先日、公私ともにお世話になっている人生最大の師匠、佐藤宣践先生と新年のご挨拶と近況報告ということでお会いしました。
じっくりお会いするのは、なんと一年ぶり。
本当に久しぶりにお会いできたことで、2時間近く一方的に話しまくりました(笑)
先生は、その話をうん、うん、と真剣に聞いてくださいました。
そして、一言。
『永瀬、俺はもう71歳。これからは枯れていくのみ・・・。体力的にも精神的にもガタがきているよ・・。
でもな、自分の人生を振り返って50台が一番仕事ができた。60歳になったらガクッとくるけどね(笑)』
先生が私の歳、19年前といえば1996年、そうアトランタ五輪の年でした。
前年の幕張世界柔道のためにアメリカから先生にほぼ強制的に帰国させられた私は、その年、アトランタの地に先生とご一緒していました。
そこから4年後の、先生は日本選手団総監督、私も二回連続のプレスアタッシェとして参加したシドニー五輪までとにかく、先生の背中を追っかけるのに呼吸も忘れて必死になっていたことを思い出しました。
最近、特にこの一年、公私ともに疲れがひどく、
もう自分の人生は終わりが見えてきて、どう整理をするか・・みたいなことばかり考えていました。
でも、先生とお会いして、
おいおい、やっとあの時の先生の年齢に追いついたばかりじゃないか!
これからが勝負なんだ、と熱いものがガツンガツンと込み上げてきました。
先生が越えてきた試練、先生が築いてきたもの、先生が残してきた実績。すべてにおいてこれからの私にとって挑戦に値するお手本であり、何一つ、追いついていないのが実状。
先生に追いつき追い越すには、この先、もっと凄い試練が待っていると思います。
神様は乗り越えられる試練しかその人には与えない、と聞きます。
ならば、神様に認めてもらい次の試練を与えられるまで、当時の先生に負けない努力をし続けなければなりません。
そのためにも心身ともに充実させ、今まで以上に一日一死の思いで生きていこうと思っています。
いまから、ここから、師匠との勝負は始まったばかりです。
永瀬 義規
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