この2週間。私のFBでは、プッシュアップチャレンジ、ブックカバーチャレンジとリレーものが続きました。
日中、テレワークで朝から晩までパソコン画面とにらめっこしているのに、余暇もまた画面に向かうという、ある意味、かなりの重労働でしたが(笑)、これもこれまでの縁や、絆の再認識ができたという点では、非常に有意義な時間の過ごし方ができたと感謝しています。
ブックカバーチャレンジリレーが回ってきたとき、そのタスキを渡す人は柏崎克彦先生と決めてまずは連絡した・・とFBで書きました。紹介する本は『近代柔道』とも。
柏崎先生との話はFBで書きましたので、ここでは割愛しますが、これまでの人生で心の底から感動したのがこの写真です。残念ながら特集された近代柔道は保管されていませんでしたが、その後、私が編集長時代に創刊10周年記念で 「HEROES]という企画で再び同じ写真を取り上げさせていただきました。
当時、私は確か大学に入る前だったと思いますが、一枚の写真にこれほど感動したことはなく、いま見ても熱いものが込み上がってきます。
さて、冒頭の写真。
私が携わった近代柔道の中で一番思い出深いものです。
ブックカバーチャレンジでは書けなかったので、ここでお話させてください。
当時、雑誌編集を任されるようになって、
もっと売れるはずだ。
もっと面白いことができるはずだ。
もっと、もっと・・・。
とばかり来る日も来る日もそのことばかり考えていました。
編集長になり、コンセプトを決めました。
それが、
『彼女(彼氏)が手に持って歩ける柔道雑誌』
まずは表紙でしょう!!!
ということで、様々なトライをさせていただきました。
その第一発目がこの三五十五と古賀稔彦の合成写真。漫画とリアルのヒーロー打ち込み!!!!
確か・・初めてのスタジオ撮影をさせていただきました。
そうです。
ということは、古賀選手の相手が三五十五の下に隠れているということです。
そのお方は、
当時、65㎏級の世界チャンピオン・山本洋祐選手でした!!大学は違いましたが、私が1年生の時の4年生。まさに雲の上の人でした・・(実は上の柏崎先生の写真の右下にそのお姿が・・)。
確か、『先輩! 稔彦と表紙の撮影お願いします』と言って快諾していただいたのですが、出来上がったのはこれ・・。もちろん、出来上がってブッ飛ばされるのを覚悟で一番にご自宅に伺ったのですが、洋祐先輩は一言。
『おいおい。お前、先に言ってよ!! でも、良いねぇ~これ!!』
と、怒ることなく、表紙の出来栄えをほめてくださいました。
さらに、この三五十五は小林まこと先生が『柔道部物語』の連載中にも関わらず、『山本選手に悪いので‥』と丹念に一筆一筆精魂込めて書き上げてくださいました。
この号をきっかけに、様々なチャレンジをさせていただきました。
ある時は、色使いで失敗し(岡田、秀彦、すみません。。)
ある時は、『オ〇マ業界で人気ナンバーワン表紙』に選ばれたり(あくまで一部の地域の情報ですが‥(笑)
ある時は、思い入れが先走りしすぎたり
その他、ここでは紹介しきれませんが、本当に思う存分やらせていただきました。会社に感謝しかありません。
そして、あの時の経験が・・、あの時があったから、
勇気を持って
誰よりも先に
人と違うことをする
という弊社スローガンを自信をもって産み出したと確信しています。
今、若手スタッフが『スポーツひのまるキッズチャンネル』で同じことをしています。
コロナが無かったら、日々の作業に追われ、ここまで情熱を費やすことはできなかったと思います。
あの頃を思い出し、しっかりと見守っていきたいと思っています(どうしても口を出したくなる自分を抑えることがこんなに大変か・・。これも修行ですね(笑))。
いまから、ここから、次に向かって!!
永瀬義規