スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会を始めるに至って、様々なことを社内で話し合いました・・。
参加する子供がうれしいこと、『夢』を提供して、一生の思い出つくりのお手伝いをすること・・・。
そして、生まれたのが、
『一番見て欲しくて、褒めてもらいたい人にもっとも近いところにいてもらい感動を共有してもらう』
つまり、
いつもは観客席で応援している親御さんに試合場の一番近い席で、応援してもらう、ということでした。
これって、基本的にはそんなに難しいことではないように思えますが、ひのまるキッズの規模でそれを
やるとなると、かなりのハードルの高さになるということは、かつて全柔連大会事業課長だった自分が
一番よく知っていました。
でも、スタッフの熱意、県柔連の先生方のご理解、賛同する道場の先生方のご協力で6年前、無事関東大会
を開催し、それから現在まで、全国8か所でもう完全に定着することができたことは、本当に皆さんのお蔭で、
感謝の気持ちで一杯です。
さて、そんな中で、このルールにするにあたって、大会としてこだわっていることがいくつかあります。
今回は、その中の一つ、『はきものを揃える』ということを紹介します。
文字通り、靴を揃えるという行為。当たり前と言ったら当たり前なんですが、当初は、まあ、見事に入口、
トイレ・・いたるところでゴチャゴチャでした。
最初は、入口で口うるさく言っても、放送で何度も注意してもまったくダメ。
ところが、ある時から何も言わなくても、一つ、二つ・・、そして、現在はほとんどの会場でしっかり
はきものがそろっているシーンを見かけるようになりました。
その理由は・・・
簡単でした。
最初、私自身も、スタッフも一生懸命脱ぎ捨てられた靴を揃えていました。それを見れば(つまり背中を見せれば)
子供たちは気づいてくれると信じて・・。
でも、それはとんでもないということが、すぐにわかりました。簡単に言うことを聞いてくれるわけがありません。
でも、顕著に変わった瞬間が訪れるのはそんなに時間はかかりませんでした。
私たちの姿を見て、共に入場する親たちがしっかり揃えるようになり、それを見た子供たちが、当たり前のように
その真似をするようになったのです。
まさに、親子の絆
そして、この『はきものを揃える』という行為。もちろん、会場によっては、格差はありますが、柔道のレベルとマナーは
必ず比例するということを気づかされる物差しにも現在はなっています。
つまり、「子は親の鏡。鏡である子供に靴を揃えなさい、例をしなさいと言って、自ら実行する親に育てられた子供は
柔道の技術もしっかり吸収し、成長も早い」ということ。
年々、ひのまるキッズのレベルが高くなってきて参加者が『勝てない大会』とエントリーを躊躇するという声が多くなり、
ちょっと心配ですが、そこは『競技力向上の大会ではなく、負けてからしっかり楽しめるイベント』というコンセプトの
徹底がなされていない、我々の広報不足と反省しております・・・。
いつの日か、ひのまるキッズの会場では、いつもピシッと揃えられたはきもので一杯にしたいと思います。
いまから、ここから、信念を持って己を尽くしていきます!!
永瀬 義規
子供の授業参観へ行って何時も思う事。
子供が先生に注意されているのに手を叩いて他のお母さんと一緒に笑ってる親御さん。そして参観している親御さんが先生の話をまったく聞かず、お喋りに夢中な事。
子ども達はちゃんと見ていますよ、お母さん!
日の丸キッズに携わる全ての皆さんが子ども達の素敵な見本になれる様に、気合い入れ直しましょう(*^^)v