我々の世代であの衝撃を覚えていない人はいません!
先日の全日本学生柔道体重別会場で旭化成柔道部の吉田優也監督と、まるで昨日のことのように盛り上がった話題・・。
近代柔道杯創設の話から、国際化の話になった時に吉田監督から出た第一声が冒頭の言葉でした。
今から18年前、2004年の近代柔道杯。参加した中学生たちの注目を一身に浴びていたのがフランス代表の中でひときわ目立ったいたデディ・リネール。もちろん、当時はまさか彼が世界柔道の歴史に数多くの金字塔を打ち立てて、フランス柔道界のスーパースターになると想像していた人間はいなく、ただただ、2メートル近い彼の大きさに、その年の中学チャンピオン・吉田監督を初め参加者の全てにとてつもないインパクトを与えました。
おい、知ってる?
俺(私)は、中学の時に柔道やっていて、全国大会でリネールと同じ畳に上がっていたんだよ!
参加者が、 柔道を続けていなくても、
高校、大学、そして社会人になって 、さらには親となって、胸を張って話ができるステージ創り・・。
そうなるであろうことを信じ、愚直に大会を開催し、拡大していったときのことが頭の中を走馬灯のように蘇ってきました。
そして・・
6年前に社内で
『柔道以外のひのまるキッズを!』
となった時に、バスケットの話となり、チーム競技で親子の絆を深めるというコンセプトだけで我々の想いを表現することは難しい、でも、このやり方なら子供たちと夢をつなげることになるのでは・・・
と意見がまとまり、前職ではライバル会社の日本文化出版に話を持ち掛け、意気投合したのが、
月バスカップU-15
でした。
コロナ禍でやむを得ず中止となった2年を経て、今年の8月に満を持しての開催。先週、手元に届いたのが巻頭の月刊バスケットボール11月号でした。
誌面では、同時期に開催された全中と負けず劣らずのページ量。前号で参加メンバーリストも掲載していただいていることもあり、まさに、子どもたちの夢がかなう瞬間を目の当たりにした感動で何度も何度も読み返し、会う人、会う人に掲載ページを開いて見せまくっていました(笑)
参加者がこの雑誌(それも八村&カリー表紙の)を手に、当時の思い出を語ってくれるのはもう少し先かもしれません。
でも、その時は必ず来るという確信はあり、そうなった時にもっともっとたくさんの思い出を残すための努力を怠ってはいけないとスタッフ一同気を引き締め直しています。
いまから、ここから、夢はみるものではなく、かなえるもの。そのステージ創りが我々のお仕事です。
永瀬義規
P.S ちなみに、昨年の東京2020でリネールさんに近代柔道杯のことを覚えているか聞く機会がありました。
答えは、もちろん、
of course. I will never forget!
でした!!