がんばろう宮崎! 大会関係者からのメッセージ

◆宮崎県柔道場連盟 会長 児玉俊悟
今回の口蹄疫問題で、道場連盟に加入している道場で県内の体育館などの公共施設を利用している道場が多く、練習中止となった。また九州少年大会、全国大会などへの出場取り辞めなど、大きな影響がありました。
特に口蹄疫発症区域内にある道場では、多くの友達が練習すら全く出来ない状況でしたが、みんなで何が出来るのだろうかと考えたところ、とにかく市内外への移動禁止を含め、消毒など防疫関係に大変関係に大変気をつかいました。

がんばろう宮崎!今回、2回目のスポーツひのまるキッズの大会では、県外からも多くの子供達に参加してもらいますが、口蹄疫問題で、全国の方々から多くの激励、支援をいただきました。
県内の参加者においては、これらの激励、支援に応えるため、感謝の気持ちを持ちながら、九州各県の子供達と元気に闘うことを願っています。
私が指導する、宮崎地区柔道教室から17名の子供が出場します。みんな少しずつ実力をつけてきていますので、「一つでも上を。」という目標を持って頑張ります。
又、九州大会ですので、九州各地に友達をいっぱい作って欲しいと思います。

◆宮崎県柔道連盟 理事長 岩田勝彦
宮崎県は、今年、これまで日本国内では例を見ない大規模な口蹄疫感染により畜産農家の皆さんはもちろんのこと、県内のあらゆる職業の方々においても長期間にわたり大きな被害を受けました。
この間、全国各地の多くの方々から感染拡大防止と早期終息、一日も早い復興を願う言葉、いろいろな形でのご支援、ご協力が寄せられました。
私達、スポーツ関係団体も何か「力」になる事はないかと考え、指導者、競技者も理解をしてもらい、練習や各種大会、行事等を自粛あるいは中止する事で感染の終息宣言の日を待ちました。
この事は、苦難や困難の状態にある人の立場になって考えてみる、そこに思いを寄せて「精力善用」の理念で行動を起こすということでもありました。
さらに広くとらえれば、社会や人生において困難や予想だにしないことに遭遇しても「自他共栄」の精神のもと、忍耐強くこれに立ち向かい、克服していく勇気と態度を養うことの大切さを認識する機会であったと思います。
そして、今、これらを実感するような数々の温かいご支援や助成の手がスポーツの現場にも差し伸べられている現状に深く感謝しながら宮崎県民らしい明るさと元気を取り戻しています。
勝負ごとの現場では「ピンチをチャンスに変える」、「敗戦の中に飛躍(勝利)の芽が育つ」と言われます。胸を張り、目線を上に、がんばろう みやざき!

◆『宮崎県における口蹄疫は、今までに体験したことのないことでした。
人が集まる建物はほとんど閉鎖され、スポーツ教室などの練習を楽しみにしている子供たちは、今まで当たり前のように練習が出来てたのに、ある日突然しばらく休みになると聞かされア然としました。
ほとんどの大会や、集会、講演会などイベントが中止となり、人々は何を目標に生活して行くのか?と路頭に迷う日々の連続で、出口の見えないトンネルでした。
畜産農家はもとより、お祭りごとがなくなると、それに付随する業者や関係者も精神的、経済的にも冷え込み、落ち込みました。長引くほどに二次被害、三次被害の影響も露呈するカタチとなり、街中から人々がほとんどいなくなったことは過去にあったのだろうか。
県外の方々からの応援や支援、激励もたくさん頂いた一方では、県外に出かけたら、残念ながら宮崎ナンバーお断りの表示や言葉を言われたとも聞きました。
宮崎県民は、それでも諦めませんでした。いつも笑顔で普段にも増して元気良く生活しながら、いつか必ず復興して、また南国宮崎の明るく朗らかな宮崎県に戻ると信じ続け頑張りました。
皆様方のお陰で、今は元気な宮崎県に戻りつつあります。そんな状況の中、九州大会をあえて、ここ宮崎で開催して頂いた運営会社の方々、また、九州各県から大会に参加して頂いた方々に感謝申し上げます。どうもありがとうございます。

◆今回の口蹄疫被害に関して私自信初めて聞く言葉でした。
その内各マスコミで大きく報道され始じめられて、口蹄疫の壊さを知ると同時に、まずは酪農家の方々の大変さ、図り知れない被害、金銭面、心的被害などが伝わってきました。
市内を結ぶ道路には何十ヶ所もの消毒場所が設置されました。
時間が経つにつれ、更に、宮崎県全体が口蹄疫に、飲み込まれるが如く、移動規制、地区によっては学校閉鎖、イベント中止など、人、物、の移動が麻痺状態でした。
今現状は少しずつではありますが、『頑張ろう宮崎』を合言葉に元気な宮崎県になっています。
そんな状況の中でも、もっと、宮崎県全体を盛り上げて行こうと色々な方々が今回スポーツを通して、子供達と柔道のイベント企画を開催して頂ました事を感謝しております。
これからも、もっともっと元気な宮崎県になりますよう心から願っております。各関係者の方々、そして参加される子供達と保護者の方々本当に有り難うございます。

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