いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その358;『おかげさま』という謙虚な心)

おかげさまという謙虚な心

朝起きて、フェイスブックの『思い出』のページを見るのが日課となっています。

8年前の今日の投稿。

心の底から『おかげさまで』と思えるこの人に、面と向かってはっきりと伝えられなかったことを今でも後悔しています。

27年前。入社一年目。
『こいつはいわゆる柔道バカではないんですよ。でも、一般生で中大でレギュラーになるほど努力家で、これからが楽しみなんです』
と回りには言いつつ、
『大好きな柔道と24時間携われる、お前にとって、こんな幸せはないんだ。柔道しかないんだ。負けるな』
とはっぱをかけ、仕事の遅い私を年間の半分は自分のマンションに泊めてくれました。

二年目の新人の私が企画書を片手に奔走して形を作るときに、まちがいなく編集に迷惑をかけているにも関わらず『やるしかないだろう』と、こっそり中体連の先生方を口説いて近代柔道杯を成功に導いてくれました。

たったの二年だったけど、私にとって、今日まで、上司と呼べる人はあなたしかいません。

そして、今の私があるのは、あの時、あなたに鍛えて頂いたお陰です。

根本晃一さん。

53歳での旅立ちは早すぎます。でも、一生涯スポーツジャーナリズムにその身をかけた姿を周りは決して忘れないでしょう。

あなたへの恩は、生涯忘れません。

本当にありがとうございました。

そして、ゆっくり休んでください。

合掌。

あれから8年。

私は、謙虚な気持ちで『おかげさま』と思い、言えているだろうか・・。

いや、まだまだ足りない。

明日から、もっとしっかりしようと思います。

いまから、ここから、焦らず、急いで伝えていきます。

天国の根本さん、ありがとうございます。見ていてください。

永瀬義規

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