いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その44:本当にやらなければならないこと~ひのまるキッズのこだわり②・東北復興支援)

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平成23年、今から三年前のGW、私は当時の取締役・時崎と岩手県宮古市にいました。

未曽有の大震災によって被害にあった子供たちになにができるか・・・。

3月11日の震災以降、その直後の近畿大会、翌月の関東大会において募金活動をしましたが、どうしてもそれ以上のことをやりたい・・。

社内で会議を繰り返し、出てきた言葉は正直、後ろ向きな意見・・。

だったら、まずは俺たちでいく!! と東北大会営業で訪れていた弘前からレンタカーで南下し、花巻~盛岡と営業回りとして、たどり着いたのが宮古市山田町でした。

行ったときには、まさに映画でも見ているかのような状況・・、戦争後の東京もこんな感じだったのだろう・・、絶句の一言でした。

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山田町の鈴木先生を始め、実際、家が壊滅状態になってしまった鳥居さんやご父兄とお話をして当初は10組20名の予定だったご招待を23組46名に決定。それから、決まったからには・・ということで、五月一杯で全国48社を周り協賛を集めてなんとか大会にこぎつけました。

平成23年6月12日

会場の弘前・青森県武道館には500名以上の子供たちの中にその23名はいました。

そして、選手宣誓・・・。

https://www.youtube.com/watch?v=LiTklouVgI8

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鳥居兄弟とそのお母さんが会長の前に立ち、

『選手宣誓の前に感謝の言葉を述べさせてもらいたいと思います』とはじまった時には、会場は静まり返りました・・。

そして、その感謝のスピーチが終わり、選手宣誓に移行。終わるころには、涙で一杯の眼からその涙をこぼさないように目を見開き、上を見上げるしかない状況が続き、横を見ると、講師、ゲスト、そして市長までもが全員顔を上げていることに気が付きました。

それから、今日まで皆さんのおかげで210名の親子を、各地のひのまるキッズにご招待することができました。

本当にありがとうございます。

今回にいたるまで、ここでは書きつくせない様々なお話を直接聞かせていただきました。

大阪の近畿大会でベイタワーホテルから見える南港の素晴らしい眺望を見た瞬間、宮城の女川からきた子供がお母さんに

『お母ちゃん、ここだったら津波、届かないね』

って言った時の胸の詰りは今でも、いや一生忘れられません。

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そして、今回、今一度、被災地を訪れました。

三年ぶりのその場所は、正直、想像以上に復旧は遅れているように思えました・・。

いや、言葉を選ばず言わせていただけば、まだまだ全く進んでいないように思えました。

国が、自治体が・・などと、言っていても仕方がありません。それぞれの立場もあるでしょう。

それでは、我々ができることは、何か・・・。

本当にちっぽけなことですが、我々は愚直に被災地の親子をひのまるキッズにご招待し、『親子の絆』を深めていただくことだと確信しています。

そして、それを続けることです。

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さらに、今度は満を持して、現地にてひのまるキッズを開催し、周りの力で被災地の親子たちに励ましのエールを送ることも企画します。

いまから、ここから、自分たちができることにとことん己を尽くして、決してあきらめない!! やれることは、まだまだ未知数です。

永瀬 義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その44:本当にやらなければならないこと~ひのまるキッズのこだわり②・東北復興支援)” への1件のコメント

  1. 鳥居兄弟の選手宣誓は、何度聞いても胸が締め付けられますね。子供の日にまた大きな地震が起こり、怪我をされた方が出て心配です。
    きっと3*11の地震で被害に遭われた方は当時を思い出されたのではないかと思います。
    ひのまるキッズの大会は不安な気持ちを拭い去れる素晴らしい大会だと思います。
    是非、ずっと続けて行って頂きたいです!
    皆さんが幸せに成りますように…

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