新しい環境で

みなさん、こんばんは。

昨日から新年度。
新たな生活となった方も多いと思います。
街には着なれないスーツを着た人がたくさんいましたね。
20年前の勤務初日、大した仕事はしていないのに疲れてヘトヘトになったことを
思い出しました(^^;

さて、新しい環境での生活が始まったみなさん、新しい学校・職場で「AED」の
ある場所ってわかりますか?

ご存知の方が多いと思いますが、AED(自動体外式除細動器)=突然心臓が正常に
拍動できなくなった心停止状態の心臓に対して、電気ショックを行い、
心臓を正常なリズムに戻すための医療機器です。
最近では、学校や公共施設だけではなく、オフィスビルや駅、コンビニなど、
本当に多くの場所で見かけるようになりました。

現在の日本では、心臓突然死で亡くなられる方が約6万人いらっしゃるそうです。
スポーツの最中に亡くなられる方も多くいらっしゃいます。
スポーツイベントを開催しているものとして、そのような悲しい事態を少しでも
減らせるようにスポーツひのまるキッズでは、一般社団法人アスリートセーブ
ジャパンに協力いただき、親子AED教室を開催することにしました。

4月10日(日)の第8回スポーツひのまるキッズ関東大会では、(一社)アスリート
セーブジャパンの代表で、ライフセービング日本代表監督の飯沼誠司さんを講師に
迎え開催します。

一般社団法人アスリートセーブジャパンHP

街中で多く見かけるようになったAED、緊急の事態に遭遇した場合に、AEDを使う
ことができるように使う勇気を持てるように、ぜひ、AED教室に参加してください。

 

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みなさま、こちらの画像を一度ご覧ください。

君の瞳とともに

QRcode_君の瞳とともに

スポーツひのまるキッズ協会 事務局 新井みどり

今週末、オリンピック代表がついに決定! サクラサクのは果たして…?

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今週末(4/2~4/3)、福岡で行なわれる選抜体重別で、
ついに、リオデジャネイロオリンピックの代表が決定します。
(男子100㎏超級は全日本選手権、女子78㎏超級は皇后盃 後に決定)

最近の国内外の大会の実績、
IJFワールドランキング等から、
ほぼ確定していると言っていい階級もありますが、
それでも、選抜体重別の結果・内容次第で
どうなるかわからないという階級がほぼ半分。
この選抜体重別の結果・内容次第と思われる階級は、
とくにシ烈な争いになるのではないかと思われます。

私が、とくに注目しているのは
男子60kg級、66㎏級、73㎏級、90kg級、
女子48㎏級、70kg級。

オリンピックに出場するためには、IJFワールドランキングで
男子は22位、女子は14位以内にいないといけないという規定もあり、
それぞれの階級のオリンピック代表に関しては、
下に挙げた選手にほぼ絞られていると言っていいと思います。

60kg級:本命・髙藤直寿(WR2位)、対抗・志々目徹(WR8位)
66㎏級:本命・海老沼匡(WR7位)、対抗・高上智史(WR5位)、
73㎏級:本命・大野将平(WR7位)、対抗・秋本啓之(WR5位)、中矢力(WR8位)
90kg級:本命・ベイカー茉秋(WR4位)、対抗・西山大希(WR11位)

女子48㎏級:近藤亜美(WR6位)、浅見八瑠奈(WR9位)
女子70kg級:新井千鶴(WR7位)、田知本遥(WR11位)
※WRは3/27現在のIJFワールドランキング

毎回、選抜体重別のあとの五輪代表選考に関して、
大会で勝った選手が選ばれなかったときに、
マスコミなどから、選考基準が不透明という批判をされていますが、
選抜体重別の結果だけで決まるわけではないため、
長年、代表発表の場を見てきたり、
決定した経緯を見てきた柔道専門の記者としては、
決して、それほど不透明なことはないと思かったと思っています。
たしかに、過去にいくつかは、
「それはおかしい!」という代表選考もありましたが、
それにしても、利己的、政治的な選考というわけではなく、
「金メダルに一番近い選手」という基準で、
強化委員の方々が真剣に考えた結果だったと信じています。

今回も、昨年に引き続き、
代表選考の過程を「ガラス張り」に、ということで、
選考会議は、マスコミ公開の上で行なわれるそうです。
こういう取り組みは素晴らしいと思いますし、
世間も関係者も、たとえ思い通りでない不本意な結果であったとしても、
ある程度は納得できるのではないかと思います。

ただ、柔道はタイムレースではありませんから、
競泳や陸上のように記録で順位をつけることはできません。
ワールドランキングにしても、ひとつの基準にはなりますが、
上位10位以内くらいの差は、出場した大会、
その大会に出場していた選手の顔ぶれなどを見ていくと、
絶対的な差とは言えないのが現実です。

でも、そんな中で、代表は決めなくてはいけません。
しかも、オリンピックの代表は、各階級たった一人!

代表争いの当落線上にいる選手の皆さんも、
そうでない選手の皆さんも、最後の最後まで、自分を信じて
悔いの残らないような試合をしてほしいと思います。

かなりこじつけになりますが、
写真は、一昨日の千鳥ヶ淵の、ほぼ満開の桜です。
果たして「サクラサク」のは?

ひのまるキッズ事務局 林 毅

心=行動

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

3月も最終週となり、年度末の清算と来年度の準備で忙しくされてる方も多いのではないでしょうか。

2016年度の一発目、ひのまるキッズ関東大会もいよいよ2週間を切り、事務局の準備も最終段階、参加してくださる方々に喜んでいただけるよう、しっかりと準備をしていきます!

ひのまるキッズでは、今回からひのまるキッズ六訓を子どもたちにもお披露目し、日常の生活から心に留めてもらえたらと思っています。

白抜き

ところで、このひのまるキッズ六訓の一つ一つの言葉の最後に●●の心と書かれておりますが、皆さんはそもそも心とは何だと認識していますか?

辞書で調べると

人間の体の中にあって,広く精神活動をつかさどるもとになると考えられるもの。 ① 人間の精神活動を知・情・意に分けた時,知を除いた情・意をつかさどる能力。喜怒哀楽・快不快・美醜・善悪などを判断し,その人の人格を決定すると考えられるもの。

となっていますが、わかりづらい説明ですし、明確な説明ではなさそうですよね。。。

色々と調べてもこれといったものはありませんが、私が理解した「心」とは、行動です。

なぜなら、心がどこにあるかさえもわからないので、見ることも確認することも出来ません。

例えば、ある人が「はい」という素直な心を持った人間だったとしても、実際に素直な返事をしているところを見たことがなければ、素直な心を持っているとは気づくことすらできないからです。

心=行動ですから、ひのまるキッズ六訓は、

一、「はい」という素直な返事をすること。

一、「ありがとう」と感謝を伝えること。

一、「私がします」と自ら進んで奉仕すること。

一、「すみません」と反省すること。

一、「お蔭さま」と謙虚に振る舞う。

一、「いまから、ここから」とあきらめてはならない。という事になりそうですね!!

一人でも多くの子どもたちがこれを常日頃から実践していってくれたとしたら、素晴らしい未来が切り拓かれるのではないでしょうか。

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その142:メダリストだから礼儀正しいのではない。礼儀正しいからメダリストになれたんです!)

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今日、実家に帰ってちょっと探し物をしていたら、懐かしい写真がたくさん出てきました。

その中で、思わず見入ってしまったのが、アトランタとシドニー五輪の一枚、一枚。

そして、以前も話したかもしれませんが、それぞれのショットが

確かに、そうだよね・・・。

ということを思い出させてくれました。

両大会とも私の立場は、サブプレスアタッシェといって日本選手団の広報責任者の一人、
と言ってしまえば恰好いいのですが、いわゆるすべての競技において選手のインタビューや
記者会見などを現場でハンドリングする『仕切り屋』さんでした。

その仕事の中で、まず最初の大仕事が、各競技の代表もしくは全選手を集めての記者会見の司会(右端にいます)でした。

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まずは、選手それぞれを紹介し、団長か監督に代表のあいさつ、事前にリクエストがあれば、その選手のインタビューと流れるのですが、競技によって(すみません)質問があまりでなく、こちらが選手を指名して何か話をさせることも時々ありました。

時効ということで勘弁してください・・。

柔道選手以外はあまり勉強不足の私にとってはそれが一番大変。期待の高い選手を無難に指名できれば良いのですが、正直、競技によっては全くわからないこともありました。

でも、そんな私が指名した選手。実はほとんどがメダリストとなって、大会後の記者会見で再会できたのです!!

その時の、指名した理由。

それは、二つの理由がありました。

一つは、オーラがあったこと・・。

そして、もう一つは、礼儀正しかったこと、なのです。

大会後、ありがたいことに講演なんぞに呼んでいただいた時に話すのがこのこと。

でも、その時はこう言ってました。

「私が指名した選手、メダルを取るんです。指名した理由?オーラがあって礼儀正しい、それだけですよ。やっぱり、メダルを取るくらいなんで、しっかりとした礼儀礼節をみにつけているんですよ!!」

月日が流れて、今、ひのまるキッズをやっていて今は自信を持って、胸襟を思いっきり開いて言えることがあります。51回続けてきて、参加者の成長を見守ってきたからこそ言える事実です!!

メダルを取るくらいの選手だから礼儀正しいのではないです。

礼儀礼節を重んじ、当たり前のことを当たり前にできているから、メダリストになれたのです!!

冒頭の写真はシドニー五輪の柔道金メダリストたち(とおまけの私)。
16年後の今、彼らがそれをしっかり証明してくれている・・と信じています(笑)

さあて、4月からの関東大会を皮切りにひのまるキッズが始まります!!

いまから、ここから、全国のお父さん、お母さん、真実は一つです!

永瀬 義規

ひのまるキッズ六訓

始めました(^^)

おはようございます。東京にも開花宣言がされた今週、
でも、その後がけっこう寒くて「花冷え(><)」ですね。
花見をされるみなさん、風邪ひかないようにしてくださいね。
満開が楽しみです♪

さて、みなさんは、”LINE”使ってますか?
私は実は、最初はなんだか抵抗があったのです。
でもまあ、使ってみると、便利ですよね。
メールだと億劫なことも、LINEだとさっと送れてしまう。

うちの母にも使ってもらいたいですね。
(まずは、スマートフォンをプレゼントしなきゃです(^^;)

最近、友達の中には、おじいちゃん・おばあちゃんとのやりとりもラインで
「80歳のおばあちゃんがLINEで写真を送ってきました。」
なんて話も聞きます。

簡単で便利。
若い人だけでなく、おじいちゃん・おばあちゃんまで、
みんなの重要なツールですね。

と、いうわけで、ひのまるキッズでも始めました、「LINE」
大会のお知らせなどはもちろん、今後はオリジナルグッズや新イベントにすること、
もしかしたら、クーポンの発行もあるかも(^^)

ぜひ、友だち登録お願いします。

スポーツひのまるキッズ公式アカウント

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それでは、良い週末を~

スポーツひのまるキッズ協会事務局 新井みどり

高校選手権で感動――「仲間との絆」で刻んだ新しい歴史の1ページ

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先週の土日は、日本武道館に
高校選手権の取材に行っていました。
男子は、昨年の高校三冠メンバーを3人残し、
大本命と言われた国士舘高校が決勝でまさかの敗退。
日体荏原高校が初優勝を果たしたのでした。

この日の日体荏原は、一人ひとりが
本当によく活躍していました。

2回戦の静岡学園戦では先鋒の百々雄弥君が4人抜き、
続く3回戦の津幡戦と、4回戦の天理戦では
次鋒・長井晃志君が2試合連続3人抜き。
準決勝の木更津総合戦では、先鋒の大吉賢君が4人抜きと、
試合毎に入れ替わりのヒーローが誕生。

準決勝の木更津総合戦に関して言えば、
73㎏の大吉君が、145kgの先鋒、110kgの次鋒、128㎏の副将に
いずれも裏投げで一本勝ちという、驚愕・圧巻の戦いぶりでした。
勢いに乗ったら手がつけられないというのは、
まさに、こんな状況を言うのでしょう。

決勝の“難攻不落”と思われた国士舘戦でも、
その勢いは止まりません。
この試合では、副将のハンガル・オドバートル君が
国士舘のエース格の2人を抜く大活躍を見せたのでした。

この日体荏原の勢いは、
前日の個人戦(81㎏級優勝)で疲労の残る
大将の藤原崇太郎君を、
できるだけ楽させてやろうと
チーム全員が一丸となったことで
生まれたのではないかと思います。
そして、その仲間の熱い気持ちに応えたのが、
キャプテンであり、大黒柱の藤原君でした。

高校選手権2連覇、インターハイ優勝の
藤原君ですが、体重は81㎏級。
決勝の相手、国士舘の飯田健太郎君は、
100kg級のインターハイチャンピオンで、
超高校級と言われる最強豪選手。
過去の対戦では、2回続けて負けていました。

でも、仲間が頑張り、決勝まで1試合もせずに
“温存”されていた藤原君は、
「ここで俺が勝たなきゃ、なんのためのキャプテンだ!」と奮起。
難攻不落の飯田君から、執念の背負い投げで「有効」を奪い、
勝利したのでした。

新しい歴史の1ページは、まさに“仲間との絆”で
生まれたと言っていいと思います。

国士舘の無念と日体荏原の歓喜。
勝負の難しさと面白さ、
あきらめない気持ちの大切さ、仲間との絆、 
いろいろなものを感じた今年の高校選手権でした。

柔道ライター 兼 ひのまるキッズ事務局 林 毅

春分の日

みなさんこんにちは。
昨日は「春分の日」でしたね。

「暑さ寒さも彼岸まで」
うちの祖母も言っていましたが、昔の人はほんとによく言ったものだなぁ〜と感心してしまいます。

朝晩の寒さはありますが、やはり春。
昼間は暖かく、日差しも風も気持ちよく、それだけで気分がアガリます。

「春分の日の頃は、厳しい冬を耐えてきた生き物が、前向きにやる気に満ち溢れると共に、草木が芽吹き春の訪れを感じる時期。」とあります。

日本の学校は、4月から3月まで。
それに合わせ、会社も4月のところが多いですよね。
受験が真冬で健康管理が大変だったり、諸外国とのずれにより不利になることがあったり、
色々ありますが、それでも私はやっぱり、春の4月に始まる1年が「いいな。」と思います。

別れがあって少し寂しくても、ちょっと暗くなることがあっても、
春ならば、外はどんどん明るくなるばかりです(^^)

外に出て、上を見て、めいっぱい深呼吸して、
そうすれば、自然と日差しに後押しされて歩けるのが春。

私は、やっぱり春が好きです♪
みなさんは、いかがですか。

スポーツひのまるキッズ協会事務局 新井みどり

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※写真は、カメラ好きの友人からもらったものです(^^)

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その141:終わりは、始まり~社会に羽ばたく後輩たちに贈る言葉)

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卒業式のシーズンです。

FB友達のタイムラインでも、お子さんの、教え子の、自身の、たくさんの
方々がこれまでの感謝、今後の抱負など様々な思いをアップしています。

昨日、母校・中大柔道部でも卒業生と新入生と一緒に歓送迎会を実施。

前主将の旅立ちの言葉を聞いて「こいつらにもっとできたことがあったのではないか?」
と反省し、監督の紹介を聞きながら新入生たちに「彼らが卒業するまでにはこうしないと」
と改めて思いを固め・・と恥ずかしながら毎年同じことと思っているなぁ、という気持ちと同時に
頭の中に強く浮かんだ言葉がありました。

終わりは始まり

小学校6年、中学校3年、高校3年、そして今では大学の4年を多くの人がその期間で教育を
受け、それぞれのタイミングで入学、卒業を迎えています。

始まって、終わる・・・。

いや、荒っぽい言葉で言うと(義務教育はもちろん、いまや大学も)始めさせられて、終わらせられる、ともとれます。

しかし、それは社会人になって劇的に大きく変わります。

それは、

始めるのも終わるのもすべて自分で決める。つまりすべてが自己責任ということです。

私自身、大学を卒業して社会人になってから、多くの人に恵まれたことをバックに、人生を自分の好き勝手に生きてきました。

そのことで、たくさんのことを得て、たくさんのものを失いました。

全ては自己責任。この人生に反省はありますが、後悔はありません。でも、決して人に勧められたものでもありません(苦笑)。

ただ、良くても悪くても胸を張って言い切れることは・・、

これまで、一度決めたことを妥協してやめたことはない! ということです。

つまり、終わるときには自分自身十分納得して終わり、次を始めることができた、ということです。そこに妥協はありませんし、人のせいにしたことはありません。

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~今春、社会に旅立つかわいい後輩たちに伝えたい事~

これからの人生、起きること全て責任は自分にあります。誰がどう言おうが、何をしようが、してくれなかろうが、そんなことは関係なく、全てが自己責任です。

その中で、これだけは心掛けてください。

終わるとき、辞めるとき、そう思ったとき、こう自分自身に問いかけてみてください。

おい、お前、本当にそれでいいのかい? もうちょっとやれるんじゃないのかい?? 学生時代にあんなにきつい稽古に耐えられたのに、もう終わっちゃうのかい??? お前はそんなもんじゃないよね???? いまから、ここからだよ!!!!!

頑張って人に認められることより、気張って己自身を誇りに思える人間になってください。

全ては自己責任、そして自分の評価は自分自身でしていいんです。何かあったら苦楽を共にした仲間が必ず支えになってくれます。

『はじめ!!』

学生という修行期間は終わりました。あとは、社会という畳の上に上がって目に見えないすべてのものに勇気をもって挑みましょう!

いまから、ここから! 君ならできる!!!

永瀬 義規

白抜き

子供の反抗期、皆さんはどうしていますか?

先日、知人から
「小6の息子が反抗期でまいっちゃって…」
という話を聞きました。

半年くらい前に、その親子に会ったときは、
そんな様子は微塵もなかったのですが、わずか半年の間に、
子供が、とくに父親の言うことをまったく聞かない。
やたらと反抗的な態度をとるようになってきたと
心底困っている様子でした。

私は「大人になるために必要なことですから、
あまり気にしなくても大丈夫じゃないですか」と答えつつ、
20歳と22歳になる自分の娘のことを考え、
うちの子って、反抗期らしい反抗期なかったけど、
逆に大丈夫なのかなぁと心配になり、
反抗期について少し調べてみました。

一般に、いわゆる「反抗期」が起きるのは
小学生から高校生くらいまでで、
統計的には、小学校時代約10%、中学校時代が約50%、
そして、高校時代が約10%だそうです。

反抗の激しさや反抗期の長さなどは人それぞれですが、
反抗期が全然なかったという人もいるようです。

反抗する理由、対象については、
母親が 約75%、父親が約50%、教師が約20%と、
母親が圧倒的に多いそうです。
やはり子供と接している時間が長いほど、
反抗の対象になりやすいということでしょう。

反抗の理由としては、
自立心の芽生え
親の性格や態度
自分自身の不安定、未熟さ
相互理解の欠如
思春期の必然性

などが挙げられ、反抗期が終わった理由としては、
自分自身の成長
感謝の心
自然消滅
親と疎遠になった
家族が親密になった
親へのあきらめ
といった理由が挙げられています。

小中学生を持つ親御さんにとっては、
子供の反抗期は、本当に悩みの種だと思います。
「まさにいま真最中」という方も
「うちはまだ」という方も、
知っておいたほうが良さそうな
「反抗期の子供との向き合い方」を
本やネットでちょっと調べてみたので、
記しておきます。

まず、親の心構えとして最も大切なことは、
「反抗期を子供の成長過程と認め、受け入れること」
だそうです。

そのうえで、子供の主張を最後までしっかりと聞いてあげること。
そして、正しい部分は認めてあげ、誤っているところは
「それは間違っている」と毅然とした態度で接することが
大切なのだそうです。

頭ごなしに怒ったり、否定したりすると反抗心を助長し、
親子の溝をさらに深めることになってしまうかもしれません。
子供の言い分にも筋が通っている場合もありますから、
まずは、子供の声に耳を傾けてみてください。

子供を従わせようとして怒鳴ったり、叩いたり、
脅すような言動は絶対にNG。
強く言って聞かない場合はあえて放っておき、
静かに見守るほうがいいかもしれません。

自立した大人への階段を上っている最中のことですから、
心配な気持ちはわかりますが、過度な干渉はせず、
子供の意思を尊重してあげるように努めることも
必要なようです。

最初にも書きましたが、
『反抗期は子供の成長過程』で、
程度の違いはあれ、自分自身も
子供の時期に通ってきた道だと思います。
少なからず子供の気持ちも
わかるところがあるのではないでしょうか。

親としては、心に余裕を持って、
しっかりと子供を見てあげること、
そして、子供の声を聞いてあげること
が最も大切なようです。

ひのまるキッズ事務局 林 毅

感謝を心を育むために。

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

ひのまるキッズでは、五つの心にひのまるキッズ代表の永瀬がひのまるキッズを立ち上げ、これまで続けてきた過程で、多くの困難や障害が立ち塞がった時、常に心に留めていた言葉、「いまから、ここからという不屈の心」を一つ追加して、ひのまるキッズ六訓とさせていただきました。

白抜き

 

いまから、こころからという言葉については、その想いを含めて改めて代表からご紹介させていただくとして、今回は、ありがとうという感謝の心について、書かせていただきます。

 

私がもう5年ほど前に友人から見せてもらった友人の会社の社員向けの講演ビデオのことです。

その講演の演者は、近畿のある有名塾の代表の方の話で、講演の内容は、どうやって子ども達を有名校に、はいれるような教育を施したかというものでした。

簡単に概要をお伝えすると、

子ども達に一番にそして常々伝えているのが、親への感謝ということです。

なぜなら、最初は希望校があったり、将来の夢を持って入塾してくる子どもも多く、何も言わずに黙々と与えられた課題をやろうとするそうです。でも、徐々に壁にぶち当たったたり、モチベーションが続かずに、目標の点数を取れなくなって、最終的には希望校に入れてやれない子が出てきてしまう。もちろん、状況に応じた目標設定はするものの、一度下がってしまった気持ちを奮い立たせるのは困難を極めます。

そんな子ども達のやる気スイッチをONの状態に保つ方法として、たどり着いた答えが、親への感謝の気持ちを持たせ、親の期待に応えたいと認識させることだと言うものでした。

このビデオをみて、私が子ども時代、父親の呑み仲間がいつも家に飲みに来ていて、酔っ払っちゃあ、お前のお父さんは偉いとか、お母さんは凄いとか言って褒めてくれていたのを子どもながらに嬉しかったことを思い出しました。

そして、ひのまるキッズでも、引き続き、親子の絆についての講話を継続していかなければと改めて感じております。

なぜなら、親御さん自身では伝えられないことを第三者が伝えなければと感じているからです。

 

最後に、今回、この塾の話を思い出したメルマガを紹介します。

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「熊本の名校長・最後の授業」  大畑誠也(九州ルーテル学院大学客員教授)

私が考える教育の究極の目的は「親に感謝、親を大切にする」です。

高校生の多くはいままで自分一人の力で生きてきたように思っている。

親が苦労して育ててくれたことを知らないんです。

これは天草東高時代から継続して行ったことですが、このことを教えるのに一番ふさわしい機会として、私は卒業式の日を選びました。

式の後、三年生と保護者を全員視聴覚室に集めて、私が最後の授業をするんです。

そのためにはまず形から整えなくちゃいかんということで、後ろに立っている保護者を生徒の席に座らせ、生徒をその横に正座させる。

そして全員に目を瞑らせてからこう話を切り出します。

「いままで、お父さん、お母さんにいろんなことをしてもらったり、心配をかけたりしただろう。

それを思い出してみろ。

交通事故に遭って入院した者もいれば、親子喧嘩をしたり、こんな飯は食えんとお母さんの弁当に文句を言った者もおる……」

そういう話をしているうちに涙を流す者が出てきます。

「おまえたちを高校へ行かせるために、ご両親は一所懸命働いて、その金ばたくさん使いなさったぞ。

そういうことを考えたことがあったか。

学校の先生にお世話になりましたと言う前に、まず親に感謝しろ」

そして

「心の底から親に迷惑を掛けた、苦労を掛けたと思う者は、いま、お父さんお母さんが隣におられるから、その手ば握ってみろ」

と言うわけです。

すると一人、二人と繋いでいって、最後には全員が手を繋ぐ。

私はそれを確認した上で、こう声を張り上げます。

「その手がねぇ!

十八年間おまえたちを育ててきた手だ。

分かるか。

……親の手をね、

これまで握ったことがあったか?

おまえたちが生まれた頃は、柔らかい手をしておられた。

いま、ゴツゴツとした手をしておられるのは、

おまえたちを育てるために

大変な苦労してこられたからたい。

それを忘れるな」

その上でさらに

「十八年間振り返って、

親に本当にすまんかった、

心から感謝すると思う者は、

いま一度強く手を握れ」

と言うと、あちこちから嗚咽が聞こえてくる。

私は

「よし、目を開けろ。分かったや?

私が教えたかったのはここたい。

親に感謝、親を大切にする授業、終わり」

と言って部屋を出ていく。

振り返ると親と子が抱き合って涙を流しているんです。

_______

『致知』2011年1月号

特集「盛衰の原理」より