いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その104;52歳にして人目をはばからず流れ出た悔し涙)

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本日、全日本学生優勝大会が日本武道館で行われました。

前日から上京していたひのまるキッズスポンサー社長とのアポイントメントを午後にずらしていただき、朝一の母校の試合に駆けつけることができました。

本日初戦の相手は、鹿屋体育大学。

最近、若い監督のもと、メキメキと実力をつけている強豪で、下馬評では、中大不利との話でした。

そして・・・

結果は、2点取られて、1点取り返し、大将戦で一本勝ちすれば同点で代表戦・・、と期待がかかったものの惜しくもとりきれず1-2の惜敗。

大将戦終了のブザーが鳴り、母校の敗北が決定した瞬間に微動だにできなかった主将の姿をただただ茫然と見つめている自分がいました。

そして、控室。 たどりついた共同スペース。

外には天理、すぐ隣には東海大学のメンバーが控えている部屋の端っこで、すでに矢嶋監督の話が始まっていました。

私は、もちろん、コーチでもなんでもないので、入り口のところに立ち、選手の輪の外で監督の話に耳を傾けていました。

そして、いつもの癖で、入り口に脱ぎ捨てられていたスリッパ、靴をせっせと揃えていました。

途中から、天理大学の選手も手伝ってくれたため履物がきれいに並べられたころ、話は三矢コーチに・・。

私は再び、選手の輪の外からそれに耳を傾けるしかありませんでした。

そして、コーチの話が終わってその場は静まりました。

初めてそれぞれの後輩たちの顔をしっかりとみることができたその時、

え??

なんで俺が・・・、

涙が止まらないのです。

隣にいた東海大の学生に不思議そうに見られている。俺の親友の息子が見てる、国士舘の先生がいる・・・、おいおい、俺は一体いくつなんだ。そして、なんで涙が止まらないんだ・・・。勘弁してくれよ、一応、立場もあるし・・・。

正直、泣くくらい彼らの面倒を見た覚えはありません。彼らもそう思っているでしょう。

でも、止まらないんです。悔しくて、悔しくてたまらないんです。

そして、思い出しました。

かつてこれとおんなじ気もちになった時・・。

それは、今から18年前の同じ大会。

東京学生に初優勝し、3度目の中大日本一は絶対だと言われていたのにもかかわらず、準決勝でまさかの敗退・・。この時は反省懇親会で司会を務めながら号泣してしまいました。

親友、青井の涙を見たのもこれが最初で最後です。

でも、その3年後に念願の日本一に輝いた時には、不思議と涙を流したかどうかは定かではありません。

今日負けた学生、そして監督・コーチのほうが悔しいに決まっています。わかっています。でも、涙が止まらず、結局、後輩たちに一言も言葉をかけることなく、武道館を後にしてしまいました・・・。

私にとって中大柔道部は何事にも変えることのできないものであり、誇りです。私の人生そのものです。

なので、実際負けたのが何十歳離れている後輩であろうが、なんだろうが、悔しいのは悔しいです。

こんな終わり方も変ですが、悔しさいっぱいの独り言はここで終わりにします。

読んでもらったみなさん。失礼しました。 あ~あ、書いているうちに涙がまた出てきました(^_^;)

いまから、ここから、絶対に下記の写真(18年前の東京優勝、一番嬉しかった)の再現を後輩と勝ち取ります!!そして、写真のように右手を思いっきり突き上げます!!!!

P.S. 筑波大優勝凄いです。永瀬君、俺を抜いたな(笑)

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永瀬 義規

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