え~! どっちが弟??
大きくなったなぁ~!
今日、岩手県盛岡市で開催された『スポーツひのまるキッズ親子夏合宿2018』で特別ゲストで参加してくれた野村講師の第一声がこれでした。
そうです。
2011年6月以来のひのまるキッズでの再会・・・。
私たちがこの東北復興支援を愚直にやり続けている『原点』となるあの選手宣誓をしてくれた鳥居兄弟と、その時、特別講師として来てくれた野村選手との7年ぶりのスリーショットがここにありました。
震災直後、外観は大丈夫でしたが、中は全て流されてしまい、あとは解体を待っている鳥居家を訪れたあの日。
何か欲しいものあるか? との私の問いに
野村選手の『折れない心』という本が読み終える前に流されてしまったのが一番残念・・
とお兄ちゃんに言われ、その場で電話をかけその旨を告げると本はもちろん、自分自身も喜んでひのまるキッズに参加し彼らを励ましたいと言ってくれた野村選手。
そして、今回も、2年前の初めての夏合宿に全面的に協力してくれた盛岡中央高校の生徒中にそのお兄ちゃんの姿を見つけ、当日は会場に駆けつけてくれた中学3年生の弟と共に写真を撮ったとき、
2年後は絶対に連れて来ようと思い、今回、直前ながらそのオファーをしたら、二つ返事で引き受けてくれた野村講師。
現実となった今日、立派成長したこの兄弟と野村講師のスリーショットを目の前にして、一番最初に思わず口に出た言葉が、
柔道、ありがとう。
でした。
彼らだけではなく、今回、お会いした指導者の方々から、これまで復興支援企画で全国のひのまるキッズにご招待した子供たちが今も中学や高校でしっかりと柔道を続けていることを聞きました。
決して恵まれていない環境下で、これまで彼らを叱咤激励して『柔の道』を歩ませてくださっている指導者、親御さんに、ただただ尊敬の念を抱き、自分たちのやってきたことが、少しでも彼らの力になることができたことに感謝しています。
そして、3個の金メダルを目の当たりにした子供たちのあのキラキラした眼・・。
幸運にも1個めと2個目の現場で最も近いところにいた私ですが、その20年後、こんなに素晴らしいこと起こるとは想像できませんでした。
それも、これも、今回だけは言わせてください!!
柔道ありがとう!!
そして、そこに関わる全ての『絆』、世界で一番の宝物です。
いまから、ここから、誇りをもって前に進みます。
永瀬義規