今週も様々なオリンピックがらみの記事を目にしました。
中身の多くがコロナ禍の中での開催の可否。
どちらにスポットを当てても、連日の同じような『べき論』に正直少しばかり嫌気がさしてきていた矢先、バタバタっと、多くのFB友達が自身のタイムラインでシェアをした記事、それが冒頭のこれでした(写真をクリック!)。
柔道73キロ級 大野将平選手
わたしには、やらなければいけないことがある
わりと長文でしたが、一読して、さらになんどもなんども読み返してしまいました。
一番最初に読みながら浮かんできた文字、それは、
天命
大野選手に天から与えられた命令、柔道という武道に対峙して、彼がまさにやらなければいけないこと、いや、彼だからできること、それが表現されているのだ・・と。
そして、もう一度読み返した時、次に浮かんだ言葉が
宿命
でも、それはすぐに、
運命
にかわりました。
以前、宿命と運命の違いを考えたことがあり、その時にいきついたのが、
前世から持って生まれた、生まれながらにもっているのが宿命。その宿命を人生の出発点にしているものの、自分の心次第、努力次第で切り開いていけるのが運命ということ・・・。
今、誰もいないオフィスである映像を見返してそれは確信に変わりました。
いまから14年前の『近代柔道杯全国中学生柔道大会』のDVD。
以前にも紹介しましたが、そこには、今、世界で活躍する柔道家たちの中学生時代の姿がありました。
その中で、ナビゲーターの故・古賀稔彦氏が「体は小さいけど、光るものを持っている」と言って大野選手のことを紹介。「夢は兄より強くなること」と言い切る大野選手に「弟の方が強くなるから大丈夫。私もそうでした(笑)」と返す古賀氏
さらにそこには、試合に負けて監督の話を聞きながら号泣する大野選手を支えるように側に立つ先輩・海老沼匠選手・・・。
この時、まさかこの二人が日本代表をかけて雌雄を決する大一番を展開するとは思いもしませんでした。
でも、記事を読んだ今は、それは偶然ではなく、必然だったと強く思います。
彼らが講道学舎で出会ったのは宿命。道は違えど人並み以上の努力をして頂点に駆け上って相対したのは運命。そして『人事を尽くして天命を待つ』に至ったのです。
わたしにも、やらなければいけないことがある
オリンピックまであと20日。
これまで、数多くの関係者が心が折れそうになってもくじけず作り上げてきた『やらなければならないこと』の大舞台、四の五の言わず、しっかりと仕上げていこうと思っています。
いまから、ここから、さあ、もうすぐです‼️
永瀬義規