのが実際のところです。

ひのまるキッズの開催地、
横浜、弘前、名古屋、愛媛、富山、周南、宮崎、大阪
すごくいいところばかり……だと思います。
ということで、ちょっと気が早いですが、来年の目標を。

来年は、ひのまるキッズの開催地の魅力と、
地元の人たちとのふれあいについて、
自分自身でしっかりと体験した上で、
お伝えしていきたいと考えています。
開催地の皆さん、各地の魅力、
いろいろと教えてくださいね!

(写真は、今回、参加者にお配りした周南市の観光パンフレット。
『ゆる旅のススメ』……実は私、こんな旅にすごく憧れています!)

ひのまるキッズ事務局 林 毅

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その127:好きだから、楽しいから!)

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本日、無事に第6回スポーツひのまるキッズ中国小学生柔道大会が成功理に終了することができました。

関係者の皆様、本当にありがとうございました。

さて、私は、いつの日からか人に、

永瀬さんはなぜそれをやり遂げられるのですか?

と聞かれる時、偉そうに・・

それはですね・・。できるまでやるからです!!

と答えていました。

確かにその気持ちは変わっていませんし、これからも軸は
ブレません。

でも、それって

『力必達』・・努力すれば必ず夢は達成できる

という意味で、私はその言葉より

『盡己』・・自分自身をとことん尽くすことが一番

を日々掲げていることと、どこか違っているなぁ・・と
感じていました。

そして、その答えが今回、少し見えてきたような気がしました。

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それは、前日練習会の時、

いつものように、二時間半も子供たちの集中を欠くことなく、
最後まで最高の指導を見せてくれた朝飛先生。

日ごろから、先生の指導が日本柔道界の宝、この指導方法が
柔道の未来を変えると提唱され、全柔連、講道館もこぞって
先生の指導法をビデオを取り上げている事実に、

先輩、やっぱり、先輩の指導は凄いです。でも、これは先輩にしか
できませんよ!! どうしたら良いのでしょうか??

と聞いたところ帰ってきた言葉が、

何言ってんだよ。俺は好きなことを楽しんでるだけ!! 毎日、
毎日、子供たちと接して本当に楽しいし、ワクワクするんだ。
ただ、それだけだよ!! 永瀬にこんな機会を与えてもらって
感謝してるよ!!!

でした。

その瞬間、ハンマーで後頭部を殴られたような衝撃を感じました・・

そうか、できるまで、成功するまで・・なんて考えなくていいんだ。
好きだから、楽しいから、やればいいんだ!

これこそ、柔道の祖・嘉納治五郎先生が掲げていた

柔道とは己を尽くすこと

まずは好きで、楽しくなければ、それに没頭し己を尽くせるわけが
ないということを目の当たりしました。

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大会が終わって、スタッフとお疲れさん会をしているとき・・、

正直、お酒は好きなほうでは(味は)なく、世のお父さんがビールを
飲んで『プハ~、この一杯のために仕事してんだよね』というのが
あまりわかりませんでしたが、

美味しい焼肉屋さん(ひのまるキッズ協賛者)で、乾杯をした
ビールの味は最高でした。そして、本当に幸せな一時でした。

好きなことしかしていないので自分自身は辛くないのは当たり前。
周りに好きなこと、楽しいこと、と思ってもらえるような環境つくりをし、

ひのまるキッズのみんな、関わる全ての人に『好きなこと、楽しいこと』
と感じてもらうことが自分の使命だと痛感した山口の夜でした。

いまから、ここから、好きなこと、楽しいことを信じること!!

永瀬義規

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「1%でも2%でもチャンスがある限り、挑戦し続けてほしい」(井上監督)

近藤vs浅見決勝

グランドスラム東京、皆さんはご覧になりましたか?
先週のブログでも書いたように、
私は3日間、会場で観戦させていただきました。

来年のリオ五輪の代表を決めるうえで、
非常に大きな意味を持つということで、
選手はもちろん、会場の雰囲気も、
例年以上に緊迫していたように思います。

選手たちの戦いぶりにも表れていました。
とりわけオリンピック代表戦線の
最前線にいる選手たちの緊張感は、
近くで見ているこちらにまで伝わってくるくらいでした。

とくにそれを感じたのが、初日の女子48㎏級決勝と、
最終日の男子100㎏超級の決勝でした。

女子48㎏級は、浅見八瑠奈選手(27歳)と近藤亜美選手(20歳)。
浅見選手は、2010年、2011年と世界チャンピオンになり、
2012年のロンドン五輪最有力選手と言われながら、
最終選考会である全日本選抜体重別で初戦敗退し落選。
プレッシャーのために、試合前日にほとんど寝られず、
精神的な弱さを露呈したのが、
落選の最大の理由だったと言われています。
当時の48㎏級は、日本のレベルが非常に高く、
ワールドランキングのベスト10に日本人が4~5人入っていたほど。
とはいえ、世界選手権2連覇の現役王者だっただけに、
なんとも不憫というか、かわいそうな結果でした。
一度は引退もささやかれましたが、
リオ五輪でのリベンジを誓って復活。
オリンピック金メダルを目指して歩み始めました。
しかし、そんなところに近藤亜美選手が出現。
2014年世界選手権の代表になるや、
一気に頂点に駆け上がったのでした。

しかし、そんな近藤選手も順風満帆というわけではありませんでした。
今年に入るや国内外の大会で連戦連敗。
世界選手権でも3位止まり、
すっかり勝負の神様から見放され、
大きな挫折を経験しました。

そんな二人が、苦難の道を乗り越え、
再び相見えることになった、このグランドスラム東京の決勝。
結果はどうあれ、悔いのない試合をしてほしい。
それだけでした。
試合は、まさに一進一退の好勝負。
最後は、「指導」1つビハインドだった近藤選手が、
一か八かとも言える大外刈りに入って「技あり」を奪い、
そのまま抑え込んで一本勝ち。
激闘に終止符を打ったのでした。

感涙にむせぶ近藤選手、表情を失った浅見選手。
二人のコントラストは、なんとも言えないものでした。

大会前の記者会見で、井上康生 男子監督が言っていました。
「諦めたら終わりだが、諦めなければ可能性はある。
1%でも2%でもチャンスがある限り、挑戦し続けてほしい」

さすがいいこと言うなぁと思いました。

グランドスラム東京で結果を出し、
大きく一歩前進した選手もいれば、
逆に一歩後退してしまった選手もいるでしょう。
勝負の世界だから、当然です。

でも、応援してくれる家族のため、仲間のため、
そして、なにより自分のために、
チャンスを追い求め、最後の最後まで
頑張ってもらいたいと、心から思います。

スポーツひのまるキッズ 林

感謝の心

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

ひのまるキッズ小学生柔道大会は、柔道の本質と親子の絆をテーマに大会を開催しており、柔道を通して親子の絆を深めてもらえたらという想いで大会の準備をしています。

大会の開会式では、講師の先生に大会のテーマに沿って子どもたちに話をしてもらっておりますが、親子の絆についての話は、多くの先生方が、親に感謝し、その気持ちを表現するようにと話をしてくださいます。

親の立場としては、子どもが興味をもつものや向上心をもつものがあれば、やらせてあげたいと思い、それを応援することは当たり前のことだと思っているでしょう。

それでも、その当たり前の行動に対して、子どもから感謝をされたらどうでしょうか。

多分、感謝をしてくれたことに感謝し、嬉しくなって、もっと応援したいと、それまで以上に子どもに目を向けるようになるのではないかと思うのです。

「当たり前のことに感謝すること」

最初は、一番近くで見守ってくれている親へ、そして、兄妹やおじいちゃんやおばあちゃん、道場の先生や学校の先生など、自分の周りの人たちへ感謝の気持ちを持てるような人間になるために。

ひのまるキッズでは、多くの道場で道場訓として掲げられている「五つの心」を子どもたちに育んでもらいたいと願っています。

五つの心というのは、

1.「はい」と言う素直な心

2.「すみません」と言う反省の心

3.「おかげさまで」という謙虚な心

4.「私がします」という奉仕の心

5.「ありがとうございます」という感謝の心

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ひのまるキッズ大会小学生柔道大会では、子どもたちが感謝の気持ちを強くもち、一番近くで応援している親御さんのために一生懸命の姿をみせてくれるからこそ、感動の場面も多いのだと感じております。