昨日、今日と埼玉県立武道館で開催された第1回柔道マガジン杯全国中学生柔道大会。会場には800名を超える男女中学生が大集合!
無事、成功裏に終了することができました。
関係してくださった全ての人々に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました!
「もちろん、覚えているよ!確かあれが最初の来日だった。そして、日本選手の強さ、礼節の大切さなどを直接感じることができた。いい思い出だ」
昨年の東京オリンピック~TOKYO2020~、柔道男子100キロ超級の記者会見。司会者と入賞者という立場で隣り合わせになった時に柔道界のスーパースター、テディ・リネール選手(フランス)に「14歳の時に日本に来て試合をしたことを覚えている?」という私の問いに返ってきた答えが冒頭のものでした。
当時、2004年に開催された第17回近代柔道杯にはその前年より世界5か国から選抜チームが出場、その年、すでに190㎝のリネール君を擁したフランスチームはベスト8進出。周りから頭3つくらい突き抜けていた彼の一挙一動に会場が釘付けになっていたことを今でも忘れられません。
思い起こせば36年前。
「誰もが参加できる全国大会を開催し、全員を近代柔道の誌面に載せればどんなに喜ばれるか!」という熱い思いだけで提案した新入社員の企画を採用し、それから32年間、前述の海外選手受け入れや、テレビ放送まで、様々な創意工夫で中学生柔道家に『夢』を提供し続けてきたベースボール・マガジン社の近代柔道杯。
奇しくも冒頭の会話があったその年にコロナ禍による大会中止を持って終了となった時、創案者としてどうしてもその灯を消したくないという思いから全日本柔道連盟様と共にこの理念を引き継ぐことを決心しました。
なにより・・
これまで6年生に「中学生になっても柔道を続けてね!」とかけていた言葉が『今度は柔道マガジン杯で会おうね』と言えること、子供たちが夢を追いかける姿をスタッフ、関係者の皆さんと一緒になってさらに応援できることが楽しみで仕方がありません。
そして、これからも・・
参加者には、チームのメンバーと一つの目標に向かって、礼儀礼節を重んじ、正々堂々と戦うことで友情を育み、『マナー賞』を目指して欲しいです。
そして将来、自分の子どもたちに胸を張って
『お父さん(お母さん)は全国大会で○○選手と同じ舞台に立ったんだよ!』
と言ってもらえるような『場』を創造していきます!!
いまから、ここから、5月『ゼロ号』発行予定の柔道マガジン、お楽しみに💦