いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その406;不要不急を考える)

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お客さん、不要不急ってなんですかね・・・

先日、会議時間ギリギリのために乗り込んだタクシーの運転手さんが、乗車後しばらくしていきなり話しかけてきました。

正直、私にとってのタクシー乗車時間は、デスクワーク時にSNS等で連絡を取り合っている案件確認のための貴重な時間。

まさに、乗車してから降車まで電話をかけまくっているうちに目的地到着・・というパターンなのですが、この時ばかりは、思わず話し込んでしまいました。

当社は今、テレワークを実施、推奨しています。

これは、リモートで十分なやりとりができる業務上、感染のリスクをおかしてまで通勤電車に乗り、それこそ無駄な時間を過ごすことを避けることが一番の理由。

イベントは準備が業務の8割。

常に、確認、確認、ダブルチェックなので、ZOOMは(特に複数で資料を確認するには)もってこいのツールです。

それは、地方現場とのやり取りではさらに効果的という事実もあります。

しかし、

確認業務には最適。報告にもギリギリOKかと思われますが、これが相談、さらに営業となると効果は急降下。

その場合は必ず万全の感染対策を施して直接面談を申し込みます迅速に動きます。

そうです、必要、緊急処置として。

それでは、

タクシーの運転手さんにとって、不要不急とは何でしょうか?

まず、彼らにとって、タクシーの運転をするということは、それを生業としている限りは有無も言わさず必要なことです。一人でも多くのお客様をお乗せするということに全てをかけることは必要ですし、乗せなければ給料をもらえないのならば、一秒でも早く仕事につかなければなりません。

緊急事態宣言が延長になりました。

それでは、一番、我慢を強いられている飲食業の方々にとって不要不急とはなんでしょうか?

お客様に美味しいものを提供するだけではなく、大切な一時を創出しその対価を得ている彼らにとって、お店の営業は必要であり、緊急を要するものだと思います。

この世に生を受けている全ての人にとって時間は平等。その時間の使い方は、それぞれで必要、緊急は違います。

そんなことは、わかっているよ。

だから、国が、自治体が、みんなの命を守るために緊急事態宣言、蔓延防止措置で感染対策を懸命にしてるんだよ!

と世間では聞こえてきます。

ただ、その対策がどうしても筋の通ったものでないように思えて仕方がないのが私の本音です。

運転手さんとの会話は30分くらいだったと思います。

そうだよね・・。運転手さんへの答えになっていないけど、毎日、毎日、己の仕事が世間から『不要不急』というレッテルを貼られることにビビりまくりながら自分自身と戦っているよ俺は。

そう言って、タクシーを降りた私の目に飛び込んできたモニュメント。

以前にも書きましたが、かつて、関東大震災の時に

『災い転じて福となす』と言って稽古を再開した日本における『五輪の父』

嘉納治五郎先生の眼には今の状況はどう映っているのだろうか・・。そんなことを思いながら目的地のビルに入りました。

いまから、ここから、

人の不幸は夢を叶えられないのではなく、夢を持たないこと。

我が人生。まだまだジタバタできますよ!

永瀬義規

 

 

 

 

 

 

 

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