こんばんは、スポーツひのまるキッズ事務局の原です。
以前このブログで「感謝することの素晴らしさ」という内容で書かせていただいたことがありました。
年齢のせいなのか、色々と経験してきたからなのか、段々と人への感謝の想いは機会も増え、その想い自体も大きくなっているように感じていますが、
まだまだ照れくさかったり、周りの目を気にしたりで、しっかりと直ぐに感謝の想いを伝えられていないことが多いと思いました。
これは、先日あるブログで松下電器産業の創業者、松下幸之助さんの逸話が載っていて、それを読んで感じた事です。
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新幹線に乗っていた夫婦が、すぐ近くの席に松下幸之助が座っていることに気がつきます。
夫は彼の大ファンで、どうしても挨拶がしたいと思い、声をかけようとします。
しかし、理由もなく話しかけても、相手にしてくれるかどうかわからない。
そこで妻が、みかんを差し入れて、きっかけを作ればいいのでは、と提案。
夫はさっそくみかんを購入し、彼に差し出すことにしました。
彼は、この申し出を快く受け入れ、嬉しそうに「これはありがとうございます」と言って、その場で皮をむいて食べはじめます。
夫はみかんを渡せたし、あの松下幸之助と話すこともでき、大満足で自分の席に戻りました。
そして、もうすぐ京都に着くという時です。
彼は夫婦の座席にやってきて、「先ほどはありがとうございました。とてもおいしかったです」と頭を下げました。
天下の松下幸之助が、下車する前にわざわざ挨拶をしにきてくれたと、夫婦は感動します。
しかし、話はまだ終わりませんでした。
京都駅で降りた彼は、その夫婦の座席が見える窓のところまで来て、深々と頭を下げ、夫婦の姿が見えなくなるまで見送ってくれたのです。
夫は彼の行為に涙します。
そして、家に帰るとすぐに電気屋さんに連絡。
自宅の電化製品すべてをナショナル製品に変えたそうです。
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いかがでしょうか。
松下さんみたいに一つの行動で、相手を感動させるような影響力はありませんが、せっかくありがとうの想いがあるのであれば、しっかりと伝えてあげることが大切なのだと思います。