近畿大会にご招待した子供たちから届いた手紙

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先日、2月のスポーツひのまるキッズ近畿大会にご招待した
宮城県石巻の渡波柔道少年団の子供たちからお礼のお手紙が届きました。

ほとんどの子供が初めての飛行機、初めての大阪ということで、
わずかな滞在時間でしたが、とても楽しんでいただけたようで、
みんなのお手紙を読んでいて、嬉しい気持ちになりました。

ひのまるキッズ小学生柔道大会では、
これまで、復興支援プロジェクトとして
岩手や宮城、福島の親子を210名、
約100名の選手(子供)をご招待してきましたが、
実は、今回、とても心の痛むことがありました。
それは、招待した選手の一人が、
前日練習会でケガをしてしまったことです。

投げられた際に、受身をし損じて鎖骨を骨折。
相当、痛かったと思います。
救急車で救急病院に運ばれ、その夜に行なわれた
講師の先生方や関係者との懇親食事会には、
腕を吊った、痛々しい状態での参加となりました。
当然ですが、大会は欠場。
招待したことで、ケガをすることになってしまい、
逆に申し訳ない気持ちになっていました。

でも、その子も、今回お礼の手紙をくれました。
「ぼくは初めての大阪で、生まれて初めての事をたくさん経験しました。
一つ目は飛行機です。飛行機は楽しかったです。
二つ目は地下鉄です。地下鉄ではゆれていたのでびっくりしました。
三つ目は骨折です。ぼくにとっては初めての事が多くて、
とってもいい思い出になりました。
地下鉄もたのしかったし、焼き肉も超おいしかったです。
また絶対に行きたいと思いました。
一日目の練習でケガをしてしまったので、試合には出れませんでした。
でも、上からみんなの試合を見れたので、とてもよかったです。
大阪のみなさん、本当にありがとうございました。
一生けんめい柔道もがんばります」

この手紙を見て、少し安心すると同時に、
周りの人への感謝ということを、きちんと教えていらっしゃる
指導者や親御さんは素晴らしいと感じました。

近い将来、ケガを乗り越え、たくましく成長した森君に
どこかの試合会場で会えることを楽しみにしています。

スポーツひのまるキッズ事務局 林

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