他の武道から学ぶ

こんばんは、ひのまるキッズ事務局の原です。

今後、道場をやっていく上で、他の武道のことを学ぶことで、柔道にも当てはめられることが発見出来るかもしれないと剣道のことを知りたいと思い、ちょっとだけ調べてみます。

小中学生時代は武道館の1階が柔道、2階が剣道、高校時代は手前が剣道、奥が柔道と常に踏み込みの足音とともに竹刀のぶつかる音や大きな掛け声、そして、小手や袴の半端ない汗臭さに親しみを覚えておりましたが、私も学生時代は柔道ですら、スポーツとしてしか考えておらず、剣道の理念や心構えなど知る由もありませんでした。

1.剣道の理念

剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である

2.剣道修錬の心構え
剣道を正しく真剣に学び
心身を錬磨して旺盛なる気力を養い
剣道の特性を通じて礼節をとうとび
信義を重んじ誠を尽して
常に自己の修養に努め
以って国家社会を愛して
広く人類の平和繁栄に
寄与せんとするものである

--------------------------------------

剣道は、剣の理法の修練。

修練の目的は人間形成だという事だと思います。

そして、剣の理法というのは、「剣」を扱う上で、「当然の結果を生み出す法則」

なので、剣道では、フェイントという技術は評価されないようです。

フェイントというのは、色んなスポーツや柔道でもよく使われる技術ですが、剣道では、当然の結果を生み出す法則を修練しているので、フェイントを使っての成功は、偶然な結果でしかないとみなされるからだそうです・・・・。

そして、剣道修練の心構えについては、昇段審査の学科試験に出るようで、それぞれの解釈を答案用紙に書いてもらうそうです。

(回答例)心身両方の充実を目指す、人間形成の道である。相手に勝つことよりも相手を重んじることが優先され、そうであるからこそ、技やテクニックだけではなく、礼節についての指導にも重きを置かれる。これらは剣道を離れた生活のあらゆる場面においても活かされるものである。剣道を通じて人間としての成長を目指すものであり、これは尽きる事無く永遠にさらなる向上を追い求めるべきものである。

柔道でも昇段審査で、こんな学科試験があれば、もっともっと柔道の価値が高まるのではないでしょうか!

ただ、そんな剣道の世界でも、剣道の理念や剣の理法について、語れない指導者が増えていっているそうです。

柔道の目的や技の理念というものを、しっかりと子供たちに伝えられている道場がどのぐらいあるのだろう??

講道館のホームページでは、「嘉納治五郎師範の教え」として、柔道家として知っておくべき情報が掲載されています。まだ見ていない方は是非ともご覧ください!

http://kodokanjudoinstitute.org/doctrine/

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です