「お父さん(お母さん)は、子供の頃、全国大会で○○選手と試合したんだよ。そう、これがその記事でね…(笑)」
子供たちが大人になったとき、自分の子供に胸を張ってこう言える大会を作りたい。今から28年前の新入社員の時に 社内プレゼンでこう言い切り、スポンサーもスタッフも一から集めたのが近代柔道杯中学生柔道大会でした。
世界5か国から招待し、テレビ放送もするようになりました(残念ながら今は、縮小したみたいですが…)
でも、なんか違うぞ、という気持ちが回をおうごとに、大会が大きくなるたびにムクムクと沸いていました。
そんなとき、熊本のある先生に言われました。
東京は遠かけん、阿蘇の山奥から来られんもんね。
確かにそうだ。ならば、次の大会は集めるのではなく、我々が行く。頂点は一つだけど、三角形の底辺は限りなく広い、最後は各家庭にも行くつもりで臨もう…。
お陰さまで、今月の15日の東海大会でトータル30回を迎えることができるひのまるキッズ。
スポーツを通じて子供たちに夢を提供し、親子の絆を深めるイベントとして少しずつ定着してきました。
ただし、これはまだまだ始まりにすぎません。三角形の底辺は限りなく広いんです。
いまから、ここから、こだわりを持って愚直に突き進むのみです。
永瀬義規