九州大会保護者の部の感動裏話

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スポーツひのまるキッズ九州大会の保護者の部。
今回もお父さん、お母さんが、子供たちの声援を受けて、
とても素晴らしい試合を見せてくれました。

お父さんやお母さんを応援する子供たちの一生懸命の大声援。
技をかける度に沸き上がる大歓声。
本当に、大盛り上がりでした。

今回、保護者の部として4試合が組まれましたが、
実は、エントリーの締め切り時点で、女性は楠見真由美さんお一人でした。
大会事務局では、なんとか相手を探そうと
宮崎県柔道連盟に相談したりしたのですが、
楠見さんは、宮崎県のシニアの大会で
優勝するような実力者ということもあり、
相手探しは難航しました。

時間はどんどん過ぎ、大会プログラムも締め切り間近となり、
「もう試合を組むのは難しいから、
楠見さんにお詫びの連絡をするしかないか……」
大会事務局は、そんなあきらめムードになっていました。
それでも、最後の望み…と昨年の大会に出場していた福岡の白垣幸子さんに、
ダメもとで連絡をしてみたのでした。

すると、子供は出場させているものの、
自分自身は今回出る予定でなかった白垣さんは
「誰か対戦できる人がいないかあたってみます」と
相談に乗ってくださいました。
白垣さんは、昔からの知り合いだという楠見さんにも直接電話をしたそうで、
そこで、「子供が6年生で、これが最後のひのまるキッズなので、
ぜひ子供の前で試合をしたい」という気持ちを聞いて、
「相手がいなくて試合ができないのは気の毒だ。それならば」と、
自ら対戦相手を買って出てくれることになったのでした。

試合は、素晴らしい攻防の末、引き分けでした。
試合中のお二人は、真剣ながらもどこか楽しそうで、
試合中に見せた笑顔が、とても印象的でした。

試合後は、お母さんとして、
子供たちと笑顔で写真に収まっていたお二人。
お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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(写真上:試合中の白垣さんと楠見さん 写真中:楠見さん親子 写真下:白垣さん親子)

ひのまるキッズ大会事務局 林 毅

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