パラリンピック柔道が終了後、休む暇もなく現場復帰。
先週は、10月31日のスポーツひのまるキッズ北信越小学生柔道大会のご協賛のお願いで富山へ。十数件の企業周りをさせていただきました。
この時期の訪問を受けていただいた企業の皆様には、全て前向きなご回答をいただきました。感謝の気持ちとともに、いかにして安心安全な大会を実行するかというミッションで改めて気の引き締まる思いがしました。
さて、今回のタイトル
男の背中
みなさん、過去を振り返ってみてください。何人の背中を思い出しますか?(もちろん、女の背中大歓迎です!)
夢ばかり追いかけている我が人生。好き勝手なことをして周りを振り回し続けていたので、あまり人の背中を見てどうの・・ということは無かったように思えます。
そんな中、
物心ついた時から、朝から晩まで働き続けていた父親の背中
自分のやるべき努力を毎日毎日、コツコツとやり遂げて日本一の座を手にした大学柔道部同期の背中
右も左もわからない新人編集者だった私を、年間250日くらい自分のマンションに泊めてくださって『社会人のいろは』を教えてくださった編集長の背中
社会人となって人生の転機を迎えるたびに大きなジェスチャーと力強い眼光、そして優しい笑顔で導いてくださった恩師の背中
に続いて、久々に心に焼き付く男の背中を見ることができました。
それが、巻頭の写真です。
TOKYO2020オリンピック柔道競技設営が終了し、リハーサルで私の目の前に仁王立ちしていた組織委員会職員、池田正一さんの背中。
新聞社写真部長や東京写真記者協会事務局長などを経験し、TOKYO2020組織委員会のプレスオペレーション部職員として、三年前から着任。
ここなんかでは書ききれない様々なご経験をした三年間への想いが、走馬灯のようにグルグルを回っているんだろうなぁ・・と思いながら、同僚の豊田くんとその後ろ姿に見入ってしまっていました。
そして、
この背中を見た瞬間
ようし、こうなったら四の五の言わず、とことんやってやろうじゃないか!
と腹の底から熱いものが沸き上がってきたのを昨日のように覚えています。
背中で心を表す。
人は心で動く。
忘れられないTOKYO2020での一コマです。
スポーツひのまるキッズ協会発足から8年。9年目の第一歩を踏み出す今日。個人的には最終コーナーをどのように回っていくべきか、懸命に考えています・・、完全な答えはまだ見つかりませんが、まずは、こんな背中を持てるように丹念に漢を磨くことにします。
いまから、ここから、人生、どこまでいっても修行ですね!!
永瀬義規