いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その64:ある日、深夜のバーでの出来事)

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「先日、秘書が『うちの社長には参っちゃうよ。休みの日に仕事のメールが来るんだ。全く、ONとOFFの区別はっきりしてくれないと』と言ってるのを聞いてしまった。俺たちが若いころには平気で休みでもなんでも呼び出されたり、仕事の用事を言いつけられたり・・当たり前だったんだけど、そんなことをしては社員はいなくなっちゃうのかな・・」

この間、久しぶりにあった経営者友達が、散々飲んで最後にたどりついたバーのカウンターでつぶやきました。

すっかり酔いつぶれて、カウンターで寝てしまったその友達を見て、
平日の昼間は某ベンチャー企業の役員秘書をしているというバーテンダーの女性が、こう言いました。

「その秘書がどういうつもりで言ったかはわからないけど、私の会社でそんなことを思う社員は一人もいません。うちは三人から始めたITベンチャーで、今でこそなんとかもう少し上場まで来ましたが、立ち上げた最初の数年は休みはもちろん、給料だってまともに出たことはなかった。まして、休みの日に私用で連絡されたならまだしも、その上司(ましては社長)は、休み返上で仕事をしていて、その連絡ですよね・・。だったら、悪いけど土日しっかり休みがある公務員になって休日を楽しめばいい・・」

と、そうしたら隣にいたもう一人のバーテンダーさんが(女性)

「失礼なこと言わないでよ。私だって公務員だけど土日はほどんど仕事が入って出勤させられている。もちろん、有給消化がうるさいんで平日休みは強制的にとらされているけど、そんな時でも仕事が気になって仕方がない。あ、もちろん、このバイトは内緒で(笑)・・」

正直、幼いころから夜中の1時に帰宅して、朝5時には出ていく弁当仕出し屋業を営んでいた両親に育て上げられ、就職してもそれこそ365日、24時間稼働の編集者を経験し、これまでONとOFFの境目なんてありませんでした。

今日も日曜にもかかわらず出勤して、今もその合間にこのブログを書いています。

なので、バーテンダーさんたちの意見に『ごもっとも!よく言った!!』です(笑)

ただ、友人は何をそんなに怒っていたのだろうか・・。とふと思ったとき・・・、

たぶん、自分が仕事しているのに、休んでいる社員に腹を立てている・・・のではなく、

ましては我々の若いころ、または、前述のベンチャー企業に勤めるバーテンダーさんみたいに休むくらいならがむしゃらに働くという義務感や責任感をもとめている・・・

のでもなく、ただ、一言、いや言葉に出さなくても『本当にお疲れ様です』って思ってほしかったんじゃないのでしょうか??

でも、そんなふうに相手のことを思える関係。本当に『お疲れ様』と思える愛情、信頼・・・。

それは、やはり親子や夫婦、恋人同士以外には、共通の目標や目的をもつ同士でないといけません。無償の愛、でなければ、とことんお互いを分かり合うか、わかってもらうまで妥協してはならないでしょう。

それが、そのまま『絆』という言葉で表現でき、そんな『絆』の本数があればあるほど、さらなる『絆』の構築も可能になります。

いまから、ここから、一度しかない人生、あなたはこれから何本の『絆』を結べますか??

※写真と本文内容は直接は関係ありませんが、私にとって『絆』で結ばれている大切な親友たち(ビフォー・アフターです(笑))

永瀬義規

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