今日からパラリンピックが始まりました。
9月19日朝(日本時間)の閉会式までの12日間で、
22種目の競技で熱い戦いが繰り広げられます。
今朝の開会式も、オリンピックの開会式に負けないくらいに、
華やかで、工夫が凝らされていて、素晴らしいものでした。
さて、私がリオ・パラリンピックでとくに注目しているのは、
「視覚障害者柔道」と「ボッチャ」です。
中でもボッチャに出場している高橋和樹選手の活躍には、
非常に注目しています。
実は、高橋選手は元柔道選手。
小・中学時代は、県大会、関東大会で優勝、
全国大会に出場するくらいの実力者でした。
それが、高校2年の夏に柔道の試合中に頸椎を損傷し、
鎖骨から下の感覚を失ってしまったのです。
その後、大学を卒業し障害者のための自立生活センターで働いているときに、
東京パラリンピックの開催が決定し、
重度障害者でも世界を目指せるボッチャを始めたのだそうです。
最初は、日本の小さな大会でもボロ負けしたそうですが、
そこで持ち前の「負けん気魂」に火が付き、
「強くなるには練習が一番、人の倍練習をしなくては強くならない。
毎日の生活の中でも、人の倍、ボッチャのことを考えなくては強くなれない」
高橋選手は、柔道に取り組んでいた頃に感じていた
“熱い気持ち”や“勝負する気持ち”、“負けた悔しさ”を感じながら、
ボッチャに取り組み、日本選手権初出場初優勝。
世界選手権でも準優勝し、リオ・パラリンピックの
キップを手にしたのでした。
先日、たまたま高橋選手を紹介するインタビュー記事を見て、
柔道仲間のチャレンジを、心から応援したくなりました。
テレビで放送されるのかどうかはわかりませんが、
東京から精いっぱい応援したいと思います。
※高橋選手のインタビューは下記に掲載されています。
NHK福祉ポータル『ハートネット』
パラリンピックを盛り上げよう。Road to Rio
http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3300/245091.html
以前に紹介させていただいた、弊社で制作した
『リオデジャネイロ五輪まるごと観戦ガイド』でも
取り上げさせていただいた『ウィルチェアラグビー』、
『車いすテニス』、『車いすバスケ』も楽しみですし、
走幅跳のマルクス・レーム(ドイツ)が
どんな跳躍を見せるのか(オリンピック記録を破るのか!?)
にも大いに注目しています。
……やばい、また寝不足になりそうです。 (#^^#)
パラリンピックの放送予定は、
http://sports.nhk.or.jp/paralympic/tv-guide/index.html
スポーツひのまるキッズ事務局
林 毅