おはようございます、ひのまるキッズ事務局の原です。先週末は秋田県立武道館に全日本実業柔道団体対抗大会の競技役員としてお手伝いに行って参りました。
この大会は実業団の選手にとって、唯一の団体対抗の大会です。
企業スポーツとして取り組んでいる会社の期待度は高く、選手たちも一致団結し、それぞれの看板を背負って戦うため、個人戦以上に盛り上がります。
試合を観る側の楽しみとしては、個人戦とは違いチームとしての勝負になるので、その場面場面でお互いの役割に応じた試合をしなければならず、時には勝率の高い相手との試合でも負けない試合に徹したり、何としても勝たなければならない場面では、個人戦以上の集中力を発揮する選手を発見することがあります。また、一部の試合では、一流選手の無差別の戦いをみることも出来るのも、この大会の楽しみだと感じています。
そんな魅力的な全日本実業団体対抗大会ですが、地元秋田県内での認知度の低さが非常に残念でした。
せっかく、一流選手が参加して、全日本クラスの試合を観ることが出来る機会と言うのに、観客席には、ほぼ、各企業の応援団やクラブチームの応援団だけで、道場で観戦に来ているような子供たちの姿も全く見ることはありません。
今、柔道界では、子供たちの柔道はなれが深刻な問題となっています。それは、ひのまるキッズで各地の先生方と話をしていて明らかです。
全日本実業団体対抗大会は、毎年、全国各地をまわって大会を開催しているので、是非とも、せめて、同県の柔道連盟が主導権を持って、道場への告知や大会内でのイベントなども検討していただければと希望します。