学生の激闘を見て柔道の素晴らしさを再認識

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先ごろ行われた世界選手権やアジア大会の日本代表にも
多数の大学生が出場しており、
盛り上がりを見せている学生柔道ですが、
先週末には学生最高峰の個人戦、全日本学生柔道体重別選手権大会が、
日本武道館で開催されました。

世界選手権やアジア大会の代表選手があまり出ておらず、
顔ぶれ的にやや寂しい階級もあったりはしましたが、
世界選手権代表選手が早々に敗れる番狂わせもあり、
目の離せない好試合の連続でした。

そんななか、一番の盛り上がりを見せたのが100㎏級の決勝、
日本大学・制野孝二郎選手と天理大学・石内裕貴選手の試合でした。
二人の試合は、5分の試合時間では決着がつかず、
ゴールデンスコアの延長戦に突入しました。
制野選手が内股を仕掛ければ、石内選手もすぐさま払腰で応戦、
石内選手が内股を掛ければ、制野選手は負けじと小外掛け。
本戦からの激闘は、延長戦になって、さらに激しくなり、
二人の意地や負けん気のぶつかり合いに、見ている者もヒートアップ。
どちらかが、少しでも弱気になれば勝負が決まる――。
そんな緊張感のなか、二人は戦い続けました。
力を振り絞って戦う二人。熱を帯びる会場。
まさに、手に汗握る一戦でした。

最後は、両者がもつれて倒れたところで、
制野選手が石内選手を上四方固に抑え込んで一本勝ち。
抑えられた石内選手に、もはや逃れる力は残っていませんでした。
トータル9分5秒の激闘。

死力を尽くした二人には、会場中から
惜しみない拍手と声援が送られましたが、
柔道の素晴らしさを改めて感じることのできた
本当にいい試合でした。

スポーツひのまるキッズ事務局 林

※この試合(大会)の模様は、10月11日 夜8時~10時に
BS11で放送されますので、ご興味を持たれた方はぜひ。

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