4年生女子の堂々とした話っぷりとその内容に感動

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日曜日の絆ブログ(ひのまる社長の独り言)にもあったように、
今回のひのまるキッズ関東大会には、
宮城県亘理郡山元町の親子をご招待させていただきました。

いつもは、大会に参加した子供たちに、
震災のことや被災地の現状を少しでも知っていただき、震災の記憶を
風化させないようにしたいという思いから、
開会式で、ご招待させていただいた選手の代表者に、
東日本大震災のことを少し話していただいているのですが、
今回、ご招待した選手は一番上が4年生の女の子ということで、
みんなの前で話すのはちょっと荷が重いかなと、
指導者の南條幸夫先生とも話して、今回はお話はやめて、
招待チームのご紹介だけにしようということになりました。
ところが、大会直前になって南條先生からお電話があり、
せっかくの機会なので、ぜひやらせてほしいと言っていただき、
急きょ、実現することになったのです。

ご招待チームの皆さんは、大会前日の午前中に神奈川入り。
発表する4年生の岩渕ひかりちゃんは、おっとりとした、
ちょっと内気な女の子という感じ。
「大丈夫かなぁ」と、我が子のことのように
心配になってしまいました。

そして大会当日、開会式。ひかりちゃんの出番。
いやぁ、驚きました。
堂々とした話しっぷり、そして、話の内容も感動的でした。
選手だけで約650人、ご父兄、観客、関係者、合わせれば
ゆうに2000人は超える人の前でのあの落ち着きよう、
ひかりちゃんのお母さんも、驚くとともに
とても嬉しかったそうです。

試合は、残念ながら1回戦で負けてしまいました。
今まで、試合で負けてもあまり悔しがったり、
感情を出すことがなかったそうですが、
今回ははじめて号泣していたそうです。
ひかりちゃんの中で、
きっと大きな成長があったのだと思います。

ご招待させていただいた選手が初戦で負けてしまうと、
なんか、逆に申し訳ないような気になってしまいます。
でも、指導者や保護者の皆さんに
「本当にいい経験をさせていただきました」
という言葉をいただいたり、
大会からしばらく経ったあとに、「県大会で優勝しました」とか、
「中学に入っても柔道頑張っています」
というようなお話を聞くと、本当に嬉しくなります。

今回の関東大会には、以前に、別の大会でご招待した
岩手県の時習館道場の親子も、はるばる大船渡から参加してくれました。
前日の練習会から参加し、ひのまるキッズの大会を通じて、
友達もできたという話も聞き、
心がほっこりと暖かくなると同時に、
改めて、柔道の素晴らしさを実感したのでした。

スポーツひのまるキッズ大会事務局 林

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