4月29日(火)に行なわれる全日本柔道選手権大会の
組み合わせが発表されましたが、
今年の大会も面白くなりそうですね。
http://www.kodokan.org/j_games/2014aj/kumiawase.html
今年の全日本選手権の予選では、各地で高校生が大奮闘。
なんと5人が全日本選手権への切符を手にしました。
うち3人は4月29日の時点ではもう大学生になっていますが、
それでも2人の高校3年生が出場するのですから楽しみです。
「高校生を勝たせてしまうなんてだらしない」
という声も聞かれますが、それはそれ。
高校生での出場は本当に快挙だと思いますし、
ぜひとも頑張ってほしいと思います。
ちなみに、出場する香川大吾選手は2月9日生まれの17歳で、
史上最年少出場だそうです。
残念ながら、田中源大選手はなんと1日違いの2月8日生まれで、
史上最年少になり損ねました。
全日本選手権は、昭和63年より毎年欠かさず会場で見てきましたが、
本当に、たくさんの名勝負がありました。
そのなかで、私が興奮した試合“ベスト3”、
私的『新・三大名勝負』を選んでみました。
まずは平成2年の決勝、小川直也vs古賀稔彦戦です。
あのときは、会場の日本武道館は超満員。
若い女の子が通路に立って見ていたのを覚えています。
世界王者とはいえ、70kgそこそこの古賀選手が
決勝に進出するとは、正直思っていませんでした。
結果は、7分13秒、小川選手の足車での一本勝ちでしたが、
割れんばかりの拍手がいつまでも続き、
本当に感動的な試合でしたし、とにかく興奮しました。
もう一つは平成6年の決勝、金野潤vs吉田秀彦戦。
このときの2人の気魄は、約20年経った今でも語られるほどに、
すさまじいものでした。
にらみ合いながら開始戦に戻る2人の勇姿には、正直、血が騒ぎました。
最後は、平成15年の決勝、井上康生vs鈴木桂治戦です。
この2人の戦いは、その直前の大会(全日本選抜体重別)で
鈴木選手が井上選手を破っていたこともあり、非常に注目されていました。
準々決勝あたりから好試合の連続で、会場の熱気はまさに最高潮。
そんな状況下で、井上選手の電光石火ともいうべき、内股が炸裂したのでした。
場内は大興奮。私も、思わず大声を上げていました。
果たして、今年はどんな名勝負・好勝負が生まれるのか。
2人の高校生にも、ぜひ、頑張ってほしいと思います。
今年ももちろん、会場で生観戦させていただきます!
※なお、この『新・3大名勝負』はあくまで私の個人的見解です。
あしからず。
スポーツひのまるキッズ大会事務局 林