道具の選び方【野球編】
【道具の選び方 野球編part2〜バット〜】
野球編PART1では、グラブの選び方の秘訣を教えてもらいました。 PART2では、バットの選び方を同じくベースマン アメリカンベースボールの春成浩一店長に聞いてきました。

■ グローブ編ありがとうございました。
  引き続き、小学生のバットの選び方について 秘訣を教えていただきたいと思います。
  どうぞよろしくお願いいたします。
はい、こちらこそよろしくお願いします。 バットは、グローブ以上に選手の適正を 見極めて選びたいものです。
こちらもグローブと同じく小学校6年間で 2〜3本買い替えるというのが 平均的なケースだと思います。
■ より選手の適正にあったものを、と言いますと?
バットの選び方が、そのままバッティングに影響しますね。
だから、やはりまずはプロショップで実際に振って、しかるべき知識を持った店員に見てもらうこと。 これが一番大事ですよ。
■ なるほど。 具体的にはどのような視点で バット選びをすれば良いのでしょうか?
もちろんですね。 そうですね、 目安としてはまず身長でだいたいの長さを、 フォームや適性でより的確なバットを選ぶ、 という感じですかね。
ベースマンでは、実際にお子さんにバットを 振ってもらっています。 自分でこれがいいという選手もいるし、 よくわからないという選手もいらっしゃいますが、 実際のフォームや体力を見て アドバイスするように心がけています。またメーカーさんによっても、 バットの傾向が微妙に違うんですね。 バランスも一本一本違う。 なるべく軽く振れるバットでその子の能力を見て、 ヘッドバランスを考えるようにしています。
■ バットの長さを決める基準は?
春成 春成 :長さの目安としては、 1-2年生で72cm、 3-4年生で78cmまで、 5-6年生で80cmくらいまでが だいたいの目安ですね。 でもあくまで目安ですから。
■ なるほど。 実際には、長さだけでなくバットのバランスも 考慮しないといけないですよね?
そうなんですよ。 実際には、体が大きくてもフォームが悪くて 軽いバットの方がいい子もいますよね。
逆に、小さくてもフォームがしっかりしていて きちんと振れる子には、 トップバランスのバットを勧められます。 ですからバットの種類にもいろいろありますけど、 トップバランスのものは力のある子、 あまり力が強くない子には ミドルバランス以下のものを勧めています。(※)

 
アルミ製バット       カーボン製バット

 
カタリスト製バット     ジェラルミン製バット

■ バットの素材も様々な種類があるのでしょうか?
バットのタイプは大きく分けて、3種類ですね。
一つはアルミ。 アルミは昔からのオーソドックスなタイプです。 比較的価格が安いことがメリットですが、やや重めです。
二つ目がカーボン。 カーボンは1年生から6年生が使えるほど種類がありますね。 いま最も売れていますよ。 ここ3年くらいで急速に増えてきました。 やはりアルミと比べても軽いんですよ。 よく飛ぶと評判なのが ルイスビル(TPX)のカタリストというバットで 少々値は張りますがなかなかの人気です。
三つ目が、ジュラルミン製です。 なかなか人気がありますよ。 アルミより軽いですしね。 これは、どちらかといえば高学年向きで、 軽くてトップバランスというのが特徴です。


※バランスについてトップバランス:バットの先端部分に重心があり遠心力を活かして遠くへ飛ばすスイングができる。ただし実際以上に重く感じることがある。ミドルバランス:バットの中間に重心があり、バットコントロールに優れている。商品数も多い。ニアーバランス:手元に重心があるため、軽く振りやすいが、遠心力は弱い。


■ ありがとうございました。


ベースマン 飯田橋本店 
東京都新宿区揚場町2番17号 BM飯田橋ビル1F
アメリカンベースボール館 飯田橋本店2F
PHONE/FAX 03-3260-6061
http://www.baseman.co.jp/