先週に引き続き、母校に行ってきました。
母校で後輩から進路相談や、技術相談を受けるとき、
全てにおいて私が常に心がけていることは、
答えを引き出すのは自分の経験則からのみ
ということです。
なので、前回のここでも書いたように、そのことが逆に
自分の自慢話のように聞こえることもあるらしく、最近、
少しその手の話に苦手を覚えるようになっている自分もいます。
俺の若いころはな・・
と話をしたって、今の時代はそのころとは違うから・・
俺はその歳ではなぁ・・・
と言っても、あなたと自分は違うから・・
と相手に思われるのではないかと、どう話をしていいのか、自信を
無くしている自分もいました。
でも、今日、私の眼を瞬きもせずに真正面からしっかりと見て
話を聞く後輩に
変わらないものは変わらない
という確信を得ました。
それは・・・
母校の伝統の元で己の限界に挑戦する仲間
ということです。
それは、日本一になろうが、一回戦負けだろうが、
強い、弱い。要領が良い、悪い・・ということなんて
全く関係ないんです。
この母校の道場で、とことん己を尽せているかどうか?
ということだけでつながるんです。
そして、そのことは誰でもない『自分だけが知っていること』なんです。
周りが何を言ったって変わらないんです。
その結果の話をしているのではなく、その目標のためにどれだけ己を尽せたか
が一番大事で、それを判断するのは誰でもない自分自身なんだ、と、伝えるだけで良いんだ、と割り切った瞬間、なんか心が軽くなりました。
それができれば、なんでもできるよ!って伝えれば良いんだと。
これは、仕事でも同じですよね。
確かに、事業には収益が必要です。収益がない事業は存在価値がないと言っても過言では
ないと思っています。
ただ、その収益を上げるために、そこに向かってどう努力したのかが一番大事。今、自分の仕事に対して『とことん己を尽せた』と思えたらそれで100点。
その環境つくりが自分のやるべきことだとそれ以上に思っています。
その環境つくり、結構大変です。そして、何より今現在『うん、俺はとことんやっている』と思えるモチベーションを保つことが経年劣化により難しくなりつつありますが、やり切る覚悟はできています。
まずは来週のひのまるキッズ東北大会。同じ日、東京学生優勝大会で母校の名誉をかけて闘う後輩たちに負けないように己を尽していきます。
いまから、ここから、やっているかいないか、知っているのは自分だけです。
永瀬義規