理想的な生涯スポーツ施設のお話し

こんばんは。
師走に入り、やっと冬らしく寒いと感じるようになりましたね。事務所でも、仕事中に暖房をつけて作業するようになってきました。
でも、寒くなると屋外で運動や体を動かすのが辛くなってくるんですよね。
30代までは、スポーツクラブの会員になり、会社帰りに一汗流しに行っていたのも一昔。。いつしか、会費を払っているだけの幽霊会員になり、あげくは退会して、もはや運動とは縁のない生活の日々。ダラダラしないで、心も体もしっかりダイエットしなくちゃ。と、頭で考えてはいるものの、実行できない駄目な大人です。
私は20年ほど、スポーツに関わる仕事をさせていただいてます。
いま、ひのまるキッズでのお仕事の他に、文科省委託事業である地域を活用した子供の体力向上推進事業に携わる機会に恵まれ、目下勉強中です。その事については、あらためてお話しさせていただきます。
先日、その打ち合わせをしている最中にふと思い出した事が。みなさん「総合型地域スポーツグラブ」というのを耳にしたことありますか?数年前、我が町にもスポーツ施設とスパが合体した施設ができ、老若男女がスポーツやスイミング、温泉を身近で楽しんでます。
地域住民により自主的・主体的に運営されるスポーツクラブが前出の地域スポーツクラブを指すんですよね。
私は10年ほど前、まだその言葉の存在さえ知らない頃、仕事でフランスのボルドーというワインで有名なところに、地域スポーツクラブの取材で行かせてもらいました。言葉で説明を聞くだけではよく分からないまま、現地について取材を始めてみると、驚きの連続。まず着いたのはクラブハウス。スポーツクラブらしからぬ、レストランも併設の素敵な建物。
そこで説明を聞き、いざスポーツ施設に入ると、ものすごい広大なグランドに建物の棟がいくつもあり、それぞれ、屋内プール、ホッケー場、体操施設ほか色々。屋外も、サッカー場から野球場、陸上トラックなど、ありとあらゆるスポーツを体験できるクラブなんです。そこにはプロスポーツ選手からナショナルチームで活躍する選手も普通にトレーニングをしているんですが、地域の幼稚園や学生達も体育の授業を受けにスクールバスで毎日やってくるんです。そして、大人が何をするかを決めるのではなく、自分達が興味のあるスポーツを体験でき、アドバイスを受けながら色々試しているうちに、自分の能力を発揮できる自分に合ったスポーツに出会えるので、アスリートが育ちやすいんだそうです。プロ選手にアドバイス受ける機会もあったりするそうで、私が行った時にもサッカー選手がトレーニング中に、子供たちに何か教えてました。もちろん、一般の大人やハンディを持った方もお年寄りも、誰でもスポーツを楽しめます。このスポーツクラブの運営をしているのは地域住民などボランティアで、スポーツしに来るのも運営するのも、地域の人々なんて。。。身近にそんなところがあれば、定義された運動をうける体育じゃなく、運動をする本人も楽しめ、素晴らしいアスリートを発掘できるのになぁ。なんて、思ったものでした。
日本ではそんな広大な施設を作れるだけの土地がない感じですが、各地で広まりつつある地域スポーツクラブ。子供達がいろんなスポーツ体験できるような場所を提供してもらえたら、世界で活躍するスポーツ選手の育成の手助けになると思うんですよね。
フランスでのお仕事、本当に素晴らしい機会をいただけたいい思い出です。写真、たくさん撮ってきたのですが、どこかにしまって忘れてしまいました(^^;
長々ととりとめのないお話しでしたが、読んでいただき、ありがとうございました!

ひのまるキッズ事務局 丸山

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