いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その74:おばちゃんのこだわりにプロを感じた防府駅での出来事)

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先日、ひのまるキッズ中国大会の営業で、初めて降り立った山口県防府駅で…。

遅い昼飯で入った駅のうどん屋さん。

『特製』に目を奪われて頼んだのは『丸天うどん』。味は本当に美味しかったのです。

が、その時の出来事です。

私の少し後に入ったお客さんが「天ぷらそばください」って言ったら、お店のおばちゃんが

「ちょっと前に間違えちゃったそばがあるんだけど、サービスするから、それ食べてくれる?」

ん??

実は、私と同時くらいに来たお客さんの注文と私の注文でゴチャゴチャになり、そばを一つ多く作ってしまったとのこと・・。

でも、そうだったら、あまり時間もたっていないのだから、天ぷらそばのお客さんに対して何食わぬ顔をしてその間違えたそばを出せばよかったのに、正直に事情を話をして、挙句の果てに・・

「卵もサービスしておくわ!」

とカチンと生卵を割って入れてくれていました。

サービスを受けたお客さんは、最初は、合点がいかなかったようですが、

時間が経つうちに

「いや~悪いから金払うよ、、」を連呼していました。

でも、そのおばちゃんは

「いや。私が間違えたのだし、出来立てを食べてもらえなかったのだからお金をもらうわけはいかない」って最後までそれを固辞しました。

結局、全部食べたおじさんは終始ニコニコしながら、「いや~悪いな~」を連発していました。

そして、最後に

「また来るね!本当にご馳走様!!!」

といって店を出ていきました。 この瞬間、『絆』が結ばれました・・・。

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正直、最初はそのおばちゃんに対して

どうせ雇われなんだから、出しちゃえばいいのに・・
経理処理はどうするのかなぁ・・

なんて、考えていた自分でしたが、そんなことが最初に頭にうかんだ自分自身を本当に恥ずかしく思いました。

おばちゃんは、お客さんに出来立てのそばを提供するということが、一番大事なことだと知っていたんだと思います。
ならば、そばを捨てて新しいのを出せばいい、という人もいるかもしれませんが、

たぶん、おばちゃんにとって精魂込めたおそばを捨てるに忍びなかったのでは・・。
だから、選択肢として、お客さんに無料でそれを提供するという決断に至ったのだと勝手に思いました。

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出来立てをお客さんに提供する
作った商品を大切にする
出来事を真摯に受け止め素直に非を認める。

あのお客さんは、必ず店に再来すると思います。

私も次回は、どんなことがあってもお腹を空かせてこのおばちゃんの、今度は天ぷらそばをいただこうと思っています(笑)

いまから、ここから、勉強することは無限にあります。

永瀬 義規

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いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その74:おばちゃんのこだわりにプロを感じた防府駅での出来事)” への1件のコメント

  1. どの様な仕事でもプロ意識を持ち合わせた方は沢山居ますね。
    自分もそうありたいです♪
    主婦&母のプロ(〃ω〃)

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