いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その78:足を引っ張らず、手を引っ張りなさい!!)

20140106_100906

2014年も残るところあと4日。みなさんはどんな一年だったでしょうか?

私にとっては・・・、

正直、これまでの人生の半分を共有していた『私生活』が、すべて自分だけのものとなり、

生まれて初めてのことだらけの連続で、本当にアッという間であり、なおかつ、今までの
何十倍も濃~い一年でした。

とにかく、毎日、毎日、仕事以外のことで一杯一杯になってしまい、それがそのうち変な
充実感に変わって、でも実際は時間的にも仕事の面で足を引っ張っていた・・と数日前までは
反省し、落ち込むことも多々ありました。

そして、それが・・

ひのまるキッズの営業数字の悪化の原因だ。どうしよう、どうしよう・・と思い、気持ちばかり
が焦り、そのうち・・、

参加人数減や、さらに自身の体調悪化につながっているのではないかと、考え始める自分がいました。

その都度、「いまから、ここから!」って気持ちを奮い立たせてなんとか心身ともにギリギリの
ところで持ちこたえていたのは事実です。

でも、先日、大学の納会で、OB会長が話していた大先輩の言葉で一瞬にして目が覚めたのです。

話の内容はよくある話で、最近の柔道界に対しての様々な話でした。あまり好きではない内容なので話半分で先輩方(事情通の)話を聞いていたところ、話の中心は、登場人物は変われどすべてが、

○○さんが●●さんの足を引っ張って・・

ということでした。

あ~あ、またその話か・・

と、立ち上がろうとした瞬間、会長が、

足を引っ張らないで、手を引っ張ってあげるんだよ!!

と突然、大きな声で一言。

よく聞くと、会長も数日前、同じような話で盛り上がっていた宴席で(私もかつて大変お世話になった)大先輩が沈黙からいきなり開口一番に放った言葉だったとのこと。

それを聞いた途端、私の中にあったウジウジ君がスパーンと弾けました。

そうだ、この一年の苦労は仕事の足を引っ張っていたんではなく、自分を人間として成長させるために手を引っ張ってくれていたんだ!

よし、もう後ろを見ることはしない、いや、もともと後悔なんてできるわけがない、だって後ろを見ている暇なんて忙しくて俺にはないんだよね!!

その二日後、講道館の上村館長と1時間強、じっくり腹を割って話をしました。

内容は、時期が来たらしっかりと発表しますが、

嬉しいことに30年間で初めてやっていることをしっかりと褒められました(笑))^o^(

そして、その後にご挨拶した嘉納名誉館長に

「あんた、そこまで自分の資産投げ出して・・、治五郎さんみたいだね」

と言われた時には、涙をこらえるので精一杯でした(^_^;)(笑)

いまから、ここから、一皮むけたひのまる社長、来年は暴れますよ(笑)!!!

みなさん、よいお年を!!!(巻頭の写真は今年年始の挨拶での館長とのツーショットです)

永瀬 義規

子供の褒め方。

こんばんは、ひのまるキッズ事務局の原です。

「子どもはほめて育てよう」とよく言われますが、皆さんはお子さんをどのようにほめていますか?

特に自分の子供と接していると、出来ないことばかりが目について、ツイツイ叱ってばかりになってしまいます。

ただ、私自身も子供のころのことを思い出すと、褒められたことは良く覚えていて、得意気になってやっていたことを恥かしく感じるほどです。

たとえば、うちは佐賀の田舎で、昼間、幼稚園から帰るとお婆ちゃんの友達がよく遊びに来ていました。お婆ちゃんの友達連中は遊びに来るときは必ず何かしらお茶菓子を持ってくるので、食いしん坊の僕は毎回それが楽しみでした。そして、いつのころからか、5,6才の私がお茶っ葉を替え、お茶を入れていました。

すると、お婆ちゃんの友達からは「あら~珍しかね~!!」そして、お婆ちゃんも自慢気に「そうやろ~この子はほんなて優しかもんね~」と絶賛に近いお褒めの言葉を掛けてもらい、お茶菓もほとんど幼稚園児の僕が一人でいただいておりました。

その結果、お客さんに対してのオモテナシの心や気遣いという事に対してもすごく敏感な子供だったように思います。

だからこそ、自分の子供たちに対してもほめて育てたいと思うのですが、中々どうして・・・・。

皆さんもそんなジレンマを感じることが多いのではないでしょうか。
今日ももそんな叱りすぎを反省しつつインターネットで「子供の褒め方」などと検索をしていましたら、ちょっとだけヒントになりそうなものを見つけたので、皆さんにもお伝えしたいと思いブログに書かせていただきました。
------------------------------------
オーストリアの心理学者、アルフレッド・アドラーは、子どもを育てるときに親や教師が注意しなければいけないことの一番に「子どもの勇気をくじいてはいけない」ことを挙げています。子どもの努力が報われなくても親が絶望してはいけないし、子どもが消極的だからと言って失敗を予想してはいけない。才能がある子どもと才能がない子どもがいるという迷信を信じてはいけない。個人心理学を確立したアドラーは、心理学は子どもたちに勇気と自信を与えるために使うべきだと主張しています。
------------------------------------
8月のひのまるキッズ合宿で、朝飛先生にも同じようなことを教えていただいたことを思い出しました。

可能性の塊である子供たちをどう伸ばしていってあげられるか!
親として、大人として大きな心で子供たちと接していきたいと日々反省しております。

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その77:ホスピタリティーの大切さ)

20141221_133807

永瀬さんは、スポーツに関わっているくせに、スポーツ観戦に行ったことないでしょ!!

そう言われて、千葉の蘇我にあるフクアリ(フクダ電子アリーナ)にラグビートップリーグセカンドステージ第4節

『クボタスピアーズ vs NECグリーンロケッツ』

の観戦に強引に(笑)連れていかれました。

実は、千葉でひのまるキッズを!!  ということで何度かブレーンを通じてアプローチをかけていましたので、

うん、市の関係者も来るならいい機会だ。NECグリーンロケッツは以前から交流もあるので、ちょっと一緒に行った人にいい恰好でもしよう・・(笑)

なんていう邪な思いで会場入りしました。

20141221_174233

思惑通り(笑) 柔道連盟の顧問をしている市会議員の先生とか市のスポーツ課長など、ご紹介をいただき満足していました。
正直、話をしているうちに、試合は始まっていて、ひとしきり話し終えて、じゃあ、観客席に・・・
と移動した時には、もう前半戦も中盤に差し掛かっていました。

観客席についた時には、もう一仕事終えた達成感で、もう十分満足していました。

試合・・・

おお、やってました・・

くらいな感じでした。

その時です。

コーヒーいかがですか??  と、補助係員(ラグビーでそういうのかはわかりませんが・・)の女子学生があったかいコーヒーを持ってきてくれ、

ん、さすがラグビーは観客を大切にしているなぁ・・と感心しながら、ホッとして試合に目を向けた瞬間、

いかがですか??

と差し出されたシュークリーム。

その時の女子学生二人のスマイルは最高!! 思わず、『ありがとう!』といただき、一口でペロリ。
味も良かったですが、その笑顔に、そのあとの観戦を清々しい思いですることができました。

通された席が(たぶん)関係者席で、そのサービスは特別かもしれません。
でも、あの笑顔ひとつで今日1日が非常にさわやかな気分で過ごせたのは間違いのない事実でした。

20141221_132129

すべての参加者が帰る時に、笑顔で会場を後にする・・・。

これが、我々ひのまるキッズのテーマです。

そのため、参加賞をより充実させる、ブースを増やす、講師を一人でも多く呼ぶ・・・。
様々な試行錯誤を繰り返しています。

でも、いつも何かが足りない、何かが足りない・・と悩んでいました。

来年からは、一度、観客席でジッとして違った角度からホスピタリティーということを見つめなおしたいと思います。

いまから、ここから、笑顔が一番!! です。

永瀬 義規

親離れ 子離れ…日本と韓国の違い

A50K3886

今日はスポーツひのまるキッズの運営会社である、
ジャパンスポーツコミッションに所属しているタレント
「ドンホン」について、ちょっとお話をさせていただきます。

ドンホンは韓国の釜山という地方の出身で、
いまは東京の一橋大学大学院に通いながら、
タレント活動をしています。
それと、日本の皆さんに韓国語や韓国文化を教える
講座もしています。

韓国ドラマが好きな方は、ご存じの光景かと思いますが、
韓国は、家族の絆、親子の絆、人との絆がとても深い国。

嬉しいことも、悲しいことも、家族みんなで分かち合う。
同性の友達同士でも、手をつないだり、腕を組んで歩く。
日本では考えられないかもしれませんけどね。

以前、子供のいる友人と一緒にドンホンと話をしていて、
「うちは、子離れ、親離れできなくて、マザコンになったらどうしよう…」
なんて会話をしていたら、「えっ、なんで親子なのに離れないといけないの?」
「日本ってクールすぎて、さみしい」とつぶやきました。
韓国では、親離れ・子離れなんて、大人になってもないそうです。

たまに里帰りすると、起きている間、お風呂とトイレ以外は
ずっとお母さんがべったりで、離れてくれないそうです(笑)。

ドンホン曰く、
「大人になって独立しても、
親子がいつまでも仲良くすることはとても大切なこと。
日本のお父さん、お母さんも親離れ、子離れなんてことにとらわれず、
どうか大人になっても、親子仲良くしていてほしいです」

最近、韓国と日本は政治的なことで、国同士が仲良くできていません。
日本が大好きで、10年間も日本で暮らしているドンホンの切なる願いは、
日本と韓国が以前のように文化交流すること。
そして、東アジアの発展に少しでも役立つことができるよう、
たくさんメディアに出て、発信していきたいということ。

20141113_120559_862 (1)

今は、月に2回、テレビ神奈川のお昼の生放送で、
韓国文化・エンタメの情報発信をするコーナーに出演して、
韓国のタイムリーな情報をお届けしています。

テレビ神奈川「ありがとっ!」という番組の「まる韓じり」というコーナーです。
この番組は、月曜~金曜の12時から14時までの生放送で、
ドンホンは木曜日の担当です(東京、千葉、埼玉でも見られます)。

年末に、ソウルのロケに行く予定で、現地の最新情報をたくさん撮影してきます。
その模様は、新年1月から放送予定です。

メディア出演情報は、ジャパンスポーツコミッションにリンクしている
ドンホンのHPやブログに随時掲出しています。
みなさんの応援、宜しくお願いします!!

 

ひのまるキッズ事務局 丸山敦子

大雪の中で見た“助け合いの心”

IMG_3473

私的な用で、16日、17日の2日間、
故郷の長野(岡谷)に帰ってきました。
運悪く、爆弾低気圧の影響で、最悪の天候。
16日の朝から降り出した雪で、
電車から降りると、そこは一面の銀世界。

岡谷は、本来、そんなに雪の降る地域ではなく、
12月のこの時期に、ここまでの雪が降ることはめったにないこと。
とはいえ、雪が珍しい地域というわけではないので、
雪に対する、地元の人たちの対応の早さは
さすがだなぁと感心しました。

街なかでは、商店街のおじさんやおばさん、
住宅地では、昼間パートで働いているお母さんたちや、
仕事から帰ってきたお父さんが代わる代わる
家の周りや道の雪をかき、
子供たちも、当たり前のように
雪かきのお手伝いをしている姿を
あちこちで目にしました。
隣がお年寄りの住む家であれば、
当然のように、隣の家の敷地まで雪をかいています。

車で走っていても、雪のために狭くなった道で、
先を譲り合うシーンをたくさん見ましたし、
轍(わだち)にタイヤをとられて立ち往生した車を
みんなで押しているところも目にしました。
厳しい自然の中では、
人は助け合って生きているんだなぁと
つくづく感じました。

ここ数年、自然災害がとても多くなっていますが、
いつ、どこで、自分の身に降りかかってくるかわかりません。
だからというわけではありませんが、自分自身を省みて、
すっかり助け合いの気持ちが薄まっていることを恥じるとともに、
日頃から思いやりの心を持たなければいけないと、
痛感しながら東京に戻ってきました。

スポーツひのまるキッズ事務局 林

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その76:多くの親子鷹の出現が、ひのまるキッズの真骨頂!)

20141214_070426

先輩、ご無沙汰しています!

スポーツひのまるキッズ中国大会会場で、いつもに増してかけられた言葉でした。

お陰様で、通算41回目を無事に終了させた今、思い起こせば、たくさんの懐かしい顔と出会いました。

その中には、かつての五輪王者、世界チャンピオンたちが我が子の応援で駆け付け、声をかけていただいtことも
多々ありました。

正直、この二年間くらいは回りなど見る余裕がなく、たぶん、そんな後輩たちも声がかけづらかったと推測します。

でも、最近になってやっと周りが少しずつ見えるようになり、そして、今回みたいにたくさんのお声がけにありがたい気持ちで一杯です。

かつて、その道に全てをかけていた者が、自分の分身である子供に、また夢を託す…。

そして、何が嬉しいというと、そういう極めた人物になればなるほど、ひのまるキッズの本質を理解し、自ら礼儀礼節を重んじ、おの範となる行動をとっているのです。

こんな親子鷹、もしくは、祖父孫鷹(?)の出現が、これからのひのまるキッズのあるべき姿を浮き彫りし、どんどんその出現を楽しみにしていきたいと思います。

20141214_132754

写真は、ひのまるキッズ講師の手島(前田)桂子さんと、そのお嬢さんのひとこま。

銀メダリストとプレゼンターという偶然のシュチュエーションに、恥ずかしいやら、嬉しいやらのこの二人の姿に、自分達がやっていることへの確信と、自信がみなぎった一瞬でした。

いまから、ここから、創造は無限大、です。

永瀬 義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その75:もし、選タクシーに乗れたら・・)

20141206_225656

『人生は選択の連続であり、一度選んだら後戻りはできないもの。
しかし、誰にでも「もしあの時、別の道を選んでいたら…」と後悔することがあるはず。
では、もしも本当に過去に戻ってやり直すことができたら…?

過去に戻ることができる不思議なタクシー運転手と様々な乗客による、
1話完結型の“人生”再生エンターテインメント!』・・・・・。

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/sentaxi/

竹之内豊さんが不思議なタクシー運転手役となり、お客さんを戻りたい時に
戻す番組がある。

もし、自分がその乗客になったら、間違いなく、いくらかかっても一年前の
今日に戻して欲しい・・と思っています。決してしてはいけない大失敗をしたあの日・・。

その詳細は分かる人だけにしかわかりませんが、

たぶん、死ぬまでずっとそれを悔やむ気持ちは変わらないでしょう。

でも、そんなことは現実に起こるわけではなく、過去を悔いる人生を生涯送るほど暇人ではありません。

ただ、選タクシーに乗れなくても、一瞬のうちに過去に戻ってしまうことがあります。

私にとって、それは、大学時代『同じ釜の飯』を食べた親友たちとの時間。

昨夜、その親友たちと合同誕生日会をしました。

一緒に祝ってくれる周りのメンバーは変わったとしても(変わらないことを願うけど)、
この三人の死ぬまで切れないと思える『絆』がある限り、その思い出は永遠のものです。

私の使命は、ひのまるキッズで一人でも多くの子供たちに、一番深い『絆』を持つ親御さんと
一生涯の思い出つくりをすること。

参加者の親子にもそうですが、協賛してくれた企業のみなさん、運営に協力してくれている柔道連盟の先生方、学生、そして我々スタッフにとっても

「ああ、あの時に戻りたいね!」

って少しでも思い出してもらえるひと時を創出するために、己をとことん尽くそうと思っています。

いまから、ここから、そう、俺は一人じゃない。

永瀬 義規

 

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その74:おばちゃんのこだわりにプロを感じた防府駅での出来事)

20141124_150336

先日、ひのまるキッズ中国大会の営業で、初めて降り立った山口県防府駅で…。

遅い昼飯で入った駅のうどん屋さん。

『特製』に目を奪われて頼んだのは『丸天うどん』。味は本当に美味しかったのです。

が、その時の出来事です。

私の少し後に入ったお客さんが「天ぷらそばください」って言ったら、お店のおばちゃんが

「ちょっと前に間違えちゃったそばがあるんだけど、サービスするから、それ食べてくれる?」

ん??

実は、私と同時くらいに来たお客さんの注文と私の注文でゴチャゴチャになり、そばを一つ多く作ってしまったとのこと・・。

でも、そうだったら、あまり時間もたっていないのだから、天ぷらそばのお客さんに対して何食わぬ顔をしてその間違えたそばを出せばよかったのに、正直に事情を話をして、挙句の果てに・・

「卵もサービスしておくわ!」

とカチンと生卵を割って入れてくれていました。

サービスを受けたお客さんは、最初は、合点がいかなかったようですが、

時間が経つうちに

「いや~悪いから金払うよ、、」を連呼していました。

でも、そのおばちゃんは

「いや。私が間違えたのだし、出来立てを食べてもらえなかったのだからお金をもらうわけはいかない」って最後までそれを固辞しました。

結局、全部食べたおじさんは終始ニコニコしながら、「いや~悪いな~」を連発していました。

そして、最後に

「また来るね!本当にご馳走様!!!」

といって店を出ていきました。 この瞬間、『絆』が結ばれました・・・。

20141124_150051

正直、最初はそのおばちゃんに対して

どうせ雇われなんだから、出しちゃえばいいのに・・
経理処理はどうするのかなぁ・・

なんて、考えていた自分でしたが、そんなことが最初に頭にうかんだ自分自身を本当に恥ずかしく思いました。

おばちゃんは、お客さんに出来立てのそばを提供するということが、一番大事なことだと知っていたんだと思います。
ならば、そばを捨てて新しいのを出せばいい、という人もいるかもしれませんが、

たぶん、おばちゃんにとって精魂込めたおそばを捨てるに忍びなかったのでは・・。
だから、選択肢として、お客さんに無料でそれを提供するという決断に至ったのだと勝手に思いました。

20141124_145145

出来立てをお客さんに提供する
作った商品を大切にする
出来事を真摯に受け止め素直に非を認める。

あのお客さんは、必ず店に再来すると思います。

私も次回は、どんなことがあってもお腹を空かせてこのおばちゃんの、今度は天ぷらそばをいただこうと思っています(笑)

いまから、ここから、勉強することは無限にあります。

永瀬 義規

20141125_085842

「3年連続で1回戦が同じ相手なんですが」!? …トーナメント作りの裏側

FullSizeRender (3)

いま、スポーツひのまるキッズの大会事務局では、
12月14日開催の中国大会のトーナメント作成に取りかかっていますが、
このトーナメント作成が、結構大変なんです。

大会(階級)によってはエントリー人数が100人を超えるため、
叩き台作りから完成まで、結構な時間がかかります。
一応、完成した後には、別のスタッフが最終確認をしますが、
そこでも数時間を要します。

トーナメント作成のソフトもありますが、
ひのまるキッズに関しては、
道場、県、地区、体重などなど、設定する条件が多いため、
叩き台としては使えても、結局最後は、
スタッフの手作業にならざるを得ません。

トーナメント作成において、まず考えるのは、
同じ道場の選手同士が早々に対戦しないようにすること。
さらに、同じ県同士もなるべく早くにあたらないように、
バランス良く配置します。
ひのまるキッズは、オープン大会ですので、
全国津々浦々、多様な都道府県から参加していただいています。
なので、例えば、中国大会にわざわざ東北・宮城から出場したのに、
2回戦で同じ宮城や岩手の、県大会や東北大会で対戦したことのある選手と
あたるようでは、少し残念ですよね。
なので、同じ地区の選手もなるべく離すようにしています。

あと、無差別においては、選手一人ひとりの体重もかなり考慮に入れます。
6年生くらいになると、100kgを超える選手もいたりします。
6年生の軽量級は50㎏以下ですから、
50㎏ちょっとの選手と100kgを超える選手が
初戦であたってしまうこともあり得るのです。
ケガ防止を第一に考え、1回戦はあまり体重差のある対戦に
ならないように心掛けています。

細心の注意をして作成しているトーナメントですが、
それでも、過去には同じ道場の選手が2回戦で
あたってしまったということもありました。

スポーツひのまるキッズのホームページ(ブログ)で、
事前に、トーナメントの発表を行うのは、
名前の記載漏れがないか、
男子なのに、女子の部のトーナメントに
入っているといったことがないか
(エントリー用紙の記入間違いで、実際にあった事例)、
エントリーした階級と異なっていないか、
といったことを確認してもらうためですが、
トーナメントを作成したスタッフは、
発表後しばらくは、かなり緊張した状態です。

トーナメントの変更・修正は、
大会事務局のミスによるものや、特別なことがない限りは行いません。
「相手の選手とはつい最近、他の大会で対戦しているので変えてもらえませんか」
というお問い合わせをいただいたこともありましたが、お断りしました。
1人を動かすことで、大幅な修正が必要になるのと同時に、
一度発表しているため、修正・変更した別の選手にも連絡し確認をとるなど、
大変な作業が出てくるのです。
でも、ただ一度だけ、「3年連続で1回戦が同じ相手なのですが…」
というお電話をいただいた時は、さすがに、変更させていただきました。
30人以上出場していたトーナメントだったので、
まさかそんなことが…とスタッフ一同とても驚いたことを覚えています。

トーナメント発表の日は、
おそらく選手や保護者の皆さんも、ちょっとドキドキしているのかと思います。
実は、私たちスタッフも、別の意味でドキドキしているのです。
勝負の世界なので、勝って喜ぶ選手もいれば、負けて悲しむ選手もいます。
勝っても負けても、その試合が良い経験になればいいなぁと思いますし、
そんな試合が生まれるトーナメントになればなぁと思いながら、
一生懸命作っています。
今回は、トーナメント作成の裏側をご紹介しました。

FullSizeRender (2)

ひのまるキッズ事務局 林

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その73;やる気のあるやつ、かかってこんかい!!)

20141123_111835

人生70年だとしても、大学を卒業してから約50年あります。先生は学生の人生を22年間で終わらせるつもりですか??

十数年前、世界で一番尊敬している師匠にに食って掛かったことがあります。

柔道を、スポーツを、職業として考えるとき、すぐに上がるのがプロ選手。

柔道で言えば、それがプライドやかつてのK-1みたいな格闘家につながるのだと思いますが、私は、柔道、スポーツ(体育)を教える教員を初め、スポーツを紹介する記者、スポーツイベントを開催するイベンター・・・
様々な形でスポーツで飯を食っている人たちはすべて『スポーツのプロ』だと言えると思っています。

冒頭の話は、

○○大学体育学部武道学科、ましては柔道専攻なんて学部を卒業する学生が胸を張って

『私は道場経営で身を立てます』

という学生がいないのはおかしい、そもそも学校で武道が取り上げられるのは(のちに中学で必須になるのですが・・)、武道が素晴らしいからでしょう。オリンピックを育てるためではない。だったらどうしてそんな素晴らしい武道をしっかり教える道場で生計を立てられないのか・・。

大学を卒業したらそれでおしまいではなく、我々は彼らのステージもしっかりと作り上げなければならないのではないか・・。

ということで議論になってしまったのです。

そして、職業としてスポーツに対して、真っ向勝負で己の尻に火をつけて死に物狂いで取り組むこと、を大義に6年前に立ち上げたのがジャパンスポーツコミッションでした。

結果は・・・

経営者としては大失格。

本当に尻に火が付き、毎日、毎日、何年も追い込まれる日が続きましたが、

でも、信頼できる社員、賛同してくれるスポンサー、そして、なにより応援してくれる皆さんのおかげでなんとかその方向性が定まりつつあります。

東京五輪に向けて、個人的には本当に身に余るオファーを頂いたりしましたが、すべてお断りし、今、己がすべきことと信じている『ひのまるキッズ事業』に一日一死で取り組んでいます。

そんな、我社も来年、なんとか新入社員公募をすることになりました。

採用は1~2名しかできませんが、

スポーツを、柔道を職業として、一緒に尻に火をつけて(笑)、己をとことん尽くせる人がいれば、自薦他薦は構いませんのでぜひとも応募・チャレンジしてもらいたいです。

http://www.japan-sc.co.jp/rec.html

まさに、いまから、ここから、を共に踏み出すガッツのある男女、どんどんかかってきてください!!!

永瀬 義規

20141123_111619