12月14日、亡き母の『三回忌法要』を執り行いました。
集まった親戚と共に何とか無事に終わらせて、昼食会では、生前の母、父の話で大盛り上がりでした。
そして、先日売却された実家を跡地を訪れました。
今から、42年前。
「おい、義規。決めちゃったよ! でもすぐにローンを支払って次はもっとでかいところだ!」
と、中学上がったばかりの私の肩を抱き、破顔一笑で力強く話してくれた父。
「でっかい買い物しちゃったよねぇ~」と心配そうな言葉とは裏腹に満面の笑みでそれに応えていた母。
脱サラしてお弁当屋さんを始め、本当に年中無休で働き、働き、手にした我が城を前にしたときの彼らの感動は計り知れないものだろうと、経営者になった今、実感している。
そんな思い出いっぱいの家。
無くなってしまい、妹とその場に立って、両親の努力の結晶を守り切れなかった自分自身に情けない気持ちでいっぱいにはなったけど、思い出は自分たちの心に大切にしまっていこうと思います。
偶然にもその日は、妹の51回目の誕生日。
高校を卒業して出ていった私なんかより、ここで青春時代を過ごした妹の方がもっと悲しい思いはあったとは思います。
三回忌は亡くなった方が天国へ行けるように、残った者たちでお願いする『追善供養』だそうです。
私にできること。
両親に胸を張れるように、日々、一生懸命いきること。
育ててくれた両親、支えてくれた家族、親戚、そしてこの日を与えてくれた神様に・・
「ありがとう」という感謝の心
ですね。
いまから、ここから、一日一生、無駄にはしません。
永瀬義規