こんばんは、ひのまるキッズの原です。
先日、中学校、高校の体育系の部活動についての記事がありました。
http://lite.blogos.com/article/152815/
全体的にどの競技も人口減で減ってはいますが、柔道の減り具合はあまりに酷く、15年間でほぼ半分に迫っています。
柔道界では、近年様々な問題が明るみになりましたので、その影響が数字にあらわれているのだろうと思いますが、どういう要因と現状があるか私の主観で並べてみました。
①競技別での死亡事故の統計で、柔道は人口比での発生率が高い。 →危険なイメージで競技者が減少(他の競技へ)
②専門スキルを持った指導者不足と体育系部活の選択と集中という時代背景。 →子どもの減少に伴う教員採用の減少や学校側のリスクマネジメントによる廃部
③柔道界の様々な問題が発生したことによるイメージダウン →新たに柔道を始める子どもの減少
嘉納先生という教育者によって、人間教育を目的として創始された柔道が、学校という教育の現場から排除されつつあります!(思い込みであって欲しい)
これは、嘉納先生が創始した柔道を、後継者である我々が競技としての柔道だけを継承してきた結果だと感じています。
嘉納先生は、『講道館柔道は「精力善用」「自他共栄」を基本理念とし、競技における単なる勝利至上主義ではなく、身体・精神の鍛錬と教育を目的としている。』
また、
『柔道修行の目的は、攻撃・防御の練習によって身体を鍛練して強健にし、精神の修養につとめて人格の完成をはかり、社会に貢献することである』と示されています。
柔道を愛する一人として、競技力向上だけではなく、柔道の素晴らしさをもっと勉強しなければならないと強く感じました。
そして、今回ブログを書くにあたって、勉強になった嘉納先生の教えを共有させていただきます。
http://kodokanjudoinstitute.org/words/201406/