世の中にはいろんな立場がある。立場が変われば、考えも違う。こんな簡単な原理が全く分かっていないのは寂しい限りだ。
ひどい人になると、自分の考えを一生押し通して、鉄のような「考え」のくさりで自分も縛り、他人も縛ろうとする。
『考え』の奴隷という人生だ。
が、良いとか悪いとかの考えくらい頼りにならないものはない。いつでもどこでも永遠に「正しい」というような考えは、一つもない。これは「よい」あれば「ダメだ」といったところで、時が過ぎれば、すぐに逆になってしまう。
これは、鎌倉時代の禅僧で日本における曹洞宗の開祖である、道元の「善悪は時なり」という言葉の解釈。
ある人との貴重な時間を終えて、同席した後輩が、なぜかいまいち会話の中身に腹落ちしない私に送ってくれたメッセージでした。
私はかねてより、
一度決めたら必ずやり遂げる。絶対にあきらめない。できるまでやる!
と言い続けている人間であり、それが自分自身のモチベーションを高める根幹にあります。
ただ、特にこの10年。そのためにどれだけのものを失ったか・・、自分だけなら自業自得ですが、どれだけの人に迷惑をかけたか・・、を考えると夜も眠れません。
正直、悪いなりにも少しづつ事業は好転し、今回、ありがたいスキームによってある意味『軌道に乗った』と感じつつあります。
前回の独り言でもつぶやいたように、これは支えてくれたみんなのお蔭であり、続けてきたことが導いた結果だと心の底から思っています。
でも、その『結果』はもしかして、自分の考えに固執せず、時の流れを読み、周囲の意見を聞き変化を恐れず対応していたら、もっと早いうちに手に入ったかもしれません。
勇気をもって、誰よりも先に、人と違うことをする
弊社のポリシーですが、これこそまさしく、
勇気をもって、誰よりも先に、善悪の見極めを率先する
と言いかえることができてこそ本物・・・。
出張先。朝の番組では外交問題についてある人が、
「犬の鳴き声。日本ではワンワンですが、韓国ではモンモン。。同じ人間でも様々な解釈が生まれます。そんな時、『うん、確かにモンモンとも聞こえるな!』と思って対応するのが外交ではないでしょうか?」
とコメントし、空いた時間に散歩した古い商店街には懐かし看板。
かつて、この看板が無くなるとはだれも想像できなかったでしょう・・・。
今回の話の結論は、それぞれの人生にあると思いますが、少なくても私の人生
変えない信念
変える決断
変わる勇気
を見極めていこうと思っています。
そう、男で死ぬために!変わらない男気は持ちつつ!!!
いまから、ここから、善悪は時なり!
永瀬義規