全日本実業柔道個人選手権大会でみた本気の気迫!

こんばんは、スポーツひのまるキッズ事務局の原です。
昨日、一昨日と全日本実業柔道個人選手権大会に尼崎まで行ってまいりました。
今回の大会を見させてもらって感じたことは、本気の気迫は、周りの人に伝染してしまうということでした。
実業団の大会を長く見ていると、学生時代の序列をひっくり返せる選手は少なく、実業団に入ってから頭角を現す選手というのは極僅かだと感じています。
そんな実業団の大会で、私が応援する企業から3人の選手が講道館杯出場を決めてくれました。
一人目の選手は、就職浪人までして、その企業に今季から入社した選手で、浪人中はコンビニでアルバイトをしながら、この大会で結果を出すためだけに母校の大学で、学生よりも稽古をしてきたということでした。
二人目は、一度は頂点を極めたものの、年齢とともに結果を出せなくなり、今年から仕事中心にシフトし、柔道の稽古は、仕事の終わった後でプライベートな時間を削って、出来ることをひたすらにやってきた選手でした。
そして、三人目は、故郷の親御さんのことを気づかい、今年を最後のチャンスと見据えて、一念発起して稽古に励んでいた選手です。
この3人の選手の共通点が本気で結果を出したいという『気迫』だったと思います。
多くの選手が、自信を持つために、技術やスタミナやパワーなどを身に付け、勝つための準備をしています。
しかし、その身に付けたものを試合の場でぶつけ合う時に、どうしても自分より結果を出している選手と対戦すると、躊躇したり怯んだりして、やってきた全てを出し尽くせない場面を多く目にします。
これでは、自力があっても勝つことが出来ないのは、明らかです。
こう言う場面で何が必要か?
私は気迫、立ち向かっていく精神力だと思います。
その気迫が周りの人に乗り移っていくことを今回体験しました。
この3人の試合で際立っていたのは、応援の

熱です。他の選手の時も同じように声を出して応援してくださっているのですが、段々とその声に気迫が乗り移り、魂の声に変わっていきました。
本気の気迫を見ると、周りの人は魅せられ、その人を応援したくなるものなんだと思います。
そして最後に、余談ですが、試合の判定を下す審判にまでその気迫が伝わっていました(笑)
最近では、こんな精神論を言うと煙たがられるのかもしれませんが、試合だけではなく、仕事でも人生でもそんな気迫をもって臨む場面は少なくないと思います。
私も今回の3人を見習って、様々な困難にが立ちはだかった時には、気迫をもって臨める人間でありたいと感じました。

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