いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その126:醤油とマヨネーズ、そりゃ言い過ぎかと・・・(笑))

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先日、中国大会の協賛営業で、山口を駆けずり回っている時のことです。

13時のアポイントメントに何とか間に合い、お会いできた女性部長。

昨年までのご協賛内容のもう一つ上のカテゴリーを提案するために、何とかプログラムなどの制作物締め切りのギリギリのところで獲得できたアポイントメントでした。

今年からご担当となったとお聞きしていたその部長。失礼ながらその肩書から想像していたのとは全く違って、若くて品のある美人キャリアウーマンでした。

おっと、舞い上がっている場合じゃない、と、

いつも以上のパワーでひのまるキッズの理念、これまでの経緯、そしてご協賛の意義をガッツリ話させていただき、最後の動画をお見せした後で、

わかりました。よろしくお願いします。

のご返事をいただいた時は、心の中でガッツポーズをしていました。

ところが・・、

最後に制作物の確認をお願いしようと、昨年度のプログラムを出して開いたとき、

その部長が、

え、これって永瀬社長ですか??? 私、この人と二年前にお会いしています!!!

え~、え~、信じられない。

とても同人物とは思えません!!

と思いっきり笑い出したんです。

そ、そんな・・・、

確かに2年前まであるゲン担ぎでお酒を二年以上止めていたため、今から10kg近く痩せていましたが、そこまで驚かれるのは・・・。

と、

そんなに違いますか??

と返すと、

いや~、全く違います。

醤油とソース、いや、醤油とマヨネーズですよ!!

と真顔で言われてしまいました(;´・ω・)

まあ、最後には「今のほうが健康的で良いですね」と取ってつけたように言われましたが(笑)、

多かれ少なかれ、ショックでした。

それ以降、会う人会う人に、

痩せた時と今とではどちらがいい??

と聞いている自分がいます。

自分自身としては、今より5kgくらい落とすのが理想かな??と思っていますが、FBでご紹介している食事ではそうもいかないでしょう(笑)

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まっ、自然体でいこうと思います。

あ、母親からは、

貧相だからプログラムの写真は変えなさい!

って言われていますが(笑)

痩せても肥えても永瀬は永瀬。自分に自信をもって生きていこうと思っています。

くだらない話、お付き合い恐縮です(苦笑)

しかし、上と下の写真、そんなに違いますかね(しつこい!!!)

いまから、ここから、心身ともに精進を心がけます!!

永瀬 義規

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来年はリオ五輪。今年のグランドスラム東京は必見です!

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今日から師走。
2015年も残すところ1カ月となりました。
時の経つのは早いものです。

そして、師走と言えば、グランドスラム東京。
今週の金曜日(4日)からスタートします。
来年がオリンピックイヤーということもあり、
今年のグランドスラム東京は、
相当シ烈な戦いとなりそうです。

大会に向け、選手もファンも、
徐々に気持ちが昂ぶってきているところだと思いますが、
今日になり、非常に残念なニュースが入ってきました。
73kg級の大野将平選手、女子70kg級の田知本遥選手らが、
欠場することになったそうです。
う~ん、ホントに残念。

73㎏級は、中矢力選手、大野将平選手、秋本啓之選手の
世界王者3人が揃い踏みということで、
今大会でも最も注目していた階級。
ケガで出られなくなった大野選手が一番無念だとは思いますが、
やはり3人が同じ畳の上で、白黒決着つけるところを
見たかったなぁというのがファンとしての感想です。
でも、大野選手が出ないからこそ、中矢選手にしても、
秋本選手にしても、絶対にこの大会で負けるわけにはいきません。
日本がここ数年間、王座を独占している階級とはいえ、
外国勢が弱いわけでは決してありません。
外国人選手に勝てなくては元も子もないわけですから、
二人には、決勝で決着をつけてほしいと思います。
(現時点で組み合わせはわからないので、
二人がどこで対戦するのかわかりませんが…)

田知本遥選手も無念だと思います。
田知本選手は、姉の愛さんも欠場を発表しており、
姉妹揃っての欠場。本人たちはもちろん、
親御さんたちもさぞかし残念でしょうね。
遥さんは、2月に風邪薬問題で警告処分を受け、
実質、そのペナルティで、
今夏の世界選手権の代表から外れましたが、
7月のチュメニ(ロシア)、10月のパリ(フランス)と
グランドスラム2連勝し、このグランドスラム東京が
ある意味、試金石と言える大会だっただけに、
病気による欠場というのは、悔しいでしょうね。

楽しみにしていた選手の欠場ということで、
マイナスの話ばかりになってしまいましたが、
今回のグランドスラム東京、残念な話ばかりではありません。
というより、日本の各階級ベスト4の選手が
ほぼ全員出場するわけですし、
山下泰裕強化委員長が、
「来年のリオ五輪代表はここから出る」と言っているわけですから、
メチャクチャ重要な大会であり、盛り上がること間違いなしなのです。
外国人選手も世界屈指の実力者が多数来日するそうなので、
日本人同士の対決もさることながら、
外国勢との対戦も見逃せない試合の連続となりそうです。

ざっと各階級の注目選手をあげると、
60kg級は、今年のアスタナ世界選手権3位の志々目徹選手と、
2013年リオ世界選手権チャンピオンの髙藤直寿選手、
66㎏級は、2011、13、14年世界3連覇の海老沼匡選手、
今年の世界選手権で優勝を果たした81㎏級の永瀬貴規選手と
100kg級の羽賀龍之介選手。
さらに、100kg超級も世界選手権2大会連続準優勝の七戸龍選手と
今年の全日本チャンピオンの原沢久喜選手。

女子では、48㎏級の日本が誇る二枚看板、
2010年、11年世界チャンピオンの浅見八瑠奈選手と
2014年世界王者・近藤亜美選手。
今年の世界選手権で王座に返り咲いた52kg級の中村美里選手と
57㎏級の松本薫選手。
63kg 級の田代未来選手や70kg級の新井千鶴選手といった若き日本代表、
今年の世界選手権で一躍金メダリストに輝いた78㎏級の
シンデレラガール、梅木真美選手。

その他にも、若手注目株・63㎏級の嶺井美穂選手(18歳)、
代役としてチャンスが巡って来た63㎏級の鍋倉那美選手(18歳)や
70kg級の池絵梨菜選手(19歳)ら若い選手の活躍も楽しみ。

冒頭、「今日から師走」なんて書きましたが、
他の仕事などもしながらブログを書いているうちに
日づけが変わり今日はもう12月2日。
大会まであと2日です。

私は、某媒体から原稿の依頼を受けていることもあり、
4日から会場で観戦します。
仕事ではありますが、非常に楽しみです。

テレビ放送は、テレビ東京。
12/4(金)午後6:00~
12/5(土)午後4:35~
12/6(日)午後4:10~
http://www.tv-tokyo.co.jp/judo/

選手たちの健闘を祈ります!

スポーツひのまるキッズ事務局 林

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その125:念願成就!想いは必ず叶う)

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ご連絡ありがとうございます。
また日頃より、柔道界に対し、多大なるご尽力を頂いておりますことを心から感謝申し上げます。
今回の依頼の趣旨は十分に理解致しました。
一つ、こちらからの要望です。交通費のみ手配して頂き、その他の講師料等は一切いりません。宿泊も自宅から通います。
理由は、貴殿の活動への敬意と岩田先生に対する恩返し、また宮崎に対しての思いのためです。
それを承諾して頂けるのであれば、お引き受けさせて頂きます。
ご検討ください。宜しくお願い致します。

井上康生

 

思い起こせば8年前。
海のものとも山のものともわからない『スポーツひのまるキッズ』というイベント開催に対し、
「永瀬さん。これは面白い! まずはここ宮崎からやってみようじゃないですか!!」
と言っていただいた故・岩田理事長の一言で始まったスポーツひのまるキッズ九州小学生大会が、来年の1月をもって宮崎の地を離れます。

そして、先日、その区切りの大会を見ることなく、岩田理事長はこの世を去ってしまいました。

とにかく、突然のことで言葉もありません・・・。

ただ、我々ができることとして・・

理事長の『想い』を絶対に無にすることがないように宮崎の集大成として企画したのが、

『宮崎の親子の思い出に残る講師陣』

冒頭のコメントは、その想いを受けてこちらのオファーに応えてくれた井上康生氏の返信のです。

正直、これを受けたときには感謝で言葉が出ず、また、ここまでやってきて良かった!と心の底から熱いものが込み上げてきました。

そして、この講師陣・・

初参加の井上智和・康生の兄弟を筆頭に、朝飛、濱田、手島、佐藤、そして青井とそれぞれこれまで『絆』をじっくり深めてきたひのまるキッズが誇る柔道家たち・・・。

まさに感無量!

8年前に描いていたことの一つが成就した思いで一杯になっています。

そして、1月24日の大会は『岩田理事長追悼記念』として開催。さらに宮崎出身の柔道家にも

お声がけしている最中です。

天国の岩田先生に『永瀬さん、よかイベントになったね』と言われるように己のできることを

尽くしまくるつもりです!!!

いまから、ここから、想えば必ず叶うことの証を『絆』で!!

永瀬義規

 

 

 

ひのまるキッズ卒業生にもらった優しい気持ち

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先週に引き続き、北信越大会でのできごと。

以前は、大会当日は、
受付と報道対応、そして、
ひのまるホームページ用に、
カメラを持って撮影をしつつ、
優勝者親子に話を聞いたりしていたのですが、

現在は、ひのまるキッズ大会当日は、
入場時の受付が終わると、
ほとんどの時間を大会本部で費やし、
試合を観ることはほとんどありません。
正直、ちょっと寂しいのですが、
記録の整理・確認、表彰準備が私の役割なので、
仕方ありません。

今回も、他の大会同様、
大会本部で、記録の整理・確認の作業をしていたのですが、
そこで手伝ってくれた高校生のなかに、
「私、小学生の頃、ひのまるキッズの大会に出ていました」
と言う子が数人おり、なかには私が話を聞いた子もいました。

当日の大会本部は、最初のうちこそ和やかな雰囲気ですが、
トーナメントが佳境になり、準決勝、決勝と試合に進むにつれ、
表彰の準備も緊迫。ちょっとした間違いに怒号が飛び、
本部の雰囲気も殺伐としてきます。

そんなときに、手伝ってくれていた、
ひのまるキッズ卒業生でもある高校生が
「ひのまるの舞台裏って、けっこう、険しいんですね」と一言。

この言葉で、ピリピリしかけていた雰囲気が一気に和み、
「ああ、ちょっと気が立っていたなぁ」と反省しました。

そして、そんなところに、昨年まで北信越大会はじめ、
東海大会や関東大会にまで、出場してくれていた
地元・富山の、ひのまるキッズの卒業生が
お父さんと一緒に「ちょっと挨拶に来ました」と
訪ねて来てくれました。

昨年2月、最後の近畿大会の時に、
「中学でも頑張って!」と送り出した子でした。
しばらく見ないうちに、すっかりお兄さんになり、
顔つきが精悍に。身体も幾分しまったようです。

わざわざ来てくれるなんて、嬉しいですよね。
ひのまるキッズの卒業生に、
とても優しい、そして、
とても嬉しい気持ちにさせてもらいました。
ありがとうございました。

ひのまるキッズ大会事務局 林

奇跡のレッスン

こんばんは、ひのまるキッズの原です。。

今日は3連休の3日目で勤労感謝の日ということもあって、家族とゆっくり過ごされている方も多いのではないでしょうか。

私も朝から子どもの送迎と掃除をして、

そして、たまたまテレビをつけた番組が凄く感動的なものでしたので、共有させていただきます。

BS1で再放送されていた「奇跡のレッスン」という番組で、

番組の趣旨は、世界トップレベルの指導者が子どもたちに向き合う1週間の特別レッスン。
その核となる教えの言葉に、コーチングの極意を探る!というもの。

私が見たのは、「バスケットボール編」

身長160cm。NBA(北米の男子プロバスケットボールリーグ)史上、最も小柄な選手でありながら、チームの司令塔として14年間にわたって活躍した伝説の選手。それが今回の最強コーチ、マグジー・ボーグスさん(50)

その特別レッスンを受けるのは、東京の下町にある公立中学校の男子バスケットボール部員たち。

どこにでもある中学校のバスケットチームに、最強コーチのマグジー・ボーグスさんが齎した事とは何だったのか?

私が一番に大きく感じたのは、子どもたちの可能性を拡げたことだったと思います。

バスケットを通じて、子どもたちが、自信を持ち、行動や表情が変化していく。

そして、その子どもたちの変化を目の当たりにした保護者。

子どもたちの自信が強さになり、周りの人間にも伝染しながら、かけ算で成長していく。

そんな驚きと感動の番組でした。

 

そのマグジーコーチのポイントは、

マインドセットと子どもたち一人ひとりと向き合い、それぞれの特徴に応じて褒めることで、やる気スイッチを入れていくところにあったように感じました。

マインドセットというのは、信念や心構え、価値観、判断基準、陥りやすい思考回路といったものを全て取り除いて、まずは、なりたい自分だったり、目標や夢というものを主軸にするというような事だったと思います。

ひのまるキッズ小学生柔道大会でも、同じように、保護者がマグジーコーチとなり、子どもたちを褒めてもらうことで、子どもたちが自信をもち、逞しく成長するきっかけになればと思っています。

九州大会エントリー受付中

 

近畿大会11/24エントリー開始!

 

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その124:認められるということ②)

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今月の初めに引退セレモニーを行った野村忠宏氏。先日、その時の写真が送られてきました。

そこには、家族四人で最高の笑顔。

本当にこれまでの業績を称え、今後のご活躍を祈るばかりです・・・。

さて・・・、

以前にもご紹介しましたが、彼との絆はアトランタ五輪から。

その時、私は五輪と全柔連の広報担当『二足のわらじ』状態で毎日どこかで記者会見や公開取材を仕切らせていただいていました。

特に五輪直前の公開取材では、メダル候補盛り沢山の柔道に取材陣は集まり個人インタビューもかなりのリクエストがあり、てんてこ舞い。

そんな中、野村氏はいつもポツンと道場の隅っこで・・・、

『永瀬さん、どうせ僕には来ないですから・・・』

みたいなオーラを出していたのを昨日のように覚えています。

でも見事に金メダルを獲得!!!

ただ、その時のトップ記事は

『YAWARA、まさかの銀メダル』でした。

そして、4年後のシドニー五輪。

光栄にも同じポジションで東西奔走していた私でしたが、野村氏もアトランタとは違い、

金メダル2連覇の有力候補として注目され、見事にその栄冠を獲得しました!!

ただ・・・、

優勝直後の会見や、各テレビ局ブース出演の時でも、

『永瀬さん、明日の一面は、やっぱり田村ですよね・・・』

と気にしていた野村氏の想像通り、一面は田村。

そして、私は古巣にもどりテレビで応援していたアテネ五輪で、彼は見事前人未到の三連覇の大偉業を達成!

正直、その翌日の新聞一面の記事はよく覚えていません・・。

そんな、野村氏が40歳まで現役を続けていた、いや、続けられた訳の一つは、

「認めてもらえたい」気持ちがあったからだと思います。

彼の場合は、世の中に十二分認められているのですから、

果たして、誰に?? 何に???

正解は彼の中にあればいいです。でも、冒頭の写真。一番大切な家族とのこの笑顔が、それを達成した証拠となったと思います。

野村氏のように自らステージを確立し、モノにできる人間はほんの一握りです。

ひのまるキッズは、

当たり前のことを当たり前にできた子供たちを、

試合で親が、

イベントで講師が、

認めてあげるステージ作りが最大の仕事です。

これは、今後ぶれなく続けていこうと心に決めています。

最後に、前回の投稿に寄せられたコメントをご紹介します。それこそ、『感無量』になりました(笑)

6年連続出場させて頂きました。
まさか表彰していただくとは!
息子の名前を呼ばれ、驚き!! 改めて1年生から頑張ってきたんだなぁと思い、ジーンときてしまいました。
毎年、目標を掲げて参加してきましたが成績は残せず悔し涙を流す息子を隣で見てきました。
でもイベントなどに参加して帰る頃には「また来年も来る❗️」と笑顔。
そんな息子に引かれて6年間、2年前には私自身も道着を着るようになり、
今年は昇段試験まで受けさせていただきました。
今回の連続出場の表彰、本当に嬉しかったです。6年連続出場させて頂きました。
まさか表彰していただくとは!
息子の名前を呼ばれ、驚き!! 改めて1年生から頑張ってきたんだなぁと思い、ジーンときてしまいました。
毎年、目標を掲げて参加してきましたが成績は残せず悔し涙を流す息子を隣で見てきました。
でもイベントなどに参加して帰る頃には「また来年も来る❗️」と笑顔。
そんな息子に引かれて6年間、2年前には私自身も道着を着るようになり、
今年は昇段試験まで受けさせていただきました。
今回の連続出場の表彰、本当に嬉しかったです。
柔道大好きな息子と、監督である主人、そしてわたしと、またこれからも柔道頑張って行こうと思います!

いまから、ここから、ブレずに進みます!!

永瀬義規

挑戦し続けるお父さんお母さんってカッコいい!

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ひのまるキッズ北信越大会でのお話。
試合が終わり、後片付けをしていると、
保護者の部に出場されていたお父さんが
近づいてきて、声をかけてくださいました。
「息子ともども、ありがとうございました。
息子が6年なので、私もこれでひのまるキッズ卒業です」

昨年の大会では時間いっぱい戦って引き分け。
最後は息が上がり、立っているのもやっとといった感じで、
「いやぁ、情けない」とおっしゃっていたお父さんでしたが、
今年は見事な一本勝ち。
試合後には、やりとげた感と安心感が入り混じったような、
実にいい表情を見せていました。

「子供の前でみっともない試合はできない」
そう考えて、保護者の部への出場を躊躇する方は多いと思います。
実際、もし私が同じ立場だったら、おそらく出場しない、
いや、できないだろうと思います。
だからこそ、保護者の部に出て子供の前で試合をする
お父さんお母さんは本当にカッコいいと思いますし、心から尊敬します。

以前、保護者の部に出場するお父さんに
試合前に話を聞いたことがありました。そのお父さんは、
「勝つ自信なんて全然ないですよ。
でも、勝ち負けに関係なく、挑戦する姿を
子供に見せたいんです」
と、ちょっと緊張気味に笑顔で答えてくれました。

実際、試合には負けてしまいました。
でも、そのお父さんは
「負けちゃいました! きれいに投げられましたよ」
と汗だくの顔で、爽やかに笑っていました。
そして、息子さんも、そんな父親を誇らしげに見ていたのが
とても印象的でした。

おそらく、この大会に出るために、
お父さんお母さんたちは、忙しい仕事や家事の合間に
時間を作って、一生懸命に練習をしてきたのだと思います。
その努力を子供たちが見ていて、何も感じないわけがありません。

挑戦し続けるお父さん。
私も見習わなきゃいけないなぁと、改めて痛感した次第です。

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(写真上 保護者の部の表彰。お子さんも一緒に表彰します。
 写真下 さすがはお父さんお母さん。見本のような素晴らしい礼です)

スポーツひのまるキッズ大会事務局 林

気仙沼の柔道少年の思い

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2011年3月21日。ぼくは、小学校でそうじをしていました。
急にガタガタと大きなゆれがあり、ぼくは、怖くなって、友達みんなで
ゆれが収まるまでかたまっていました。

自分の家には戻ることができず、知り合いの家にとめてもらいました。
一週間後にようやく家に戻ることができましたが、
一階はどろだらけで、二階だけを使って生活していました。
水道も、電気も、電話も止まってしまい、一ケ月以上も、
不自由な生活をおくっていました。
しかし、今、こうして震災前と同じように、
元気に過ごすことができています。

あの時、全国のみなさんから、たくさんの支援をいただきました。
たくさんの元気と勇気をいただきました。
みなさんのおかげで、このように大きな柔道の大会にも
参加することができています。心から感謝しています。

あと何十年も復興には時間がかかると思いますが、
あの時の感謝の気持ちと、ふつうに生活することが
とても幸せなんだということをいつも忘れることなく、
これからも、勉強に柔道に、そしてぼくたちも大人のみなさんと一緒に
復興にはげんでいきたいと思います。

今日、このような素晴らしい大会に出場できることを
とてもうれしく思います。
本日はどうぞよろしくお願いします。

                  宮城県 気仙沼柔道スポーツ少年団
                           選手代表 吉田 陽春

この文は、9月20日に開催した『スポーツひのまるキッズ東海小学生柔道大会』に
ご招待させていただいた気仙沼柔道スポーツ少年団の吉田陽春君が、
大会開会式で、全選手の前で話してくれたものです。
「声が小さくて伝わっていなかったのではないか」と、
指導者の井上剛彦先生が心配され、せっかく書いたものなのでと、
東海大会の思い出をまとめて作られたオリジナルアルバムと一緒に
送ってくださったのでした。

私自身、大会当日は、持ち場を離れることができず、
吉田君の話を聞くことができなかったので、さっそく読ませていただきました。

正直、感動しました。

東日本大震災のとき、吉田君はまだ小学1年生。
親御さんと離れ離れになり、家にも帰れなかった日々は、
計り知れないほど、心細かったと思います。
小さい頃の吉田君のことを知るわけではありませんが、
震災から4年半、つらいこと、悲しいことをたくさん経験したことで、
大きく成長したのだろうと想像します。

「あと何十年も復興には時間がかかると思いますが、
あのときの感謝の気持ちと、ふつうに生活することが
とても幸せなんだということをいつも忘れることなく、
これからも、勉強に柔道に、そしてぼくたちも大人のみなさんと一緒に
復興にはげんでいきたいと思います」
吉田君のこの思いを、東海大会に出場した選手親子だけでなく、
ぜひ多くの人に聞いてほしい、知ってほしいと思い、
紹介させていただきました。

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スポーツひのまるキッズ事務局 林

『襤褸を纏えど心は錦』と自分に言い聞かせながら。

私はこれまでの経験で、自分を筆頭に人は弱い生き物だと理解しています。。

だからこそ、誰もが強くなろうと、もしくは成長したいと願い、頑張るのだと思っています。

そんな私も自分なりに我を張っておりますが、たまに心が折れる事があります。
さっき、、会社を出て携帯でfacebookを何気なく見てると、ふと目に飛び込んできた近しい人の投稿を見た瞬間でした。。

原因はやはり疲れでしょうか。

疲れや忙しさで心の余裕が持てない状態になっていたのでしょう…

そんな状態の時の心が折れてしまうきっかけなんて、本当に些細な事で、普段なら何も感じないような事なんですよね。

自分の全てを否定して、そして、その原因を全て他人の所為にしたくなる。

惨めで、情けなくて、悔しくて。。。涙が溢れ出して、哀しくてたまらない。

それでも子どもたちの寝顔を見たら、、もっともっと強くならなきゃって奮い立たせてもらうことが出来る。

文化の日に感じたこと

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今日11月3日は文化の日。
家の近所の大学は1日から3日まで文化祭で、
最終日の今日は大変な盛り上がりのようでした。

国民の祝日に関する法律(祝日法)によると、
文化の日というのは、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを
趣旨としているのだそうです。

そういえば、子供の頃、文化の日というと、
市の文化祭のような催しがあり、菊のコンクールや絵画展なども行なわれ、
現在はすっかりシャッター商店街となってしまっている、当時の繁華街は、
なんだかお祭りのような賑わいだったことを覚えています。
(ちなみに私の故郷は、長野の田舎街です)
いま考えると、映画『三丁目の夕日』のような、
平和な時間が流れていたなぁと、なつかしく感じます。

せっかくの文化の日、少しでも「文化」を感じようと、
義父が手塩にかけて育てている菊を観に、
家内の実家を訪ねてきました。

以前に比べると3分の1くらいの鉢数になったとはいえ、
100鉢以上の菊が一斉に咲き乱れる庭は本当に美しく、
この時期、多くの人が「ちょっと見せてください」と言って、
入ってくるそうです。
義父母は、そう言って入ってくる人たちに、
ときにはお茶を振る舞い、しばし世間話をすると言います。
美を愛でる日本人には、「古き良き時代」が残っているような気がし、
嬉しくなります。

ちなみに、菊は、11月3日の文化の日を見どころとし、
その日に満開になるよう、日照時間を調整するのだそうです。
何百鉢もの菊を、家の中に入れたり、外に出したり。
夏場はアブラムシがつかないよう、一鉢一鉢に目を配り、
背丈を揃えるために、日照が同じになるよう、鉢の位置を変えたり、
毎日毎日、人には見えない苦労をしています。
そうして咲いた花だけに、美しく咲いた喜びはひとしおなのだと思います。

強引にこじつけるわけではありませんが、文化の日に菊を鑑賞し、
「極める」こと、そして「育てる」ことの大変さを感じるとともに、
その素晴らしさを改めて痛感したのでした。

スポーツひのまるキッズ事務局 林 毅