ここでも度々ご紹介していましたが、今年度の目玉企画『過去のひのまるキッズ10年(11年)の軌跡を辿る』もいよいよ最終コーナー、6冊目の関東大会の校了を迎えようとした週末。
とんでもないことが発覚しました。
2011年の第3回大会の『マナー賞』の記録がない。
記録は若手三人が担当でHPを中心に様々なデータ確認をして最終確認までもってくるのですが、今回はHPもブログも過去のファイルも・・・どこを捜してもないということ。
彼らの緊急事態報告をどこかで真正面から受け取っていなかった反省と、そこまで探したのだから、最終的にはどこかで言い訳が成立するのではという妥協の気持ちが、信じられないくらいの労力を使い取り組んでいる巻頭ページ執筆による極度の疲労と相まって、負のスパイラルに陥りつつあったのは事実でした。
わかるまで発行は見直し・・・。
これも選択肢の一つではありましたが、コロナ禍で様々なことにチャレンジし、身も心も疲弊しきっているスタッフにそれを言い切る気力もなくなりかけていました。
そんなときです。
今は各所で活躍中の当時のスタッフたちが、『それは、いかんですよ! 何とかしないと。我々の責任でもありますし・・』と我が事になって過去の記録を探し回ってくれました。
思い起こせば、東日本大震災の1か月後に強行したイベントで、誰もが開催することでいっぱいいっぱいになっており、なおかつ、全く記録がないということは、選考してしていない可能性もあるのでは・・とも思えました。
でも、そんな私の弱音を聞いて『いやあ、永瀬さんがそんな指示をするわけないじゃないですか? 絶対に妥協を許さない社長だったでしょう!! もう少し探してみまましょうよ」
と言ってくれたのも彼らでした。
そして、昨晩、朗報が!
当時の記録担当からメールされた『マナー賞』リストを見つけ出したとのこと!!
発見の報告のグループラインを見たときに、『でかした!!』と思いっきりガッツポーズをしたのは当然の成り行き。10年前のやり取り、よくぞ残してました・・。
久しぶりにスカッとしました!
当時、受賞者には賞状は渡っていたとのことでしたが、お話しした通り、公式発表の記録はなし。
よって、10年越しの発表をここでさせていただきます。
第3回スポーツひのまるキッズ関東小学生柔道大会マナー賞受賞者です。
1年生 小田優雅
神奈川県・朝飛道場
姿勢が良く、礼儀もしっかりとできていた。
2年生 五十嵐健太
神奈川県・平塚柔道協会
小さい身体で大きなファイト、大きな相手に果敢に向かう姿勢が素晴らしかった。保護者の応援も好感が持てた。
3年生 秋元勇斗
神奈川県・YNUSキッズ柔道クラブ
負けた試合でも、素晴らしい礼儀をしており、見ていて清々しかった。
4年生 寺田光太
神奈川県・瀬谷柔道会
礼法・姿勢が良かった。声もよく出ていた。保護者も冷静な態度で応援をしていた。
5年生 大島和子
千葉県・柔 修道館 大島道場
姿勢が良く、礼法、試合態度にも品がある。
6年生 佐野翔斗
神奈川県・追浜柔友会
自分よりも大きな相手に対してのファイトが素晴らしかった。負けてしまった後でもきちんとした礼をしていた。
巻頭写真は、1年生優勝でマナー賞獲得の小田くんです。
みんな元気かなぁ・・・。
いまから、ここから、成功の秘訣はあきらめないこと、続けること。
永瀬義規